自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

19-20セリエA第17節 vs アタランタ(A) 

 日本ではM-1グランプリの裏でひっそりと行われたCL出場権を争うチーム同士の対戦。ミラニスタにとってはミルクボーイと同じように忘れられない夜になりました。

 ミランはパケタとチーム内得点王のテオが出場停止。テオの代役はリカルド・ロドリゲスが9/19のデルビー以来の先発。CFにはピョンテクではなくレオンが入った。

 アタランタは怪我が長引いているドゥヴァン・サパタの他に、ケア、アラーナが欠場。フロイラーではなく好調のパシャリッチがCHに入り、OHにはマリノフスキーが入った。

 

先発&フォーメーション

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スタッツ&控えメンバー

Atalanta Milan live score, video stream and H2H results - SofaScore

ハイライト


Atalanta 5-0 Milan | Iličić At The Double As Rossoneri Suffer Bergamo Woe | Serie A TIM

流れ

 40秒アタランタ、蹴らされたドンナルンマ。コンティがゴセンスに競り負け。マリノフスキーがべナセルをかわす。パプ・ゴメスがキープしてイリチッチへパス。LHSのPA手前からイリチッチが右足ミドル。ドンナルンマが横っ飛びセーブ。

 9分アタランタ、イリチッチから左に張っていたパプ・ゴメスへサイドチェンジ。パプはコンティに仕掛け股抜きで突破し強烈なシュート。流石のドンナルンマも成すすべなくアタランタ先制。

 14分アタランタ、ゴセンスのクロスのクリアボールを拾ったパシャリッチがPA手前からミドルシュート。バーの上に掠る。

 17分ミラン、中央やや左、ゴールから遠い位置のFK。右のスソへパス。巻いたクロスにムサッキオがヘディングシュート。左に外れる。

 32分ミラン、ドンナルンマに下げさせられたところにパプ・ゴメスがスプリントでプレッシャーをかけて蹴らざるを得ない。狙ったキックではないがチャルハノールが上手く胸で収めムサッキオへパス。ムサッキオが一気に運び、LHSにいたスソへ。スソはすぐに近くのボナベンへ。ボナベンがPA内でシュートを撃つがトロイがブロック。

 39分アタランタマリノフスキーがムサッキオを背負いながら上手くターンしイリチッチへ。イリチッチはシンプルに右サイドを駆け上がるカスターニュへ。パプが引き取りイリチッチへ。PA手前RHSからイリチッチのミドルシュート。これもドンナルンマ。

 前半はアタランタが1-0でリードして終了。

 後半頭からRRに代えてカラブリア。そのままLSBに入る。アタランタはパプとマリノフスキーのポジションを置き換えた。

 49分アタランタ、パプからマリノフスキーへロブスルーパス。ドンナルンマが飛び出しタッチラインに逃げる。しかし、ゴセンスがすぐにスローインマリノフスキーに預けリターンを受けアウトサイドカーブクロス。大外からカスターニュが飛び込みボレーシュートもミートしきれず枠から外れる。

 51分アタランタ、パロミーノから左のゴセンスへ。ゴセンスはムサッキオのマークを外しフリーになったマリノフスキーへ。コンティ、ロマニョーリを軽くいなしPA手前中央から右足ミドル。惜しくも枠外。

 60分アタランタ、ピッチ中央で受けたパプ。一気に左のゴセンスへロングパス。ゴセンスがカットインから右足を振りぬく。飛び出してきたパシャリッチが触って追加点。元ミランだからノーセレブレーションだったのか、オフサイドぽかったから控えめな喜びだったのか。2-0。

 61分ミラン、ボナベンに代えてピョンテク。レオンがLWG。チャルハノールがLIH。

 62分アタランタミランがキックオフから攻め、ケシエのシュートをブロック。こぼれ球をパシャリッチが拾うと、マリノフスキーがすぐにコンティの裏のスペースに走りパスを引き出す。パシャリッチはパスを出した後も足を止めずにスプリントで中央を走りマリノフスキーからリターンを受ける。パシャリッチから右から走ってきたイリチッチへ。イリチッチは流石の技術で戻ってきたカラブリアをいなし右足でフィニッシュ。素晴らしいカウンターであっと言う間に3-0。川勝さんが笑う。

 64分アタランタ、ゴセンスから降りてきたマリノフスキー、左に流れたパプと繋ぎ、インナーラップしたゴセンスへスルーパス。ドンナルンマが飛び出し間一髪。

 71分アタランタ、イリチッチのスーパーミドル炸裂。4-0。川勝さん爆笑。

 73分アタランタ、ドンナルンマからべナセルへのパスを狙っていたパプ。べナセルからボールを突き、こぼれ球を拾ったイリチッチからリターンを受けるがコントロールミスでチャンスを逃す。

 79分アタランタ、イリチッチに代えてムリエル。2トップの左にムリエル、右にパプ、OHにマリノフスキー。

 80分アタランタ、パシャリッチ、ムリエル、ゴセンスでLHSを完全攻略。ゴセンスの折り返しにカスターニュがシュートもドンナルンマ神。

 82分アタランタ、自陣PA近くからマリノフスキーがムサッキオの裏を狙うムリエルへロングパス。ムリエルがムサッキオに走り勝ち、飛び出しを躊躇したドンナルンマもかわし無人のゴールへ流し込み5-0。

