自業自得記録地獄

主にACミランとセリエAに関する備忘録。

22-23 セリエA総括 〜観戦メモ編〜

 22-23シーズン総括の最後に、今季私が残してきたメモを誰のためにもならないと思いますが公開します。完全に自分用のメモなので、まともに読むものではないですが、記憶の補助程度になれば嬉しいです。

 

今季配信ナシ
LEC 5 / MON 2 / CRE 2 / SAL 4 / SPE 2 / EMP 4 / SAM 1 / UDI 2 / BOL 2 / SAS 2 / TOR 3 / VER 3 / FIO 2 

 

開幕前週コッパ・イタリア初戦

 

SAM
非保持4-1-4-1/保持アンカーCB間降りSH中
UDI
大きな変化がないがモリーナの攻撃性能がなくなったのが痛い。ロベルト・ペレイラが好調。
SPE
被5-3-2 キヴィオルがCB、ギャシがRWB、サーラがアンカー、アグデロがIH。前5人でプレスorコンパクトな5-3ブロック。エンゾラへのロングボールでカウンター。
保3-1-4-1-1 ボールサイドに人数を集めて近い距離感。ヴェルデが縦パスを引き出す。WBとIH入れ替わりアリ。
TOR
CBブオンジョルノとCHリッチの入れ替わりやリッチが左に降りることでリカルド・ロドリゲスを押し上げる。キレキレのアイナ、ドリブラーのラドニッチと左で崩し、右大外からシンゴが飛び込む。
SAL
リベリー中心に中盤からラサナ・クリバリが飛び出す。基準点になっていたジュリッチ退団の影響が大きい。
SAS
被4-5-1セットするだけでボールにプレッシャーがかからない。
保 4-3-1-2でCBとアンカーをマンツーマンで潰される。マテウス・エンヒキはアンカーではない。新戦力のフィットと全体的な成長が必要。課題のカウンター対応に手が打たれていた様子は見受けられない。


第1節8/13~15 MON-TOR/FIO-CRE/SPE-EMP

 

LEC-INT 1-2
開始早々大外アタックでルカク先制点。
レッチェはWGがIBにプレスをかけ、ブロゾヴィッチにはシーセイかヒュールマンがいつでも寄せられる準備をする。
インテルはディマルコがLSB化しバレッラが右に降りて4バック気味のビルドアップ。
後半開始早々レッチェがカウンターで同点。
インテルはFW4人を同時起用で猛攻を仕掛けるがファルコーネが好セーブを続ける。ラストプレーでCKからドゥンフリースが押し込んで劇的勝利。

SAM-ATA 0-2
サンプは前線からプレス。アタランタはコープマイネルスがオコリとジムシティの間に降りる。WBがSBを釣りだして裏にトップが流れる。
アタランタはCBとアンカーにマーク。サンプは低い位置のSBでWB、外高い位置でSHがIBを釣り出し、広げたCB間をカプートが突く。左のサビリ、ジュリチッチ、アウジェッロで繋いで右サイドのレリスにサイドチェンジを狙う。その形でレリスの折り返しをカプートが巧みな動きでオコリを外してネットを揺らすがレリスのファウルでノーゴール。
アタランタはサパタがPA内で背負って受けてクロス、パシャリッチが折り返しトロイが押し込んで先制。
後半はサンプが右サイドデパオリのクロスからファーでクアリアレッラにチャンスが2回あったが決められず、終了間際にルックマンがマリノフスキーとカウンターでとどめ。

LAZ-BOL 2-1
前半早々にマシミアノが退場しラツィオは4-4-1で構える。ボローニャはシャウテンがメデルの左に降りてリコヤニスを押し出す。クロスか、サイドから斜めの楔をアルナウトヴィッチに入れる。PKでボローニャが先制するが、終了間際にスマオロが退場。
後半からボローニャは5-3-1。ラツィオはミリサヴィへのロングボールやラッザリのドリブルで押し込む。ラッザリのクロスでOGを誘発し、クリアせずに繋ごうとしたボローニャのミスをインモービレが見逃さずに決勝点。主審マッシミはコントロール失敗。

SAL-ROM 0-1
サレルニターナの3CBとローマのアタッカー陣が1vs1になる噛み合わせがサレルニターナにとって厳しい。それぞれが食いついてラインもバラバラになりザニオーロに何度も決定機を与えた。攻撃でもジュリッチというターゲットがいなくなり、リベリーもミスが多く、左で起用されたマッゾッキはカットインするのは悪くないがその先で詰まる。サイドチェンジで揺さぶりたかった。ブラダリッチ、ボヒネン、ラドヴァノヴィッチの復帰を待ち、チャンスメイクの形を共有したい。
得点自体はラッキーだったがローマの完勝。ザニオーロとディバラは前後半で左右を入れ替えたが、前半の左ザニオーロは勢いのままシュートに持ち込めるので良いかも。右ハーフスペースのディバラからスルーパスを受ける形は脅威になる。マンチーニの運ぶドリブルが良いアクセントになっていた。

VER-NAP 2-5
アンカーロボトカを中心に4-1ビルドで支配するナポリだがCKからエラスが先制。ロサーノのふんわりクロスからクワラツヘリアのヘディングで追いつき、前半終了間際にCKからオシムヘンが決めて逆転。
後半早々にファラオーニのクロスからトマ・アンリがヘディングを決めてエラスが追いつくが、すぐにナポリがカウンターからジエリンスキで勝ち越すと、エラスは足が止まり、ナポリが突き放した。
キム・ミンジェもクワラツヘリアも普通にやれそう。ロボトカが上手い。
エラスは強度が低く、カウンターの迫力がないどころか起点すらない。

JUV-SAS 3-0
ユヴェントスは保持3-1-4-1-1非保持4-4-2でスタート。サッスオーロは4-5-1でIBにはIHが対応。前半途中にクアドラードをLWG、ディ・マリアをRWGの4-3-3に変更し、ディ・マリアが外から中に入ってきてボールを受けてリズムを作る。26分にアレックス・サンドロのふんわりクロスをディ・マリアがボレーで先制。前半終了間際にはヴラホヴィッチが自ら獲得したPKを決める。
後半立ち上がりにはカーン・アイハンのビルドアップミスからヴラホヴィッチがドッピエッタ


第2節8/20〜22 UDI-SAL/SAS-LEC/BOL-VER


TOR-LAZ 0-0 ミリサヴィ兄弟対決
序盤から3-4-1-2のトリノのハイプレスに苦しみ、ラツィオは中盤と前線が前を向いてプレーする機会をほとんど得られない。トリノはリッチを中心に中盤でボールを保持し、ラドニッチのドリブルを用いて崩そうとするが、チャンスの手前のプレーの質や、連携不足で決定機を作ることができない。決定機を多く作ったのはラツィオの方で、ミリサヴィ弟の活躍でトリノは無失点で済んだ。
ブオンジョルノはインモービレにロングボールへの対応は全勝だったが、動きながらの対応は苦しんだ。ヴラシッチは守備面は良かったが、攻撃の絡みが少なかった。リッチ、ルキッチ、リネッティの同時起用もアリ。

INT-SPE 3-0
縦にコンパクトな5-3-2で構えるスペツィアに対して、インテルは序盤から2トップとWBが積極的に裏を狙い、押し込んで試合を進める。ドロンゴフスキの好セーブに阻まれていたが、ルカクダイアゴナルランにバレッラが正確なパスを出し、落としをラウタロが見事にボレーで決めて先制。後半に2点追加し、被シュート2本の完勝。
スペツィアはブラビアがアンカー、サーラとバストーニがIH。一つ一つのプレーの質や判断、強度の差が大きすぎた。スーパードロンゴフスキ。

EMP-FIO 0-0 トスカーナダービー
サイドチェンジを多用しズレを作ろうとするフィオレンティーナだが、エンポリはIHとSBが高強度のスライドと冷静な対応で決定機を作らせない。エンポリはアンカーの脇にIH のどちらかが降りてビルドアップに顔を出し、縦パスと斜めパスの出し入れで前進を図る。フィオレンティーナはイコネとヨヴィッチでCB、マンドラゴラがアンカーをマーク。
後半7分過ぎに主審マルケッティが負傷。20分すぎにルペルトがDOGSOで退場。AT突入後にカンビアーギがハムってエンポリは10分を9人で戦ったが守りきった。
やはりエンポリの両SBは有能。引き抜かれなかったのが不思議。

NAP-MON 4-0
モンツァは保持3-1-4-2被保持5-3-2ミドルプレス。ナポリは4-1-2-3でロボトカを3-2の間に入れて2トップを牽制し、SB、IH、WGでハーフスペースと大外を崩す。オシムヘンは中盤の間に顔を出したり、3バックの間に抜け出す。
クワラツヘリアのミドルシュートとカウンターからオシムヘンが決めて前半で決定づける。後半もロボトカのインターセプトからショートカウンターでクワラツヘリアがドッピエッタ。ATにキム・ミンジェも決めて快勝。

ROM-CRE 1-0
エイブラハムへのロングボールで前線の個を活かすが決めきれないローマ。奮闘するクレモネーゼの3バックとラドゥ。クレモネーゼピッケルとアスカシバルで動かし、オケレケとデセルスとWBがローマの最終ラインを押し下げて、手前のスペースにザニマッキアが顔を出す。ローマはコンパクトに守れない。前半終盤にザニオーロが肩を痛める。
後半も決めきれないローマだったがCKからスモーリングで先制。クレモネーゼは可能性を感じる攻撃を見せるがローマが1点を守りきった。主審マッシミはまたコントロール失敗。
ローマは2試合連続で決定機を逃し続けた。3バックが全員運べるのが良い。
LIBのロコシュヴィリが良いかもしれない。デセルスのシュートセンスは脅威。

SAM-JUV 0-0
ユヴェントスは4-3-3。サンプのハイプレスはSHがCBに外切りプレス、アンカーはカプートがマーク。4-1-4-1のブロックを組むと、CBにはIHが出る。ユヴェントスはCBが張ったWGに対角のフィードを蹴る。サンプは前節同様ヴィエイラが降りて3バックに可変し、ジュリチッチが中に入ってサビリとパスワークを見せ、レリスへのダイアゴナルアタックを狙う。
後半はデ・シリオがLSBに入り内側で角度をつけてボールを持つことでビルドアップが少し改善。終盤はケーンをLWG、コスティッチをRWGにして決定機を得たが決めきれず。
サビリは引き抜かれ不可避。
ディ・マリアが居ないとボールが運べない。前半のヴラホヴィッチのボールタッチはキックオフ含めて3回。ブレーメルが酷い。


第3節8/26~28 CRE-TOR/SPE-SAS/LEC-EMP


MON-UDI 1-2
5-3-2vs5-3-2。モンツァはセンシがアンカー。ウディネはロベルト・ペレイラがRWB。モンツァがカウンターからコルパニが決めて先制するが、ウディネはサイドチェンジとベカンのインナーラップからベトが決めて追いつく。その後もお互いに決定機を作るが前半は1-1で終了。後半にスローインからサクセスのポストプレーでウドジェがPAに侵入しネストロフスキとワンツーで崩してウディネが逆転勝利。
互いに5バックでも間に入れば逆のWBは空くし、IBの攻撃参加が大事。

LAZ-INT 3-1
インテルがサイドからシンプルにクロスを入れて押し込む序盤だったが、15分にラツィオがらしいビルドアップからインモービレの決定機を創出しラツィオがペースを取り戻していく。前半終盤にディマルコの注意不足を見逃さなかったミリサヴィのパスをフェリペ・アンデルソンが決めてラツィオが先制。
後半立ち上がりにサイドのFKのこぼれ球をラウタロが押し込んでインテルが追いつき再びインテルが押し込む展開。流れを変えたいラツィオルイス・アルベルトとペドロを投入すると、右ハーフスペースでスペースを見つけたミリサヴィのクロスを左大外のペドロが落としルイス・アルベルトがゴラッソ。さらにルイス・アルベルトが高い位置でブロゾヴィッチの背中からプレスをかけてミスを誘い、ショートカウンターからペドロが決めてラツィオが勝利。インテルはジェコ、ラウタロ、コレアを並べるが返せず、被カウンターも受けまくる始末。

JUV-ROM 1-1
開始早々ユーヴェがハイプレスからゴール前でFKを獲得すると、ヴラホヴィッチが直接決めて先制。その後もローマのワントップ2シャドーに対して2CBと2ボラで数的優位を取り、ミレッティとクアドラードボランチ脇で受けることでボランチが開くとヴラホヴィッチへの縦パスも使え、守備強度、トランジションも良く、前半を優位に進める。ローマは距離が遠く、前線が孤立。
後半からローマは4-2-3-1。劇的な改善には繋がらないものの、ユーヴェのペースを落とすことには成功。その中でローマはCKからディバラの折り返しをエイブラハムが決めて同点に。その後ローマは5-3-2に変更しカウンターを狙うがお互いに決定機はないまま終了。ユーヴェは前半の内容が良かっただけに勝利を逃したのは痛い。

SAL-SAM 4-0
サンプはいつものビルドアップ3-2-5プレス4-1-4-1。サレルニターナは3-2を2トップ両IHで遮断。両サイドの菱形で前進。7分にサレルニターナがブロンからクリバリに楔を打ち、こぼれ球をマッジョーレが裏に抜け出すボナッツォーリにパス。折り返しをディアが押し込んで先制。15分にはクリバリがサビリにプレスをかけて奪い、左サイドのチャンネルに走り込んだディアの折り返しをボナッツォーリが決める。
後半からサレルニターナは退場しそうなマッゾッキを下げてカスタノスを投入し、ヴィリエナがLWBに入る。49分、ギョンベールがディアに縦パス。ボナッツォーリが落としを受けて左のヴィリエナにパス。ヴィリエナが中央に運び、ゴール前でクリバリとワンツーで抜け出し冷静に決めて3点目。サンプは62分に4枚替え。74分に4-3-1-2。しかし、75分、中盤でクリバリがサビリからボールを奪いディアに預ける。ディアはアウジェッロが上がっていたスペースに走るボテイムにスルーパス。ボテイムがしっかり流し込んで4点目。
ビジャレアル産ディア大当たり。マッジョーレがアンカーとして繋ぎの正確さ、カバーエリアの広さ、判断の早さを発揮。クリバリがサンプのキーマンサビリを圧倒。サンプは未だ無得点。

VER-ATA 1-0
アタランタは3-4-2-1。前線3人へ縦パス。ハイプレスは行かずにGKに持たせる。コープマイネルスがヴェローゾ、オコリがタメゼにズレる。ヴェローナは2トップへのロングボールとセカンドボール狙い。ハイプレスに行く。前半はどっちもどっち。後半からアタランタは2枚替え。トロイがLSB、エデルソンがトップ下の4-2-1-3。49分にコープマイネルスのミドルシュートで先制。終盤アタランタはエデルソンとトロイが追加点の決定機を逃し、ヴェローナは右に回ったラゾヴィッチがチャンスを作るが追いつけず。
デビュー戦のエデルソンがリンクマン兼運び屋として活躍。

FIO-NAP 0-0
4-3-3vs4-3-3。フィオレンティーナはアムラバトがロボトカまでプレス。クアルタが中盤を潰しに行き、ミレンコヴィッチがオシムヘンと1vs1の同数ハイプレス。ナポリは中盤がポジションチェンジを繰り返してボールを動かしつつ、オシムヘンへのロングボールで薄いDFラインを攻めようとする。
ナポリの守備はオシムヘンがアムラバトを背中で消し、IHの2人と連携して2CBにプレスをかける。フィオレンティーナはゴッリーニを使い、アムラバトに入れ、両サイドに展開していく。
両チームチャンスを作るがラストパスの質不足や決定機逸でスコアレスドロー

 

第4節8/30~9/1 EMP-VER/UDI-FIO/BOL-SAL


ROM-MON 3-0
ローマはハイプレスに人をあまり割かないのでモンツァはセンシ中心にGKも含めて人数をかければ前進できる。モンツァは前から行くがローマの前線相手に同数は厳しい。エイブラハムがクリアボールを競り勝ってディバラが運んで先制。マティッチのロングパスがエイブラハムにマッローネのミスで繋がりシュートを撃ちこぼれ球をディバラが押し込み追加点。後半はCKからイバニェスが決める。70分以降はモンツアもサイドから攻め込むが得点は奪えず。

INT-CRE 3-1
クレモネーゼのデザインCKを奪ってカウンターで先制。37分にも左で奪い右からカウンターで追加点。後半もカウンターで3点目。クレモネーゼはオケレケのコンシューで一矢報いる。

SAM-LAZ 1-1
前半はラツィオペース。ロマニョーリからザッカーニに裏へのパス。先制点はロマニョーリからミリサヴィへの斜めパスをミリサヴィがワンタッチアウトスルーパスインモービレが反応して股抜きゴール。後半はサンプが4-3-12に変更しペースを掴む。ATにカプートがCB2人の間を抜け出す動きで作ったマルシッチとパトリックの間のスペースに入り込んだガッビアディーニがリンコンのパスを左足アウトで流し込んでチーム今季初得点。

JUV-SPE 2-0
序盤にヴラホヴィッチのFKでユーヴェが先制するが、ビルドアップのミスが多く、試合を掌握しきれない。スペツィアの精度の低さによってピンチが少ないだけ。シュチェスニーが着地で足首を捻って交代。後半ATにミレッティがターンで右サイドを突破してミリクにクロス。ミリクが反転シュートを決める。

NAP-LEC 1-1
ナポリは4-2-3-1。レッチェは2CBと2ボランチに対して4-1-4-1でミドルゾーンから1トップと2IHでプレス。レッチェはPKを得るがメレトがセーブ。26分、ナポリは左サイドをエルマス、ラスパドーリ、オリベラで突破。クロスを受けたオシムヘンがポリターノに繋ぎ、折り返しをエルマスが押し込み先制。しかし、コロンボがゴラッソをぶち込みすぐにレッチェが追いつく。
後半からナポリはロボトカとジエリンスキを投入しいつもの4-3-3に変更。完全に試合を支配するが1点が遠く引き分け。ポリターノからチャンスを作っていたが71分に交代。
レッチェはバンダのドリブルが脅威になっているのが大きい。ファルコーネの壁。

ATA-TOR 3-1
3-4-2-1同士。トリノはリッチがウォーミングアップで負傷し、代わりにセックが先発すると、セックがオコリを蹂躙。しかし、最後の質を欠き得点が奪えない。アタランタはソッピーがアイナに倒されて得たPKで先制。後半立ち上がりにはFKのこぼれ球をコープマイネルスがミドルで追加点。中央から右に流れたペッレグリの折り返しをヴラシッチが蹴り込んでトリノが1点返すが、判断ミスからジジがPKを与えてコープマイネルスがトリプレッタ。
どちらが勝ってもおかしくない内容だったが、トリノがもったいない失点を続けてしまった。リネッティもルキッチも前線に飛び出していくタイミングが良い。ヴラシッチも良くなった。
アタランタはサパタが負傷交代したがホイルンドが強いし速いでサパタの穴を感じさせなかった。


第5節9/3~5 VER-SAM/SAL-EMP/TOR-LEC


FIO-JUV 1-1
フィオレンティーナはマレーがマッケニーを消しながらブレーメルにプレス、イゴールがマッケニーにスライドする準備。ユーヴェはミリクのポストプレーや中央に入るディ・マリアに入れて前進。序盤にロカテッリのポストプレーからクアドラードがクロス、コスティッチのボレーシュートをミリクがゴール前でコースを変えて先制。その後はユーヴェのプレッシングが止まり、フィオレンティーナがアムラバトを中心にサイドのトライアングルで崩しにかかる。CKのカウンターでクアメが同点にし、ハンドでPKも得るがヨヴィッチが失敗。後半からユーヴェはディ・マリアに替えてデ・シリオを入れるがフィオレンティーナペースは変わらず後半のシュートは0本。フィオレンティーナはあと一歩だった。
ドドはしっかり前が見えるし立ち位置も良い。ソッティルは良くなっている。

LAZ-NAP 1-2
ラツィオが序盤にフェリペ・アンデルソンのプレスバックを起点に、サイドのスペースに抜け出したフェリペ・アンデルソンの折り返しをザッカーニがPA外から決めて先制。ナポリはCKからキム・ミンジェが決めて同点。60分にはCKのこぼれ球から右ハーフスペース奥に抜け出したザンボ・アンギサのマイナスの折り返しをクヴァラツヘリアが決めて逆転。その後も流れを渡さなかったナポリが逃げ切る。

CRE-SAS 0-0
クレモネーゼピッケルが外に開きヴァレリが中に入ったり、ザニマッキアがボールサイドに顔を出し、2トップの一角が中盤の間に顔を出すことで前進。前半は特にゴールに迫ったがあと一歩止まり。

SPE-BOL 2-2
メデルのロングフィードに抜け出したアルナウトヴィッチでボローニャが先制。しかし、スペツィアはバストーニのミドルシュートで追いつき、後半にFKがシャウテンのOGを誘い逆転。しかし、右から中に来たソリアーノのスルーパスに左から中に抜けたアルナウトヴィッチが抜け出して同点。
どっちもどっち。

