自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

21-22セリエA第27節 vs ウディネーゼ(H) 【急募】新プラン

 前節は最下位のサレルニターナに勝てず暫定首位からの陥落を覚悟したが、2位インテルが敗れ、3位ナポリも勝てず、他の上位陣にも勝利なしという奇跡の節になった。ミランはこの幸運とライバルの疲弊を活かさねばならない。

 

 ウディネーゼはここまで2試合未消化で5勝10分9敗の16位。ゴッティの後任として前回対戦時が初陣だったチョッフィ就任後はセリエA8試合で2勝3分3敗という決して良くはない成績。最近はモリーナが序盤の不調から脱し、ロベルト・ペレイラも復帰したが、ベトは序盤戦のインパクトが薄れてきた。

 以下の順位はすべて暫定。

  • 今季アウェイゲーム2勝4分6敗、15得点22失点。
  • 31得点はリーグ14位タイ。セットプレーから7点、FKで3点、PKが2点、OGが2点。終盤15分に11点の荒稼ぎ。
  • ベトが8点(ヘディング3点)でチームトップ。デウロフェウが7点、ナウエル・モリーナが4点。
  • アシストはサクセスが3アシストでチームトップ。1アシストが10人。
  • シュート数13位。デウロフェウがリーグ19位タイ、ベトが25位タイ。
  • ナウエル・モリーナが一人で3回も枠に当てている。
  • 41失点はリーグ10位タイ。終盤15分に最多の10失点。後半の序盤、前半の中盤が9、8で続く。
  • クロス成功数、失敗数ともに最少。
  • セーブ数19位。
  • PKを貰うのも献上するのも少ない。
  • イエローカード数は14位ながら、レッドカードは5枚で4位タイ。
  • 1試合平均走行距離19位。チームトップはワラセ。
  • アクチュアルプレイングタイム15位(短)。
  • ポゼッションタイム19位。自陣19位。敵陣16位。
  • デウロフェウがキーパス数リーグ5位。
  • 被ファウル数チームトップはロドリゴ・ベカン。
  • リカバリー数リーグ18位タイにロドリゴ・ベカン、28位タイにナイティンク。

 

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サレルニターナ戦後の5日間

 wefoxと公式保険パートナーシップとクラブ史上初となる背面スポンサーの契約を締結。

 

先発&フォーメーション

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 ミランはべナセルが出場停止。ケアー、イブラが負傷欠場。ラゼティッチがコンディション不良。テオ、ブラヒム、ロマニョーリは累積リーチ。

 ウディネーゼはナイティンクが負傷欠場。ストリガー・ラーセンが招集外。

 

スタッツ&控え

Match Report | 2021-22 | 27ª Match Day | Lega Serie A

 

ハイライト


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流れ

 ミランは両SBを上げて片方のボランチがSBとCBの間に降り、片方は相手2トップの間に立つ3-1-5-1でビルドアップ。ウディネーゼはミドルゾーンに5-3-2のブロックを組み、2トップは中央を閉じ、脇に降りるトナーリにはマケンゴがついていく。5バックと中盤の距離は空きやすく、ミランは2列目の3人が中盤のスペースでボールを受けて攻撃局面に持っていく。

 ウディネーゼのビルドアップはベカンがRSB気味で左はマケンゴが降りたり降りなかったり。ワラセとアルスランは中央で受けようとする。ミランは噛み合うシステム通りにハイプレス。繋げる場合は自由に動くデウロフェウがトナーリやケシエがマケンゴやアルスランに釣り出されたスペースでボールを受ける。ロングボールを蹴る場合はゼーヘラールが高い位置を取り、ベトとロングボールのターゲットになり左サイドに相手も集めて右サイドへの展開とクロスへの飛び込みを狙う。

 

 2分、左サイドでスローインを受けたベトが右サイドのモリーナへ展開。モリーナのクロスにベトが頭で合わせるが枠の右に外れる。

 28分、テオが中央にドリブルしワラセにボールを突かれるが、こぼれ球を中央でカラブリアが拾い、ハーフスペースに上がってきたトナーリにパス。トナーリはPA内でベカンの背後を取ったレオンにパス。レオンはアウトサイドでコントロールし冷静にシュートを流し込みミランが先制。

 33分、ミランがプレスをかけてシルヴェストリがロングボールを蹴る。トモリ、ケシエとヘディングで繋ぎ、メシアスがブラヒムにパスを出し中央へ。ブラヒムがワラセをかわして裏に抜け出したメシアスにスルーパスを出すがベカンがメシアスのシュートをブロック。

 40分、ワラセが左サイドから持ち運び、中央のスペースに降りてきたデウロフェウにパス。デウロフェウから受けたベトが右サイドのモリーナに展開。モリーナはカットインを狙うが防がれたためアルスランにバックパス。アルスランのクロスにベトが頭で合わせるがメニャンの正面。