 84分ミラン、スソに代えてサムカス。

 86分アタランタ、CKのクリアから。左サイドで受けたムリエル。PA内のジムシティへパス。ワンタッチで落としてゴセンスがシュート。ドンナルンマが弾く。

 88分アタランタ、パプに代えてフロイラー。ゴセンスに代えてハテブール。

 審判団による慈悲のAT1分。5-0の惨敗。アタランタが全てにおいて圧倒した90分だった。

 

ミラン

 完敗も完敗。前半も劣勢だったがまだ希望はあった。しかし、後半はアタランタしかプレーしていなかった。2失点目直後のカウンターアタックによる3失点目で心折れた。もはや7-0とかにならなくて助かったと言えるほど捻り潰された。

 サイドへ誘導するプレッシングを行ったが、実質0トップで数的優位を作りに来るイリチッチとパプにCBが出ていけない状況(WBが深さを作れそうな時)にされると奪うのは厳しく、1失点目の様にサイドチェンジされてしまう。パプ・ゴメスは誰にも捕まらない場所に顔を出すのが上手く、マリノフスキーは細かい動きで瞬間的にフリーになるのが上手い。ムサッキオはこの2人に終始翻弄されていた。出ていっても簡単に奪える相手じゃないため、出ていって下げさせた後のプレスが肝心。これが上手く行えた時は蹴らせて奪うことができていた。全体的にそこまで悪くなかったと思う。守備以上に攻撃とトランジションの質に大きく差があったように感じる。

 3,4,5失点目はチームというよりも個人の責任が大きいように見える。3失点目はチャルハノールがイリチッチを認識してスプリントで戻れば防げたかもしれないし、4失点目はイリチッチがスーパーではあるが、怖い左足を切って右に持たせればシュートは撃たれないだろうし、5失点目は後ろ向きで受けたマリノフスキーに対してチャルハノールが素早く寄せていればパスは出てきていないはず。

 沈黙した攻撃局面。SB以外は基本的にマンツーマンで付かれているなかで、ケシエとスソ、ボナベンとチャルハノールとレオンでポジションチェンジをしていたのは確認できた。しかし、アタランタもそんなことは慣れっこで上手くマークを引き継いで対応していた。

 8分40秒、チャルハノールのサイドチェンジからスソとジムシティの1vs1。かわせれば決定機。

 21分15秒、スソからインナーラップしPAに入っていくコンティへパス。トラップしやすいパスだったら決定機。

 23分59秒、チャルハノールから裏に走ったスソへのスルーパス。パスがもう少し短ければ決定機。

 27分、スソがコンティから引き出してRRへのサイドチェンジ。

 47分40秒、スソからDF裏の広大なスペースを狙うレオンへのスルーパス

 上記の場面は相手の狙いを外すことができたが決定機には至らなかった。ほとんどスソ絡みだった。テオがいれば個で運んでマークのズレを生むことができただろう。

 

 川勝さんから「攻撃の中心がスソとチャルハノール」的なことを言われ、CLを争う他のチームより明らかに弱いと感じさせられた。アタランタはパプ・ゴメスとイリチッチ、ラツィオインモービレホアキン・コレア、ルイス・アルベルト、ローマはジェコ、ナポリメルテンスインテルルカクラウタロ。並べてみるとより明確だ。だから本当にイブラが欲しい。未熟なチームのリーダーとしても。

 レオンの先発はピョンテクよりも無理が効くのと、スピードでマーカーを振り切ってほしい狙いがあったのではないかと推測する。しかしボールは収まらず、判断も遅く良いところなし。おまけに夜遊び発覚で一気にミラニスタからの風当たりが強くなってしまった。どうせならレビッチを使ってほしかった。

 コンティはCR7、インシーニェ、ジェルビーニョを抑えた確変期後、サンソーネ、ボガに苦しみ、遂にパプとゴセンスにちんちんにされた。これが実力か?

 

アタランタ

 チームとして迷いなく足もボールも動いていた。それが速さ、強さに繋がることを実感。

 パシャリッチ、マリノフスキーの運動量がえげつない。特にパシャリッチ。守備ではマーカーを見失う場面があったが、セカンドボールの回収にプレスバックにPA侵入に走りまくっていた。ミラン時代から謎の得点センスはあったが、今季は完全に一皮剥けた感がある。

 マリノフスキーは本当に良い。ムサッキオは全く対処できなかった。3点目の走り出し最高。

 ゴセンスも本当に良い。クロス、仕掛け、ランニングセンス、シュート。攻撃性能高すぎ。

 パプ・ゴメスとイリチッチは言うまでもなくスーパー。

 

主審Federico La Penna

 主審どころじゃないけど微妙なのはちょこちょこあった。

 

ボヤキ

 昨季のインテル戦を思い出したので貼っておく。


Atalanta 4-1 Inter | Inter Fall To A Heavy Defeat In Bergamo | Serie A