自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

21-22セリエA第10節 vs トリノ(H) ってか、54-55ってどんだけ強かったの?

 前節はミラン以外の上位陣が勝ち点を伸ばせず、首位ナポリと8勝1分で並び、3位インテルとは7ポイント差に開いた。

 7連戦の折り返し地点である4試合目。どうしてもその先の3試合に目が向きがちだが、まずは今季全勝のホームでトリノを一蹴することに集中する。

 

 2シーズン連続残留争いに巻き込まれたトリノは、今季からエラス・ヴェローナを2シーズン連続でトップハーフに導いたユリッチが監督に就任し、ここまで3勝2分4敗の12位。戦術はまだ浸透段階だが、昨季までは多かった失点が減っているのはユリッチらしいチームになっている証拠か。

  • 今季アウェイゲーム1勝1分2敗。3得点4失点。
  • 12得点はリーグ14位タイ。11点がオープンプレー。試合終盤の75-90分に7得点。
  • 10失点はリーグ4位。試合終盤の75-90分に6失点。
  • シュート数8位タイ。
  • CK数18位。
  • セーブ数最少。
  • 枠に助けられた回数5回。3位タイ。
  • イエローカード数4位タイ。
  • アクチュアルプレイングタイム19位。
  • ポゼッションタイム13位。自陣15位。敵陣13位。
  • トップスコアラーは2得点でサナブリア、ポベガ、ブレカロ、ピアツァが並ぶ。
  • LWBのアンサルディが3アシストでリーグ5位タイ。RWBのシンゴが2アシストで続く。
  • サナブリアはシュート数リーグ6位。
  • ブレーメルがリカバリー数リーグ2位。ジジが12位。

 

 ミラントリノ戦はコッパ・イタリアを含めて5試合無敗で4試合連続無失点中。

 

ボローニャ戦後の2日間

 テオは陰性反応が出たのでトリノ戦で復帰。

 ピオーリの100試合到達を祝福。

 当日朝にはブラヒムも陰性反応。ローマ戦から復帰。

 

先発&フォーメーション

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 ミランはテオ、ケシエ、ペッレグリが復帰。バロ=トゥーレは前節のソリアーノのファウルでやはり負傷していたようで欠場。ブラヒム、レビッチ、メニャン、フロレンツィ、メシアス、サムカス、プリッツァーリが欠場。

 トナーリがミランでの公式戦50試合出場。

 トリノはアンサルディ、マンドラゴラ、ピアツァ、ヴェルディ、エデラが負傷欠場。

 

スタッツ&控え

Match Report | 2021-22 | 10ª Match Day | Lega Serie A

 

ハイライト


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流れ

 お互いに人への意識が強い守備を志向するため攻守でマッチアップが明確。ミランは3バックの相手にはサレマーケルスがWB化することもあるがこの日は3バック左のブオンジョルノに対応。トリノは保持時は3-4-2-1気味になるがトナーリがシャドー化するリネッティに対応し、ルキッチにはクルニッチが対応。

 ケシエとトナーリの位置が普段と逆なのはポベガのフィジカル対策か。

 ビルドアップもお互いにロングボールからセカンドボール争い。攻撃の起点はカウンター。

 13分、ミランの右CK。トナーリのアウトスイングのボールをニアでクルニッチがフリックすると、ファーでジルーが詰めてミランが先制。

 44分、ミランの左FK。トナーリのインスイングのボールをニアでクルニッチがヘディングシュート。僅かに枠の右に外れる。

 1-0で前半終了。

 後半から両チームともカードを貰っていた選手を交代。

 48分、トリノの左CK。リカルド・ロドリゲスのアウトスイングのボールをポベガがフリーでヘディングシュートも枠の左上に大きく外れる。

 52分、テンポ良くショートパスを繋ぎ、押し込んで攻撃を展開するトリノリカルド・ロドリゲスからのパスをポベガがワンタッチでアイナへ。アイナはカラブリアに寄せられて下げさせられリカルド・ロドリゲスに戻すと、ルキッチが中央にサポート。トナーリが寄せきれずルキッチが前を向き、横にサポートしたブレーメルへ。ブレーメルはリネッティへ縦パス。トモリが離れてフリーになったリネッティから斜めにPA内へ抜け出したベロッティへスルーパス。ベロッティが右足を振り抜くがミートしきれずタタルシャヌがキャッチ。

 75分、サレマから斜めにPA内へ走り込むレオンへのパスがカットされトリノのカウンター。ルキッチが左に開いたポベガへ。ポベガは右ハーフスペースに走り込むプラートへパス。これはきれいに繋がらずこぼれるが、バカヨコとトモリがお見合いしたところをプラートが拾い、裏に抜け出したサナブリアへスルーパス。サナブリアが左足でシュートを撃つがタタルシャヌがセーブ。

