自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

21-22セリエA第30節 vs カリアリ(A) 望まないウノゼロだがそれでいい

 

 前節インテルが引き分けたことで暫定ではなく完全な首位に立ったミラン。公式戦9試合無敗で3試合連続無失点中。

 

 カリアリは5勝10分14敗でギリギリ残留圏の17位。開幕3試合でセンプリチを解任しマッザーリを招聘したものの2021年は1勝のみで監督交代の効果が見られなかったが、1月以降は4勝3分3敗と巻き返して降格圏から抜け出した。しかし、最近2試合は無得点かつ2022年初の複数失点で連敗。年明けの勢いが失われてきた。

 以下の順位はすべて暫定。

  • 今季ホームゲーム2勝6分6敗、16得点25失点。
  • 28得点はリーグ17位。セットプレーから6点、PKが3点。前半は7点のみで、45-75分に全体の64%となる18点。
  • ジョアン・ペドロがリーグ9位タイの10点。パヴォレッティが5点、ガストン・ペレイロが4点、ケイタとデイオラが3点。スコアラーが8人しかいない。
  • ジョアン・ペドロがチームトップの4アシスト。マリンが3アシスト、ナンデスとガストン・ペレイロが2アシスト。
  • シュート数16位。枠内シュート数17位。ジョアン・ペドロがリーグ11位。続くのが、マリン、パヴォレッティ、デイオラで20本以上撃ったのがこの4人のみ。
  • 枠に当てた回数8回は14位タイ。マリンとベッラノーヴァが2回。
  • 53失点は18位。無失点は1試合のみ。30分までは12失点だが、30-45、45-60の15分毎にそれぞれ11失点。
  • 枠に助けられた回数12回は4位タイ。
  • リカバリー数14位。チームトップはカルボーニ
  • セーブ数7位タイ。個人ではクラーニョが5位タイ。
  • ドリブル数18位。
  • クロス成功数6位、失敗数4位。
  • CK数19位。
  • PK獲得数4回。献上回数9回は3位。
  • イエローカード数3位(多)。
  • 1試合平均走行距離10位。マリンがリーグ19位。グラッシが35位。
  • ポゼッションタイム16位。自陣12位。敵陣19位。
  • パス成功数18位。キーパス数15位。ファイナルサードのパス数17位。
  • キーパス数リーグ4位にマリン。WBのベッラノーヴァとダウベルトが続く。
  • 被ファウル数リーグ1位がジョアン・ペドロ。16位タイにグラッシ。
  • 過去10試合の対戦成績はミランの7勝2分1敗。カリアリのホームに限ってもミランの6勝3分1敗。過去21試合でカリアリは1勝のみ。

 

エンポリ戦後の1週間

 セードルフとクローゼがミラネッロを訪問。クローゼはラツィオ時代の指揮官であるピオーリの下に指導者研修のためにやってきた。

 ワールドカッププレーオフに臨むメンバーが発表され、イタリアはトナーリとフロレンツィ、ポルトガルはレオン、スウェーデンはイブラが招集された。さらにフランス代表の親善試合にジルーがEURO後初招集。

 

先発&フォーメーション

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 ミランはトナーリが週中に体調不良がありベンチスタート。ケアーが負傷欠場。ダニマルが発熱で欠場。カスティジェホ、ラゼティッチが招集外。ブラヒム、ロマニョーリは累積リーチ。

 カリアリはナンデス、ストロートマン、ログ、ヴァルキエヴィツが負傷欠場。

 

スタッツ&控え

Match Report | 2021-22 | 30ª Match Day | Lega Serie A

 

ハイライト


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流れ

 

 ミランのプレッシングはジルーがアルターレ側に立ち、ロヴァートにレオンが外切りでプレス。中盤はマンツーマンで、メシアスがリコヤニス、テオがベッラノーヴァをマークしする3-4-1-2のように変形する。カリアリはロヴァートからマリンが降りて受けようとするがケシエにぴったりつかれて難しいので前線へのロングボールが多くなる。ミドルゾーンではWBでSBを釣り出して、SBの裏にCFやインサイドハーフが抜け出そうとする。

