自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

20-21セリエA第26節 vs エラス・ヴェローナ(A)

 前節はラストプレーに与えられたPKのおかげで引き分けたが首位インテルとの差が6に開いた2位ミラン。中3日で8位エラス・ヴェローナと11連戦の7試合目。

 エラス・ヴェローナはここまで10勝8分7敗34得点27失点。堅守。4試合負けなし。

  • シュート数は下から4番目だが得点数は中位。
  • ポゼッションタイムは下から2番目。
  • アクチュアルプレイングタイム最短。
  • ポストとクロスバーに嫌われた回数がミランと並んでトップ。

 

  • 先発&フォーメーション

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 ミランはテオ、レビッチ、イブラヒモヴィッチ、チャルハノール、べナセル、マンジュキッチ、ダニエル・マルディーニが負傷欠場。トナーリ、ハウゲがコンディション不良でベンチスタート。アタッカー不足なのでロバックがベンチ入り。

 エラス・ヴェローナはカリニッチ、ヴィエイラ、コリー、リュエッグが負傷欠場。ベナッシが招集外。

 

  • スタッツ&控え

Match Report | 2020-21 | 26ª Match Day | Lega Serie A

 

  • ハイライト


Hellas Verona 0-2 Milan | Krunic & Dalot Fire The Rossoneri To Victory! | Serie A TIM

 

  • 流れ

 ミランが高強度プレスで試合を支配していく。チェッケリーニに持たせてクルニッチがプレス。カスティジェホが中に絞りボランチをマークするほど狭く圧縮。サレマーケルスがラゾヴィッチ、カラブリアがザッカーニ、ケシエがバラクに厳しく対応。

 エラスの守備はラザーニャがロマニョーリ、ザッカーニがトモリ、バラクがケシエ、ヴェローゾがメイテ、タメゼがクルニッチをマーク。ミランはドンナルンマがザッカーニかラザーニャのプレスを引き出し、開いたCBの間でボランチが縦パスを受けてCBに横パスを通しプレス回避。マンツーマンディフェンスに捕まらないように2列目の3人が流動的に動きボールを引き出す。

 8分、ラゾヴィッチのスローインヴェローゾが前線へ蹴る。トモリが空振りした後、ヘディングでドンナルンマに戻すがラザーニャが反応し足を伸ばして触るがシュートにはならず。

 14分、ロマニョーリからクルニッチへ縦パス。フリックしたボールをサレマーケルスがカラブリアに繋ぐ。カラブリアアーリークロスをマニャーニの背後でレオンが頭で合わせるが枠外。

 25分、クルニッチがメイテとのワンツーで左ハーフスペースを突破するがPA手前でマニャーニがファウルで止める。しかし、このFKをクルニッチが直接決めてミランが先制。

 0-1で前半終了。エラスはシュート0。

 49分、ミランが押し込んで波状攻撃。クリアをロマニョーリが奪い、クルニッチ、トモリ、カラブリア、トモリと繋ぐ。クルニッチがトモリからのパスを受けてターンしライン間のサレマーケルスへ。サレマーケルスが運びレオンへパス。レオンがスルーしたボールをダロトがチェッケリーニをかわして右足を振り抜くとゴール左上隅に突き刺さりミランが追加点を得る。

 74分、エラスのファーストシュートはタメゼのミドルシュート

 76分、中盤でルーズボールを拾ったベッサから左のディマルコへ。ディマルコがシュートまで持ち込むがカラブリアがブロックしCK。ディマルコのボールはメイテがクリアするが、こぼれ球を拾ったディマルコのクロスをチェッケリーニがヘディングシュートも枠の右に外れる。

 79分、イリッチが運び、ディマルコがカットインしサルセドへ。サルセドは奪われかけるが粘ってベッサへ。ベッサから受けたディマルコ↓シュートはトモリがブロック。

 84分、ディマルコのFKにチェッケリーニが頭で合わせるがまたもや枠の右に外れる。

 86分、ディマルコのCK。インスイングのボールをニアでファラオーニが頭で合わせるがポストに立っていたクルニッチがクリア。

 0-2で試合終了。

 

 正直めちゃくちゃ驚いたし、魂を感じる試合だった。

 序盤からプレスがハマり、ビルドアップもそこそこ上手くいき、セットプレーで先制。後半立ち上がりに立て続けに攻撃を仕掛けて追加点を奪う。終盤はミスが増えて少しオープンになったが、最後まで崩れず、苦しい台所事情のなか、相手のお株を奪うほどのハードワークで勝利を掴んだ。この勝利で2020年以降勝点100を獲得した4番目のチームになったらしい。

 

 主に自陣右サイドへの片側圧縮プレスとキーマン潰しが見事に機能。全体のコンパクトさを維持するプレスバックも光った。エラスも後半はサイドチェンジを狙う場面が増えたが、効果的な場面をほとんど作らせなかった。

 苦手なビルドアップもしっかり仕込まれていた。メイテとケシエが繋ぎのミスをしなかったのが素晴らしい。ドンナルンマも冷静に正確に判断して配球していた。

 攻守、守攻、どちらのトランジションもかなり早かった。

 どの局面もイブラがいないなかでどう戦うかを練られていた。イブラがいればビルドアップは蹴っ飛ばすのが多かっただろうし、全体をコンパクトに守り続けるのは難しかったと思う。

 

 クルニッチ、サレマ、サムカス、メイテが攻守に超ハードワーク。スーペルクルニッチ。

 ケシエ最強。

 トモリは8分のミス以外はほぼ完璧。ビルドアップでも貢献度が高かった。ロマニョーリも良かった。

 ダロトが守備で悪目立ちせず、攻撃ではどんどん中に入っていき見事なシュート。

 レオンは守備は頑張った。CFとしては物足りない。

 ピオーリらチームスタッフも準備期間が短いなかで見事なゲームプランを組み、選手に実行させた。

 

 次は中3日でELマンチェスター・ユナイテッド戦。圧倒的だったシティの連勝を止めたユナイテッドにどう挑むのか。

 

 プレス強度が普段よりかなり低かった。特にDHへのプレスはもっと厳しく来ると思った。ユリッチは完敗と言っていたが、選手も不調のミランのことをナメてたと思われても仕方ない内容。ヴェローゾに連戦は無理があるように見えた。

 ザッカーニはドンナルンマまで寄せたり、自陣PAまでカラブリアについていったりかなり大変そうだった。

 ディマルコの攻撃性能は流石。

 ファヴィッリをもっと使ってほしい。

 昨季に比べると、前線の選手の質が高まったぶん得点力は上がったかもしれないが、アムラバトのプレス回避やゲームメイク、クンブラとラフマニのような攻撃参加がなくなり、チームとしての攻撃のバリエーションが減少している気がする。この試合にアムラバトがいたらプレス回避とサイドチェンジでチャンスメイクしていたはず。

 

  • 主審 Daniele Orsato

 VARはマッツォレーニ

 特になし。