今季のコッパ・イタリア初戦。相手はカンピオナート最下位のSPAL。今季第10節の対戦ではミランが勝っている。
ミランは週末のカリアリ戦後にカルダーラとレイナの移籍が決まり、後釜としてケアーとベゴビッチを獲得。
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— AC Milan (@acmilan) 2020年1月13日
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SPALはクルティッチがパルマへ移籍し、フィオレンティーナからブライアン・ダボを獲得。
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先発&フォーメーション
ミランは弟ドンナルンマが怪我で兄ドンナルンマの出番が来た。新加入のケアーも早速先発。レビッチも久々の先発のチャンス。ムサッキオ、カラブリア、チャルハノールらが欠場。
SPALは主力組は半分くらい。ミッシローリが出場停止。ペターニャ、ファレス、フェリペ、ダレッサンドロが欠場。
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スタッツ&控えメンバー
Milan SPAL live score, video stream and H2H results - SofaScore
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ハイライト
Milan 3-0 Spal | Milan enjoy comfortable win | Round of 16 | Coppa Italia
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流れ
7分ミラン、敵陣左サイドに開きボナベンからパスを受けたレビッチ。縦に運んで左足クロスにサムカスがヘディングシュート。ミートできず枠から大きく外れる。PA内にはピョンテク、ボナベン、クルニッチも飛び込んでいた。
16分ミラン、自陣左サイドでテオがヤンコビッチからボール奪取。ベナセルからトモビッチの裏へ走ったレビッチへパス。レビッチが前を向くと、イゴールがピョンテクに引っ張られたために右サイドには広大なスペースがあり、そこへ走るサムカスへパス。サムカスはベリシャと1vs1になるがシュートを撃てない。
19分ミラン、ロマニョーリからボナベンへ縦パス。トモビッチが足を出し収めさせないが、こぼれ球を拾ったベナセルからオフサイドギリギリで裏抜けしたピョンテクへスルーパス。ベリシャとの1vs1を落ち着いて流し込みミラン先制。
25分ミラン、コンティからイゴールの背後に抜け出したピョンテクへパス。ピョンテクは切り返してPAへ走り込むサムカスへパス。サムカスがシュートを撃つがイゴールが足を伸ばしてブロック。
42分ミラン、自陣右サイドでサムカスがフロッカリからボール奪取。ダイアゴナルランでヴィカーリの裏を取るレビッチへスルーパス。PA内まで運びボナベンへクロスを上げるがキックミス。
43分ミラン、ピッチ中央でボナベンがムルジャのボールを突き、こぼれ球をピョンテクが拾いドリブル。CBにシュートコースは防がれサムカスへパス。サムカスが左上隅に狙い澄ましたコントロールシュートを決め追加点。
前半は2-0で終了。
45分ミラン、ドンナルンマのロングボールをヴィカーリがピョンテクに競り勝ちヘディング。しかしセカンドボールをベナセルがワンタッチで前線のレビッチへパス。レビッチは前に出るトモビッチを巧みに利用しターン。一気にPA内へ運び左足グラウンダークロス。ピョンテクが合わせるがベリシャがセーブ。決定機逸。
51分ミラン、敵陣でコンティ、ベナセル、ボナベン、ベナセルと繋ぎ、ライン間のレビッチに入る。レビッチが見事なターンから完全に浮いたピョンテクへラストパス。ピョンテクはオフサイドが気になったのか判断が遅れ、シュートはトモビッチにブロックされる。2度目の決定機逸。
56分ミラン、ケアーから敵陣右サイドタッチライン際のサムカスへロングパス。サムカスは収めて中へ運び、中央から左へ流れるレビッチへパス。レビッチは中に持ち出してシュートを撃つがベリシャがセーブ。
63分ミラン、サムカスに代えてスソ。
64分SPAL、レビッチのタックルを喰らい左足首を痛めたトモビッチに代えてサラモン。ヴィカーリがRCBに。
65分ミラン、自陣左サイドのベナセルから右サイドのコンティへサイドチェンジ。コンティからピョンテクへ縦パスが入り、ピョンテクは右サイドのスソへ。内側を駆け上がるコンティにサラモンが引っ張られヴィカーリとの間にスペースが生まれる。そこを狙ったレビッチにスソからスルーパス。ヴィカーリをかわして左足のシュートはベリシャ正面。