 カリアリのプレッシングはマンツーマン気味で高い位置から積極的に行く。ミランはトモリが左に開き、テオが内側に入り、レオンがゴルダニーガを釣り出して裏を狙ったり、右はカラブリアが低めでボールを受けてリコヤニスを釣り出して前方に作ったスペースをジルー、メシアス、べナセルが活かす。

 

 6分、CB間に降りたべナセルが左に開いたトモリにパス。トモリは左足ワンタッチで内側から左サイド裏に走ったテオにパス。テオのクロスをファーでメシアスがヘディング。ゴール前のブラヒムに当たったこぼれ球をジルーが右足でボレーシュートを撃つが枠を捉えられない。

 12分、ケシエのミドルシュートが右ポスト直撃。カリアリゴールキックミランがハイプレス。ロヴァートからマリンへのパスをケシエが狙ってマリンが倒れるがノーファウル。テオが拾って中央へ運び、ジルーにパス。ジルーの落としはミスになるがテオがフリーのブラヒムに繋ぐ。ブラヒムが余裕を持って右足でシュートを撃つが枠を捉えられない。

 20分、ミランのバックパスでカリアリがハイプレス。メニャンから受けたカルルがダウベルトの背後を取ったべナセルにロングパス。べナセルが頭で右外のメシアスに繋ぎ、メシアスが斜めに運んでシュートを撃つが勢いもなくクラーニョの正面。

 36分、左サイドからダウベルトのロングスロー。テオのクリアを拾ったグラッシのミドルシュートは枠の右に外れる。

 0-0で前半終了。

 後半からミランは中に入りすぎていたレオンに外に張る意識を持たせる。

 49分、ケシエがラフに浮き球を前方に蹴る。レオンが競り勝ち、ジルーがブラヒムに落とし、ブラヒムが中央に入ってきたメシアスにパス。メシアスが左裏に抜け出したジルーにスルーパス。ジルーの折り返しにメシアスが飛び込むがアルターレがブロック。こぼれ球を拾ったカリアリは繋ごうとするが、ベッラノーヴァから縦へのパスをケシエがブロックし、べナセルがこぼれ球を拾う。ケシエがべナセルから受けてジルーとワンツーで左サイドの奥を取り、べナセルにバックパス。べナセルは内側のテオにパス。テオがトラップでグラッシと入れ替わり、中央のレオンにパス。レオンがターンから左足でシュートを撃つがアルターレに当たりクラーニョの正面。

 50分、右サイドから横パスを繋ぎ、テオがミドルシュートを撃つがクラーニョのファインセーブ。

 58分、ジルーのポストプレーから中盤で保持したミラン。内側のテオからべナセルへのパスはズレるがブラヒムが拾う。ブラヒムは右に持っていき、中央から右に動いたメシアスにパス。メシアスからリターンを受けたブラヒムがワンタッチで中央のジルーにパス。ジルーの落としをべナセルが見事なダイレクトボレーシュートを左隅に突き刺しミランが先制。

 61分、中盤でグラッシのパスをケシエがブロック。ブラヒムがこぼれ球を拾い、左のレオンにパス。レオンは2人をいなして中央のメシアスにパス。メシアスはべナセルに下げて右に動いてリターンを受けるとダイレクトヒールパスでゴール前のジルーへ。ジルーが反転シュートを狙うがゴルダニーガがブロック。

 69分、アルターレから下がってパスを受けたデイオラがワンタッチでダウベルトにパス。浮き球をライン際でダウベルトが頭で前に残し、マリンがケシエを突き飛ばして左サイドから持ち運ぶ。マリンは中央のジョアン・ペドロに繋ぎ、ジョアン・ペドロは右のベッラノーヴァにパス。ベッラノーヴァからハーフスペースで受けたグラッシのミドルシュートを中央のジョアン・ペドロがコースを変えようとするが、上手く当てられずメニャンが難なくキャッチ。

 74分、ザッパとマリンでテオとレビッチをかわし、デイオラが左のベッラノーヴァに展開。ベッラノーヴァから中央でリターンを受けたデイオラがミドルシュート。これをジョアン・ペドロがトラップしボレーシュートを撃つがカルルがブロック。

