昨季に引き続き、今季もディ・フランチェスコとジャンパオロとマランが揃って途中解任されました。
そんな20-21シーズンのセリエA各チームをスタッツや大まかなメンバー、開幕前の予想順位とともに簡潔に振り返ります。想像以上に長くなったのでベストイレブン系は別で出します。
Teams Statistics | Lega Serie A
開幕前なので順位予想
— インクルソーレ (@milan2733) 2020年9月19日
1インテル
2ユヴェントス
3ナポリ
4ミラン
5アタランタ
6ラツィオ
7ローマ
8フィオレンティーナ
9サッスオーロ
10トリノ
11ボローニャ
12サンプドリア
13ウディネーゼ
14エラス
15カリアリ
16ベネヴェント
17パルマ
18ジェノア
19クロトーネ
20スペツィア
各クラブを振り返る
トップ4
優勝 91P インテル (予想1位)ビンゴ
☆MVP:ルカク ★MIP:ダルミアン
コンテ2季目。序盤は3-4-1-2が主体で人に強くいく守備を行っていたが、攻守のバランスが悪く、撃ち合い上等スタイルでなんとか勝ち点を拾っていた。しかし、コンテも流石にこのままじゃヤバいと思ったのか5-3-2ゾーンディフェンスに回帰し、鉄壁3CBコンビが定着した9節からは安定的に勝ち点3を得られるようになる。CLでは2季連続グループステージ敗退に終わったが、セリエAでは優勝直前の34節までの26試合で21勝4分1敗という圧倒的な成績で後続を引き離し、11年ぶりのスクデットを獲得。
しかし、財政状況が悪化しているため、主力を放出せねばならず、大きな補強も難しいことでコンテが今季で退任。来季はシモーネ・インザーギ体制となるが、誰が残って誰を獲れるのか、蓋を開けてみないとわからない。
解を見つけるまで1年待った甲斐があったエリクセン、ゲームチェンジャーのサンチェス、ユーティリティー性と謎の勝負強さを見せたダルミアン。
ホーム獲得勝ち点52。2季連続最少失点。シュート数6位だが得点2位。クロス成功数最多。枠に助けられた回数最少タイ。平均走行距離最多。アクチュアルプレイングタイム最長。
インテリスタの皆さん、おめでとうございます。
2位 79P ミラン (予想4位)
長いですが、こちらに書きました。
アウェイ最多勝ち点。失点3位タイ。得点5位。シュート数4位。オフサイド2位タイ。枠に当てた回数最多。平均走行距離14位。ポゼッションタイム9位。
3位 78P アタランタ (予想5位)
☆MVP:ロメロ ★MIP:ペッシーナ
ガスペリーニ5季目。そろそろマンネリ化してくるのではないかと個人的には予想していたのだが、見事に3季連続3位。史上最高成績の2位、59年ぶりのコッパ・イタリア優勝には僅かに届かなかった。CLはレアル・マドリーの個人能力の高さに屈した。
今季最大のトピックはガスペリーニとカピターノであるパプ・ゴメスとの軋轢だろう。これが戦術的にもチームの雰囲気にも問題が生じてくると思われたが、パプが使われなくなってからの方が圧倒的に成績が良化した。今はイリチッチとも関係が良くない様子だが、パプもイリチッチもいなくても守備網を崩せるメカニズムを仕込んだガスペリーニは本当に凄い。
最多得点。失点5位。シュート数2位。クロス失敗数最少タイ。セーブ数最少。オフサイド最少。平均走行距離7位。1試合平均プレータイム最短。敵陣ポゼッションタイム最長、自陣18位。
4位 78P ユヴェントス (予想2位)
サッリを解任し、監督未経験のピルロを抜擢。10連覇を狙うなかで、可変システムや最後尾からのビルドアップ、ハイプレスと現代的な要素を取り込もうという姿勢は見えたが、試合ごとにメンバーや可変方法が変わるせいか連携が成熟しなかった。1月、2月あたりに良い時期はあったが一時的で、CLではポルトに敗れる始末。希望が見えたのはミランに負けて目が覚めた最終盤。ロナウドを外すと一気に強度が高まり、なんとか4位に滑り込んだが、スーパーリーグ構想を諦めない限りUEFAから締め出される可能性も。
コッパ・イタリアは優勝し、最後に希望を見出したピルロだったが、SDのパラーティチとともにあえなく解任。アッレグリの呼び戻しが決まった。本当に辞めるべきはアニエッリじゃないのか。
