自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

20-21セリエA第16節 vs ユヴェントス(H)

 カンピオナート27試合無敗中の首位ミラン。中2日ホーム3連戦の1試合目の相手は5位ユヴェントス

 1試合未消化の7勝6分1敗29得点14失点。得点が多く、失点も少なめで1敗のみだが、昨季のトップ10以内のチームに1勝もできてないうえに、インテルナポリサッスオーロ戦を未消化。このままだと10連覇は危うい。

 

 試合前に12月のセリエA月間MVPを受賞したチャルハノールの授賞式。

 

  • 先発&フォーメーション

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 ミランイブラヒモヴィッチ、べナセル、サレマーケルス、ガッビアが負傷欠場。トナーリが出場停止。当日にレビッチとクルニッチがcovid-19陽性反応。フリジェリオが3試合連続でベンチ入り。

レオンとコンティがミランでの50試合目。

マルディーニ家3世代でセリエA通算1000試合出場。

 

 ユヴェントスはモラタが負傷欠場。クアドラードとアレックス・サンドロが前日にcovid-19陽性反応。ケディラが招集外。

 

  • スタッツ&控えメンバー    

Fixtures and Results | Season 2020-21 | 16ª Match Day | Lega Serie A

 

  • ハイライト


Milan 1-3 Juventus | Goals from Chiesa & McKennie Shock the San Siro | Serie A TIM

 

  • 流れ

 お互いに前への意識が高い入り。ユヴェントスは1分にフラボッタのドリブル突破からディバラ、ミランは2分にケアーのフィードを左に流れたレオンが受けてカットインミドルシュート。両チーム早々にファーストシュートを撃っていく。

 最初のビッグチャンスはミラン。6分、ハイプレスで蹴らせたボールをケアーが弾き返し、チャルハノールが収めきれないがPA内でのベンタンクールのトリッキーなパスミスをカスティジェホが奪ってシュート。しかしシュチェスニーが弾き出す。

 ユヴェントスにも決定機。15分、ミランのハイプレスをボヌッチがかわした流れからのCK。ミランが大きくクリアしきれないボールをキエーザが奪ってシュートを撃つが右ポスト直撃。ユヴェントスに流れが傾いていくと17分、デ・リフトからダニーロへのパスでレーンチェンジ。右サイドのキエーザに渡りテオと1vs1。キエーザはディバラに預け、内に入っていく。そこにディバラから素晴らしいリターンパス。これをキエーザが冷静に沈めてユヴェントスが先制。

 止まらないキエーザは20分にはテオとの1vs1を制しロナウドへチャンスメイク。23分には、ディバラと入れ替わるように内側でデ・リフトから縦パスを受け、ロマニョーリをかわして左足でシュートを撃つが、ドンナルンマが弾く。

 対するミランは得意の高速カウンターで反撃。21分、自陣PA近くでロナウドからケシエとカラブリアでボールを奪う。カラブリアがすぐにチャルハノールへ縦パスを入れ相手MFラインをブレイク。チャルハノールからパスを受けたレオンが左足でミドルシュートを撃つが枠の左に外れる。26分にはハイプレスでラムジーパスミスを誘い、ハウゲからパスを受けたレオンがシュート。しかし、シュチェスニーのセーブに阻まれる。そして、40分。ラビオがディバラとワンツーで中盤の突破を試みるが、チャルハノールが迅速なプレスバックで潰すと、カラブリア、ハウゲ、レオンと繋ぎカウンター。レオンが運び中央へラストパス。これをカラブリアがワンタッチシュートでネットを揺らしミランが追いつく。このまま1-1で前半終了。

 後半も両チームとも積極的な姿勢。先にチャンスを作ったのはミラン。47分、ダロトが内側に持ち出してプレスを外し、左サイドへ展開。チャルハノールがハウゲ、テオとパスを回し時間を作ると、右ハーフスペースPA手前に顔を出したダロトへパス。ダロトのミドルシュートは良いコースに飛んだが、シュチェスニーが冷静に弾き出す。

 ユヴェントスは55分、敵陣でのFKのこぼれ球を拾ったデ・リフトのクロスをカスティジェホが被ってしまい、ラムジーがフリーでシュートを撃つが枠に収められない。59分にはベンタンクールの前サポートでハイプレスを破り、ディバラにチャンスが来るが、アウトサイドでのクロスはドンナルンマが読んでキャッチ。

 そして、61分。ミランはダロトの内側への持ち出しとチャルハノールが縦移動でライン間を使い、レオンにスルーパス。レオンの折り返しはカスティジェホに合わずユヴェントスボールに。ディバラが大きくロナウドへサイドチェンジでカウンター気味の攻撃へ。ロナウドは味方の上がりを待ち、フラボッタ、ディバラと繋ぐ。中央のディバラはワンタッチで右のキエーザに渡すと、キエーザがカットインから左足を振り抜く。これが決まってユヴェントスが勝ち越し。