UDI-ROM 4-0
ターンオーバーで技術に長けた人選になった2トップ、2IH、WBが近い距離でパスを繋ぎゴールに向かうウディネーゼ。クロスをカルスドルプがGKに胸で落としたボールをウドジェが掻っ攫って序盤に先制する。ローマはディバラがカウンターやダイアゴナルランから決定機を迎えるが決めきれない。後半からクリスタンテを下げてベロッティをエイブラハムの2トップにするが、サマルジッチにミドルシュートを決められ、攻撃的なカードを切るがカウンターでさらに2失点を浴び大敗。
今季のベカンは特に良い。ロベルト・ペレイラのWBも良い。IHのサマルジッチ、アルスラン、ロヴリッチも技術があって繋ぎのミスが少ない。

MON-ATA 0-2
アタランタは4-2-3-1。右にルックマン、中央にエデルソン、左にマリノフスキー。モンツァはロヴェッラの加入でセンシが前に絡む事ができるようになりチャンスは増加。前半は良かったが、後半からアタランタマリノフスキーをトップ下に置き、ビルドアップでは中盤に降りてSBが高い位置を取るように変更。そして、マリノフスキーから高い位置を取ったLSBソッピーに展開し、ルックマンがWB-CB間に抜け出して折り返しにホイルンドが詰めて先制。さらに中盤でモタのパスミスを拾ってエデルソンが右サイドを突破し折り返すとファーでルックマンが詰めマルロンのOGで追加点。モンツァはポゼッションで上回るが得点を奪えず5連敗。アタランタは単独首位。


第6節9/10~12 LEC-MON


NAP-SPE 1-0
ナポリがボールを保持しサイド攻撃で押し込むが崩しきれない。スペツィアはアグデロがアンカー番でRWBのホルムが縦スライドする5-2-2-1でカウンターを狙い何度かチャンスを得る。後半からナポリはエンドンベレに替えてロボトカを投入。88分にロボトカから右奥のロサーノに展開。ロサーノが深い位置からマイナスに折り返すとファーでラスパドーリが流し込み勝利。

INT-TOR 1-0
マンツーマンのトリノはRRがバレッラ、リネッティがブロゾヴィッチをマーク。ミドルやクロスからのヘディングでシュートは撃つが枠に行かないインテル。逆にトリノはサイド攻撃やカウンターで決定機を作るがハンダノヴィッチに止められる。試合が動いたのはこちらも88分。クロスのこぼれ球を拾ったバレッラがPA内でイルハンの背後を取ったブロゾヴィッチにフライスルーパス。ブロゾヴィッチが足に当ててゴール。主審アイロルディは両チームに不快だった。
ヴラシッチがフィットしている。ヴォイヴォダがボールを持てるのも良い。ブオンジョルノの潰しも良い。

ATA-CRE 1-1
クレモネーゼピッケルが右シャドーの3-4-2-1でビルドアップ時はキリケシュが列を上げて4バックでアタランタのマークをズラそうとする。前半はどちらかといえばクレモネーゼのペースだったが、後半途中からアタランタがホイルンドとエデルソンを投入すると攻撃が活性化。中央に起点が生まれサイドを活用できるように。その流れでコープマイネルスのFKをデミラルが合わせて先制するが、すぐにクレモネーゼがアスカシバルの無回転バウンドミドルシュートのこぼれ球をヴァレリが押し込んで同点にする。アタランタはオコリの攻撃参加でチャンスを作るが勝ち越せず。
アイウ、アスカシバルの好守。キック好調コープマイネルス。

BOL-FIO 2-1
ボローニャミハイロヴィッチ解任後最初の試合。マンツーハイプレスに対してアルナウトヴィッチに入れていくボローニャと5-3-2ブロックに対してアムラバトが展開するフィオレンティーナ。前半終了間際にドドが負傷し、好調だったソッティルもおそらく負傷。後半にCKの流れたボールをサポナーラがゴロクロスを入れるとクアルタが押し込んでフィオレンティーナが先制。しかし、イゴールの浮き球処理ミスを掻っ攫ったバロウが同点にすると、今度はクアルタが滑ってカシウスに掻っ攫われてアルナウトヴィッチが逆転弾。アルナウトヴィッチが負傷交代するが決定機を作らせずに逃げ切り今季初勝利。イゴールが絶不調。

SAS-UDI 1-3
サッスオーロがハイプレスからのショートカウンターでフラッテージが決めて先制。しかし、43分にビルドアップミスでウディネーゼのカウンターを浴びルアンがDOGSOで退場。後半からサマルジッチ、68分にベトとネストロフスキを投入し3-4-1-2にすると75分、CB-SB間を抜け出したロベルト・ペレイラのクロスをベトが頭で押し込んで同点。90分にサマルジッチが右足でミドルシュートを決め逆転、さらにカウンターからベトがドッピエッタ

LAZ-VER 2-0
ヴェローナはラゾヴィッチがアンカー番でマンツー、ラツィオはゾーンで互いにハイプレス。ミリサヴィやアンリへのロングボールとラツィオの右vsヴェローナの左。ラツィオの右はミリサヴィやフェリペ・アンデルソンが降りてラッザリが飛び出す。ヴェローナの左はコッポラ、ドイグ、ラゾヴィッチのコンビネーションとドリブル。ミリサヴィのクロスにファーでインモービレが詰めてラツィオが先制。終了間際に攻め急いだヴェローナショートカウンタールイス・アルベルトがトドメ。

JUV-SAL 2-2
前向きで守備ができて縦パスなどボールへのアプローチが早い5-3-2ブロックのサレルニターナユヴェントスは縦パスに食いついたCBの裏を狙う。ブロンのサイドチェンジを受けてクアドラードと入れ替わったマッゾッキがPAに侵入し折り返すとファーでカンドレーヴァが詰めてサレルニターナが先制。前半終了間際にディアが右裏に抜け出して折り返しをピョンテクが撃つとブレーメルのハンドでPK。ピョンテクが決めてサレルニターナが2点先行する。後半のユーヴェはミリクを投入し3-1-4-2でサイドを起点にサイドチェンジを織り交ぜて攻め込む。後半序盤にセットプレーの流れでコスティッチのクロスをブレーメルが強烈なヘディングを叩き込む。後半ATにボヌッチがPKのこぼれを決めて同点にするとラストプレーでCKからミリクがヘディングで決めるも反応したボヌッチオフサイド。しかし、実際は画面外でサレルニターナの選手が残っておりオンサイドで大荒れ。主審は若いマルチェナーロ。

EMP-ROM 1-2
ディバラのミドルで先制するが、その後はエンポリの攻勢が目立ち、両サイドからチャンスを作ると、43分にストヤノヴィッチのアーリークロスをバンディネッリがヘディングで決めて同点。サトリアーノが前半から決定機を逸し続けると、71分にディバラのインスイングクロスにファーでエイブラハムが押し込んで勝ち越し。その後はペッレグリーニがPKを失敗したり、アクパ=アクプロがミドルシュートをポストに当てたり、ボーヴェの決定機をヴィカーリオが防いだり、アクパ=アクプロが退場したり最後まで落ち着かない試合だった。


第7節9/16~18 SAL-LEC


BOL-EMP 0-1
チアゴ・モッタ初陣は4-2-3-1。保持はメデルが降りて3-1-5-1。シャドー化したバロウとオルソリーニがアンカー脇やIH裏で受けて基点になる。ビルドアップミスなどでお互いに多くの決定機を得るが、枠と両守護神が活躍。エンポリは75分にストヤノヴィッチからハーフスペース裏に飛び出したヘンダーソンにパスが通り、PA内深い位置から折り返すとラマースが合わせたこぼれ球をバンディネッリが詰めて先制して逃げ切った。

SPE-SAM 2-1 リグリアダービー
サンプはプレスで、スペツィアはサイドを揺さぶる攻撃と2トップへのロングボールでチャンスを作る。サビリのスーパードライミドルシュートでサンプが先制するが、直後にホルムのクロスがOGを誘発し同点になる。その後はスペツィアの方がゴールに迫ったが前半のシュートは1本のみ。後半もペースを維持したスペツィアは72分にホルムのクロスをエンゾラが決めて逆転。終盤のサンプの攻撃もドロンゴフスキの活躍で凌ぎ逃げ切った。

TOR-SAS 0-1
トリノは3-4-1-2でトップ下のヴラシッチがマクシム・ロペスをマークし、セックとラドニッチがCBにプレス。ビルドアップではスフールスが1列上がる。サッスオーロは4-3-3プレスと4-5-1ブロックを使い分ける。前半はどっちもどっち。トリノは58分に3枚替えを行い左サイドをテコ入れするが効果はなく、サッスオーロに持たされてリズムが出ない。92分にロジェリオのクロスにアグスティン・アルバレスが戻りながら頭で合わせてセリエA初ゴール。アタッカー不足のサッスオーロが劇的勝利。トリノはリッチやリカルド・ロドリゲス、ヴォイヴォダらポゼッションで貢献できるメンツが欠場した影響は大きかった。

UDI-INT 3-1 4位vs6位
ウディネはハイプレス。右はバストーニにロベルト・ペレイラが出て、ダルミアンにベカンが出る大胆なスライド。攻撃はWBとIHと中盤に降りるデウロフェウで数的優位を作り、ベトがDFを押し下げる。インテルラウタロがワラセを消しながらIBにプレス。5分にバレッラが直接FKを決めてインテルが先制するが、23分にウディネーゼがFKからシュクリニアルのOGで同点にする。30分にインテルはディマルコとガリアルディーニを投入。インテルはクロスから決定機を得るが決めきれない。一進一退の状況だったが85分にデウロフェウのCKからビヨルのヘディングでウディネーゼが逆転。ATにはカウンターからデウロフェウのクロスをスペースがあるファーでフリーのアルスランがヘディングで決めてダメ押し。
デ・フライは途中出場でクリアミスでCKを与え、ビヨルにヘディングを許す失態。

CRE-LAZ 0-4
クレモネーゼはマンツーマン色が濃いプレス。保持では3バック、WB、ボランチでプレスを誘い、ザニマッキアがサイドのスペースに走ってボールを引き出す。序盤にミリサヴィとインモービレのホットラインで先制すると、PK、ショートカウンターラツィオが前半で3点を奪う。後半にもプレス回避からの速攻でペドロが決めて快勝。クレモネーゼはシュート本数で上回るなど決定機も作ったがプロヴェデルの活躍もあり無得点に終わった。
アイウ、ヴァレリ、ザニマッキア好き。ラドゥのキックミスが多かった。

FIO-VER 2-0
ヴェローナはマンツーハイプレスとロングボール。フィオレンティーナはソッティルのドリブル突破が目立つ。13分にスローインからの速攻でイコネが決めて先制。90分にマンドラゴラの3人目飛び出しからニコ・ゴンサレスでダメ押し。テラッチャーノのキックミスが多い。ビラーギPKモンティポセーブ。コッポラはイコネに抜かれ、PKも献上し前半で交代。

MON-JUV 1-0
モンツァはストロッパ解任後パッラディーノの初陣。序盤からモンツァがロヴェッラとセンシを中心にボールを持ち、ユーヴェは中央に低いラインのブロックでボールにプレスがかからない。モンツァは保持せどPA内の怖さはない。前半40分にディ・マリアがしつこいイッツォにエルボーで退場。後半も状況に変わりないなかでチュリアのインスイングクロスをギトケアーが合わせてモンツァが先制。ユーヴェは最後に攻勢を見せるが決定機は1つしか作れず、モンツァがクラブ史上セリエA初勝利。イッツォはタフな守備に攻撃のサポートに退場誘発と大活躍。

ROM-ATA 0-1 5位vs2位
球際が激しくファウルが多い試合。5分にデミラルとムッソが激突しムッソが交代。ローマはザニオーロとエイブラハムを前線に張らせ、ペッレグリーニが中盤のスペースでボールを受けようとする。アタランタはプレスよりもまずはコンパクトにしてライン間のスペースを消すようにセットする。35分にホイルンドがCB間を走って深さを作り、マイナスに折り返すとスカルヴィーニがミドルシュートを決めてアタランタが先制。その後はローマがポストプレーと裏抜けでエイブラハムに2回とイバニェスに決定機があったがスポルティエッロが2つのビッグセーブで防ぎ前半終了。
後半からアタランタは2枚替えを行い、オコリがLIBに入り、デ・ローンが中盤に上がる。ザニオーロとオコリの交錯でPKをもらえなかったモウリーニョがブチギレて退席。シュート数は21-4でローマが攻めに攻めて多くの決定機を作ったが決めきれなかった。

 

第8節10/1~10/3 IMW明け


NAP-TOR 3-1 ザンボ・アンギサ
ナポリが前半に3点を奪うが、いずれもトリノがボールを奪いに行って奪いきれずに入れ替わられた形。トリノは左サイドからの攻撃で前半のうちに1点を返す。右からの形は見えないが、左からのクロスにファーでマリオ・ルイとシンゴのミスマッチを活用できる。後半はジジの攻撃参加とともに右サイドからの攻撃も見られるが、両サイドともクロスの精度を欠き得点が遠い。ナポリは得点こそ奪えなかったものの後半も決定機を作り危なげなく勝利。
ナポリは受け手が連動してパスコースを作り、出し手も個で相手を外したり動かすことができる。トリノはリッチ不在でゴールまでの道筋が見えないし、飛び出しも裏抜けも少ないので対応しやすい。

INT-ROM 1-2 スモーリング
インテルが保持し、ローマが5-2-3で守る展開。インテルは3バックとアスラニでローマの前3枚を剥がし、2ボランチに対して数的優位を作りたい。先制点はバレッラが降りて食いついてきたマティッチをアスラニとワンツーでかわして中盤を突破し、左から斜めに走り込んだディマルコの右足ワンタッチシュート。しかし、チャルハノールのワンタッチ横パスをスピナッツォーラがインターセプトし、クロスをディバラが完璧ボレーで叩き込んでローマが少ないチャンスをものにする。その後はローマが保持する時間も増え、75分にペッレグリーニのFKをスモーリングが合わせてローマが逆転。インテルは終盤にクロスからゴールに迫るがローマが粘り勝ち。インテルは連敗で今季4敗目。

LAZ-SPE 4-0 ミリサヴィ/ザッカーニ
スペツィアは5-2-1-2でエッラートソンがトップ下でカタルディをマーク。キヴィオルがLWB。RWBのホルムはマルシッチまでプレスに行き、ザッカーニにアンパドゥがスライド。ラツィオはSBがキーマンでミリサヴィの中盤でのポストワークが光る。開始早々にラツィオがPKを獲得するがインモービレが枠外に飛ばすが、11分にザッカーニのドリブルで打開し、フェリペ・アンデルソンの折り返しをアンパドゥが連係ミスでスルーしたところにザッカーニが詰めて先制。さらにFKのこぼれ球をロマニョーリがボレーミドルシュートを決める。後半はスペツィアが積極的にロングボールを裏に蹴るが得点には至らず。ミリサヴィがドッピエッタ
スペツィアは全体的に精度が低い。特にドロンゴフスキのキック精度が低すぎ。プロヴェデルの最終ライン裏のカバーが素晴らしかった。

LEC-CRE 1-1 カスタニェッティ
クレモネーゼは4-2-3-1。左オケレケ右ザニマッキアが内側、トップ下ピッケルレッチェは4-1-4-1でバンダがビアンケッティに外切りプレス。ビアケッティはザニマッキアへの縦パスを入れる。クレモネーゼはチョーファニとピッケルで2CBとアンカーにプレス。18分にクレモネーゼショートカウンターからオケレケがPKを獲得して自ら決めて先制。レッチェは39分に右サイドをジャンドレイ、ゴンザレス、コロンボ、ストレフェッザ、ジャンドレイで崩してオケレケのファウルでPKを獲得しストレフェッザが決めて同点。後半はクレモネーゼショートカウンターから決定機があったがオケレケのシュートはファルコーネが止め、カスタニェッティのミドルシュートは僅かに左に外れた。レッチェはバンダの速攻からチャンスになりそうだったがラストパスの精度を欠いた。
バンダvsセルニコラ、ヒュールマンvsピッケルが激しかった。バンダは斜めの裏抜けや下がる動きに食いついたSBの裏に走ってボールを受けたりオフ・ザ・ボールも良い。

SAM-MON 0-3 センシ/ロヴェッラ/アウグスト
モンツァは3-4-1-2でプレス。ペッシーナがビジャール番。イッツォがジュリチッチを捕まえる場面も目立つ。10分にカウンターでカプラーリが左サイドを運び、センシの大外クロスをチュリアが折り返しペッシーナが押し込んでモンツァが先制。サンプは右の方がチャンスになりそう。後半はサンプはクロスが目立つが、モンツァは裏へのロングボールを活用しカウンターからカプラーリの見事なボレーで追加点を奪い、終了間際にもカウンターからセンシがダメ押し。
モンツァはマークの受け渡しが徹底され、ボールホルダーへ寄せる強度も高まり、保持でもサポートや追い越しの意識が高まっている。ロヴェッラはタフさと技術を発揮して中盤を支えた。

SAS-SAL 5-0 ロリアンテ セリエA初の女性主審カプーティ
サッスオーロは右セイデ、左ロリアンテ。サッスオーロが11分にマクシム・ロペス、フラッテージ、トルストヴェットのパスワークでプレスをかわし、ロリアンテがコースを狙ったシュートで先制。その後はサレルニターナがディアを中心にチャンスを作るが決めきれず、38分に際どい判定でセイデがPKを獲得しピナモンティが決める。後半からサレルニターナは4-3-3に変更するが、52分にクリバリのパスミスロリアンテが奪ってカウンターからトルストヴェットが決め、サレルニターナは意気消沈し、3-4-2-1への変更で中盤にさらに大きなスペースが生まれる。76分にカウンターからハルイ、91分にロングボールからの速攻でアンティストが決めてサッスオーロが3人の初ゴールで大勝。サレルニターナは試合を通してマクシム・ロペスをフリーにしすぎた。

ATA-FIO 1-0 オコリ/ムリエル
5-2-1-2vs4-3-3。フィオレンティーナが保持してアタランタがカウンターという試合。堅いブロックで守り、ムリエルとルックマンが運び、エデルソンが攻守に気が利く走りを見せるアタランタフィオレンティーナはゴールに向かうプレーが少なく、ボールの回りも遅い。58分にスローインからムリエルが突破し折り返しをルックマンが押し込んで先制。67分にアムラバトが入り4-2-3-1に変更するとフィオレンティーナが押し込み始めるが決定機は少なく、アタランタはホイルンドがカウンターと敵陣でのキープで存在感を発揮して逃げ切り。
イコネがブレーキ。最後はカブラル、ヨヴィッチ、クアメへの供給役が左利きしかいないのがバランスが悪かった。ソッティルとニコの復活が待たれる。

JUV-BOL 3-0 ミリク/マッケニー
ボローニャは4-2-3-1。ユーヴェは非保持4-4-2保持4-1-2-3。RSHのマッケニーが中に入ってライン間や裏への飛び出し、ミリク、ラビオと2ボランチに対して3人を配置する。ボローニャはビルドアップもアルナウトヴィッチへのロングボールも機能しない。23分に中盤でサンソーネからボールを奪ってカウンターをコスティッチが仕留めて先制。58分にはCKからカウンターでマッケニーのクロスをヴラホヴィッチが頭で決め、62分にミリクがCKのこぼれ球をボレーで決めて快勝。ボローニャはカンビアーゾがRSBに入ってボールの回りは良くなった。

VER-UDI 1-2 サマルジッチ/タメゼ
前半のウディネのポゼッションは68%。デウロフェウとロベルト・ペレイラが神出鬼没でベカンは頻繁に高い位置を取る。22分にヴェローナがドイグがカウンターで運び、右からのクロスのこぼれをドイグが蹴り込んで先制。後半に入ってウディネは立て続けに選手交代でサマルジッチが変化を付ける。69分に右ハーフスペースのサマルジッチからアルスランへのクロスが流れるが、ウドジェに下げて中央でサマルジッチが受けると、サマルジッチが斜めに走り込んだデウロフェウにアウトでパス。デウロフェウがベトに繋ぎベトが決めて同点。92分にサマルジッチのFKをビヨルが合わせて逆転勝利。
タメゼは攻守によく働いた。ドイグの推進力とシュートセンス。選手層が厚いウディネ。


第9節10/8~10


SAS-INT 1-2 ジェコ
オナナがリーグ初先発。インテル5-3-2ブロックをサッスオーロはSB基点にマクシム・ロペス、IH、WGが絡んで前進。サッスオーロ4-3-3マンツー気味プレスをインテルはロングボールで前進。互いにチャンスを作るが43分にCKからジェコが決めてインテルが先制。59分にロジェリオのクロスをバストーニとディマルコの間に走り込んだフラッテージが決めて同点。74分にムヒタリアンのクロスをフェラーリの背後を取ったジェコが決めてインテルが勝利。
ドゥンフリースとロジェリオのフィジカル差が凄い。ロリアンテ好調。