ユーヴェさんもアッレグリがいなくなってから迷走が始まるのね。我々が人柱になって示したのに同じ轍を踏みに行くなんて。
— インクルソーレ (@milan2733) 2020年8月9日
一度も首位に立てず。ホーム成績2位。得点4位。失点2位。クロス成功数3位。オフサイド数2位タイ。CK数最多。平均走行距離6位。ポゼッションタイム2位。
EL組
5位 77P ナポリ (予想3位)
☆MVP:インシーニェ ★MIP:オシムヘン
ガットゥーゾ2季目。CL復帰を目標に、序盤はオシムヘン、メルテンス、インシーニェ、ロサーノの強力なアタッキングカルテットと練度が増したクリバリ、マノラスの超人CBコンビの活躍で上位を維持。しかし、オシムヘン、メルテンス、クリバリが相次いで離脱したり、コッパ・イタリアとELによる長期の連戦で停滞。終盤は復調して負けなしが続いたが、最終節で勝ちきれず5位に転落してしまった。
得点3位。失点3位タイ。シュート数最多。ヘディングゴール数16位。セーブ数19位。CK数3位。平均走行距離3位。ポゼッションタイム4位。
6位 68P ラツィオ (予想6位)ビンゴ
☆MVP:ミリンコビッチ=サビッチ ★MIP:マルシッチ
シモーネ・インザーギ6季目。昨季は選手層の薄さでスクデットを逃したが、目玉となるような補強は行われず、バックアッパーの獲得に終始したうえに、アタランタ同様にマンネリの心配もあった。頼みのルイス・アルベルトやインモービレが昨季ほどの輝きを放てず、DFに負傷者が続出。結果的にはホーム12連勝などあったものの、12敗もしていたり、トップ4には1度しか入れなかったり、安定感を欠いて6位でフィニッシュ。
シモーネ・インザーギは契約を更新せずインテルへ。後任はなんとサッリ!どんなメンバーになるのか楽しみだ。アチェルビとルイス・アルベルトが軸なのは確実。
得点8位。失点8位。クロス成功数・失敗数2位。オフサイド数4位。平均走行距離2位。自陣ポゼッションタイム4位。
祝!第一回カンファレンスリーグ行き!
7位 62P ローマ (予想7位)ビンゴ
☆MVP:ムヒタリアン ★MIP:イバニェス
フォンセカ2季目。昨季終盤に採用し結果が出た3-4-2-1を今季も継続。今季も負傷者が続出したなかで、中盤までは上位に食らいついていた。しかし、開幕戦にディアワラの登録ミスで敗戦扱いになったり、コッパ・イタリアでは6人交代してしまい敗戦扱いになったり、チームの雰囲気は悪く、フォンセカは完全に選手からの信頼を失い、終盤はヴェレトゥとスピナッツォーラの離脱も相まって7位が定位置になってしまった。
下位にはそれなりに強かったが、上位6クラブとの対戦では1勝しかできず。ホーム勝ち点は3位なのに対して、アウェイ成績は14位。ELでは準決勝まで進むがマンチェスター・ユナイテッドに大敗。
来季はモウリーニョがセリエAに帰還。かなり期待が高まっている様子。フォンセカはまさかのトッテナムへ。
得点5位。失点10位。CK数2位。平均走行距離10位。アクチュアルプレイングタイム2位タイ。敵陣ポゼッションタイム5位。
中位
8位 62P サッスオーロ (予想9位)
☆MVP:ベラルディ ★MIP:ラスパドーリ
デ・ゼルビ3季目。完全に戦術が浸透しており、レベルがあまり変わらない2チームを作れる充実したスカッドで、序盤は2位をキープする時期もあるなど大躍進。以降は5バックで構える相手を崩しきれない試合が続き、9位まで順位を落としたが、最終的には7位ローマと勝ち点で並んだ。
デ・ゼルビは今季限りで退任しシャフタール・ドネツクへ。何人か連れていくという噂もある。後任は決まっていないがジャンパオロという噂が…
得点7位。失点9位。クロス成功数最少、失敗数最少タイ。セーブ数4位。枠に助けられた回数2位。CK数5位。オフサイド数17位タイ。ヘディングゴール数最少。平均走行距離15位。平均プレータイム3位タイ。ポゼッションタイム1位、自陣1位、敵陣3位。
9位 52P サンプドリア (予想12位)
☆MVP:カンドレーヴァ ★MIP:ダムスゴー
