自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

21-22コッパ・イタリア準決勝1stレグ vs インテル(H) 強度と質の両立

 

 ダービー勝利で上昇気流に乗ったのも束の間、格下相手に勝てない試合が続きナポリに暫定首位の座を明け渡したミラン

 

 一方のインテルもダービー以降の公式戦5試合はコッパ・イタリアの1勝のみ。直近3試合に至っては無得点と試練の時を迎えている。

 

 PEACE

 

ウディネーゼ戦後の3日間

 特になし。

 

先発&フォーメーション

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 ミランはトナーリが出場停止。ケアー、イブラが負傷欠場。カスティジェホが招集外。

 トモリが昨季1月のダービーでデビューし、今回のダービーで公式戦50試合目の出場を迎える。

 インテルホアキン・コレアとゴセンスが復帰。コラロフが招集外。

 

スタッツ&控え

Match Report | 2021-22 | Semi-Final (First Leg) | Lega Serie A

 

ハイライト


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流れ

 

 ミランは4バックでビルドアップを開始しSBがボールを持つと、ボールサイドのボランチインサイドハーフ、片方のボランチがアンカー、逆サイドのSBがボランチに可変して3-2-4(3)-1(2)のようになる。インテルはハイプレスはWBがSBに出るマンツーマン、ミドルゾーンや自陣では5-3-2で2トップが外に誘導させる。

 ミランの守備は徹底的にマンツーマン。普段よりも覚悟を感じると同時に、マーカー以外への対応の準備もできるポジショニングを怠らず。インテルのビルドアップは後方でGK、3バック+ペリシッチ、ブロゾヴィッチ、バレッラorチャルハノールでボールを繋ぎ、前線にスペースを作り2トップのポストプレーとドゥンフリースの推進力を活用する。

 

 9分、ジェコが左に開いて受けるがトモリに寄せられてバックパス。すかさず、ミランがプレスをかけるとボールはハンダノヴィッチまで下がり、ハンダノヴィッチから中央でパスを受けたブロゾヴィッチがクルニッチのプレスを受けてこぼれたボールをサレマーケルスがシュートを撃つがハンダノヴィッチがセーブ。

 10分、上記の流れでボールを保持するミランハーフウェイライン付近左ハーフスペースでパスを受けたテオが中央へドリブルしジルーとのワンツーでDFラインを破り右足でシュートを撃つが僅かに枠の左に外れる。

 22分、ペリシッチが左サイドからクロス。ジェコの前でロマニョーリが頭でクリアしピンチを凌ぐが、ロマニョーリが内転筋を痛めてしまう。

 38分、フロレンツィから右サイドタッチライン際でペリシッチの裏に抜け出したサレマーケルスにロングパス。マイナス気味のクロスをクルニッチがワントラップしてシュートを撃つがシュクリニアルがブロック。

 0-0で前半終了。

 45分、インテルのキックオフ。ロングボールを蹴る構えで中盤にスペースを作り、フリーのバレッラからジェコがヘディングシュートを撃つが枠の上に外れる。

 ミランゴールキック。メニャン、フロレンツィと繋ぎ、カルルから内側に入ったサレマーケルスへミドルパス。中央でサレマがケシエに落とし、ケシエがワンタッチでクルニッチに縦パス。クルニッチから右サイドに出ていくべナセルにパスが通り、べナセルは内側に持ち出して中央のジルーにパス。ジルーの落としをクルニッチが左のレオンにパス。レオンがコントロールシュートを撃つがハンダノヴィッチがセーブ。

 48分、レオンが左サイドから内側のジルーに楔を打とうとしてDFにカットされるが、べナセルがすぐにプレスをかけてブロゾヴィッチからボール奪取。べナセルから受けたクルニッチが中央のジルーにパス。ジルーの落としをサレマがシュートを撃つがバストーニがブロック。

 56分、ミラン右サイドのスローイン。クルニッチがペリシッチの背後で受けてトラップでバストーニをかわし左足でシュートを撃つが枠を捉えられない。

 0-0で試合終了。

 

ミラン

 

 保持率は五分五分ながら、ハイプレスが機能しシュート数は13vs7。決定機もミランの方が多かったがゴール前のクオリティを欠いた。アウェイゴールを奪われなかったのは良かったが、勝たなければいけない試合だった。2ndレグは4月20日

 

 失意の2試合を経て覚悟を決めたのか、ネガティブな中途半端をやめたハイプレス。クルニッチのブロゾヴィッチへのマークは前回対戦時のケシエよりも厳しく、全体的にもデュエルとセカンドボールへの意識が良い状態に戻った。

 26分のハンダノヴィッチから中央のジェコへのスローイングをトモリが前に繋ぎ、ジルーからレオンへのパスがブロックされたこぼれ球にレオン、クルニッチ、サレマが重なってしまった場面は本当にもったいなかった。クルニッチとサレマは常に言われるようにアタッキングサードのクオリティが上がれば…

 ミドルゾーンで保持される状況でもサレマの内側への絞りや、ジルーとクルニッチのプレスバックも効いていた。前回対戦時に苦しんだカウンターにもビルドアップの形、攻撃ルート、ネガティブトランジションで対応。トモリ、ロマニョーリ、カルルのCB陣もPA内外で集中したプレーで素晴らしかった。ナポリとの大一番を前に最低限の守備強度の感覚を取り戻したのは非常にポジティブ。しかし、ジルーがフル出場せざるを得ないのは疲労の蓄積という面でキツい。

 

 レビッチは酷い。

 

 次は中4日で大一番のアウェイナポリ戦。長い目で見れば負けなければいいとも思えるが、直接対戦成績で負け越しになり勝点が並んだ場合に不利になるので勝っておきたい。

 

インテル

 

 疲労からか運動量やクオリティの低下を感じさせた。それなりにターンオーバーはできているように見えるが、平均走行距離が多く、試合数も多いと難しいのか。

 

主審 Maurizio Mariani VAR Massimiliano Irrati

 

 2分55秒のテオのドリブルを引っ張って止めたブロゾヴィッチのプレーでファウルがなかったのに驚いた。