BOL-SAM 1-1 エビシャー/ジュリチッチ
サンプはスタンコヴィッチ初陣。ボローニャは左オルソリーニ右エビシャートップ下ドミンゲスの4-2-3-1でスタートするが、リコヤニスの脳震盪による早期交代でカンビアーゾがLSBになると、左エビシャー右オルソリーニに入れ替わる。よって、保持時はカンビアーゾとオルソリーニが幅を取り、エビシャーはドミンゲスとシャドーになる3-2-4-1。サンプは4-1-4-1を引き継ぎ。31分にボローニャがカウンターで先制。カンビアーゾのロングボールをアルナウトヴィッチがワンタッチでスペースに流し、走り込んだエビシャーが持ち込んで撃ったこぼれ球をドミンゲスが決める。サンプは後半からガッビアディーニに替えてレリスを投入し、69分にサビリに替えてクアリアレッラを投入し4-3-1-2に変更すると、71分に右サイドでクアリアレッラがタメてオーバーラップしたベレシンスキのクロスがクリアされたこぼれ球をレリスがシュートを撃つが当たり損ねる。しかし、ボールはジュリチッチに向かい、ジュリチッチが頭で押し込んで同点。アルナウトヴィッチ交代後はジルクゼーが基点になれず、終盤はサンプが押し込むが逆転はならず。
インテル絡みの人が多かった。

TOR-EMP 1-1 ヴィカーリオ/デストロ
エンポリは非保持は4-3-2-1気味。トリノがサイドを基点に押し込む展開。ヴラシッチを中心にチャンスも多く作るがヴィカーリオとポストとオフサイドに阻まれる。エンポリはパリージやバイラミのドリブルからカウンターができそうな場面はあるが大事なところで繋がらない。後半からエンポリはデストロとピアツァを投入すると、48分にエブエヒのクロスをデストロがワントラップからオーバーヘッドで決めて先制。77分からエンポリは5バックで守り切ろうとしたが、89分にルペルトのクリアをルキッチがブロックしたボールがゴールに吸い込まれてトリノが同点にして試合終了。トリノは保持率66%シュート20本でも勝てず。

MON-SPE 2-0 カルロス・アウグスト
モンツァは非保持3-4-1-2。スペツィアは非保持3-4-3。前半はモンツァがロヴェッラとセンシで安定的に保持。31分にセンシが中盤でボールを奪い、カプラーリ、ペッシーナ、追い越したアウグストと見事に繋いでアウグストが先制点を決める。62分にはCKからパブロ・マリが決めてモンツァがリードを広げると、68分からスペツィアは4-2-3-1に変更。ヴェルデとダニエル・マルディーニを中心にボールも人も動くようになり、保持率もシュート数も逆転するが得点は決められず。モンツァは監督交代後3連勝。スペツィアはクオリティ不足解消の光明が見えた。

SAL-VER 2-1 
サレルニターナは5-3-2ブロック。ヴェローナは持たされ後方でズレを作れず、前線は人を捕まえられた状態。サレルニターナは入ってきたボールを狙って手数をかけずに速攻。ヴェローナは3バックに前線3人でプレスで蹴らせる。17分にサレルニターナはセペのロングボールをピョンテクが競り勝ち、セカンドボールを拾ったボナッツォーリからスルーパスをピョンテクが決めてサレルニターナが先制。後半からヴェローナはビルドアップをヒエンを右に出し、ドイグの位置を下げる4-2に変更すると、55分に右からタメゼを経由し左サイドのドイグに展開。ドイグが運び、ヴェルディが中へのドリブルで相手をひきつけ、再びサイドのドイグに渡し、ドイグのクロスにデパオリが飛び込んで同点。その後もヴェローナが攻め込むが、93分にボテイムのポストプレーからディアが見事なコントロールシュートを決めて勝ち越し勝利。やはりドイグは魅力的。タメゼは自信と責任を感じる。チョッフィは解任された。

UDI-ATA 2-2 ネウエン・ペレス/サクセス
アタランタは3-4-1-2でペレスにコープマイネルスがプレス。保持のウディネはビヨルがワラセと並んだり入れ替わったり、ロヴリッチが右に下がり、ペレイラを押し上げる。アタランタの保持はコープマイネルスがスカルヴィーニと入れ替わる。五分の展開だったが35分に自陣深い位置からコープマイネルスが左に流れたムリエルにロングパス。ムリエルがカットインからゴール前に流し込むとルックマンがファーで詰めてアタランタが先制。55分にはムリエルがウドジェに倒されて得たPKを自分で決めて追加点。ウディネは59分にサマルジッチとアルスラン、64分にサクセスを投入すると、66分にサクセスが得たFKをデウロフェウが直接決める。77分には降りたサマルジッチから縦パスを受けたサクセスがCKを獲得。ショートコーナーでサマルジッチ、デウロフェウ、ペレイラと繋ぎペレイラのクロスをサクセスを意識していたデミラルの前にペレスが入り込んで合わせて同点。終盤にはサマルジッチのスペースへの走り込みからのヒールパスをアルスランが撃つ決定機もあったが逆転はならず。
相変わらず神出鬼没でワンツー祭りのデウロフェウとロベルト・ペレイラ。サマルジッチはゲームチェンジャーとして優秀すぎて先発で使いづらくなる。

CRE-NAP 1-4 シメオネ
クレモネーゼは左ヴァレリ右ザニマッキアトップ下フェリックスの4-2-3-1でマンツー気味。ナポリはポジションチェンジを繰り返してボールを動かす。25分にクヴァラがPKを獲得しポリターノが決めて先制。クレモネーゼは陣地回復ができず、前半はナポリが73%の保持率。クレモネーゼは後半からザニマッキアに替えてオケレケをトップ下、フェリックスを右にすると46分、ゴールキックのロングボールを繋いでアスカシバルのミドルシュートがラフマニに当たったこぼれ球をデセルスが詰めて同点。オケレケが陣地回復のキーマンとしてチャンスを作るが、ナポリは75分にCKのこぼれ球からマリオ・ルイのクロスをファーでシメオネが頭で合わせてナポリが勝ち越し。92分にカウンターからロサーノ、94分にCKからオリベラが決めて結果的には大勝。強かなナポリ。健闘したクレモネーゼ

ROM-LEC 2-1 ファルコーネ/ジャンドレイ
ローマが序盤から積極的に前にプレーして押し込むと、5分にCKのこぼれ球をペッレグリーニがクロスを入れてスモーリングがヘディングで合わせて先制。22分にはベロッティとの交錯でヒュールマンが一発退場で有利になるが、38分にバンダに突破を許しCKを与えると、ショートコーナーで繋いでゴール前の密集からストレフェッザが撃ち抜いてレッチェが同点にする。後半からローマはザニオーロと存在感がゼロだったビーニャを下げてエイブラハムとスピナッツォーラを投入すると、48分にエイブラハムがこぼれ球に対して長い脚を先に出してPKを獲得。ディバラが決めて勝ち越すが、ディバラは負傷交代。ローマはチャンスを作るがファルコーネに3点目を阻まれ続け、レッチェは80分から4-3-2で攻勢を仕掛けるがチャンスを作れず。

FIO-LAZ 0-4 ミリサヴィ/プロヴェデル
フィオレンティーナはマンドラゴラとイゴールが前に出てマンツーハイプレス。保持ではアムラバトとイゴールのサイドチェンジで幅を使って攻める。ラツィオは4-5-1で中央を固める。フィオレンティーナが攻め込む流れだったが、10分にCKからベシーノが決めてラツィオが先制。24分にはミリサヴィの左足インスイングクロスをザッカーニがクアルタを押してバックヘッドで流し込んで追加点。フィオレンティーナは決定機を作っても枠を外すかプロヴェデルに止められ、交代策も効果は出ず、85分にロングボールからルイス・アルベルトが決めてラツィオがとどめを刺すと、90分にカウンターからルイス・アルベルトのパスに抜け出したミリサヴィの落としをインモービレが決めてダメ押し。
保持率62%シュート24本、決定機不足のフィオレンティーナ。シュート9本で4点、決定力抜群のラツィオ。ドドはやはり対人守備が強い。クアメがチャンスメイク。ニコの不調と結果を出さないCF陣。


第10節10/15~17


EMP-MON 1-0 ルペルト
エンポリヘンダーソンがアンカー。モンツァは非保持3-4-1-2。モンツァが保持、エンポリがプレスという構図が多い。10分にハイプレスをしかけ、中盤で引っ掛けたエンポリが左サイドからデストロのクロスをサトリアーノが合わせ、こぼれ球をハースが詰めて先制。エンポリはコンパクトで高強度な守備組織でモンツァのサイドの揺さぶりに抵抗する。モンツァはサイドのクロスの質や1vs1で苦戦。後半も構図は変わらないが、モンツァはサイドの崩しに人数をかける。モンツァの攻めをルペルトとヴィカーリオを中心に凌ぎきったエンポリモンツァの連勝を3で止めた。モンツァはパッラディーノ就任後初黒星。
チュリアとペッシーナの左利きが並ぶ右サイドが左足しかないのが怖さがなかった。チュリアのクロスを大外で合わせる意識もこの試合は低いように見えた。

TOR-JUV 0-1 ミリサヴィ弟/ダニーロ
トリノはヴラシッチがワントップでサイドアタック。ユヴェントスは中央を固める守備とロングボールを用いた速攻。スフールスvsヴラホヴィッチ。前半は30分以降はユヴェントスがペースを掴んだ。ユヴェントスは73分にCKをダニーロが逸らしファーでヴラホヴィッチが押し込んで先制。
発熱があってコンディション不良でリッチが使えず交通整理ができない。サイドの連携もイマイチ。ユヴェントスは持たされるよりも得意なカウンターの展開にできたのが勝因。

ATA-SAS 2-1 コンシーリ/ソッピー
アタランタは前節同様ビルドアップ時はコープマイネルスとスカルヴィーニのポジションチェンジが見られる。ムリエルが少し降りてエルリッチから離れて受けて時間を作る。プレス時、トリャンにはコープマイネルスかメーレが対応して後ろがズレる。サッスオーロはSBから前進を狙う。40分、スルーパスをカットしたフェラーリがそのままピナモンティに縦パス。フラッテージが落としを受けて運び、右のダンドレアのクロスをファーでキリアコプーロスがボレーで決めてサッスオーロが先制するが、45分にコープマイネルスの高速グラウンダークロスのこぼれ球をソッピーがゴール前で拾い、冷静にフリーのパシャリッチに繋ぎパシャリッチが決めて同点。後半からオコリとフラッテージに苦戦したスカルヴィーニのポジションを入れ替える。後半開始早々、ソッピーがビルドアップにプレスをかけてロジェリオのパスをパシャリッチがカット。ソッピーのスルーパスを受けたルックマンが冷静に決めて逆転。サッスオーロは復帰戦のベラルディとハメド・トラオレを投入するが、ベラルディが再負傷で交代、トラオレは試合勘不足でブレーキ。アタランタが徹底してゴール前を固めて逃げ切る。
コンシーリが何度も決定機阻止。

INT-SAL 2-0 ラウタロ/バレッラ
サレルニターナはヴィリェナがアンカーの5-3-2ブロック。インテルは3-5-2ミドルプレス。どちらも2トップ脇から前進。13分に右サイドから運んでラウタロがGKの手前でバウンドするミドルシュートを決めて先制。57分にサレルニターナのビルドアップをチャルハノールがハーフウェイラインでボールを奪い、マッゾッキとピローラの間に走り込んだバレッラにロングパスを出し、バレッラが決める。難なく勝利。

LAZ-UDI 0-0 シルヴェストリ/プロヴェデル
両チームともサイドから攻撃。基本ミドルプレスだが前から行くときは行く。前半はラツィオがミリサヴィ絡みで2つ決定機を作るがシルヴェストリが防ぐ。29分にインモービレが負傷交代するとフェリペ・アンデルソンがCFに回るが、その後は決定機を作れない。ウディネーゼはIB、WB、IH、デウロフェウが絡む厚みのある攻撃。サマルジッチが展開力やバー直撃のシュートを撃つなど目立つ。後半にベカンが負傷交代するもゴールを脅かし続けた。それでも最後にラツィオが惜しい場面を作り最後までわからない試合だった。

SPE-CRE 2-2 オケレケ/エンゾラ
1分にいきなりCKからロコシュヴィリが粘ってデセルスが押し込んでクレモネーゼが先制。スペツィアはニコラウがLSB、キヴィオルがアンカーの4-3-3。互いにCFへのロングボールが中心になるが、クレモネーゼは保持時は4-3-3気味でピッケルが左に降りてヴァレリが上がるなど工夫。スペツィアは18分にアンパドゥが中央のエンゾラに縦パスを入れて、エンゾラが前を向き中央で裏を狙ったアグデロにスルーパス。ビアンケッティのクリアが中途半端になったところをエンゾラが豪快に蹴り込んで同点。21分にCKからエンゾラの折り返しをホルムが粘って流し込んで逆転。クレモネーゼピッケルとオケレケをポジションチェンジし、保持時はオケレケがボールをピックアップしに行く。後半からはメイテに替えてアスカシバルも投入すると、51分に中央で受けたオケレケを基点にセルニコラのクロスにピッケルのヘディングで同点。後半にクレモネーゼが16本のシュートを撃ったり、スペツィアはマルディーニの決定機やヴェルデのミドルシュートでゴールを脅かすがそのまま試合終了。クレモネーゼは未勝利が続く。
スペツィアは前節の流れを汲んでの4バック。バストーニとレツァの欠場でニコラウのLSBは謎だがこれまでの3バックよりはポジティブ。アミアンの復帰でホルムのフィジカルを攻撃に活かせるのも面白い。

NAP-BOL 3-2 クヴァラ/ドミンゲス/バロウ
ナポリはラフマニとアンギサ、ボローニャはアルナウトヴィッチとシャウテンが欠場。ボローニャは4-1-4-1ミドルプレス。序盤からナポリペースでクヴァラが決定機を多く作るが決めきれない。40分にボローニャはドミンゲスが中央から背後を狙ったバロウを走らせて基点を作り、ドミンゲスがPA内でファンの背後を取ったカンビアーゾにスルーパス。カンビアーゾの折り返しをジルクゼーが決めてボローニャが先制。しかし、44分にCKからメデルのクリアミスをファンが押し込んでナポリがすぐに追いつき、後半からオシムヘンとロサーノを投入すると、48分にマリオ・ルイからポッシュの背後を取ったクヴァラが受けてシュートに持ち込み、こぼれ球をロサーノが決めて逆転。しかし、50分にバロウのミドルシュートをメレトが弾ききれず、すぐにリードを失う。60分以降はナポリ疲労を隠しきれずボローニャが保持する時間が増えるが、68分にジエリンスキからハーフスペースで受けたクヴァラがCBの間から裏に抜け出したオシムヘンにスルーパスを出し、オシムヘンが決めて勝ち越し。
ナポリはシュート30本で勝ちきったがもっと大差で勝っても何ら不思議はなかった。エンドンベレはスタミナ不足。

SAM-ROM 0-1 
モウリーニョスタンコヴィッチサンプドリアは5-3-2。8分にフェラーリがハンドを取られてPKをペッレグリーニが決めてローマが先制。サンプドリアは2トップが基点になり、ジュリチッチとリンコン、WBが絡んで攻撃ができているが、決定機は作れない。後半はザニオーロが決定機を2つ逃したがローマが逃げ切った。シュートが8-7と少ない試合だった。

LEC-FIO 1-1 シーセイ/フアン・ゴンサレス/ファルコーネ
ストレフェッザvsイゴールの元SPAL対決。レッチェはバスキロットがRSBの4-5-1ブロック。フィオレンティーナはクアメがLWG、バラクがLIH。6分にヨヴィッチが負傷交代。前半はレッチェの計画通り。前線へのパスやサイドチェンジのパスに狙いをつけてインターセプトしてシーセイ、バンダ、ストレフェッザでカウンター。42分に左サイドでフアン・ゴンサレスが粘ってゴール前への折り返しをシーセイがイゴールの前に入って押し込んで先制するが、後半に入って47分にクアルタのロングボールをニコが落とし、カブラウがクロスを入れるとクアメの巧みなヘディングでフィオレンティーナが追いつくと後半はフィオレンティーナがシュート数を増やす。しかし、良いミドルシュートはファルコーネが防ぎ引き分け。

 

第11節10/21~24 ミッドウィークにコッパ・イタリア


JUV-EMP 4-0 ラビオ/ケーン/ダニーロ
ユーヴェは3-5-2。ビルドアップ時はラビオとダニーロがポジションチェンジをすることもあり、左サイドからの攻撃が目立つ。8分にコスティッチのクロスにケーンが右足で合わせて先制する。保持の時間が長くなるエンポリはマリン、ルペルト、SBから2トップとトップ下に縦パスを入れるが収まりが悪い。前半はエンポリが65%の保持率だったがシュートは10本ずつ。後半に入り、55分にクアドラードのCKをマッケニーが決めると、エンポリは61分にバイラミとバルダンツィを投入するが流れは変わらない。ユーヴェは81分に再びクアドラードのCKからラビオが試合を決める3点目を奪う。93分には右に移ったダニーロがロカテッリとのワンツーでサイドを突破し、折り返しをラビオが決めてダメ押し。エンポリは後半はシュート2本に終わった。
ユーヴェはチェルシー出身のイリングがLWGでデビュー。

SAL-SPE 1-0 マッゾッキ
サレルニターナはファシオが復帰。両チームとも3-5-2。スペツィアはホルムがLWBブラビアがアンカー。サレルニターナは2トップがアンカー脇に降りて3バックから縦パスを引き出して展開していき、スペツィアは2トップがWBの裏に流れて基点を作る。前半は守備からもチャンスを作るなど、ややスペツィア優位だったが、後半早々の47分にボナッツォーリが右サイドで基点になり、内側を走り抜けたカンドレーヴァにヒールパスで繋ぎ、クロスのこぼれ球をマッゾッキが見事なコントロールシュートを決めてサレルニターナが先制。スペツィアは65分にヴェルデを投入し、75分からはアグデロボランチ、左ダニマル、トップ下ストレレツの4-2-3-1に変更。ATは10分。サレルニターナはピョンテクに1回、ダニリウクに2回決定機が訪れるがドロンゴフスキが防ぐ。逆にスペツィアは最後にチャンスすら作れずサレルニターナが逃げ切った。
途中出場のレツァが大ブレーキだった。レツァもホルムもSBではなくWB。

FIO-INT 3-4 ラウタロ/ムヒタリアン/イコネ
1分30秒でロングボールから前進してミレンコヴィッチからボールを奪い返したラウタロからのスルーパスをバレッラが決めて先制。フィオレンティーナは7分にニコが負傷交代すると、14分にビルドアップのミスからラウタロが独力で追加点を決める。32分にフィオレンティーナはボナベントゥーラがクロスに飛び込んでディマルコのファウルを受けてPKを獲得しカブラウが決める。その後は荒れ模様でファウルが増える。フィオレンティーナは後半立ち上がりにダンカンに替えてヨヴィッチを投入し4-2-3-1に変更。59分にカウンターからイコネが見事なコントロールシュートを決めて同点にするが、72分にインテルが疑似カウンターからラウタロがPKを獲得し自分で決めて勝ち越し。終盤に猛攻を見せるフィオレンティーナは89分にテルジッチのCKをミレンコヴィッチが落とすとヨヴィッチがボレーシュートを決めて再び追いつき、このまま試合を終わらせようとする。しかし、94分にドゥンフリースのロングボールをジェコがミレンコヴィッチを飛ばして収めてバレッラにスルーパス。折り返しをヴェヌーティがクリアするがムヒタリアンに当たってゴールに吸い込まれインテルが劇的な勝ち越し勝利。
ずっと頑張っているクアメ。トップ下ヨヴィッチ良さげ。

UDI-TOR 1-2 ペッレグリ/ルキッチ/ヴラシッチ/アイナ/ブオンジョルノ
トリノはビヨルには持たせても良い、ペッレグリはワラセを見る。ウディネはワラセが降りたり、ビヨルが前に行ったり工夫する。ロングボールが多め。トリノはIBが攻撃に絡む。中盤より後ろの球際は激しい潰し合い。13分にトリノはヴラシッチがドリブルでサマルジッチをかわし左サイドを抉り、折り返しをミランチュクがフリーのアイナに繋ぎアイナが決めて先制。しかし、25分にミリサヴィから後ろ向きで受けたジマがワンタッチでアイナにパスを出すがウドジェが奪いデウロフェウが流し込んで同点。両チームとも選手交代を行った後の68分、ブオンジョルノが中央から右に展開し、受けたラドニッチがワンタッチでPA内に走り込むペッレグリにパス。ペッレグリがビヨルの寄せに耐えてニアを撃ち抜いてトリノが勝ち越し。終盤のウディネはベトとネストロフスキの2トップとトップ下デウロフェウ、アルスランとロヴリッチの中盤。ATに両チームとも決定機を作るが決めきれずトリノが勝利。ウディネは開幕戦以来の敗戦で公式戦連敗。トリノは第5節以来の勝利。

BOL-LEC 2-0 アルナウトヴィッチ/メデル/ドミンゲス/ウダン
ボローニャは非保持4-1-4-1保持時はメデルが降りて3-2-5。レッチェは保持時両SB上げの2-3-5非保持IH出し4-4-2。12分にハイボールの蹴り合いでエビシャーが勝ってPKを獲得。アルナウトヴィッチが決めて先制。34分にはバロウのCKをニアでルイス・ファーガソンが決めて追加点。レッチェは前半シュート1本に終わると、後半からウダンとディ・フランチェスコを投入し、4-2-3-1に変更するとトップ下に入ったウダンを基点にチャンスを作る。しかし、得点は奪えずボローニャも慣れ、6-3-1で割り切って守るようにもなる。そこでレッチェは73分に4-4-2に変更するがそこからは逆にチャンスよりもカウンターのピンチが増えてしまいそのまま試合終了。ボローニャは第6節以来の勝利。チアゴ・モッタ体制リーグ初勝利。公式戦連勝。
ドミンゲスは総合的に能力が増している。