この後、敵陣中央のダボから右サイドのストレフェッザへのパスをテオがインターセプト。勢いのまま運びPA手前から左足一閃。低弾道シュートがゴールに突き刺さり3-0。
71分SPAL、ヤンコビッチに代えてヴァローティ。中盤をいつもどおりの3枚に変更。ダボがアンカー。
74分ミラン、ボナベンに代えてパケタ。
81分ミラン、ケアーに代えてガッビア。公式戦デビュー。
84分SPAL、ピッチ中央でスソがコントロールミス。ヴァローティが奪取。左サイドのトゥニョフへパス。トゥニョフは中央に降りてきたフロッカリへ。フロッカリはターンして更に降りてきたパロスキへ。パロスキはワンタッチでアンカーのダボに落とす。ダボはベナセルをかわしクルニッチを惹きつけて左サイドのヴァローティへ。ヴァローティのインスイングのクロスにムルジャがロマニョーリとテオの間に飛び込みヘディング。しかしアントニオ・兄・ドンナルンマがビッグセーブ。
85分SPAL、ダボに代えてザンチェッタ。ムルジャがアンカーに。
85分ミラン、ピッチ中央でヴィカーリからムルジャへのパスが乱れたところをべナセルが回収。ヴィカーリとストレフェッザの間を突いたパケタへ左足アウトでパス。パケタのクロスにスソがボレーで合わせるがミートできない。ニアに飛び込むレビッチ、ファーに流れるピョンテク、その間に飛び込むスソ。良い形。
87分SPAL、ムルジャのシュートがパケタの腕に当たったとされPKになるもVARアシストでオンフィールドレビュー。PKは取り消しに。
3-0で試合終了。ミランが快勝でトリノとの準々決勝に駒を進めた。
快勝でした。
前回対戦時のようにDFの背後を積極的に狙い得点し勝利に繋がった。ピョンテク、レビッチ、サムカスが積極的にアクションを起こし続けた。
プレス時はレビッチがトモビッチ、サムカスがイゴールにプレスをかけていくことで4-3-3or4-2-1-3ぽく見えるが、突破されるとレビッチはトモビッチが上がって行くとき以外は前方に残り気味でサムカスは中盤ラインに入り4-4-2。レビッチは良いプレスバックも見せた。
限られた出場機会でも安定している兄。€100万と3rdGKにしては高い年俸にも文句が言えなくなってきた。
合流間もないが安定していたケアー。ロシアワールドカップで見せていたような美しいフィードに期待したい。イブラへのロングボールと見せかけて、その背後にダイアゴナルランで抜け出すレビッチとかね。
怪我したらどうするのかというぐらい攻撃面で不可欠なテオとベナセル。4-4-2に完璧にフィットしたサムカス。ベナセルの相棒枠をケシエと争うクルニッチ。遂に本来の力を発揮し始めたレビッチ。1ゴール1アシスト2決定機逸のピョンテク。
と、ポジティブな面が多かった一方。
スソはかなり厳しい。SPAL唯一の決定機は自身のコントロールミスからで、奪い返す意識も低いし、ヴァローティを放置して簡単にクロスを上げさせてしまった。PKのシーンでもスソのプレスがただイゴールに寄せるだけで一つもパスコースを消せていないところから前進されている。攻守ともにサムカスの後塵を拝するパフォーマンス。ライプツィヒが狙ってるなんて飛ばしが過ぎる。年齢的にもパフォーマンス的にもありえない(笑)
次は日曜日の20:30からウディネーゼ戦。中心のデパウルの調子が上がると同時にチームの調子も上がっている。SPALと違い前方にはスペースをほとんど与えてくれないはず。完全に構えられてしまう前に速い攻撃で攻めきりたい。オカカ、ラザーニャのカウンターは要注意。
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SPAL
カンピオナートの方が大事だからなのかモチベーションが低そう。切り替えも緩い。
常に3CB周りにスペースがあるような感じ。ラインもバラバラ。
いつもどおりの3-1-4-2になってからはアクションが繋がってやりやすそうだった。
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主審Davide Ghersini
セリエAは過去に10試合しか担当していないが全体的に好印象だった。ただ、PK判定で評価を落とした。VARが無けりゃ誤審騒ぎよ。
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ボヤキ
マジでオルモ来るの?
— インクルソーレ (@milan2733) 2020年1月17日
推してたから来るなら嬉しいけど、今はベナセルとテオを休ませられる選手を獲ってきてほしい。