昨季は途中就任で残留に導いたラニエリの2季目。オーソドックスな4-4-2を基本に、時には5バックも採用する堅守と、カンドレーヴァとアウジェッロのクロスを多士済々なアタッカー陣が仕留めることで安定的に勝ち点を稼いだ。降格圏にいたのは最初だけで、以降は中位安定。トップハーフフィニッシュは見事。
流石の手腕を発揮したラニエリだが退任が決定。後任は未定。
得点9位タイ。失点7位。クロス失敗数最多。セーブ数6位。枠に助けられた回数4位タイ。平均走行距離12位。平均プレータイム19位。ポゼッションタイム16位。
10位 45P エラス・ヴェローナ (予想14位)
☆MVP:ディマルコ ★MIP:イリッチ
ユリッチ2季目。昇格1年目の昨季の躍進から主力3名を引き抜かれたが、ロヴァートが台頭し、バラク、タメゼ、イリッチ、チェッケリーニ、マニャーニという新戦力がフィット。強度の高いマンツーマンディフェンスで堅守を築き、ザッカーニ、ラゾヴィッチ、ディマルコの左サイドからチャンスを作った。誤算は1月に獲得したラザーニャが決定機を逃し続けたことか。それでも開幕から常にトップハーフを維持して10位でフィニッシュ。
引く手数多のユリッチが来季はトリノへ。後任は成績不振による解任が続いているディ・フランチェスコ。ザッカーニに移籍の噂は絶えず、ディマルコも金欠で買い取れないかもしれないということでティフォージの不安は募るばかりだろう。
得点15位。失点6位。枠に当てた回数2位。オフサイド数最多。平均走行距離9位。アクチュアルプレイングタイム最短。ポゼッションタイム17位、自陣19位。
11位 42P ジェノア (予想18位)
☆MVP:ザッパコスタ ★MIP:ショムロドフ
昨季カリアリを躍進させた後に急ブレーキを踏み解任されたマランの1季目。ただでさえ選手の入れ替わりが激しかったうえに、開幕直後にクラスターが発生し、トレーニングができない状況に。開幕戦以降勝利がなかったことで14節からバッラルディーニが就任。ベテラン選手を重宝した5-3-2で着実に勝ち点を積み上げて、就任時の19位から11位まで引き上げた。期間内成績は9位で得点は3倍近く増加した。
来季は未定だが、バッラルディーニ体制継続が有力視されている。
得点13位タイ。失点10位タイ。シュート数最少。クロス成功数18位。セーブ数3位。枠に助けられた回数4位タイ。CK数最少。平均走行距離5位。ポゼッションタイム18位、敵陣19位。
12位 41P ボローニャ (予想11位)
☆MVP:ソリアーノ ★MIP:ヴィニャート
ミハイロヴィッチ3季目。育て上げてきた若手と経験豊富なベテランでトップハーフフィニッシュを目指したが、ほとんどトップハーフに入れなかった。デ・シルヴェストリの補強で冨安をCBで起用できるようになったが、そのメリットよりも、冨安がRSBにいないデメリットが勝ってしまった印象。結果的に1月にCBのスマオロを獲得。しかし、頼みの冨安も負傷で7試合欠場してしまい、それほど勝ち点を伸ばせなかった。
冨安、シャウテン、スヴァンベリは市場での注目銘柄になり、ヴィニャート、ヒッキーは将来が楽しみなプレーぶりだった。ダニーロ、パラシオは40歳近いとは思えないハツラツぶり。
アウェイ成績18位。得点11位。失点15位。クロス成功数19位。セーブ数2位。CK数7位タイ。平均走行距離16位。ポゼッションタイム11位、敵陣9位。
13位 40P フィオレンティーナ (予想8位)
☆MVP:ヴラホヴィッチ ★MIP:イアキーニ
イアキーニ2季目。イアキーニの続投に疑問の声が多い中、過去2年の低迷を打破すべく、ボナベントゥーラ、アムラバト、カジェホンとセリエAでの実績がある有能な選手を獲得。しかし、序盤から思ったような結果は出ず、8節からイアキーニを解任し、プランデッリが久々の監督復帰。ヴラホヴィッチが覚醒したものの、21試合で21ポイントしか取れず、イアキーニが再登板。結局、今季も上位争いに割り込めずに終了。
プランデッリと数字は大して変わらないが、イアキーニがトータル17試合で19ポイント獲得。イアキーニしか勝たん!