ATA-LAZ 0-2 FA7/ザッカーニ/ミリサヴィ/カザーレ/ラツィオ全員
アタランタはハテブールが左。ラツィオはCFにフェリペ・アンデルソンアタランタアタッキングサードでのザッカーニのドリブルに2人で対応。ラツィオは右サイドのラッザリとミリサヴィから前進。9分にラッザリが運び、右ハーフスペースに抜け出したペドロのワンタッチ折り返しをファーから中央に入ってザッカーニが押し込んでラツィオが先制。アタランタはWBの左右を入れ替えたり、デ・ローンとコープマイネルスを入れ替えてミリサヴィにデ・ローンを付けるが、前半はカウンターもビルドアップも上手くいかずシュート2本に終わる。51分にはラツィオが左サイドでマルシッチ、ザッカーニ、カタルディと繋いでマルシッチが背後に抜け出して一気に前進。マイナスの折り返しを受けたフェリペ・アンデルソンがニアに蹴り込んで追加点。アタランタの保持は前半より増えるが中央は固く、クロス中心の攻撃。最後までラツィオの集中力とボールホルダーへの寄せの速さは落ちず、89分にムリエルの退場で勝負アリ。
ラツィオはセリエA6試合連続無失点でアタランタを抜いて3位に浮上。
アタランタは配置と人選のミスも否めず今季初黒星&無得点。8試合で3失点だったが、直近3試合で5失点。デ・ローンが負傷交代。

ROM-NAP 0-1 オシムヘン
ローマは保持3-4-2-1でSBの背後をザニオーロが狙う。非保持はペッレグリーニがロボトカ番の3-4-1-2。ナポリはSBに寄せに来るローマのWBやボランチのスライドのズレを狙ってオシムヘンにボールを送る。前半は五分。後半はナポリが攻め込む時間が増える。79分にディ・ロレンツォからのパスをポリターノがワンタッチでスモーリングの背後を取ったオシムヘンにパスを出すと、オシムヘンが見事なボレーシュートを決めてナポリが均衡を破る。ローマは4バックに変更して前線に人を多く配置し、逆足SBでクロスを狙うがそもそも前線で基点を作れず、後半はシュート2本、枠内は試合通して0本でメレトを脅かす場面がなく終わった。
ナポリは驚異の公式戦11連勝で無敗を継続。公式戦7試合ぶりの無失点。
カマラは強度高く良かった。スモーリングは失点場面以外はかなり止めていた。

CRE-SAM 0-1 アウデーロ/ガッビアディーニ/オケレケ
クレモネーゼは非保持3-5-2ミドルプレス。保持はピッケルが右シャドー、オケレケが左シャドーの3-4-2-1。サンプドリアはヴェッレとジュリチッチのIH、プセットのトップ下、サビリとカプートが2トップの4-3-1-2。クレモネーゼのプレスは2トップで2CBとアンカーを見る。サンプのビルドアップはSBを上げてIHが降りて受けに来る。サンプのプレスは3バックの中央とボールサイドに2トップが行きボールサイドに圧縮させようとする。クレモネーゼはサイドチェンジやアンカー脇のスペースにデセルスやオケレケが受け、ピッケルがチャンネルに飛び出す。6分にクレモネーゼはPKを獲得するがデセルスのシュートをアウデーロが止める。クレモネーゼペースが変わらないサンプはプセットがLWBの5-3-2に変更。保持時はヴェッレとリンコンの2ボランチで4-2-3-1のようになる。クレモネーゼピッケルがヴェッレとムッルーを見る形に対応。
後半からサンプはヴェッレからビジャール、ムッルーからアウジェッロに交代しビジャールがアンカー。流れは変わらずクレモネーゼがチャンスを作るが決めきれない。60分にガッビアディーニを投入し右レリス左ジュリチッチガッビアディーニとカプートの2トップの4-4-2に変更するとサンプのチャンスが増える。すると77分、FKのこぼれ球を中央で拾ったアウジェッロがガッビアディーニにクロス。折り返しをコリーが押し込んでサンプが先制。81分にクレモネーゼは4枚替えで右フェリックス左ブオナイウト、トップ下オケレケの4-2-3-1に変更。オケレケ中心にゴールに迫るがサンプはゴール前を固めて逃げ切った。
クレモネーゼは痛すぎる敗戦で最下位転落。逆にサンプは今季初勝利で最下位脱出。

SAS-VER 2-1 フラッテージ/コンシーリ
サッスオーロフェラーリが出場停止、マクシム・ロペスではなくオビアングが先発。1分にチェッケリーニのインスイングクロスをアンリがスルーしたボールがそのままゴールに吸い込まれてヴェローナが先制。サッスオーロは31分に左サイドでプレス回避からオビアングのスルーパスに抜け出したロリアンテがヒエンをかわしてシュートを流し込み同点。後半はヴェローナの前線でのミスが増え、プレスのズレも多くサッスオーロペース。73分にキリアコプーロスのインターセプトからトラオレが左サイドから折り返すとニアに飛び込んだフラッテージが合わせて逆転。ヴェローナはジュリッチを投入しロングボールを放り込むがそのまま終了。
サッスオーロは連敗を2で止める。ヴェローナは悪くない試合だったが6連敗。


第12節10/29~31

 

NAP-SAS 4-0 オシムヘン/クヴァラ/ディ・ロレンツォ
サッスオーロはコンパクト4-5-1ミドルプレス。ナポリはミドルゾーンでは両SB上げの2-3-5。3分にキム・ミンジェから裏を取ったディ・ロレンツォにロングパス。折り返しがクヴァラに当たり流れたボールをオシムヘンが押し込んで先制。18分にはクヴァラが左から右ハーフスペースに来てディ・ロレンツォから縦パスを受ける。折り返しをオシムヘンが押し込んで追加点。35分にはCKのセカンドボールをマリオ・ルイが背後を取ったクヴァラにパス。クヴァラが蹴り込んで3点目。後半はサッスオーロもフラッテージが絡んでチャンスを作るが、76分にカウンターを遅らせた後のバックパスのミスをオシムヘンが逃さずにトリプレッタ。83分のロリアンテの退場で終了。
SBから出てくるパスの質が高いナポリ。公式戦13連勝。ラスパ仕様からオシムヘン仕様のパスに切り替え。サッスオーロは出し手も受け手も全く抑えられず。

LEC-JUV 0-1 クアドラード/ファジョーリ/ガッティ
レッチェは4-2-3-1。ユーヴェは非保持はミレッティとミリクが2トップの4-4-2、保持はクアドラ上げソウレがシャドーの3-4-2-1。序盤からユーヴェが押し込むがチャンスは少ない。レッチェはシュートゼロ。後半からマッケニーに替えてファジョーリを投入。両サイドからのクロスでゴールに迫ると、72分にクアドラードのクロスをファルコーネが弾き出したボールをイリングが拾い、ファジョーリがスーパーコントロールシュートを決めて先制。終盤にレッチェはバンダの仕掛けとクロスで押し込むが時すでに遅し。ユーヴェは若手の活躍で勝利を掴んだ。

INT-SAM 3-0 バレッラ
サンプは4-2-3-1。インテルは中盤が前後左右に動いてスペースを作り、トップが降りて、中外柔軟に丁寧にビルドアップ。20分にCKからデ・フライのドンピシャヘッドで先制。43分にバストーニのロングパスに抜け出したバレッラのボレーで追加点。後半はサンプが保持の時間が増えるが迫力はあまりなく、クロスを上げる位置もゴールから遠い。逆にインテルは72分にコレアがクリアボールを自陣から運んでミドルを決めて快勝。インテルは4連勝。
サンプはパワー系CFや運べる選手が欲しい。

EMP-ATA 0-2 ルックマン/ヴィカーリオ
エンポリは非保持4-1-4-1で中盤を噛み合わせる。保持時4-2-3-1で両SBのハーフスペースへの絡み、特にカカーチェが目立つ。アタランタはムッソとトロイが復帰でトップ下にエデルソン、ボランチにパシャリッチ。左のスカルヴィーニ、コープマイネルス、メーレ、ルックマンでポジションを変えながら崩そうとする。31分にアタランタがスカルヴィーニがハーフスペースに飛び出したコープマイネルスにパス。折り返しをルックマンが撃ち、こぼれ球をハテブールが押し込んで先制。38分にFKがデストロのハンドを誘いPKを得るが、コープマイネルスのシュートをヴィカーリオがセーブ。後半にエンポリはCB2人が交代。58分にホイルンドがカウンターの起点を作り、ルックマンが横に運びながらコースを狙った鋭いシュートを決めて追加点。エンポリは終盤に若いカンビアーギとファジーニが奮闘するが得点は奪えず。

CRE-UDI 0-0 アイウ
クレモネーゼは非保持5-3-1-1、保持時はアスカシバルとメイテがビルドアップ隊、ピッケルが高めの3-4-2-1でオケレケがライン間に顔を出す。ウディネは右にデウロフェウが行って、ロベルト・ペレイラとポジションチェンジしたり、ネウエン・ペレスやロヴリッチが飛び出していき、折り返しをウドジェが狙う。クレモネーゼはメイテのキープで時間を作る。後半はメイテが左に降りたり、中央に寄ったりして中盤をズラそうとする。ズレたところをブオナイウトが使い、攻撃機会を増やしていくが、ブオナイウトがシンプルにオケレケを狙うのが早すぎる。もっと近くの味方を使ってPA近辺に行けたはず。ラストプレーでウディネがカウンターからデウロフェウが決定機を迎えるが決めきれずスコアレスドロークレモネーゼは試合内容とは裏腹に未勝利が続く。ウディネは勢いがストップ。
アイウ、ロコシュヴィリが前への強さ、セルニコラがしつこい守備と意外性あるポジショニング、アスカシバルが球際の強さを見せた。

SPE-FIO 1-2 テラッチャーノ
スペツィアは5-3-2。フィオレンティーナは4-2-3-1。プレス強度はスペツィアの方が高く、フィオレンティーナは両チームともロングボールが多い。前半からファウルやラフプレーが多い。主審はマッサ。13分にCKからミレンコヴィッチのヘディングでフィオレンティーナが先制。スペツィアはサイドを突破するよりも2トップにシンプルにボールを送ってチャンスを作るが、テラッチャーノが前半だけで3点分救う。それでも34分にFKのこぼれ球をレツァが拾い、クロスにアンパドゥが合わせたこぼれ球をエンゾラが押し込んで同点。前半はスペツィアが保持率で上回り、フィオレンティーナのパス成功率は66%。60分にスペツィアはアミアンをLSBに入れて4-2-3-1に変更。75分のストレレツのシュートもテラッチャーノがファインセーブ。81分にニコラウが足裏タックルで一発退場で4-4-1。89分にスペツィアはエンゾラのキープからカウンターでアミアンがクロスを入れるが合わずにマンドラゴラからイコネへのロングパスでフィオレンティーナの逆カウンター。クアメの折り返しをサポナーラが撃つがドロンゴフスキのファインセーブ。しかし、こぼれ球をカブラウが蹴り込んでフィオレンティーナが勝ち越し勝利。
イコネの存在感が増している。

LAZ-SAL 1-3 ラドヴァノヴィッチ/ファシオ/カンドレーヴァ
サレルニターナは5-3-2で中を固めようとするが、ラツィオは横の動かしでカタルディをフリーにする。サレルニターナは2トップを基点としたカウンター狙い。40分にフリーになったルイス・アルベルトのスルーパスにブロンの背後を突いて抜け出したザッカーニが決めてラツィオが先制。前半はサレルニターナはシュート2本に終わるが、50分にファシオのパスをボナッツォーリがマッゾッキに展開。マッゾッキから裏を狙ったカンドレーヴァにフライスルーパスが出ると、カンドレーヴァが足先でコントロールして見事なループシュートを決めて同点にする。64分に両チームともミリサヴィ、ディアとキーマンを投入する。67分にショートコーナーからカンドレーヴァのクロスをマルシッチとブロンが触り流れたボールをファシオが決めて逆転。75分にはカウンターからブラダリッチのクロスをディアが押し込んで3点目。久々の複数失点にラツィオは冷静さを欠いて終了。
プレスのサポートとDFラインの前を埋める仕事をやりきったラドヴァノヴィッチ。

VER-ROM 1-3 ヴォルパト/ホングラ
互いに3-4-2-1。ヴェローナはタメゼが左シャドー。18分にエイブラハムがカウンターからの決定機を逃すと25分にヴェローナがデザインされたCKからファラオーニのシュートをダヴィドヴィツがコースを変えて先制。36分にOFRでダヴィドヴィツが一発退場すると、ヴェローナはタメゼをRIBの5-3-1、実質5-4-0で守る。46分にローマは高い位置でカマラがタメゼからボールを奪い、エイブラハムのシュートがポストに当たったこぼれ球をザニオーロが押し込んで同点にする。後半からヴェローナはラザーニャを投入して5-2-2-0、ローマはクリスタンテを下げてエル・シャーラウィを投入しペッレグリーニをボランチにする。ローマはベロッティ、ヴォルパト、66分にマティッチを投入してエル・シャーラウィがLSBに入り、68分にヴェローナはマニャーニを投入してタメゼがボランチに。83分にはカマラに替えてショムロドフを入れてファイアー。ヴェローナは獅子奮迅のハードワークを見せたホングラが85分に攣って交代すると87分、マティッチが左サイドからマイナスのクロスを上げると、ペナルティアークからヴォルパトのボレーシュートが決まり逆転。ヴェローナが前に出てスペースを得た91分にはエル・シャーラウィがヴォルパトと崩してダメ押しの3点目を奪って勝利。

MON-BOL 1-2 ジルクゼー/ルイス・ファーガソン
ボローニャの保持は4-1-2-3、モンツァの非保持は5-2-1-2マンツーマン。ボローニャはメデルが降りたりカンビアーゾが内側に入ったりする。モンツァはビルドアップ時はビリンデッリが低めの4-2、ボローニャの非保持はエビシャーがWBの3-4-2-1。お互いにアグレッシブなプレス。前半はボローニャが保持し決定機が2つあったがディ・グレゴリオに阻まれる。ミラン戦の活躍により左シャドーで先発起用されたラノッキアはダメダメで後半からカプラーリが登場。後半はモンツァの保持が増えると56分にセンシが左に降りてズレを作りペッシーナが縦パスを受けて右からのクロスが流れたところでセンシがファウルを受けてPK。ペターニャが決めてモンツァが先制するが、60分にフリーのポッシュからジルクゼーが空けた中央にロヴェッラの背後を取ったルイス・ファーガソンにロングパスが通ると冷静に決めてすぐに追いつく。両チームともカードマネジメントの交代が続くと、72分にボローニャがカウンターからジルクゼーのスルーパスを受けたオルソリーニが今季初得点で逆転。逃げ切ったボローニャが2連勝、モンツァは3連勝後に3連敗。
アルナウトヴィッチ不在だったがジルクゼーが存在感を発揮し、ファーガソンとエビシャーが主力に定着したボローニャチアゴ・モッタのチームとして整ってきた感がある。


第13節11/4~11/6


UDI-LEC 1-1 ファルコーネ/ヒュールマン/サクセス
ウディネはロベルト・ペレイラLWBレッチェは4-5-1。32分にベトのパスミスを拾ったコロンボがサイドチェンジでガッロへ。ガッロのアーリークロスコロンボが飛び込み、こぼれ球を自ら押し込んでレッチェが先制。ウディネは64分にアルスランを下げてサクセスを投入すると、67分にスローインからサクセスの反転折り返しをベトが押し込んで同点。レッチェは88分にデルマクが負傷し10人で戦う。94分にロベルト・ペレイラがサクセスとのワンツーから決定機を迎えるがファルコーネが足で止め、レッチェはなんとか引き分けに持ち込んだ。ウディネは5試合未勝利で勢いは止まった。
ヒュールマンが球際でタフに戦ったのでウディネの攻撃が完成しないことが多かった。

EMP-SAS 1-0 バルダンツィ
エンポリの非保持は4-3-1-2でSBにIHがプレス。サッスオーロはSBからWGへの縦パスや落としをIHが受けたり、サイド裏に流れるピナモンティにロングパスを送る。サッスオーロの非保持は4-3-3でピナモンティはアンカーをマークし、CBには持たせるかIHがプレス。エンポリはIHが中央に移動してボールを受けたり、2トップにロングボールを入れる。後半はピナモンティがアンカーを消しながらCBにプレスする場面が増える。63分にルペルトからサイドに流れたサトリアーノにパス。折り返しをバルダンツィが流し込んでエンポリが先制。終盤にエンポリはカウンターからランメルスが2回決定機を逃したが枠内1本で逃げ切り勝利。

SAL-CRE 2-2 
クレモネーゼは3-4-1-2。サレルニターナの5-3-2ミドルプレスに対して、メイテが右に開いてクリバリを釣り出し、空いた場所にオケレケが降りたり、セルニコラが中に入ってきたりする。サレルニターナはロングボールか2トップへの縦パスからの展開を狙う。2分にカンドレーヴァのクロスからカルネセッキとアイウの処理ミスをピョンテクが押し込み先制。11分にアイウのロングボールをPA手前でツァジューとロヴァートが競ったこぼれ球をオケレケがスーパーボレーを決めて同点。37分にラドヴァノヴィッチからピョンテクに縦パス。落としを受けたクリバリがカンドレーヴァに預けて右ハーフスペースを抜け出すとカンドレーヴァからパスが通り、折り返しを警戒した守備陣の隙きを突いてクリバリが流し込んで勝ち越し。後半はややクレモネーゼペースのまま終盤に入り、サレルニターナは中央を固めて守るが、86分にヴァレリの折り返しに飛び込んだザニマッキアがファシオと接触してPKを獲得。チョーファニがセペに止められるが自ら押し込んで同点で終了。
セルニコラは右版ゴセンス。

ATA-NAP 1-2 オシムヘン/メレト/ルックマン
1位vs2位。アタランタはエデルソンがボランチ、パシャリッチがトップ下。ナポリはクヴァラが欠場。ナポリが持ってアタランタがプレスの構図。ディ・ロレンツォはルックマンが気にしている一方、オリベラはフリーになることが多いが運んだ先で詰まってしまう。裏に抜け出したルックマンからホイルンドで決定機を作るなどアタランタペースの序盤。18分にCKからオシムヘンのハンドでPKを獲得しルックマンが決めて先制。しかし、ナポリは22分にロボトカのドリブルからCKを得ると、ショートコーナーからジエリンスキのクロスをオシムヘンが頭で合わせてすぐに同点にする。34分にはディ・ロレンツォのロングボールをザンボ・アンギサが収めて右に流れたオシムヘンにスルーパスオシムヘンがデミラルに競り勝ってゴール前に折り返すとエルマスが蹴り込んで逆転。後半にアタランタはホイルンドとメーレが決定機を迎えるが得点は奪えず、サパタを入れて左サイドで機能していたルックマンを右に回すと存在感がなくなってしまった。ナポリが逃げ切ってリーグ9連勝で首位独走。

BOL-TOR 2-1 オルソリーニ/ミリサヴィ
開始早々にクロスからアルナウトヴィッチに決定機があったがミリサヴィがファインセーブ。ボローニャは非保持5-4-1、保持は4-3-3気味でマンツーマンを外すようにポジションチェンジを多用。ミリサヴィのロングボールで押し込むトリノボローニャは守備から攻撃の方が良いリズム。25分にミリサヴィのロングボールでルクミの背後にミランチュクが抜け出すとPA内で倒されてPKを得るとルキッチが決めて先制。トリノのマンツーマンプレスに対してビルドアップができないボローニャは後半からヴィニャートとリコヤニス、状況が変わらない57分にはオルソリーニとソリアーノを投入。61分のカウンターからヴィニャートの決定機はミリサヴィが止めるが、これで流れとスタジアムの雰囲気が一変し、63分にアルナウトヴィッチがクリアボールを収めてからのカウンターでヴィニャートのクロスをオルソリーニがボレーで決めて同点。72分にはソリアーノからドミンゲスのパスで前進し、リコヤニスのクロスをニアでソリアーノが逸らし、ファーのポッシュが詰めて逆転。トリノは失ったペースを最後まで取り戻せずボローニャが逆転勝利で3連勝。

MON-VER 2-0 カルロス・アウグスト/モタ
マンツー意識高めアグレッシブ3-4-2-1対決。ヴェローナはラゾヴィッチがLWBでデパオリがシャドーだったが、17分にファラオーニの負傷交代でラザーニャがシャドーに入りデパオリはRWBに。26分にDOGSOでマニャーニが退場。タメゼがLIB、デパオリがRIB、カロンがRWBの5-2-2に変わるがマンツーマンは変わらない。後半からはテラッチャーノがLIBに。67分、モンツァはペッシーナのポストからチュリアが右サイドを突破し、マイナスの折り返しに中央に入ってきたカルロス・アウグストが右足で合わせて先制。89分にはプレスに来たところでアントフがペターニャにロングボール。PA内でキープしてコルパニがバックパスをワンタッチで流し込んで追加点を奪い勝負アリ。モンツァは3連敗でストップ。ヴェローナは8連敗。
足首を巻き込まれたセンシの怪我が心配だが、若いラノッキアとボンドはチャンス。ヴェローナは2試合連続で前半に退場者が出る影響でボッケッティの初勝利が遠い。