 81分、カリアリはデイオラがアンカー、ケイタがLWB、ガストン・ペレイロがLIHに入る超攻撃的な姿勢に。

 82分、カリアリのFK。マリンからパスを受けたガストン・ペレイロが右足でミドルシュートを撃つがジルーがブロック。こぼれ球を拾ったクルニッチがべナセルに繋ぎ、カラブリアレイオフを受けてカウンター。カラブリアが運び、左のレビッチに渡し、レビッチから完璧なラストパスをゴール前で受けてシュートを撃つがクラーニョの正面。こぼれ球にジルーが反応するがジョアン・ペドロが先に触って防ぐ。

 84分、ミラン右サイドのCK。カラブリアのボールをニアでケシエが後ろへフリック。高く上がったボールをファーでレビッチが左足で撃つがゴール前でロヴァートがクリア。

 89分、左サイドでサレマーケルスからアルターレがボール奪取。ケイタ、パヴォレッティ、ガストン・ペレイロと繋ぎ、右サイドのザッパへ展開。ザッパのクロスにパヴォレッティがヘディングシュートもバーに直撃。こぼれ球をマリンが撃つが、倒れていたべナセルに当たったボールをメニャンが抑える。

 92分、右サイドで人を集めてパスを繋いでボールをキープするミランカリアリがボールを奪いロヴァートからパヴォレッティにロングパスが通るが落としを敵陣中央でべナセルが奪う。ケシエのトラップミスをジョアン・ペドロが狙うがケシエがなんとか残してこぼれ球を拾ったべナセルが中央で相手を引きつけて右でフリーのサレマーケルスにラストパス。サレマーケルスがシュートを撃つがアルターレがブロック。

 0-1で試合終了。

 

ミラン

 

 序盤から決定機を外し続けるが、後半にべナセルのゴラッソで先制。しかし、その後も決定機を活かせず、ピンチが幾度かあったがバーにも助けられ逃げ切った。これでカンピオナートはウノゼロで3連勝。

 試合後はカリアリファンのメニャンへの人種差別発言を発端に乱闘寸前。カリアリケーンルカクに対してもやっていたと思うが、ちょうど今節は人種差別反対キャンペーンを行っているので罰を与えてほしい。

 

 ビルドアップで配置の工夫をしてこない相手だったため、プレスは機能した。各々の対応は安定しており、強度や意識が高く、集中力も落ちなかった。CBはパヴォレッティの空中戦以外は余裕だった。ボランチインサイドハーフをしっかり捕まえていた。カリアリの終盤のファイアーアタック以外は安心して見ることができた。

 ビルドアップでは前半はレオンが中に入りすぎてブラヒムの邪魔になり、左には人がいない状態になっていたが、後半のレオンのポジション修正でブラヒムがスペースを得て輝き始めた。前半で2列目を全員交代させたいくらいだったが、修正でマシになった。レオンとゴルダニーガが1vs1になる状況の下地は前半から作れていたのでもっと活かしたかった。

 後半の修正があっても中央に固まっているDFに突っ込んでいく攻撃が多かったので、中央からCBを引きずり出す作業もできるチームになりたい。後は追加点と決定力。

 

 べナセルが攻守に圧倒的な存在感を発揮。ネーションズカップが本当に良い調整になった。出場停止明けのテオはパワーが有り余っていた。ケシエはバルセロナ移籍が内定したっぽいので元気。レビッチは完全に復調。

 

 次はIMW明けでホームボローニャ戦。次節はアタランタvsナポリユヴェントスvsインテルが行わるので勝点差を開く絶好の機会。代表組が無事に戻ってくることを祈る。

 

カリアリ

 

 ビルドアップの工夫のなさ、マンツーマンプレスの強度不足からマッザーリに限界を感じた。

 ベッラノーヴァだけではなく、アルターレもミランユース出身だったのは知らなかった。身体能力が高く、サイズもあるベッラノーヴァは今季気になっている1人だが、テオ相手には完敗。アルターレは肉弾戦が好きそう。最後のサレマの決定機を防いだのは素晴らしかった。

 

主審 Marco Di Bello VAR Michael Fabbri

 

 シミュレーションキャンセルからテオに厳しかったw

 審判委員長ロッキ解任の噂に笑ってしまった。引退しても大変ですな。