 79分、アイナからザザへの交代でブレカロがLWB、サナブリアとザザの2トップの下にプラートの3-4-1-2に変更。

 84分、押し込んで攻撃するトリノ。ルキッチが左に開いたポベガにつける。ポベガが右足ワンタッチで内側に降りたサナブリアへパス。サナブリアの落としをポベガがワンタッチで広がったケアーとトモリの間のスペースを狙うプラートへロブパス。プラートはバカヨコをブロックし前を向きシュートを撃つがブロックに入ったトモリに当たったボールはバーの上に当たる。

 93分、バカヨコのファウルで中央からトリノのFK。ブレカロが少し動かして緩いボールを入れるとバカヨコが触り後ろに流れたボールをタタルシャヌが弾き出しCK。ブレカロのアウトスイングのボールをニアでGKのミリンコヴィッチ=サヴィッチがフリック。これが中央のサナブリアに渡るがコントロールはできずケアーがクリア。

 1-0で試合終了。

 

ミラン

 序盤にセットプレーから先制点を奪い、攻撃はあまり上手くいかないが、守備ではほぼ危なげなく試合を進めた前半だった。しかし、1日の休みの差が出たのか後半はトリノが押し込んで攻撃をする機会が増加。終盤はヒヤヒヤだったがなんとか逃げ切った。

 開幕10試合で9勝は54-55シーズン以来2度目。

 

 エラス・ヴェローナ戦のように降りるレオンを攻撃の起点にすると予想していたが、この日のレオンはジルーへのロングボールのサポートや自身がターゲットになったり、右サイドまで移動したり、前や斜めの動きがほとんどだった。LSBが不慣れなカルルだったからなのか、トリノ対策なのか。これはテオが入ってもあまり変わらなかったので後者だと考えられる。WBをSBで釣り出して薄くなったDFラインをロングボールで速く攻める狙いというのはわかった。ただ、ジルーがブレーメルに絶対に勝てるというわけではないので博打的なプレーに感じてしまった。また、ジルーとレオンのポジションチェンジが増えて、守備への切り替えも難しくなってしまい、トリノにボールを運ばれる場面が目立った。

 前半で少し危なかったのは自陣でトナーリが奪ったあとすぐに失ってしまい、シンゴのクロスにベロッティがトモリの背中から前に入り合わせようとした場面くらい。

 後半はトリノの運動量が上がったのか動きが増え、動かされてスペースを作られる場面が多くなる。トナーリに替わってバカヨコが入ったが余計にボール保持の時間を作れなくなる始末。トリノの前線が2トップ+トップ下になるとCB間を広げられた。

 

 総じて言うなら、トモリ、トナーリ、レオンが今の離脱者が多いミランを支えているのがよくわかる試合だった。3人とも怪我がなく高いレベルのパフォーマンスを維持してくれている。特にトナーリは走り負けない、当たり負けない、プレスをかわして運べる、セットプレーのキックの安定感という4点が大きすぎる。レオンは打開のキーマンの地位を確立し、危機察知能力が向上して戻るタイミングが良くなった。

 一方、カルルのLSBと迷子の迷子のバカヨコちゃんは良くなかった。カルルはテクニカルな選手じゃないので仕方ない。バカヨコは連携とコンディションを上げるために使っていると思うが、それらが上がったとて、どのくらいハマってくれるのか。現状、強みのボール奪取すらほとんど見られていないので心配。

 ジルーはブレーメル相手にあまりキープはできなかったが値千金の先制点かつ決勝点を挙げた。これでセリエAサン・シーロでの試合は3試合4得点。

 タタルシャヌは今季初のクリーンシート。クルニッチはセットプレーと気の利いた守備で存在感を発揮。サレマは少し調子が戻り走行距離12km超え。ケシエは尻上がりに良くなった感がある。

 テオの復帰はポジティブ。良くないボールロストもあったが、トランジションで一気に運べる力が戻ってきたのは大きい。ってか、シンゴの股間に当たった瞬間の写真選ぶなw

 

 次は中4日でアウェイローマ戦。テオもブラヒムも復帰して中4日で少しは休める。7連戦の後半3試合も突っ走ろう。

 

トリノ

 アンサルディのインスイングクロスがないのは助かったと思う。

 ブレカロはドリブル能力が意外と低い?

 プレシーズンから気になっているがポベガは中央エリアでのプレス耐性が低そう。ミランよりもインサイドハーフボランチの攻撃参加が認められているチームの方が幸せになれるしアッズーリの候補にも入っていけると思う。

 ベロッティはゴール前の一瞬の動きで流石の場面はあったが、起点にはなれず、シュートもカスってばかり。ジェコのように移籍したら心機一転でパフォーマンスが上がるのか。

 この日もデュエルで強さを発揮したブレーメルが人気銘柄っぽくなっているので、ローマで戦力外になりそうなクンブラをユリッチが再生させてほしいと思っている。

 

主審 Gianluca Aureliano VAR Davide Massa

 主審はミラン初担当。特になし。