SAM-FIO 0-2 イコネ/ボナベントゥーラ
サンプはモンテヴァーゴがトップの5-3-2ミドルプレス。フィオレンティーナは4-3-3でビルドアップ時はドドが内側に入る。フィオレンティーナは3分にクアメが左サイドから運んでカウンター。右に展開しイコネを内側から追い越したドドの折り返しをボナベントゥーラが押し込んで先制。前半から球際が激しく倒れる場面が多い試合。アミオネはヨヴィッチの後頭部が鼻に当たり大量出血で交代。後半からサンプはガッビアディーニ、フィオレンティーナはカブラウとイゴールを投入。サイドからチャンスを作るフィオレンティーナは57分にビラーギのCKをミレンコヴィッチが頭で決めて追加点。サンプはシュート数では14vs5で圧倒したものの決定機を作れずに敗戦。
イコネが好調で完全フィットの気配。攻守に汗をかいたマンドラゴラとクアメの元ジェノア組。

ROM-LAZ 0-1 カタルディ/カザーレ/ロマニョーリ
ローマは非保持3-4-1-2、保持3-4-2-1でクリスタンテはアンカー気味でカマラは行動範囲広め。ラツィオはミリサヴィが出場停止でインモービレが負傷明けでベンチ入り。28分にラツィオはローマのゴールキックビルドアップにペドロがプレス。イバニェスのミスを誘い、ゴール前で拾ったフェリペ・アンデルソンが決めて先制。攻めていないわけではないがゴールが遠いローマは53分に負傷したペッレグリーニに替わって前節のヒーローヴォルパトを投入。終盤はロングボール頼みになるが、スモーリングを上げたのは最後の2分ぐらいと遅すぎた。ラツィオは2CBとカタルディを中心に中央を割らせず守りきった。

JUV-INT 2-0 コスティッチ/ファジョーリ
ユーヴェはミレッティがトップ下の5-3-1-1。インテルはIBとWBのパスに2トップのポストプレーと中盤の多彩な動きで攻め、5-3-2のブロックで中を使わせない。インテルラウタロのポスト、アチェルビのフィード、バレッラの飛び出しから中央に入ってきたドゥンフリースが決定機を逃す。51分にインテルのCKからユーヴェがカウンター。コスティッチが運び、折り返しをラビオが右足で合わせて先制。62分にはコスティッチのCKからダニーロが決めたかと思いきやハンドで取り消しに。インテルは73分にラビオのパスミスからカウンターでラウタロの決定機はシュチェスニーがファインセーブ。ユーヴェはキエーザインテルはブロゾヴィッチと負傷明けの選手を投入。83分、インテルのチャンスだが、ジェコからブロゾヴィッチへのパスをブレーメルがカット。ディ・マリアが拾ってカウンター。コスティッチの折り返しを受けたファジョーリが右足を振り抜いてユーヴェに追加点。このまま守りきりユーヴェが4試合連続無失点でローマとインテルを抜き5位に浮上。


第14節11/8~10 ミッドウィーク

 

NAP-EMP 2-0 ロサーノ
エンポリはバルダンツィがロボトカ番で攻守に積極的な姿勢を見せるが、次第にナポリがSBを起点に裏を使って押し込む展開に。前半ラストプレーの決定機はラスパドーリが決められず。ナポリは64分に両WGを替え、ジエリンスキを投入すると、68分にロサーノのクロスをマリンがトラップするが、大きくなったところをオシムヘンが先に触って倒されてPKを獲得し、ロサーノが決めて先制。73分にルペルトが2枚目のイエローカードで退場し、エンポリはグラッシがCBに入る4-4-1。87分にロボトカのキープからロサーノのクロスをオシムヘンの後ろでジエリンスキが合わせて決定的な追加点。ナポリがリーグ戦10連勝を達成。

SPE-UDI 1-1 アンパドゥ/ホルム/エンゾラ
スペツィアはドロンゴフスキがウォーミングアップで負傷しズートが先発。ブラビアがアンカー、エクダルがRIH。19分にウディネーゼが中盤のプレス回避パスワークからロヴリッチのスルーパスに抜け出したサクセスがネットを揺らすがオフサイド。32分にアンパドゥが運び、ロベルト・ペレイラの背後を取ったレツァに対角フライスルーパス。レツァが右足で決めて先制。42分にスペツィアが3回決定機を逃した後、ブラビアからキヴィオルの弱いパスをデウロフェウが奪いカウンター。サクセスが運び、折り返しをロヴリッチが流し込んで同点にする。後半からスペツィアはアンカーにアンパドゥ、RIBにアミアンを投入。後半はスコアが動かなかったものの、スペツィアは優勢に戦い、アンパドゥはフィルターとしてもパサーとしてもハイパフォーマンス、ホルムとエンゾラは最後までよく走りチャンスを作った。

LEC-ATA 2-1 両WG/バスキロット/ジョアン・ゴンサレス/ガッロ
アタランタは先発を9人入れ替え、ドーピング疑惑による出場停止が解かれたパロミノがベンチ入り。レッチェは4-3-3でハイプレス。28分にショートコーナーからストレフェッザのクロスをホアン・ゴンサレスが折り返しバスキロットが頭で押し込んでレッチェが良い流れの中で先制点も奪う。さらにキックオフ直後、コロンボがオコリにプレスをかけてこぼれ球を拾ったディ・フランチェスコがスポルティエッロをかわして流し込んで追加点。アタランタは39分に降りてバスキロットをいなしたマリノフスキからジャンドレイとポングラチッチの間のサパタにパス。サパタがファルコーネの逆を突いて流し込み1点を返す。後半にアタランタは主力を投入し攻撃機会を増やすが、78分に飛び出したコープマイネルスが絶好の決定機を逃す。レッチェは最後までハードワークを貫き、相手のミスを見逃さずにカウンターで脅威与えながら逃げ切り、大きな勝点3を獲得。

SAS-ROM 1-1 ロリアンテ/ルイ・パトリシオ
サッスオーロはサイドを起点にローマのダブルボランチの間と脇を狙う。ローマはザレフスキを低い位置に置き、イバニェスとマティッチでフラッテージに対して数的優位の状況を作り出す。サッスオーロは75分に左サイドを完璧に崩し、ロリアンテのラストパスからRWGのトラオレが決定機を迎えるがルイ・パトリシオが飛び出してファインセーブ。すると、ローマは79分にマティッチのインターセプトから上がってきたマンチーニのクロスにエイブラハムが頭で合わせて先制。しかし、84分にキリアコプーロスからカルスドルプの背後を取ったロリアンテにパス。ロリアンテの折り返しをピナモンティが決めてサッスオーロが同点に追いつき引き分け。

FIO-SAL 2-1 ボナベントゥーラ/イコネ
フィオレンティーナは非保持4-2-3-1マンツーマン。サレルニターナはヴィリェナがLWB。14分に敵陣右サイドでボールを奪い、ボナベントゥーラがゴール前でイコネの折り返しを押し込んで先制。サレルニターナは前半途中にカンドレーヴァをRWB、マッゾッキをLWB、ヴィリェナをLIHに変更し、後半からディアとマッジョーレを投入すると、54分にディアがピョンテクとのワンツーでミレンコヴィッチをかわして流し込んで同点にする。80分に中央で右サイドからのパスを受けたサポナーラがCB2人を釣り出し、その背後のヨヴィッチにパス。ヨヴィッチが流し込むがオフサイドの判定。しかしVARが取り消してフィオレンティーナが勝ち越してリーグ3連勝。サレルニターナはシュート4本に終わり、追いついた後にプレスをやめてしまったのがもったいなかった。

INT-BOL 6-1 ディマルコ/ジェコ
ボローニャファーガソンがトップ下の4-2-3-1マンツーマン。序盤はボローニャペース。バロウとアルナウトヴィッチが決定機を逃すが、21分にCKのこぼれ球からオルソリーニのミドルシュートがリコヤニスに当たってゴールに吸い込まれて先制。しかし、25分にジェコの見事なボレーシュートで同点にすると、35分には微妙なファウルの判定で得たFKをディマルコが決めて逆転。41分にはCKからラウタロのヘディングで3点目。後半にも47分に右ハーフスペースに現れたディマルコのコントロールシュートで4点目。58分にソサのハンドでチャルハノールがPKを決めて5点目。75分にブロゾヴィッチのスルーパスに抜け出したジェコの折り返しをゴセンスが押し込んで6点目。インテルがシュート13本で6点という幸運な大勝。

TOR-SAM 2-0 ラドニッチ/ヴラシッチ
サンプドリアは3-4-1-2でマンツーマンプレス。28分にラドニッチが左から長い距離を運び中央でヴラシッチがリンコンに突かれたボールを反転シュートで流し込みトリノが先制。58分にはミランチュクが右サイドを打開し、ヴラシッチが左に展開。ヴォイヴォダのラストパスを受けたヴラシッチが反転シュートを流し込み追加点。マンツーマンを個で打開したトリノが完勝。サンプは未だに形が定まらない。

VER-JUV 0-1 ラビオ
アグレッシブにプレスをかけるヴェローナとロングボールで裏返そうとするユーヴェ。前半はヴェローナペースだが得点は奪えず。59分、ミリクが中盤でキープし、中央でホングラの背後を取ったラビオが受け、ケーンファーストタッチでコースを作り、ダヴィドヴィツに当たったシュートはモンティポが弾ききれずユーヴェが先制。ヴェローナは攻め続けるがシュートが枠に飛ばない。91分にアレックス・サンドロがDOGSOで退場するが、そのまま終了。ユーヴェは5試合連続無失点の5連勝で4位浮上。ヴェローナは9連敗。
初先発のスレマナは機動力があって良い。

LAZ-MON 1-0 フェリペ・アンデルソン
モンツァはペッシーナがボランチ。幅を使って相手を揺さぶり広げてシャドーを活かす。ラツィオはハイプレスとコンパクトなゾーンディフェンスで対抗し、保持ではフリーになるSBを起点に縦パスを出し入れしながら、スライドでズレるIBの背後を狙うフェリペ・アンデルソンからチャンスを作る。12分にモンツァラノッキアからチュリアへのサイドチェンジ、コルパニの折り返しにペターニャがヒールで合わせるがオフサイドで取り消し。ラツィオはラッザリが負傷交代。後半のモンツァパスミスが多い。68分、バシッチがフェリペ・アンデルソンとのワンツーで左サイドを突破し、折り返しにペドロがシュート。ディ・グレゴリオが弾いたボールをロメロが押し込んでラツィオが先制。最後にモンツァは攻勢を見せるが最後までシュートが枠に飛ばず、ラツィオが逃げ切り2位浮上。


第15節11/11~13 ワールドカップ前ラスト


EMP-CRE 2-0 ヴィカーリオ/カンビアーギ
クレモネーゼは保持3-4-2-1、非保持は3-5-2で2トップがアンカーと2CBを見て後ろがマンツーマン。序盤にブオナイウトに2回決定機が訪れるが何れもヴィカーリオがセーブ。エンポリはSBを起点にしつつ、IHの動きやドリブルでアタッキングサードに運ぶ。後半からエンポリはランメルスを下げてカンビアーギを投入すると、ロングボールのこぼれ球をサトリアーノがキープし、そのこぼれ球をカンビアーギが拾って中央を抜け出して流し込みファーストプレーで先制。クレモネーゼは51分にセルニコラ、58分にオケレケが決定機を迎えるがヴィカーリオが立ち塞がる。ザニマッキアのドリブルやデセルスとチョーファニのポストも活かして色々な角度から攻め込む。エンポリは84分にデ・ヴィンテルを投入し5-3-2に変更すると、87分にCKからカウンターでバイラミが運び、右から上がってきたカンビアーギのシュートのこぼれ球をパリージがザニマッキアに競り勝ち頭で押し込んで追加点を挙げて勝利。

NAP-UDI 3-2 エルマス/オシムヘン
ナポリはSB、IH、WGのポジションチェンジやIHの逆サイド出張、オシムヘンの裏抜けで押し込み、ウディネーゼはデウロフェウがロボトカを見ながらベトとカウンター狙い。ナポリは14分にエルマスのインスイングクロスをビヨルの背後を取ったオシムヘンのヘディングで先制。ウディネーゼは25分にデウロフェウが膝を痛めてサクセスと交代。30分にオシムヘンがカウンターの基点を作り、ロサーノからパスを受けたジエリンスキが見事なコントロールシュートを決めて追加点。57分にはベトが縦パスを収められず、ジエリンスキ、ロボトカ、ザンボ・アンギサと繋いでカウンターからエルマスが決めて3点目。ナポリが4点目も取れそうな楽勝ムードだったが、ウディネーゼは78分にCKのセカンドボールを繋いでロベルト・ペレイラPA内のサクセスにパス。胸で落としたボールをネストロフスキがボレーで叩き込み1点返す。81分には高い位置でサマルジッチがキム・ミンジェからボールを奪いコントロールミドルシュートを決めて1点差に迫る。最後はナポリが踏ん張って11連勝、ウディネーゼは序盤の好調から一転6試合未勝利で中断期間へ。

SAM-LEC 0-2 コロンボ/ファルコーネ/ウンティティ
サンプは保持時3-4-2-1、非保持3-4-1-2。互いに前から人を捕まえに行くのでビルドアップはGKからのロングボール合戦。12分のガッビアディーニのシュートはファルコーネのファインセーブ。レッチェは45分にロングボールから中央でビジャールに当たったボールがDFラインの背後のコロンボに繋がり、コロンボが持ち込んで決めて先制。82分に中盤でフェラーリのパスをアスキルセンがインターセプトし、コロンボが裏に抜け出し内側に入ったバンダにパス。バンダがチップショットで決めて追加点。バンダは初ゴール。終盤にリンコンが持ち運んでワンツーから決定機を迎えるが決められずレッチェが連勝。

BOL-SAS 3-0 ドミンゲス/ファーガソン/アルナウトヴィッチ/ソリアーノ
ボローニャソリアーノがLWGの4-2-3-1で保持時は3バック気味になってリコヤニスが左で幅を取り、非保持は人への意識が強い。サッスオーロはトラオレがRWGで、非保持はフラッテージがルクミにプレス。ボローニャは29分に左サイドでソリアーノがトリャンからボールを奪い、ルクミのクロスにエビシャーが合わせて先制。50分にはアルナウトヴィッチがクリアボールをソリアーノに落とし、スルーパスを受けてコンシーリをかわして流し込んで追加点。サッスオーロは53分から4-4-2に変更するが、77分にロングボールから左に開いたルイス・ファーガソンがドミンゲスのリターンを柔らかいコントロールミドルシュートで沈めてボローニャが3点目を奪い快勝。

ATA-INT 2-3 ジェコ/ディマルコ
アタランタはスカルヴィーニとエデルソンのボランチ、コープマイネルスが右サイドの4-2-3-1でハイプレス。インテルが苦しんでいると、24分にサパタがデ・フライに足をかけられてPKを獲得し、ルックマンが決めてアタランタが先制。守備からの攻撃で徐々に敵陣に入る機会を増やすインテルは35分にチャルハノールのインスイングクロスをラウタロがフリックしジェコが流し込んで同点にする。後半からアタランタはスカルヴィーニに替えてマリノフスキーを投入するが、55分に中盤でディマルコがマリノフスキーからボールを奪いカウンター。ディマルコの折り返しをジェコがメーレにブロックされながら押し込みインテルが逆転。さらに59分にCKからニアでラウタロが合わせるとパロミーノのクリアがゴールに吸い込まれて3点目を奪う。アタランタは76分にCKからシュクリニアルの前に入ったパロミーノのヘディングで1点を返し、最後は猛攻を見せたがインテルが逃げ切った。

VER-SPE 1-2 エンゾラ
スペツィアは保持時にカルダーラは中盤に入りがちでポジションチェンジを促す。ジュリッチが基点として機能し、何度かカウンターからチャンスを作っていたヴェローナは29分に中盤でボールを奪いデパオリからパスを受けたラザーニャが2人を抜きフリーのヴェルディにパス。ヴェルディがチップショットで流し込みカウンターからヴェローナが先制。38分にドロンゴフスキが足首が曲がるショッキングな負傷。後半からスペツィアはヴェルデを投入し3-4-3に変更すると、52分にアンパドゥが右から受け、中央に斜めに入ってきたバストーニに縦パス。バストーニの落としをエンゾラがコントロールシュートで流し込んで同点にする。ヴェローナは55分にロングボールをジュリッチがフリックしラザーニャが抜け出すがズートに止められて絶好のチャンスを逃す。68分にはCKの流れたボールをブラビアが放り込むと、ラザーニャに当たったボールをエンゾラがコースを狙ったヘディングで決めてスペツィアが逆転。81分以降は5-3-2で逃げ切ったスペツィア。ヴェローナはこの試合も決定機逸が目立ち悪夢の10連敗。

MON-SAL 3-0 モタ
モンツァは非保持は5-3-1-1でIBにIHがプレス。モタが3バックの背後に走る。23分にイッツォから裏へのパスはダニリウクがカットするが、カプラーリが奪い返しモタにスルーパス。モタがヒールで繋いだボールをカルロス・アウグストが蹴り込んでモンツァが先制。34分にはカルロス・アウグストが前線に蹴ったボールをダニリウクが目測を見誤りモタに渡ると、モタが運んで左足で決めて追加点。後半からサレルニターナは3枚替えで3-4-2-1に変更するが、流れは変わらず、73分にモンツァが中央を簡単に繋ぎ、抜け出したモタがカンドレーヴァに倒されてPKを獲得。カンドレーヴァは約13分で退場し、ペッシーナが決めてダメ押しの3点目を奪う。最後までチャンスを作ったモンツァが完勝。

ROM-TOR 1-1 ジジ
3-4-2-1のミラーゲーム。ビルドアップは互いにロングボールでセカンドボール争い。ローマはザレフスキが低い位置で内側を向いて右足ワンタッチで前線に蹴る。前半はトリノペースで7分にFKのこぼれ球からブオンジョルノのクロスにサナブリアがフリーで合わせるが枠の上に外してしまう。前半のうちにトリノはミスが目立ったヴォイヴォダを下げ、ローマは後半からヴォルパトに替えてエル・シャーラウィを投入。54分にトリノが自陣でのボール奪取からラザロが運び、ライン間で横パスを繋ぎ右サイドからシンゴのクロスにリネッティが頭で合わせて先制。61分に右サイドの連係から突破したシンゴのクロスにサナブリアが合わせるがまた外してしまう。トリノが撤退しローマが攻勢を強める。90分にローマが中盤でのボール奪取からディバラがPKを獲得するが、ベロッティが外してしまう。しかし、93分にディバラのミドルシュートがバーに当たって跳ね返ったボールをマティッチがダイレクトミドルシュートで突き刺し同点にするが反撃はここまで。
ローマは大型ボランチのタヒロヴィッチがデビュー。

JUV-LAZ 3-0 ケーン/ラビオ
ザッカーニ、インモービレ、ラッザリを欠くラツィオ。ユーヴェは3-1-4-2で3バックで回しながら裏やサイドチェンジのロングボールとファジョーリ、ラビオへの縦パスをミックス。非保持は5-3-2でブロックを組む。42分、ラビオが中盤で運んできたミリサヴィからボールを奪うとすぐにCB間を抜け出したケーンにスルーパスケーンが飛び出したプロヴェデルを越すループシュートで先制。53分にはミリクが中盤でカタルディからボールを奪い、ロカテッリがコスティッチに展開。コスティッチのシュートのこぼれ球をケーンが押し込んで追加点。88分にダニーロからのパスをラビオが左に開いたディ・マリアにワンタッチで繋ぎ、ディ・マリアがハーフスペースを抜け出したキエーザにパス。折り返しをミリクが押し込んで3点目を奪い、ユーヴェは6試合連続無失点の6連勝でラツィオを抜いて3位まで上がってきた。ラツィオは持たされてほとんど決定機を作れずに完敗。切り崩せるザッカーニとラッザリの欠場が痛かった。

 

第16節1/4 ペレ追悼


SAS-SAM 1-2 ガッビアディーニ/ヴィエイラ
サッスオーロの4-3-3にサンプドリアは3-4-1-2でハメに行く。サッスオーロはSBからピナモンティに入れていく。ピナモンティvs新加入のナイティンク。25分にサンプドリアがCKからガッビアディーニのオーバーヘッドで先制すると、27分にはヴィエイラが運んだカウンターからフェラーリパスミスをアウジェッロがダイレクトアウトカーブミドルシュートを決めて追加点を挙げる。63分にナイティンクがPA角でピナモンティを倒し、VARでFKからPKに変更。ベラルディが決めて1点差にするが、サンプドリアは最後は5-4-1で守り逃げ切る。

SPE-ATA 2-2 エンゾラ/ブラビア
スペツィアは3-5-2、アタランタは3-4-2-1で右シャドーにコープマイネルス。アンパドゥにエデルソンがプレス。スペツィアはロングボール。7分にスペツィアがロングボールのこぼれを拾ったブラビアから右サイド裏に流れたエンゾラにパス。エンゾラの折り返しをギャシが押し込んで先制。17分にズートがサパタとの接触で負傷交代しゾヴコがデビュー。ゾヴコがホイルンドの決定機を防ぐと30分に中盤のセカンドボール争いにブラビアが勝ち、DFライン裏に抜け出したエンゾラがスルーパスを受けてゴールに流し込んで追加点。その後、エンゾラが再び独走して決定機を得るがパロミーノがブロック。アタランタは76分にザッパコスタから中央でキヴィオルを背負って受けたホイルンドが上手く前を向いて右足で早い低弾道シュートを決めて1点差に迫ると、92分にザッパコスタのヘディングシュートをモウチーニョがブロックしたこぼれ球をコープマイネルスが後ろ向きの状態で放り込むとゴール前でパシャリッチが反応し押し込んで同点に追いつき終了。
エンゾラ交代後はスペツィアのカウンター機会が減少。

