自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

21-22セリエA第29節 vs エンポリ(H) スーペル・カルル

 

 ナポリとの大一番を制し、残り10試合で再び暫定首位に立ったミラン。ここからしばらくは下位チームとの対戦が続き、終盤は曲者が続く。

 

 エンポリは8勝8分12敗で13位。前半戦はトップハーフで折り返したが、12月中旬を最後に12試合公式戦の勝利がない。

 以下の順位はすべて暫定。

  • 今季アウェイゲーム5勝6分3敗、18得点16失点。ホームより10ポイントも多く稼いでいる。
  • 40得点はリーグ11位。セットプレーから9点、PKが6点、OGが3点。60ー90分に全体の44%の18得点。
  • ピナモンティが9点で12位タイ。バイラミが6点、ジュルコフスキが5点、ディ・フランチェスコが4点。
  • バイラミ、ヘンダーソン、バンディネッリがチームトップの3アシスト。ハースとストゥラツが2アシスト。
  • シュート数8位。ピナモンティがリーグ7位。バイラミ、クトローネ、ジュルコフスキ、ヘンダーソンが続く。
  • 枠に当てた回数10回。バイラミ、ヘンダーソン、ディ・フランチェスコが2回。
  • 53失点は19位。無失点は5試合ある。30-45分に12、0-15分に11、60-75分に10失点。
  • 枠に助けられた回数16回で2位。
  • セーブ数3位。個人ではヴィカーリオが最多。
  • クロス成功数3位、失敗数最多。
  • CK数4位。
  • PK獲得数6回。献上回数6回。
  • オフサイド数2位(多)。
  • 1試合平均走行距離6位。
  • アクチュアルプレイングタイム2位。
  • ポゼッションタイム9位タイ。自陣7位。敵陣13位。
  • キーパス数リーグ6位タイにバイラミ、20位タイにヘンダーソン、47位タイにストヤノヴィッチ。
  • 被ファウル数リーグ14位にジュルコフスキ。チーム2位はピナモンティ。
  • リカバリー数チームトップはルペルト。
  • 直近9試合の対戦はミランの4勝4分1敗。1敗はサン・シーロ。どちらかが無得点だったのは1試合のみ。

 

ナポリ戦後の5日間

 特になし。

 

先発&フォーメーション

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 ミランはテオが出場停止。ロマニョーリが復帰。ケアー、バカヨコが負傷欠場。ラゼティッチが招集外。ブラヒム、ロマニョーリは累積リーチ。

 エンポリはハースとマルキッザが負傷欠場。

 

スタッツ&控え

Match Report | 2021-22 | 29ª Match Day | Lega Serie A

 

ハイライト


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流れ

 

 ミランのプレッシングはジルーがルペルト、レオンがロマニョーリに外切りでケシエがアスラニをマークするのが基本。ミドルゾーンではレオンが前残り気味でケシエが中盤をサポート。エンポリのビルドアップはジュルコフスキがアスラニの脇に降りてGKやCBからパスを受けてフィアモッツィに逃がす。そこからはサイドに流れるピナモンティか、ライン間のバイラミやヘンダーソンへのパスで前進を図る。

 エンポリのプレッシングはミドルゾーンの4-3-2-1ブロックが基本だが、高い位置ではピナモンティがトモリ、ヘンダーソンがカルル、バンディネッリがカラブリア、バイラミがフロレンツィ、ジュルコフスキがトナーリ、アスラニがべナセルをマークするハイプレスも何度か見られる。ミドルゾーンでは2シャドーがダブルボランチを気にしながらCBからの縦パスを防ぎ、SBにインサイドハーフが出ていき中盤がボールサイドにスライドする。ミランは時間とスペースを得られるサイドから前進し、ジルーやケシエが相手の間に顔を出してポストワークで前向きに出ていく選手を使う。

 

 8分、トモリから内側でパスを受けたフロレンツィが外のレオンに預けて前に出る。レオンが縦に持ち出してフロレンツィにパス。フロレンツィはケシエにフリックし、リターンをワンタッチで撃つがヴィカーリオがファインセーブ。しかし、レオンからパスを受けた時点でフロレンツィがオフサイドぽかった。

 18分、ケシエが身体を入れてゴール前右寄りでFKを獲得したミラン。ジルーのシュートは壁に当たるが、こぼれ球をカルルが左足で丁寧にコースを狙ったシュートを決めてミランが先制。

 35分、メニャンから外でパスを受けたカラブリアが持ち上がってライン際のメシアスにパス。メシアスが縦に少し運びカラブリアに下げる。カラブリアは内側のケシエに入れて前に行く。ケシエがメシアスに戻してメシアスに寄せるアスラニの背中を取る。メシアスがケシエにパスを出すが、カカーチェが足を出す。高く上がったボールをジルーとジュルコフスキが競りレオンにこぼれる。レオンがヒールで繋いだボールをフロレンツィが左足を振り抜くが枠の左に外れる。

 43分、左サイドで受けたレオンがジュルコフスキとフィアモッツィに挟まれるがフィアモッツィを抜いてジルーに折り返すが、ルペルトがシュートブロック。

 44分、右サイドでミランのFK。カラブリア入れたボールをジルーがヘディングシュートもヴィカーリオがセーブ。こぼれ球をフィアモッツィが中央に蹴ってしまいジルーがシュートを撃つがロマニョーリがブロック。高く上がったボールをケシエが撃つがカカーチェがブロック。

 1-0で前半終了。

 後半からエンポリはボールホルダーへのプレスを強めて時間を与えないようにして全体的に人を捕まえる判断も早くなる。

 48分、左サイドでエンポリのFK。バイラミのボールはクリアされ、右サイドからバンディネッリがインスイングのクロスを上げると、ルペルトが頭でコースを変えるがメニャンがファインセーブ。

 1-0で試合終了。

 

ミラン

 

 前半はサイドからの前進と相手よりも先に動けていた部分で安定した試合をしていたが、いつもどおり追加点を奪えずに後半に入ると、エンポリの修正で前半のような余裕はなくなったもののピンチは少なく逃げ切りに成功。暫定首位をキープした。

 

 前半のサイドからのビルドアップは良かったが、後半はエンポリのプレスに屈した。サンプドリア戦もそうだったが、フロレンツィから裏にパスが出てくるのはおもしろい。

 

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 プレッシングはセットした状態で行えた時は悪くなかったが、ボールロスト後のポジションがバラバラの時はアスラニを中心にボールを動かされてしまった。

 全体的にトランジションが遅く、後半はエンポリがペースを上げたことでそれがより顕著になり、奪ったボールを繋げずに再びボールを失うことが多かった。

 

 DF陣は攻守に安定したパフォーマンス。ピナモンティに前線で起点を作らせないことが非常に重要だったが、トモリとカルルが素晴らしい対応で抑え込んだ。おまけに決勝点となる素晴らしいシュートも決めたカルルが文句なしのマン・オブ・ザ・マッチ。得点後の祝福の様子からもめちゃくちゃ愛されているのが伝わってきた。

 復帰2試合目のイブラは軽快に動けていた。

 

 次は土曜日にアウェイカリアリ戦。

 

エンポリ

 

 後半の強度を維持することと、ピナモンティが起点になれれば絶不調からも抜け出せられそうだが。どちらも好調時はできていたことだと思うし。

 リッチが移籍したが、アスラニも上手い。アルバニアは地味に少しずつ良い選手を輩出してきている。

 

主審 Daniele Chiffi VAR Luigi Nasca

 

 特になし。