来季はガットゥーゾの就任が決定。
アウェイ成績17位。得点13位。失点13位タイ。シュート数18位。クロス成功数5位。セーブ数16位。平均走行距離18位。アクチュアルプレイングタイム2位タイ。ポゼッションタイム12位。
14位 40P ウディネーゼ (予想13位)
☆MVP:デ・パウル ★MIP:ナイティンク
ゴッティ2年目。5-3-2のブロックを自陣に組み、屈強なDF陣がボールを奪えば、「キング」デ・パウルの圧倒的な技術によるキープ力で時間を作り、ナウエル・モリーナやストリガー・ラーセンやロベルト・ペレイラのフリーランでかく乱。しかし、得点力は低いので先に失点しないことが大前提だった。その点でPPGが圧倒的に高かったナイティンクがいるかどうかが結果に大きく関与していた。
ゴッティは監督をあまりやりたくないらしいが来季も継続の様子。ただ、流石にもうデ・パウルを引き留めることはできなさそうだ。
アウェイ成績9位。得点18位。失点10位タイ。シュート数13位。クロス失敗数5位。セーブ数15位。枠に当てた回数5位タイ。枠に助けられた回数最少タイ。オフサイド数5位タイ。平均走行距離17位。ポゼッションタイム13位。
下位
15位 39P スペツィア (予想20位)
☆MVP:マッジョーレ ★MIP:レオ・セナ
イタリアーノ2季目。プレーオフを勝ち上がりクラブ史上初のセリエA昇格。4-1-2-3でピッチを広く使ったポジショナルな攻撃とハイラインハイプレスの積極的な守備で見事に残留を果たした。ナポリとミランに勝ち、インテルとアタランタには引き分けるなど、上位相手にも臆せず自分たちのスタイルで挑み結果を出した。
とにかく評価が上がったイタリアーノだが契約を更新。来季も楽しみだ。個人的にはフロンターレの山根、田中碧、三笘が入ってほしい。
LO SPETTACOLO CONTINUA! 😉#Aneghecredo (e doi...) pic.twitter.com/EBYn7NuwGv
— Spezia Calcio (@acspezia) 2021年6月2日
得点9位タイ。失点17位。シュート数17位。クロス成功数4位。枠に当てた回数5位タイ。CK数18位。オフサイド数5位タイ。平均走行距離19位。平均プレータイム3位タイ。ポゼッションタイム8位、自陣5位。
16位 37P カリアリ (予想15位)
☆MVP:クラーニョ ★MIP:パヴォレッティ
昨季はサンプドリアで7試合で解任されたディ・フランチェスコの1季目。お得意の4-3-3で開幕したが、人材不足ですぐに頓挫。その後は4-2-3-1をベースにするが、7節の勝利を最後に23節まで1勝もできず、18位まで落ち込み解任。後任に昨季途中までSPALを率いていたセンプリチを招聘すると、途中に4連敗があったものの、サイドアタックを中心に15試合で22ポイント(期間内成績8位)を稼ぎ、見事に残留へ導いた。
来季もセンプリチ継続。しかし、ゴディンは退団濃厚。ナンデスやマリンにも移籍の噂が。
得点17位。失点13位タイ。シュート数11位。クロス成功数6位タイ、失敗数4位。セーブ数最多。オフサイド数17位タイ。ヘディングゴール数4位。平均走行距離8位。平均プレータイム2位。アクチュアルプレイングタイム18位。ポゼッションタイム19位。
17位 37P トリノ (予想10位)
☆MVP:ベロッティ ★MIP:シンゴ
昨季はミランで7試合で解任されたジャンパオロの1季目。お得意の4-3-1-2で開幕するが、失点が止まらず5-3-2へ移行。それでも降格圏から抜け出せず18節で解任。後任は昨季ジェノアを残留に導いたダヴィデ・ニコラ。更に、教え子であるマンドラゴラとサナブリアも獲得。就任後はすぐに降格圏を脱出し、その後も17位以上を維持。見事に20試合で24ポイント(期間内成績11位)を稼ぎ残留に導いた。
残留請負人の二コラは退任し、来季はエラス・ヴェローナを躍進させたユリッチを招聘。しかし、エースのベロッティが退団濃厚。