TOR-VER 1-1 ジュリッチ
ヴェローナは初陣。3-4-2-1マンツーロングボール同士だが、トリノはポジションチェンジが多く、ヴェローナはジュリッチに当てて縦に速く攻める。44分にヴェローナがCKをニアでジュリッチが頭で合わせて先制。63分にトリノミランチュクのスーパーミドルで追いつく。トリノが常に7割近く保持したが、後半はヴェローナの方がシュートが多く、ラストプレーでルキッチが決定的なヘディングシュートを決められず引き分け。

LEC-LAZ 2-1 ディ・フランチェスコ/ヒュールマン/ウムティティ
レッチェは4-5-1ブロック。13分にカザーレからスルーパスを受けたインモービレが流し込んでラツィオが先制。後半からレッチェがハイプレス、カウンタープレスの強度を上げて、強気の戦いで押し込む状況を作ると、56分にハイプレスでボールを奪い、ヒュールマンのスルーパスを受けたディ・フランチェスコのシュートのこぼれ球をストレフェッザが押し込んで同点にする。70分にはヒュールマンの対角パスをディ・フランチェスコがワンタッチで折り返し、ゴール前でコロンボが押し込んで逆転。その後もプレスを止めず主導権を握り続けたレッチェが後半の痛快なパフォーマンスで逆転勝利。後半はレッチェがシュート9本、ラツィオは2本で枠内0。
ラツィオがまた人種差別チャントを歌ったが、負けずにハイパフォーマンスで対抗したウムティティが最高だった。

ROM-BOL 1-0 ペッレグリーニ
3-4-1-2vs4-1-2-3。ローマはハイプレスの意識が高い。5分にハイプレスからショートカウンターでディバラがルクミに倒されてPKを獲得し、ペッレグリーニが決めてローマが先制。ディバラが右に開き、ペッレグリーニが同サイドで崩す形は脅威。終盤はボローニャが押し込む展開になるが崩しきれず、95分にCKからルクミの決定的なヘディングシュートをライン上でエイブラハムがクリアしローマが逃げ切る。

CRE-JUV 0-1 カルネセッキ/ミレッティ
クレモネーゼは3-4-1-2、ユーヴェはファジョーリがトップ下の3-1-5-1。ユーヴェは2列目のポジションチェンジが多く、中盤にフリーの選手を生み出す。14分にビアンケッティからソウレの裏へのロブパスに抜け出したヴァレリがネットを揺らすがオフサイド。ソウレが右サイドからカットインシュートを狙うがカルネセッキが指先で防ぐ。その後もユーヴェが多くの決定機を迎えるが、精度を欠き、カルネセッキのセーブにも阻まれる。それでも90分にミリクがFKを直接決めて7連勝。クレモネーゼはデセルスが決めきれないなど、またも善戦及ばず未勝利が続く。

FIO-MON 1-1 カブラウ
ビアンコが初先発のフィオレンティーナが序盤から押し込む形を作ると、18分にクアルタからスペースへのロングパスを受けたカブラウが豪快なシュートを決めてフィオレンティーナが先制。モンツァは後半から2枚替えでチュリアとモタがシャドーに入る。60分に左右の揺さぶりから右サイドに抜け出したチュリアのクロスに中央でカルロス・アウグストが合わせて同点にする。フィオレンティーナはシュート22本も1得点に終わり引き分け。
カブラウがパワーもスピードも覚醒の予感。

INT-NAP 1-0 ジェコ/オナナ
5-3-2vs4-3-3。インテルは4-4-2ハイプレスにオナナを使いながら後方で時間を作って2トップのポストプレーナポリは5-3-2ブロックに対してロボトカが降りたりしながら2トップ脇から前進し、サイドユニットで仕掛ける。前半はインテルがロングボールやカウンターから決定機を作るが決めきれない。インテルは54分に右サイドからのスローインムヒタリアンがディマルコに展開し、ディマルコのクロスをジェコがラフマニのマークを外して頭で合わせて先制。ナポリオシムヘン、ラスパドーリ、シメオネを同時起用するが得点は奪えず今季初黒星。インテルはクヴァラをシュクリニアルとダルミアンが厳しいマークで抑え込んだ。

UDI-EMP 1-1 サトリアーノ/ロベルト・ペレイラ
3-5-2vs4-3-1-2。ウディネーゼはワラセが降りて4バック気味になったりして、2トップ脇、サイドから前進を狙う。エンポリは全体的に近い距離感でバルダンツィが中盤に数的優位を作り、2トップがポストプレーと裏抜けを繰り返す。2分にバルダンツィのスルーパスに抜け出したカプートの折り返しをバルダンツィが流し込んでエンポリが先制。69分に右サイドのロベルト・ペレイラから中央を経由して左のウドジェに展開。ウドジェの折り返しを中央に入り込んだロベルト・ペレイラが合わせてウディネーゼが追いつく。79分にアクパ=アクプロが2枚目のイエローで退場。エンポリは4-4-1で守りきり勝ち点1を獲得。ウディネーゼは8試合未勝利。退場後に両WBとベトを下げたのは失策だった。
サトリアーノはフィジカルが強化されスピードもアップした印象で後半戦の活躍に期待がかかる。


第17節1/7~9 ヴィアッリ追悼


FIO-SAS 2-1 フラッテージ
ビルドアップにはハイプレスをし掛けあう。サッスオーロの方がプレス位置が低く、攻め込むフィオレンティーナに対して、サッスオーロはカウンターからチャンスを作る。イコネが中に入ってくる頻度が高い。47分にビラーギのクロスをクアメが落とし、フェラーリがボナベントゥーラの先で触ったボールをサポナーラが蹴り込んでフィオレンティーナが先制。サッスオーロは56分にシュートがPA内のドドの腕に当たりPKを獲得するとベラルディが決めて同点。フィオレンティーナはニコラス・ゴンサレスを2トップに投入しカストロヴィッリとボナベントゥーラがボランチを組む。85分にロングボールから運び、サポナーラのクロスにニコラス・ゴンサレスが頭で合わせるがコンシーリがファインセーブ。直後にサポナーラのクロスからテルジッチのシュートの跳ね返りがルアンの腕に当たりPKを獲得するとニコラス・ゴンサレスが決めて勝ち越し。サッスオーロは交代選手が怖さを出せず。

JUV-UDI 1-0 シルヴェストリ
3-5-2同士。マッケニーがRWBでケーンディ・マリアは保持時は縦関係。ウディネの方がプレッシング意識が高く、ユーヴェはブロック。ミレッティが動いてボールを受けたりスペースを作る。後半はユーヴェもプレス意識を強める。85分にユーヴェがCKが流れたところから繋ぎ、パレデスから裏に抜け出したキエーザが折り返し、フリーのダニーロが押し込んで先制。その後は危なげなく逃げ切り無失点8連勝。ウディネはデウロフェウがいないのでサクセスとベトと変化をつけられない。

MON-INT 2-2 チュリア/ペッシーナ/ダルミアン   
インテルはバレッラがダブルボランチの脇に開いてボールを引き出す。モンツァはハイプレス時はチャルハノールにチュリアが付き、前進されるとチュリアを中盤の右に降ろしてスペースを埋める。9分にバストーニのクロスを大外からカルロス・アウグストの前に入ったダルミアンが押し込んでインテルが先制。しかし、10分にペッシーナが右サイド奥で起点を作り、内側のチュリアがゴール左隅に流し込みモンツァがすぐに振出に戻す。21分にモンツァのビルドアップにラウタロがパブロ・マリにプレスをかけてPA内でボールを奪いそのままゴールに蹴り込み勝ち越し。インテルのビルドアップにモンツァはプレスがハマらなかったため、後半はペッシーナもプレスに加勢。モンツァは92分にチュリアのインスイングクロスをファーでカルディローラが頭で合わせて追いつく。

SAL-TOR 1-1 オチョア/ヴラシッチ/スフールス
ヴォイヴォダが内側にワンタッチで付けるパスや、ヴラシッチのキープ、ルキッチの飛び出しなどでチャンスを作っていたトリノはオチョアの好セーブに阻まれていたが、35分にラザロのクロスにうまくマークを外したサナブリアが頭で合わせて先制。後半からピョンテクを投入して3トップに変更したサレルニターナは48分にCKからヴォイヴォダのミスを拾ってカウンター。ヴィリェナがミドルシュートを決めて同点にする。後半は五分五分の展開で両GKが安定したプレーで引き分け。オチョアは今日はセーブ7本。

SPE-LEC 0-0 ドロンゴフスキ/ストレフェッザ
スペツィアはドロンゴフスキが復帰。レッチェはヒュールマンが出場停止。序盤はレッチェペースだったが、次第にスペツィアが2トップへのロングボールとハイプレスで流れを取り戻す。エンゾラのポストプレーを生かして縦に速いスペツィアと両サイドを使って攻め込むレッチェだったが、両チームとも交代選手がインパクトを残せず痛み分け。

LAZ-EMP 2-2 フェリペ・アンデルソン/ラッザリ/カンビアーギ
1分にルイス・アルベルトのCKをニアでフェリペ・アンデルソンがフリックすると、カプートに当たってコースが変わりネットを揺らしラツィオがすぐに先制。お互いにプレス意識が高いが、ラツィオは相手のスライドの間でIHが受けたり、SBの背後を狙って優勢に進める。53分には中盤でボールを奪いカウンターからフェリペ・アンデルソンのシュートがパリージに当たりゴール前のザッカーニにこぼれると、ザッカーニが冷静に流し込んで追加点を奪う。エンポリは55分にカンビアーギを投入し息を吹き返し、82分にFKのカウンターからカンビアーギの折り返しをカプートが決めて1点を返す。さらに92分にはショートコーナーからバイラミの折り返しがPA手前のマリンにこぼれると、マリンがミドルシュートを決めて同点にする。シュート数は18-5でラツィオが圧倒したが、攻撃的な選手交代が功を奏したエンポリが勝点を手繰り寄せた。

SAM-NAP 0-2 マリオ・ルイ
ザノーリとベレシンスキがいきなり古巣戦。サンプドリアは3-4-1-2を継続。5分にザンボ・アンギサが倒されてPKを獲得するがポリターノのシュートをアウデーロがセーブ。その後は勢いを持ったサンプドリアがチャンスを作るが、18分に縦に速い攻撃でマリオ・ルイのスルーパスオシムヘンがワンタッチで流し込んでナポリが先制。38分に右サイドを突破したオシムヘンをリンコンが倒してDOGSOで退場。後半からサンプドリアは4-4-1にするが防戦一方。79分にヴィエイラのハンドで得たPKをエルマスが決めて勝利。ナポリはよく動いて攻撃を仕掛けた。マリオ・ルイが2人目のゲームメーカーだった。

VER-CRE 2-0 ラゾヴィッチ/ヒエン/ドイグ/タメゼ
3-4-2-1同士だが、クレモネーゼは保持時はセルニコラが低めで4バック気味。ヴェローナは構わず噛み合う配置のままプレッシング。逆にヴェローナの保持はイリッチがサイドに開いてズレを作る。8分にカロンのクロスをラゾヴィッチが中央で上手くトラップしてゴールに蹴り込みヴェローナが先制。25分にはドイグが自陣から運んでカウンター。アタッキングサードまで運びラストパスを受けたラゾヴィッチが流し込んでヴェローナが追加点。クレモネーゼは60分に前線3人変え、82分に実質4-2-4に変更するが及ばず、ヴェローナが完勝で連勝。

BOL-ATA 2-1 ホイルンド/ボガ/トロイ
ボローニャはアルナウトヴィッチが欠場でサンソーネがCFの4-1-4-1、アタランタはサパタとホイルンドを同時起用の3-4-1-2。5分にポッシュからパロミーノの裏を狙ったサンソーネへのパスをパロミーノがカットしたこぼれ球をオルソリーニが拾いPA外から左足を振り抜いてネット揺らしボローニャが先制。ボローニャはWBにはWGが下がって対応する6-3-1に近い状態で守る。後半から2枚替えのアタランタは46分にサイドを崩してからの流れでコープマイネルスがスーパーミドルを決めて同点にする。57分には左に開いて受けたボガのドリブルから中央を抜け出したホイルンドがスルーパスを受けて流し込み逆転。ボローニャはドミンゲス、オルソリーニを中心に攻めるが崩しきれずアタランタが逃げ切る。


第18節1/13〜16 ミッドウィークにコッパ・イタリア


NAP-JUV 5-1 オシムヘン/クヴァラ/ロボトカ/ディ・ロレンツォ
最小失点の2位ユーヴェは3-5-2(1-1)。最多得点のナポリはロボトカが中継地として顔を出しテンポよくボールをさばいてリズムを作り、ユーヴェの前線3-2の脇をサイドチェンジとSB、IH、WGの連係で崩す。オシムヘンもサイドに流れる動きでボールを引き出す。14分に左から右に展開し、ポリターノの折り返しをクヴァラがシュート。シュチェスニーが弾いたこぼれ球にオシムヘンが詰めて先制。ユーヴェはプレス位置を上げ、ディ・マリアを中心に攻撃を展開するが、39分にはオシムヘンへのロングボールをブレーメルが処理ミス。オシムヘンが拾いフリーのクヴァラが流し込んでナポリが追加点を奪う。ユーヴェはキエーザを左にし非保持4-4-2保持3-4-2-1に変更。それでも42分にディ・マリアがロカテッリ、ミリクとダブルワンツーでPA内に侵入し左足で流し込みすぐに1点差に戻す。54分にオシムヘンへのロングボールからCKを得ると、クヴァラのアウトスイングのボールをラフマニがボレーで合わせて3点目。64分にはカウンターからクヴァラのピンポイントクロスをオシムヘンが頭で押し込み4点目。71分には中央ライン間に入ったディ・ロレンツォが左サイドから受けて右のエルマスに展開。エルマスがカットインから左足を振り抜くとアレックス・サンドロに当たってコースが変わりネットを揺らし5点目。

CRE-MON 2-3 ペターニャ
クレモネーゼはセルニコラが出場停止。モンツァはセンシがベンチ入り。7分にカルロス・アウグストのインターセプトからマチンのファーサイドへのクロスをビリンデッリが折り返し、ペターニャのシュートをチュリアが押し込んでモンツァが先制。18分にはCKのこぼれ球でイッツォとギリオーネが交錯し、OFRでPKになりカプラーリが決めて2点目。モンツァの方が出足の速さで上回り、ペターニャのポストプレーが効果的。後半からクレモネーゼピッケルをトップ下にして強度を上げて決定機を作るがディ・グレゴリオがファインセーブ。すると、54分にカプラーリ、カルロス・アウグスト、ペターニャの連携からボールウォッチャーになった守備陣のすきを突いたカプラーリが決めてモンツァが3点目を奪う。クレモネーゼは66分にヴァレリのクロスをチョーファニが頭で合わせて1点返し、82分にはヴァレリからチョーファニへのロングボールが流れたところをデセルスが流し込み1点差にするが反撃もここまで。モンツァは交代選手が試合に入れなかった。

INT-VER 1-0 ラウタロ
2分にムヒタリアンがドリブルでPA内に運び、こぼれ球をラウタロが流し込んでインテルが先制。インテルは疑似カウンター狙いでオナナを中心に後方でパス回し。ヴェローナはジュリッチへのロングボールとサイドのひし形を生かした崩し。インテルPA内が堅い。ヴェローナは悪くない試合だったが得点の匂いはしなかった。監督交代後、トマ・アンリが起用されない。

SAS-LAZ 0-2 ロマニョーリ/フラッテージ
サッスオーロはピナモンティとコンシーリが欠場でアグスティンとペーゴロが先発。ラツィオはラッザリが欠場で14分にはインモービレが負傷交代。サッスオーロが両WGを軸にサイドチェンジを交えてチャンスを作る。ラツィオはリズムを掴めなかったが、45分にペドロの仕掛けからCKを得ると、セルゲイの折り返しをトリャンが腕で止めてPK。ザッカーニが決めてラツィオが先制。93分にプロヴェデルのロングボールをセルゲイがバックヘッド。トレソルディの前でフェリペ・アンデルソンが掻っ攫いペーゴロをかわして勝負を決める2点目。内容に差はなかっただけにサッスオーロはもったいない2失点で17位に。

TOR-SPE 0-1 エンゾラ/ホルム/アンパドゥ
スペツィアは3-4-1-2で人への意識強く前からハメに行く。トリノは左サイドのひし形から崩しにかかる。27分にホルムが右サイドを突破してクロスを上げ、シュートブロックしたジジがハンドでPK。エンゾラが決めてスペツィアが先制。後半立ち上がりの決定機をトリノが逃したのは痛手になり、ポゼッションは67-33でトリノだったが、シュートではスペツィアが上回ったように、ハイプレスとブロックでボールを奪いカウンターからチャンスを作って逃げ切った。トリノコッパ・イタリアを10人で延長まで戦った影響は否めず。

UDI-BOL 1-2 スコルプスキ/シャウテン/ファーガソン/サクセス
ボローニャは今節もCF不在かつドミンゲスとメデルが出場停止で4-5-1。ウディネはロヴリッチが右に降り、ベカンが高い位置を取るのが目立つ。9分に右サイドに開いて受けたサクセスのアーリークロスをベトが左足インサイドで合わせてウディネが先制。14分には右サイドを崩し、サクセスのスルーパスに抜け出したベカンの折り返しをベトが押し込んで追加点かと思われたがベカンがオフサイドボローニャは息を吹き返し中盤でのボール奪取から流れを引き寄せる。44分にポッシュが裏に抜け出したエビシャーにロブパスを出し、エビシャーがバックヘッドで中央に返しサンソーネが押し込むがサンソーネがオフサイド。58分にモロの高速縦パスを受けたサンソーネが完璧なシュートを叩き込み同点にする。79分にはCKをニアでシャウテンが逸らしフリーのポッシュが押し込み逆転。激しいデュエルが相次いだ試合で根性を見せたボローニャが逆転勝利。ウディネは大枠は悪くないが大きなミスを隠しきれず泥沼の10試合未勝利。

ATA-SAL 8-2 ホイルンド/ルックマン/コープマイネル
3-4-2-1同士。アタランタはダブルボランチを中心としたサイドのローテーションから突破していく。4分にボガのミドルシュートがカヴィーリアに当たってコースが変わり、オチョアの逆を突きアタランタが先制。9分にオチョアのロングボールをピョンテクが競り勝ち、流れたボールをディアが流し込み同点にする。19分にホイルンドが中から左に流れてパスを受けるとファシオに倒されPK。ルックマンが決めてアタランタが勝ち越し。22分にはコープマイネルスのCKをスカルヴィーニが合わせて3点目。37分にはロングボールの跳ね返しを拾ったホイルンドが再びファシオに倒されてPK。今度はコープマイネルスが蹴り、オチョアに止められるがこぼれ球を押し込み4点目。40分には中盤でのボール奪取からカウンターをホイルンドが独走して沈めて5点目。53分にコープマイネルスの運びからルックマンが中央から見事なミドルシュートを決めて6点目。55分にカンドレーヴァから裏に抜けたディアが溜めてカヴィーリアがミドルシュートを決めて4点差にする。60分には古巣対決のエデルソンも見事なミドルシュートを決めて7点目。84分にも古巣対決のゾルテアがサパタとのワンツーから決めて8点目。AT取らずに終了。サレルニターナは前の2試合がオチョアに助けられていただけだったのが明確になる惨敗。

ROM-FIO 2-0 ディバラ/エイブラハム
ローマはイバニェスが出場停止。フィオレンティーナが保持してローマが5-3-2でブロックを組む展開だったが、フィオレンティーナは23分にドドが2枚目のイエローで退場、ボナベンがボランチの4-4-1。39分チェリクのロブパスをエイブラハムが胸で落とし、ディバラがダイレクトボレー。ミレンコヴィッチに当たってコースが変わりローマが先制。ローマは3バックとクリスタンテを中心にまったりボールを動かす。後半からフィオレンティーナはバラクとニコを投入し4-3-2に変更すると、2トップで制限をかけ中央の人数を増やすことでボールを奪いに行けるようになるが、81分にクリスタンテのパスで右サイドを抜け出したエイブラハムの折り返しをディバラが押し込んでローマが追加点を奪う。これで2位ミランから7位ローマまで4ポイント差に6チームという混戦に。

EMP-SAM 1-0 ヴィカーリオ/パリージ
サンプは非保持4-1-3-2でマンツーマン、保持はアンカーのアミオネが降りて3-5-2。エンポリは2トップのポストプレーやカウンターで攻めたいが、サンプの守備強度と帰陣の意識が高い。54分にマリンのCKをニアでエブエヒが頭で合わせてエンポリが先制する。ウインクスがデビューして終盤に猛攻を見せるサンプがラストプレーのFKからヴィカーリオのファインセーブに遭うが、こぼれ球を繋ぎ、中央で上がっていたアウデーロも絡んでコリーが右足で流し込み同点に追いついたと思いきや、ガッビアディーニのハンドで取り消されエンポリが逃げ切った。