 勢いが止まらないユヴェントス。65分はハイプレスをかけるミランをフラボッタのロングパスとクルセフスキのターンでひっくり返し決定機。70分はミランのCKのセカンドボールをマッケニーがブラヒムに競り勝ち、ロナウドが運んでゴール前に走り込んだマッケニーへラストパス。マッケニーのシュートはドンナルンマが好セーブで凌ぐ。更に71分、ハイプレスをかけるケシエをラビオがかわして前進しクルセフスキへ。クルセフスキがロマニョーリを縦に突破し折り返したボールをマッケニーがゴールへ蹴り込みユヴェントスが3点目。

 その後もミランはダニエル・マルディーニコロンボを投入し前への姿勢を見せ続けるが、ゴール前を固めたユヴェントスを崩しきれない。最後のチャンスは91分。カルルとドンナルンマのパス交換でマッケニーのハイプレスをかわし、コンティから外に流れるコロンボと釣瓶の動きで中に入ったマルディーニへ。マルディーニはレオンやブラヒムを使わず、ボヌッチをかわして左足でシュートを撃つが、弱々しいシュートはシュチェスニーが難なくキャッチ。このまま試合は1-3で終了。

 

 カンピオナート27試合無敗とカンピオナート17試合連続複数得点の記録がストップ。カンピオナート36試合連続得点。インテルも負けたので首位キープ。304日ぶりのセリエAでの敗戦。

 

 流石に選手の質も量も足りなさすぎた。ただ、やっぱり悔しい。

 

 ハイプレスの機能性はぼちぼち。上手くミスを誘ってチャンスを作れた場面もあれば、かわされてピンチになる場面もあった。ミドルプレスはダロトとサムカスのプレスの連動が微妙。痛恨だったのはラビオとラムジーが上手い具合にケシエとカラブリアを動かし、DFのカバーに回させなかったこと。そして、シンプルな1vs1や2vs2の勝負に負けたこと。

 攻め手はいつものカウンター。レオンは期待通りの急先鋒であった。ただ、ユヴェントスも警戒していたのか、帰陣がかなり早かった。ビルドアップではダロトがプレス回避で好プレーを見せたり、押し込んだ際はボランチを食いつかせてライン間を使ったりポジティブな面があった。そして、以外にも敵陣PA内タッチ数はユヴェントスを上回っていた。サイドを有効に使いたかった。

 

 ロマニョーリとテオはキエーザとクルセフスキにちんちんにされた。ロマニョーリはともかく、テオがあんなに1vs1でやられたのは初めてか?対人弱いロマニョーリの代わりにカルルに左CBをやらせてみたい。

 サムカスとハウゲの両WGはもっと時間を作ってほしかった。チャルハノールの負担が増えるばかり。

 チャルハノールとケシエはいつもどおりの奮闘。本当に頼りになる。

 カラブリアはキミッヒになれる。SBの時も良い配給をしていたが、ボランチでも縦パス通しまくり。3失点目の時はある程度戻ったところで足が止まっていたが、もう少しDFラインと近づいていれば防げたかもしれない。

 ダニマルとコロンボは実戦経験積むためにローンに出した方が良さそう。

 

 次も中2日ホームで元指揮官ジャンパオロ率いるトリノ戦。トナーリが戻ってくるが、チャルハノールが負傷欠場の見込み。個人的にはコンティのRWGを見てみたい。アンカーにトナーリ、インサイドハーフカラブリアとケシエ、LWGにブラヒムの4-3-3で。

 

 守備4-4-2、攻撃3-5-2。

 非保持に関してはハイプレスの精度、強度も、4-4のブロックも大したことはなかった。ただ、帰陣が早く、最後まできれいにはやらせてもらえなかった。

 キレキレのキエーザ

 ビルドアップ時にボヌッチが前に出る。ベンタンクールと並ぶくらい。ラツィオアチェルビがやるような感じ。

 安定感抜群のシュチェスニー。こぼしてもおかしくないシュートもしっかりキャッチ。

 

  • 主審 Massimliano Irrati

 VARはオルサート。

 細かいところが全然視えてない感じ。VAR専門になった方が良いかも。

 ラビオに対するチャルハノールのタックルはファウルだと思った。VARが進言しなかったのはイラーティが近くで見ていたからか。

 後半のベンタンクールのサムカスに対するタックルは2枚目を出すべき。

 71分のダニーロがテオのカウンターを止めた場面はファウルを取られたらDF的には厳しい。