得点12位。失点16位。クロス成功数6位タイ、失敗数3位。枠に当てた回数3位。オフサイド数16位。ヘディングゴール数3位。平均走行距離最短。平均プレータイム最長。アクチュアルプレイングタイム17位。ポゼッションタイム15位。
降格組
18位 33P ベネヴェント (予想16位)
☆MVP:バルバ ★MIP:インプロータ
フィリッポ・インザーギ2季目。セリエBを圧倒的な強さで制して昇格を果たし、セリエA経験豊富な選手も補強し、クラブ史上初のセリエA残留を目指した。相手に合わせて4-3-3、4-3-2-1、5-3-2など複数のシステムを使い分ける守備的な戦いで、まさかのトップハーフで年越し。しかし、2021年は2勝(一つはユヴェントス)しかできず、一気に18位まで転落してしまった。
ホーム成績19位、アウェイ成績11位。得点19位。失点18位。シュート数14位。枠に当てた回数最少、枠に助けられた回数最多。平均走行距離13位。平均プレータイム3位タイ。アクチュアルプレイングタイム19位。ポゼッションタイム最短。
19位 23P クロトーネ (予想19位)ビンゴ
☆MVP:メシアス ★MIP:ウナス
セリエB2位で昇格させたストロッパの3季目。セリエB得点王シミーのポストプレーとメシアスの技術を軸に、後方からビルドアップしていく姿勢を示すが、クオリティ不足でミスが頻発し、守備陣も耐えきることができず序盤から失点が嵩んでいく。シーズンの大半を最下位で過ごすなかで、1月にドリブラーのウナスを獲得し、25節からコズミが監督に就任すると、失点率は上がったものの、勝ち点と得点は増加。残留には失敗したが、期間内成績は17位で最下位から脱出しシーズン終了。
コズミは退任し、ストロッパは来季はモンツァの監督に就任。
アウェイ成績最下位。得点16位。最多失点92。シュート数19位。クロス成功数17位。セーブ数5位。枠に助けられた回数4位タイ。CK数19位。オフサイド数17位タイ。ヘディングゴール数18位タイ。平均走行距離11位。平均プレータイム17位タイ。ポゼッションタイム14位、自陣10位。
20位 20P パルマ (予想17位)
☆MVP:クルティッチ ★MIP:ミハイラ
セリエA昇格と2シーズン残留に導いたダヴェルサから降格したレッチェのリヴェラーニに交代した1年目。クルセフスキとダルミアンが退団したが、オーナーが北米資本に変わり、若手を中心に大量補強し選手層は厚くなった。しかし、戦力になったのはオソリオくらいで、司令塔として期待されたシプリアンは全く結果を残せなかった。16節で18位に転落すると、ダヴェルサの呼び戻しを決断。1月にペッレ、バーニ、コンティ、デニス・マンを獲得するが、善戦しても勝ち切れない試合ばかりで勝ち点を稼げず、最後は9連敗で最下位へ転落。
来季はマンチェスター・シティU-23での評価が高いエンツォ・マレスカを招聘。
ホーム成績最下位。得点最少。失点19位。枠に当てた回数18位タイ、枠に助けられた回数3位。平均走行距離4位。ポゼッションタイム10位、自陣2位、敵陣16位タイ。
総評
4チーム的中したが、クロトーネはたまたま。ボローニャ、ウディネーゼ、カリアリは感覚的にはほぼビンゴ。ジェノアも監督交代がなければ当たったかもしれない。パルマは昨季降格予想してしまったので、心情的に今季は降格圏に入れられなかった。
期待を裏切られたのはフィオレンティーナとトリノ。フィオレンティーナの補強とジャンパオロは信じない。逆にサプライズだったのはスペツィア。観てて楽しいアグレッシブな戦いで個人的には完全に2推しのチームになった。昨季のエラス・ヴェローナ同様、プレーオフから昇格したチームが昇格組で唯一残留しているのも面白い。来季はヴェネツィアに期待?
昨季よりは良い予想ができたが、監督交代が多い来季は予想が非常に難しいと同時に、既に開幕が楽しみでもある。まだ監督未定のチームはぜひマランさんを雇ってあげてください。