第19節1/21〜24 ミッドウィークにコッパ・イタリア


VER-LEC 2-0 モンティポ
ヴェローナはジュリッチへロングボール。レッチェは出し手に対して降りる選手と裏に走る選手、落としを受ける選手を用意してチャンスを作るが、モンティポが2回のビッグセーブで凌ぐと、39分にセットプレーの2次攻撃からドイグのクロスをデパオリが頭で決めてヴェローナが先制。53分にはレッチェのポジトラを2回連続で止め、イリッチの巧みなターンからパスを受けたラゾヴィッチが決めて追加点。後半はヴェローナが危なげなく逃げ切り勝利。

SAL-NAP 0-2 ザンボ・アンギサ/オシムヘン/マリオ・ルイ
サレルニターナダヴィデ・ニコラ解任後即再就任でディアがLWG、ダニリウクがRSBの4-5-1で仕切り直し?ナポリはクヴァラが欠場。前半からナポリが押し込み、サイドのコンビネーションによる突破や斜めの楔で積極的にPA内にボールを入れていく。前半ラストプレーでザンボ・アンギサがマリオ・ルイとのワンツーで左サイドを突破し、折り返しをファーでディ・ロレンツォが蹴り込みナポリが先制。後半開始早々にはエルマスのミドルシュートがポストに弾かれたこぼれ球をオシムヘンが詰めて追加点。ミッドウィークのコッパ・イタリアクレモネーゼにPKで負けたナポリだったがポゼッション75%で楽勝。
サレルニターナはCBに怪我人が続出しているがギョンベールまで負傷交代。

FIO-TOR 0-1 ヴァニャ
トリノはヴラシッチとセックが2トップの3-4-1-2。フィオレンティーナは中盤、WG、CFがポジションチェンジを多くしてフリーを作ろうとする。32分にアムラバトのサイドチェンジをインターセプトしたヴォイヴォダが運び、右ハーフスペースのミランチュクにパス。ミランチュクが綺麗なコントロールシュートを決めてトリノが先制。後半はプレスラインを下げるトリノに対してフィオレンティーナはニコ、ヨヴィッチ、バラクと攻撃的な交代でゴールに迫るが、ヴァニャがクロスもシュートも止めて逃げ切る。アドポとセックの先発抜擢も功を奏した。ヴィオラティフォージはブーイング。

SAM-UDI 0-1 サクセス
サンプはウインクスが初先発で3-1-4-2のアンカーを務める。ウディネはロベルト・ペレイラがベンチスタートだが、デウロフェウが新年初ベンチ入り。サンプの3バックは右からアミオネ、コリー、ナイティンクで2トップとIHが連動して序盤は優勢に進めるが、徐々にウディネに持たされる展開になる。サンプの非保持は5-3-2ミドルプレスでIHとCBが人を捕まえに前に出る。後半序盤はウディネがプレスから流れを作る。サンプは60分にカウンターからの決定機をヴィエイラが逃す。87分にPA手前でデウロフェウがワラセとのワンツーを狙うも高く上がったボールをウインクスが無理やり頭で触りゴール前にこぼれたボールをエヒジブエが押し込んでウディネが先制するも、デウロフェウが再び膝を痛めて負傷交代。最後はサンプの猛攻を凌ぎ11試合ぶりの勝利を掴んだ。

MON-SAS 1-1 ペーゴロ/マチン/チュリア
サッスオーロもハイプレス時はマンツーマンでオビアングとチュリアは互いにマンマークし合う。12分にロリアンテのCKにフェラーリが合わせてサッスオーロが先制。互いにサイド攻撃からチャンスを作る。後半からモンツァは3枚替えでチュリアがRWB、コルパニがシャドー、モタがCF。59分にPA内で相手のクリアミスを拾ったカプラーリがコントロールシュートを決めて同点にする。サッスオーロはベラルディが2回決定機を迎えたが右足で決めきれず、モンツァはチュリアとコルパニの右サイドからチャンスメイクするが引き分け。サッスオーロはまたもやもったいない失点で8試合未勝利。

SPE-ROM 0-2 エイブラハム/ディバラ
スペツィアはエンゾラが欠場、キヴィオルが移籍、ニコラウが出場停止。前半途中にホルムが負傷交代。ローマはザニオーロが退団に向けて欠場。序盤は互いに守備から試合に入り、徐々にローマがポジションチェンジを交えてボールを運ぶように。44分にハイプレスを誘いスモーリングのロングボールをエイブラハムが競り、エル・シャーラウィがディバラを走らせ、ディバラのラストパスをエル・シャーラウィが流し込みローマが先制。スペツィアは後半からフェレールがRIB、ギャシがRWB、ブラビアがトップ下、マルディーニとアグデロの2トップに変更。しかし、48分にエスポージトのミスキックをディバラがカットし、エイブラハムがカルダーラをかわして独走し流し込み追加点を奪う。スペツィアはアンパドゥが降りてアミアンが高い位置を取る形等見せるが前線のパワー不足が顕著で決定機を作れずに終了。もったいない2失点だった。

JUV-ATA 3-3 ルックマン/スカルヴィーニ/ファジョーリ
ユーヴェは勝ち点15剥奪判決後初の試合。アタランタはコープマイネルスが出場停止。ユーヴェはマッケニーがRWBの3-1-5-1。4分にロカテッリのパスをデ・ローンが奪いボガからパスを受けたルックマンが右足を振り抜くとシュチェスニーが弾ききれずゴールに吸い込まれアタランタが先制。ユーヴェは積極的なプレスと自由なディ・マリアを中心とするポジションチェンジで反撃し、24分にファジョーリが獲得したPKをディ・マリアが決めて同点にすると、33分にラビオがルックマンからボールを奪い、右サイドのファジョーリのクロスにミリクが右足ボレーで合わせて逆転。しかし、後半開始30秒でアタランタが左サイドから攻め込み、ダニーロのパスをスカルヴィーニがカットし、ルックマンからラストパスを受けたメーレが流し込み再び同点にすると、52分に再び左サイドから攻め込みボガのクロスをルックマンが技ありヘッドで決めて逆転する。しかし、64分にユーヴェがPA手前中央でFKを獲得すると、ディ・マリアが動かしダニーロが低空シュートを決めて三度同点に。その後はユーヴェがクアドラードアタランタがムリエルを復帰させるがスコアは動かず痛み分け。

BOL-CRE 1-1 オルソリーニ/ファーガソン/カルネセッキ
バッラルディーニ初陣のクレモネーゼは5-3-2ゾーンミドルプレス。ボローニャはゾーンの間に縦パスを通して押し込みオルソリーニが仕掛けていく。20分過ぎからはクレモネーゼが3-2が縦パスを通させないようにコースを制限しサイドに追いやることで守備が簡単になる。ボローニャは後半からジルクゼーを投入するが、立ち上がりにドミンゲスのアンラッキーなハンドでクレモネーゼがPKを獲得しオケレケが決めて先制。しかし54分にリコヤニスのクロスをルイス・ファーガソンが頭で合わせ、カルネセッキが弾いたこぼれ球をフェラーリがクリアしようとしたボールがキリケシュに当たりゴールに入り同点に。クレモネーゼは70分にヴァレリに替えてブオナイウトを投入し4-3-1-2に変更。クレモネーゼにPKが与えられるがVARで取り消され、キリケシュが再びアンラッキーなオウンゴールになりかけるがフェラーリがライン上でクリアしたり、互いに勝利を目指したが引き分けで終了。

INT-EMP 0-1 カンビアーギ/バンディネッリ/ルペルト
エンポリはマリンが出場停止でヘンダーソンがアンカー。インテルラウタロポストプレーとサイドから大外のWBへのクロスでチャンスメイク。エンポリは中盤でのインターセプトからカンビアーギの精力的な走りで速攻。40分にシュクリニアルが2枚目のイエローで退場。前半は4-3-2で凌ぎ、後半からダルミアンがRIB、ベッラノーヴァがRWBに入る3-5-1。65分にバイラミとバルダンツィのカウンターからバルダンツィが決めてエンポリが先制。インテルは70分にジェコを投入し4-3-2に戻し、更にルカクを投入し4-2-3でロングボールを送り込む。エンポリは5-3-2でATを守りきり9位に浮上。

 

第20節1/27~30


BOL-SPE 2-0 ポッシュ/オルソリーニ/ファーガソン
4-1-4-1vs3-4-1-2。スペツィアは人を捕まえハイプレス。ボローニャはジルクゼーが基点になれた時や、IHやサイドが裏に飛び出すとチャンスに繋がる。36分にCKが連続し、カンビアーゾのクロスをファーでオルソリーニがトラップミスするが、ポッシュが蹴り込んでボローニャが先制。67分からスペツィアはLWBにギャシ、RWBにチポト、前線はヴェルデ、アグデロ、マルディーニ。76分にスペツィアの右サイドのスローインを奪い、ジルクゼーの落としを受けたドミンゲスからニコラウとギャシの間に抜け出したオルソリーニにスルーパス。オルソリーニが決めて追加点を奪い勝利。モロも良かったが、ドミンゲスは味方との繋がり方が抜群だった。スペツィアはエンゾラがいないと攻撃が完結しない。

LEC-SAL 1-2 ディア/サンビア
サレルニターナは新加入のCBエコングが先発で4バックを継続。4分にロングボールからペッツェッラのクリアをディアがワンタッチミドルを左隅に決めてサレルニターナが先制。19分には敵陣でウダンのパスをカットし、ディアからピョンテクへのパスが流れたところにヴィリェナが反応して流し込み追加点。22分に2失点後から右に回ったストレフェッザがライン間で受けて中央経由で左高い位置を取ったペッツェッラの折り返しをストレフェッザが流し込んですぐにレッチェが1点返す。以降はレッチェが2バックで押し込み、サレルニターナが4-5-1で引きこもる展開。サレルニターナはガヴィーリアやクルニゴイら交代組が運動量を落とさずに守り、レッチェはどんどん雑な攻撃が増え、跳ね返し続けたサレルニターナが逃げ切る。

EMP-TOR 2-2 ミランチュク/リッチ/マリン
エンポリはパリージが出場停止。トリノはセックとラドニッチの2トップ。エンポリのビルドアップにトリノがプレスをかける展開。トリノは2トップが外切りでCBにプレス。エンポリはGKが持つとCBが開いて中央へのパスコースを作り、アクパ=アクプロやバルダンツィが降りたり、2トップへロングボールを入れる。36分にマリンのCKをルペルトが頭で合わせてエンポリが先制。トリノは後半から2枚替え、54分にも2枚替えでリッチのヒールやミランチュクのコントロールシュートなどチャンスを作るが、68分にエンポリがバンディネッリからカプートへのロングパスで前進し、マリンがスーパーミドルを決めて追加点を奪う。81分にミランチュクのクロスをスフールスが逸らし、リッチがボレーで蹴り込み1点差にすると、84分に右サイドでボールを動かしミランチュクから中央でパスを受けたサナブリアが左足ミドルを決めて追いつく。さらにミランチュクのシュートがポストに当たるなど逆転の可能性もあったが引き分けで終了。エンポリの選手交代が流れを変えて、トリノの交代組が輝いた。

CRE-INT 1-2 ラウタロ/ジェコ
クレモネーゼピッケルインテルはバレッラとシュクリニアルが出場停止。インテルが序盤から押し込むが、10分にオケレケのスーパーミドルが決まってクレモネーゼが先制。20分にCKからジェコのボレーをカルネセッキが弾いたこぼれ球をラウタロが決めて同点。64分にCKのこぼれ球からジェコの縦パスを受けたラウタロが反転シュートを撃つとバスケスに当たってコースが変わってネットを揺らし逆転。インテルがシュート30本を撃つなかでクレモネーゼはよくブロックしカウンターも見せたが及ばず。

ATA-SAM 2-0 ルックマン/ムッソ
3-4-2-1同士。サンプはDFラインに降りるデ・ローンとコープマイネルスにはボランチが食いつかない。サンプがロングボールからゴールに迫ったが、徐々にアタランタが押し込み始めると、41分にボガのクロスをルックマンがヘディングで合わせ、ポストに当たったボールを拾ったハテブールのクロスにメーレが頭で合わせてアタランタが先制。56分にはトロイから縦パスを受けたルックマンがムッルーをかわしてPA内に持ち込み右足を振り抜いて追加点を奪う。序盤のガッビアディーニとアウジェッロのシュートをムッソが連続セーブで防ぎ、先制後は危なげなく試合を進めたアタランタが勝利。

JUV-MON 0-2 モタ/カルロス・アウグスト/ディ・グレゴリオ
ユーヴェはポグバとヴラホヴィッチが負傷明けでベンチ入り。モンツァはロヴェッラが先発復帰。モンツァはロヴェッラが降りて左サイドのカルディローラ、カルロス・アウグスト、カプラーリでズレを作る。9分に右サイドの崩しからセカンドボールをペッシーナが拾ってカプラーリがネットを揺らすがオフサイドで取り消しになるが、17分に左サイドのスローインから簡単に中央を使い、マチンからのスルーパスをコスティッチの背後を斜めに取ったチュリアが右足で決めてモンツァが先制。ユーヴェは右サイド高い位置にディ・マリアが開いて、デ・シリオとファジョーリで崩そうとするが、38分にディ・マリアのパスをカルロス・アウグストが奪いそのままPA手前まで運び、ブレーメルをかわしてモタにラストパス。モタもシュチェスニーをかわして流し込みモンツァが追加点を奪う。ユーヴェは後半から3枚替えで4-4-2に変更。さらにミリク、ヴラホヴィッチを投入し3-4-3でソウレとイリングの若いWBからクロスを送るが、モンツァが集中力を切らさずに守る。80分にミリクが負傷し一人少なくなったユーヴェは勢いが落ち、モンツァがシュート3本で逃げ切りシーズンダブルを達成した。

LAZ-FIO 1-1 ボナベントゥーラ/プロヴェデル
ラツィオは4-5-1ゾーン、フィオレンティーナは4-4-2マンツー気味で互いにハイプレス。フィオレンティーナの保持は1-2-3-2-3でGK、2CB、アムラバトの4人でフリーマンを作る。7分にCKからカザーレがこぼれ球をアウトで流し込みラツィオが先制。48分にゾーンの間に潜るボナベントゥーラのドリブルからニコのスーパーミドルでフィオレンティーナが同点にする。フィオレンティーナペースで進む中、ラツィオは70分にラッザリとインモービレを投入し反撃を見せるが、フィオレンティーナは怯まずに攻め、最後にミレンコヴィッチが決定機を迎えるがバーに当てて引き分けで終了。強度の高いハイレベルな試合だった。

NAP-ROM 2-1 メレト/ジエリンスキ
ローマはゼキ・チェリクが出場停止。ローマが高い位置からプレスに行く姿勢を見せたが、16分にザレフスキの背後を取ったクヴァラのクロスをファーでオシムヘンが胸トラップから右足を振り抜いてゴールに突き刺す。ナポリはロサーノの縦突破からチャンスを作り、ローマはロングボールとプレッシングからチャンスを作る。74分に押し込んだローマがザレフスキのクロスをファーでエル・シャーラウィが詰めて同点にする。5-2-3で守りを固めるローマだったが、85分にジエリンスキがボランチ間でパスを受け、スモーリングの前でシメオネが左足反転シュートを振り抜くと右隅に決まってナポリが勝ち越し。勝ち点3制になってから20節時点で2位との差が過去最多の13に開きスクデットが早くも確実に。

UDI-VER 1-1 モンティポ
3分にラゾヴィッチのミドルシュートがベカンの頭に当たってゴール右上隅に吸い込まれてヴェローナが先制。20分にペレスの縦パスを受けたサクセスが右サイド裏に抜け出したエヒジブエにパス。エヒジブエの折り返しをベトがPA内でキープし、落としをサマルジッチが左隅に流し込んで同点にする。ロングボールと激しい球際でフィジカルが問われる試合だったが、モンティポが好セーブを連発してウディネの決定機を防いだ。


第21節2/4~7 ミッドウィークにコッパ・イタリア準々決勝

 

CRE-LEC 0-2 ヒュールマン/バスキロット
クレモネーゼはアンカーのメイテを使いながらサイドから縦に刺していく。レッチェは縦に速い攻撃を徹底。57分にショートコーナーからヒュールマンのアーリークロスにバスキロットが頭で合わせてレッチェが先制。クレモネーゼは4バックに変更するが、レッチェは68分にホアン・ゴンサレスが後ろ向きのメイテから奪い、こぼれ球を拾ったストレフェッザが左足でミドルシュートを決めて追加点を奪う。レッチェは最後まで危険な場面を作らせず勝利。

ROM-EMP 2-0 ディバラ/スモーリング
1分にディバラのCKをイバニェスが頭で合わせてローマが先制すると、5分にもディバラのCKをエイブラハムが頭で合わせて追加点を奪う。サイドから攻めて得意のセットプレーを活かしたローマが幸先良いスタートを切る。エンポリはパリージのドリブルなどでアタッキングサードまでは運べるが最後の関門を突破できない。ボーヴェ投入後は5-3-2でさらに中央を固めたローマが勝利。

SAS-ATA 1-0 フラッテージ/トレッソルディ/デフレル/ムッソ
サッスオーロは右サイドのユニットにデフレルが絡む攻撃でチャンスを作るがムッソが凌ぐ。30分にメーレがベラルディへの足裏タックルで一発退場となり、アタランタは5-2-1-1でブロックを組む。押し込むサッスオーロは54分にロリアンテが大外からカットインしファーサイドネットにシュートをねじ込み先制点を奪う。攻撃的な選手を投入し終盤は3-2-4で押し込む時間も作ったが、限られたチャンスを決めきれず、最後にムリエルが執拗な異議で退場し終了。サッスオーロミラン戦に続く連勝で降格圏から一気に差をつけた。

SPE-NAP 0-3 オシムヘン
スペツィアはギャシが出場停止で負傷者も続出。ショムロドフが先発デビュー。ナポリは両SBからサイド裏を狙うオシムヘンにロングパスを送る。スペツィアは5-3-2でブロックを組んでミスを待ちカウンターの機会を窺う。前半は76%の保持率で崩しきれなかったが、後半開始早々にレツァのハンドでPKを得るとクヴァラが決めてナポリが先制。67分にはクヴァラの折り返しをブロックしアンパドゥがクリアしようとするがミスキックになり高く上がったボールをオシムヘンがドロンゴフスキに競り勝ちヘディングでネットを揺らし追加点を奪うと、72分にもカルダーラのミスをクヴァラが奪いプレゼントパスをオシムヘンが決めて3点目。ミスを逃さずにナポリが勝利。

TOR-UDI 1-0 リッチ/ヴァニャ
トリノがスフールスとジジの間に降りるリッチを中心に前進し、ミランチュクを中心にチャンスを作るが、シルヴェストリが好守で前半は凌いだが、後半開始早々にアイナのインスイングクロスをシルヴェストリの手前に飛び込んだカラモーが合わせてトリノが先制。その後は徐々にウディネの保持が増え、85分以降は謎のシステムによるゴリ押しで奇襲を図ったがトリノが逃げ切った。
ヴァニャは判断良く飛び出してDFライン裏のカバーしカウンターを未然に防いだ。

FIO-BOL 1-2 シャウテン
ボローニャはプレス時はファーガソンが上がる4-4-2。13分にCKのこぼれ球がバラクの腕に当たりハンドで得たPKをオルソリーニが決めてボローニャが先制。しかし、18分にボナベントゥーラのクロスをスコルプスキが弾くがニコがボレーで撃ち返し、サポナーラが角度を変えて同点にする。後半開始早々にボローニャがオルソリーニのCKにポッシュが頭で合わせて勝ち越し。フィオレンティーナが押し込み、ボローニャがカウンターという構図が続き、激しい攻防になったがボローニャが逃げ切った。

VER-LAZ 1-1 プロヴェデル/モンティポ
お互いに後方からショートパスで前進しようとするが、ロングボールの方が効率が良い。ヴェローナはドイグが推進力を見せ、ラツィオはセルゲイの高さを活かす。44分にザッカーニのターンから前進しゴール前でパスを繋ぎペドロが見事な反転左足シュートを決めてラツィオが先制。50分に左サイドからのFKをラゾヴィッチが蹴ると、インモービレとカザーレの間に走り込んだンゴンジェが頭で合わせるデビューゴールでヴェローナが同点にする。両GKが安定したプレーとビッグセーブを見せて引き分け。

MON-SAM 2-2 ガッビアディーニ/カルロス・アウグスト/ペターニャ
11分に左に開いたランメルスからカルディローラの背後を取ったガッビアディーニがスルーパスを受けて蹴り込みサンプドリアが先制。31分にペターニャが右サイドを運んだところからパスを繋いで左サイドに展開し、カルロス・アウグストの折り返しをナイティンクを背負いながら受けたペターニャがボレーを撃ち込みモンツァが同点にする。57分にウインクスが左に展開しインナーラップしたムッルーのクロスをレリスがヘディング。ディ・グレゴリオがなんとか弾き出すがこぼれ球をガッビアディーニが押し込んでサンプが勝ち越し。その後はモンツァが一方的に攻める展開になるが集中した守りを見せるサンプドリア。しかしラストプレーのロングボールでムッルーがペターニャを抱え込んで倒してPK。ペッシーナが決めて同点で試合終了。