 1-0で前半終了。

 ミランは後半から4バックでのビルドアップに変更。ウディネーゼはテオにはモリーナがプレス。

 58分、ウディネーゼが右サイドからFK。セカンドボールを拾ったアルスランが左足でミドルシュートを撃つが僅かに枠の右に外れる。

 63分、右サイドからパブロ・マリのロングスロー。ニアでベカンがフリックしたボールはトモリが先に触るが、こぼれ球をデウロフェウが拾いシュートを撃つがカラブリアがブロック。そのこぼれ球をロベルト・ペレイラがバイシクルシュートを撃つと、ゴール前のウドジェが押し込んでウディネーゼが同点にする。

 75分、押し込んで中央のカラブリアからブラヒムに縦パス。ブラヒムはサレマとワンツーで受け直し右のレオンにパス。レオンが飛び出したシルヴェストリをボールを浮かせてかわすがパブロ・マリがカバー。

 80分、右サイドでレオンが2人を引きつけて内側のサレマにパス。サレマから縦パスを受けたブラヒムがポストプレーでレオンにパス。レオンがPA内に入るがベカンがカバー。

 92分、ウドジェが左サイドから中央にドリブルしデウロフェウにパス。デウロフェウがミドルシュートを撃つがメニャンが弾き出す。

 1-1で試合終了。

 

ミラン

 攻撃が噛み合わないながらも先制点を得たが、ボールは持てどもPA内に入っていくことができないうえに、ウディネーゼのシンプルながら怖さがある攻撃に苦戦しているとロングスローから失点。ちぐはぐな攻撃が最後まで続き、勝ち越し点を奪えず痛恨の2試合連続引き分け。しかし、ミランの直後に試合が行われたインテルも引き分けたため、ナポリも勝てなければ暫定首位はキープ。

 基本的にグラウンダーショートパスとドリブルで守備網を掻い潜ろうとしていたが、たまにあるロングボールの方が効いていたと思う。後ろで回して相手の中盤が前に出てきたら裏やジルーに蹴って間延びさせたライン間で落としやセカンドボールを拾うのが最も効率的な攻め筋だったと思う。74分のロマニョーリから左サイド裏にレビッチを走らせてクロスにトナーリが合わせた場面はシンプルイズベストな攻撃だったが、ほとんど見られなかった。

 守備では「基本マンツーマンだけどCBが持ち場を離れすぎることはない」というミランの特徴を完全に分析されており、左右の揺さぶりとパワーヘッダーに弱いのも前節から継続して狙われた。PA内のタッチ数もウディネーゼの方が多かった。攻守ともに厳しいものがあると、ミドルゾーンにブロックを組み、持たせたところで前向きに連動して奪いに行ってカウンターを狙うなど、新たな戦い方の必要性を感じる。

 イブラがおらず、レビッチがトップフォームには程遠く、ラゼティッチも戦力になっていない現状、交代出場で得点を期待できるアタッカーがいないのが本当に苦しい。レオンとジルーは先発確定だが、ブラヒムは途中からアクセントを加える方が今のチームとしては助かる。メシアスかサレマかは難しい。個人的に昨季のクロトーネで観ていたメシアスの正しい使い方はロングカウンターの運び屋だと思っているので、トップ下メシアス、右にサレマかサムカスで前述のようなカウンター狙いの戦い方もアリだと思う。その場合、これまで前残り気味にやってきたレオンが中盤のラインに入ってプレスやスライドができるのかが不安だが、無理ならレオンを最前線でテオを1列前に置くのがカウンターサッカーとしては非常におもしろそう。

 

 レオンがポルトガル人としては3位となるセリエA通算20得点。意外と活躍しているポルトガル人が少ない。クアレスマくん…アンドレ・シウバくん…

 更にレオンはセリエAの試合の全曜日で得点を記録。20点だけで全曜日埋められたのは凄そう。

 

 次は火曜日にコッパ・イタリア準決勝1stレグインテル戦。再びダービーの勝利で上昇気流に戻りたい。

 

ウディネーゼ

 守備が狙い通りだったかはわからないが、攻撃の構築はミランの弱点を突く狙い通りの戦いができたのではないかと思う。

 パブロ・マリがロングスローを得意としていたのは驚いたし、あんなに多用してくるとは。アーセナルで投げたことあるのかな?

 

主審 Matteo Marchetti VAR Marco Guida

 ミラン戦初担当。序盤にミランのアドバンテージを取らなかったり、81分のアルスランが自分で足が縺れたのにケシエのファウルになった場面など不満な点が多かった。物議を醸しているウドジェの得点は決定的な証拠がなさそうなのでなんとも言えない。溜まりに溜まった不満があるだろうが、この試合に関しては主審に文句を言うより自分たちに矢印を向けたほうが良い。