SAL-JUV 0-3 ヴラホヴィッチ/ラビオ
サレルニターナは4-5-1。保持ではディアやヴィリェナは中や右にも顔を出す。ユーヴェはIHは右にラビオ、左にミレッティ。右サイドでディ・マリアを中心としたポジションチェンジ。25分にディ・マリアからのスルーパスを受けたミレッティがカヴィーリアに倒されて得たPKをヴラホヴィッチが決めてユーヴェが先制。ミレッティが負傷交代するが直後の44分にラビオのクロスをサンビアが中途半端なクリア。それをヴラホヴィッチが撃つが当たり損ねたのをコスティッチが押し込み追加点を奪う。後半開始からサレルニターナカンドレーヴァをトップ下の3-4-1-2に変更するが、早々にカヴィーリアの横パスをファジョーリが奪い、ラストパスを受けたヴラホヴィッチが流し込み3点目。中盤の構成で上回り、ミスを逃さずに得点を重ねたユーヴェが快勝。


第22節2/10~13


EMP-SPE 2-2 カンビアーギ/ストヤノヴィッチ
スペツィアは負傷者続出に加えてカルダーラとアンパドゥが出場停止で3バックは中央にアミアンで右に新加入のヴィスニエフスキがデビュー戦。エンポリがバックラインでパスを回し、スペツィアがギャシが前に出る4-4-2で2トップがアンカーを気にしながらプレス。エンポリはIHとSBの連係で運ぶか2トップへのロングボールか。20分にCKからパリージが手でシュートを止めてレッド&PK。一度はヴィカーリオが止めたものの、蹴り直しとなった2回目をヴェルデが決めてスペツィアが先制。エンポリは4-3-2に変更するが、30分にブラビアが粘って運びヴェルデがスーパーミドルを決めてスペツィアが追加点を挙げる。後半に入ると49分にエスポージトが2枚目のイエローで退場し10vs10になる。60分からエンポリは4-2-3に変更すると、70分にカプートがヴィスニエフスキからボールを奪い、カンビアーギが押し込んで1点を返すと攻勢を続けて93分にロングボールからカンビアーギの折り返しのこぼれ球をカカーチェがミドルシュートを撃ち、そのこぼれ球をエンポリデビューのヴィニャートがボレーで撃ち込み同点にして試合終了。
ヴィスニエフスキは足元下手すぎる。

LEC-ROM 1-1 ファルコーネ/ウンティティ/ディバラ/エイブラハム
ローマはワイナルドゥムが復帰して初のベンチ入り。6分にショートコーナーからストレフェッザのクロスにバスキロットが飛び込んでレッチェが先制。16分にCKからストレフェッザのハンドでPKを得るとディバラが決めて同点に。レッチェのプレスにローマは苦戦させられるなかでも前線の質やエル・シャーラウィの動きでチャンスを作るがファルコーネがファインセーブを連発。終盤は両チームとも途中出場選手のパフォーマンスが上がらずに停滞し引き分け。

LAZ-ATA 0-2 ムッソ/ホイルンド/コープマイネルス/プロヴェデル
アタランタはパシャリッチが負傷しメーレとムリエルが出場停止。コープマイネルス非保持はトップ下で保持時は下がってくる。セルゲイにはデ・ローンとスカルヴィーニが受け渡しながら対応する。両チームともアグレッシブにボールを奪いに行きゴールに向かう。22分にコープマイネルスから左裏に抜け出したルックマンにフライスルーパス。マルシッチがカットインを防いだこぼれ球をザッパコスタがワンタッチコントロールシュートを右上隅に決めてアタランタが先制。ラツィオは57分に3枚替え。アタランタは62分にハテブールが負傷しLWBにパロミーノが入ると、64分にパロミーノのインターセプトからルックマンが運び、折り返しをホイルンドが押し込んで追加点を奪う。終盤はラツィオが押し込むが、アタランタは2トップを交代して主導権を握り返し危なげなく逃げ切り。

UDI-SAS 2-2 ビヨル/トレッソルディ/ウドジェ
サッスオーロはロジェリオが出場停止。30秒でビヨルのサイドチェンジを受けたウドジェがカットインから右足を振り抜いてウディネが先制するが、5分にロリアンテのクロスのこぼれ球をマテウス・エンヒキが撃つとビヨルに当たってコースが変わってネットを揺らし振り出しに戻る。10分にベラルディが負傷しバイラミがRWGに入る。ウディネは保持時は4バック気味でビヨルからロングボールを背後のスペースに蹴り、非保持は5-3-2ブロックでカウンター狙い。サッスオーロはサイドを基点に揺さぶりをかける。27分にサマルジッチのFKをファーにフリーで抜け出したビヨルが押し込んでウディネが勝ち越すが、前半終了間際にトレッソルディがカウンターを止め、フラッテージの運びからバイラミのクロスをペレスが触ってオウンゴールで再び同点に。後半も互いに好機を作るがスコアは動かず引き分けで終了。ハルイがRSBに入った。

BOL-MON 0-1 パブロ・マリ/イッツォ/ロヴェッラ/モンツァ全員
ボローニャはルクミが出場停止だがアルナウトヴィッチがベンチ入り。ルイス・ファーガソンがCFに入り、保持は普段の4-1-4-1だが非保持はドミンゲスとオルソリーニがシャドーの3-4-2-1で噛み合わせてハイプレス。モンツァはカルロス・アウグストが欠場でLWBにチュリア。ペッシーナがシャウテンをマークし、リコヤニスにロヴェッラが出ていくことが多い。両チームともプレスが早く球際が激しい試合。24分にボローニャのプレスを受けるがマリの縦パスからカプラーリの落としをセンシがワンタッチでペターニャにスルーパスで一気にゴール前に運び、最後はドナーティが押し込んでモンツァが先制。保持の時間が長いボローニャは64分にバロウとアルナウトヴィッチを投入し攻勢を強めるつもりが、アルナウトヴィッチが試合に入れずボールに絡めない。それでも猛攻を見せてゴールに迫ったが、最後まで闘ったモンツァが粘り勝ち。

JUV-FIO 1-0 ディ・マリア/ロカテッリ
フィオレンティーナイゴールとマンドラゴラが出場停止。イコネが左。ユーヴェは3-4-2-1で非保持はミドルゾーンは4-4-2、低い位置では5-3-2とコスティッチが調整。フィオレンティーナの非保持はアムラバトが主にディ・マリアを見ながら全域をカバーする。序盤のラビオのタックルからテンションが高い試合で落ち着きがない。33分に左サイド高い位置でボールを奪い、右ハーフスペースのディ・マリアのクロスをラビオがファーで合わせてユーヴェが先制。58分に左サイドでディ・マリアとロカテッリが粘り、内側を抜け出したコスティッチから中央を抜け出したヴラホヴィッチがスルーパスを受けてゴールに流し込むがオフサイド。88分にFKのこぼれ球を拾ったサポナーラのクロスをロカテッリが倒れながらクリアしたボールをカストロヴィッリが撃ち込むが、ロカテッリと競ったラニエリオフサイドで取り消し。フィオレンティーナはアイデアもクオリティも不足して得点を奪えずユーヴェが逃げ切り。

NAP-CRE 3-0 クヴァラ/セルニコラ
クレモネーゼはオケレケが負傷欠場。5-3-2で2トップはロボトカのラインでSBにIHがプレス。ナポリは4バックでプレスを引き出し、各自が繋がりを意識した距離で受ける準備をする。序盤はクレモネーゼがサジューへのロングボールで押し込みセルニコラの突破からチャンスを作るが、20分にクロスが流れたボールを拾ったクヴァラがPA内に持ち込んでファーに流し込みバースデーゴールでナポリが先制。64分にCKをニアでディ・ロレンツォが合わせ、カルネセッキが弾いたボールをキム・ミンジェが折り返しオシムヘンが押し込んで追加点を奪う。78分には中盤のパスカットからエルマスが運び、ディ・ロレンツォからチャンネルを抜け出したエルマスがスルーパスを受けて右足ボレーを突き刺し3点目を奪い完勝。

VER-SAL 1-0 ンゴンジェ/ラゾヴィッチ/モンティポ
サレルニターナは3-5-2。ヴェローナはカヴィーリアにドゥダ、クルニゴイにコッポラがスライドしてプレス。ガイチのポストプレー、2シャドーのパスと飛び出しを中心にチャンスを作っていたヴェローナが30分にドイグのスルーパスで左サイドを抜け出したラゾヴィッチのクロスをンゴンジェがボレーで合わせて先制。その後も終始優勢に進め、終盤のピョンテクの決定機をモンティポが止めてウノゼロで勝利。補強が当たっている。

SAM-INT 0-0 アウデーロ/ムリージョ/ウインクス
サンプは3-5-2でジュリチッチがシュクリニアル、アミオネがバレッラにスライドしてプレス。インテルはゴセンスが下がって4バック気味でザノーリを釣りだした背後にムヒタリアンが流れて起点を作るか、ルカクへの縦パスに周囲がサポートしてゴールに迫る。サンプは前半途中から5-4-1でリトリートし始める。危ない場面は多かったが、カウンターでサイドからゴールに迫る回数も少なくなく、インテルのミスにも助けられたサンプが終盤の放り込みも守りきって貴重な勝点1を獲得。一方、2位インテルと首位ナポリの差は15ポイントに広がった。


第23節2/17~20 ミッドウィークに欧州コンペ


SAS-NAP 0-2 クヴァラ
サッスオーロはミドルゾーンにセットし中盤をマンツー気味に対応。ナポリはハイプレスと左サイドのローテーションから流れを作る。11分にクヴァラが中央でオリベラからパスを受けハーフウェイラインからドリブルで運び、エルリッチの股抜きシュートを流し込みナポリが先制。32分にはラフマニからロングパスを受けたオシムヘンが角度のないところから強引に反転シュートを撃つとコンシーリの虚を突きニアに吸い込まれて追加点を奪う。サッスオーロロリアンテのドリブルを中心に反撃するが、ナポリはCLに向けたローテーションをしながら逃げ切る。

SAM-BOL 1-2 オルソリーニ/スコルプスキ/モロ
ボローニャはアルナウトヴィッチが出場停止でバロウがCF。サンプの5-3-2にボローニャは中盤が流動的に動き、LSBのカンビアーゾが中盤の空いたスペースに入ってきて数的優位を作って前進。27分にCKをファーでバロウが落とし、ソリアーノが低弾道ミドルシュートを決めて先制。40分にポッシュが負傷交代でカンビアーゾが右に回るとボローニャは少し停滞し、後半からサンプが3枚替えで4-2-3-1に変更すると攻守に積極性を取り戻す。67分にルクミに抱えられたガッビアディーニが倒されてPKを獲得するとサビリが決めてサンプが追いつく。70分にもソサのハンドからPKを獲得するが今度はスコルプスキがセーブする。80分の3枚替えでボローニャが息を吹き返すと89分にモロのスルーパスで右サイドを抜け出したオルソリーニが強烈なシュートを撃ち込んでボローニャが勝ち越し勝利。

INT-UDI 3-1 ムヒタリアン
インテルはCLに備えてターンオーバー。ウディネはトヴァンが初先発。18分にルカクの裏抜けからゴール前でドゥンフリースがファウルを受けて得たPKをルカクが蹴るがシルヴェストリがセーブ。しかしやり直しになり2回目はルカクが決めてインテルが先制。危なげなく試合を進めていたインテルだったが、42分にルカクが縦パスを収めてムヒタリアンへのパスをエヒジブエがカットしロベルト・ペレイラが運んでカウンター。ラストパスを受けたロヴリッチが決めてウディネが追いつく。71分にムヒタリアンの奪取からジェコが決定機を迎えるがシルヴェストリがセーブ。直後にウディネが5vs3のカウンターでサクセスがシュートを撃つがドゥンフリースがブロック。直後にインテルがカウンターでディマルコのクロスをムヒタリアンが巧みなボレーで流し込み勝ち越し。88分にはダンブロージオのロングパスをビヨルと入れ替わったラウタロが抜け出して決めて3点目を奪う。

LEC-ATA 1-2 バスキロット/ファルコーネ
レッチェはホアン・ゴンサレスアタランタはスカルヴィーニとデ・ローンが出場停止。さらにレッチェはウンティティが欠場するが、3分にシーセイがデミラルを背負いながら受けて前を向きロングシュートを決めてレッチェが先制。レッチェは序盤こそハイプレスでハメていたが徐々に4-5-1で下がるようになり、後半はほとんど自陣で過ごす展開だったが、バスキロットを中心に連動したゾーンディフェンスでチャンスを与えないでいると、73分にショートコーナーからストレフェッザのクロスをブランが頭で合わせて追加点を奪う。崩しきれないアタランタは86分にホイルンドがファルコーネにプレスをかけるとファルコーネが蹴ったボールがホイルンドに当たってゴールに吸い込まれ1点差にする。93分に中央でシュートコースを見つけたムリエルのシュートはファルコーネが左手1本で防ぎ、アタランタはポゼッション70%、シュート20本が実らず、シュート4本のレッチェが勝利。

SAL-LAZ 0-2 インモービレ
ラツィオはザッカーニが出場停止。サレルニターナパウロ・ソウザ初陣だがディアが欠場。基本3-4-2-1でGKからのビルドアップはブロンが開いて4枚気味。非保持はボナッツォーリがカタルディをマークし、ヴィリェナは中盤のラインに入ったところからカザーレに出ていく。ラツィオインモービレへのロングボールも少なくなかったが次第にルイス・アルベルトを中心に押し込み、カウンタープレスで奪い返す。それでもチャンスをあまり作れていなかったが、59分に右サイドをマルシッチがベシーノとフェリペ・アンデルソンとの連係で突破し、折り返しをインモービレが押し込んでラツィオが先制し、68分にはラッキーなPKをインモービレが決めて追加点を奪う。89分に中盤でのボール奪取からカウンターでカンチェリエーリがPKを獲得するがルイス・アルベルトのシュートをセペがストップ。後半のサレルニターナはほとんどチャンスを作れず。

FIO-EMP 1-1 ルペルト/マリン
フィオレンティーナはターンオーバー気味でソッティルがベンチに復帰。エンポリはパリージが出場停止。クアルタとアムラバトからサイドに展開していくフィオレンティーナエンポリはマンツーハイプレスに対してカンビアーギの裏抜けを狙う。27分にアムラバトのミスからバルダンツィがボールを奪いカプートの落としをカンビアーギが決めてエンポリが先制。崩しきれないフィオレンティーナの強引なクロスやシュートを跳ね返し続けたエンポリだったが、84分にピッコリからボールを奪い返して2次攻撃を仕掛け、ドドのクロスがバーに当たって跳ね返りをカブラウが押し込んでフィオレンティーナが追いつき引き分けで終了。フィオレンティーナはシュート24本で枠内4本のみ。

SPE-JUV 0-2 ペリン
ユーヴェはブレーメルが出場停止。ロカテッリがアンカー、パレデスがIHの3-5-2。スペツィアはゴッティ解任でスパッラが就任し4-2-3-1で再スタート。ユーヴェがプレスに来ないのでスペツィアは簡単に敵陣でプレーする機会が多かったが、ドロンゴフスキが負傷し、31分にパレデスがライン間で受け、左の深い位置からコスティッチのマイナス気味のクロスをケーンが合わせてユーヴェが先制。省エネサッカーを続けるユーヴェは65分にディ・マリアミドルシュートで追加点を奪う。スペツィアはサイドの崩しからチャンスを作り、シュート数でも上回るが、ペリンが2つのビッグセーブで防ぎ省エネのユーヴェが勝利。

ROM-VER 1-0 ソルバッケン
ミッドウィークのELで敗れたローマはセカンドレグに向けて大胆なターンオーバーを実施。ボーヴェとソルバッケン、モウリーニョとの確執で戦力外と思われていたカルスドルプが先発。ソルバッケンは3-4-2-1の右シャドー。ヴェローナはガイチへのロングボールにシャドーがサポート。ガイチvsローマの3CB、ベロッティvsヒエンが激しい。44分にスピナッツォーラのドリブルから、クリスタンテのパスをワンタッチでスピナッツォーラがハーフスペースを抜け出したソルバッケンにスルーパス。ソルバッケンがワンタッチで右隅に流し込みローマが先制。後半のヴェローナはロングボールも機能しなくなり攻め手がないままローマが逃げ切り。

TOR-CRE 2-2 カルネセッキ
トリノはロングボールとボランチがDFラインに降りて持ち出す2段構え。クレモネーゼはサジューへのロングボールからダイレクトな攻撃。非保持は2トップにIHが加勢してプレスに行くが、中盤やDFの間をトリノが利用する。41分にサナブリアがCKから得たPKを決めてトリノが先制。後半からクレモネーゼは3-4-2-1に変更してマンツーマンゲームにすると、53分にPA内へのスローインからサジューがこぼれ球をワンタッチコントロールシュートを決めて同点にする。73分にはセルニコラのクロスのクリアボールをピッケルが奪い返し、オケレケのシュートのこぼれ球をヴァレリが豪快に撃ち抜いて逆転するが、78分にリカルド・ロドリゲスのインナーラップから中央のミランチュクが引き付けてシンゴが切り返しから左足で決めて振出に戻す。試合通してサナブリアにチャンスがあったが決めきれず引き分け。

 

第24節2/25~28 


EMP-NAP 0-2 オシムヘン/ロボトカ/ロサーノ
エンポリはアクパ=アクプロとバンディネッリが出場停止。ナポリはラフマニからマリオ・ルイのように1個飛ばしでフリーになりやすいSBにボールを届け、オシムヘンがSBの裏に流れて起点を作る。エンポリは中盤の数的優位と2トップのポストプレーを生かしてショートパスでの前進を試みる。16分にCKのクリアをクヴァラが拾い、ジエリンスキのワンタッチの折り返しをイスマイリがクリアミスでオウンゴールを献上しナポリが先制。27分にもショートコーナーからクヴァラのミドルシュートのこぼれ球をオシムヘンが押し込んで追加点。67分にマリオ・ルイがカプートの股間を蹴って一発退場になるが、ナポリはそれを感じさせない戦いで無失点で逃げ切り。

LEC-SAS 0-1 トルストヴェット/トレッソルディ/ヒュールマン
レッチェはディ・フランチェスコサッスオーロロリアンテが出場停止。レッチェはマレーを前に出す強度の高い連動した4-4-2ミドルプレスでペースを掴むが、アタッキングサードでのミスが多く、チャンスを活かしきれない。サッスオーロもサイドから前進できてもミスが目立つ。後半に入っても流れが悪いサッスオーロは60分に3枚替えを敢行すると、64分にベラルディのCKを入ったばかりのトルストヴェットが頭で合わせて先制点を奪う。その後もレッチェは精度を欠いたパスが多く、ストレフェッザが決定機を逃してサッスオーロが勝利。

BOL-INT 1-0 ボローニャ全員
大雨と強風でピッチコンディションが最悪。インテルのハイプレスに対してボローニャは4-1-4-1で中盤と左サイドの2人は流動的に各々がボールを受けられる場所に入る。非保持では4-5-1でインテルの3バックに持たせる。インテルは2トップへの縦パスやクロスで強引に中央を割ろうとする。11分にボローニャが左サイドのパス回しから右に展開して前進すると、バロウが不意を突くタイミングのシュートを決めて先制したかと思いきやドミンゲスがオナナの視線を遮ったとしてオフサイド。バレッラの投入で流れを掴み始めたインテルだったが、75分にダンブロージオからバレッラへのパスがズレ、奪ったシャウテンから一気にバストーニとアチェルビの間に走り込んだオルソリーニにスルーパスが通り、オルソリーニが蹴り込んでボローニャが先制。ドミンゲスを中心に最後まで走り続けたボローニャが逃げ切り勝利。

SAL-MON 3-0 サレルニターナ全員
サレルニターナはブロンが出場停止、ディア、マッゾッキ、マッジョーレがベンチ入り。モンツァはロヴェッラ、マルロン、ビリンデッリが出場停止、カルロス・アウグストが復帰しクラーニョが初先発。モンツァは非保持はボールサイドマンツープレスで逆シャドーが中盤を埋める。サレルニターナは保持時は左シャドーのカンドレーヴァが自由に動いてボールに関与し、非保持は5-4-1でブロックを組む。モンツァは左サイドはボランチの降り、IBの上がり、WBの絞り、シャドーの開き、右サイドはボランチとシャドーの降り、IBの上がり、シャドーの絞りで守備の基準点をずらそうとする。序盤はサレルニターナがカウンターとシンプルなクロスから決定機を作るが決めきれない。中盤の長引いた治療タイム後にモンツァはセンシとペッシーナを入れ替え、カウンターの原因になっていた中央へのパスをやめてサイドを徹底するようにするが、依然サレルニターナペースで、後半から2枚替えでチュリーアをシャドーにするが、50分にピョンテクがロングボールを競り、カンドレーヴァの落としをクリバリが見事なコントロールシュートを決めてサレルニターナが先制。64分にはペターニャを投入してカプラーリがトップ下の4-2-3-1に変更した直後にカウンターからカスタノスが決めてサレルニターナが追加点を奪う。70分にはカルロス・アウグストのミスからショートカウンターでピョンテクのシュートのこぼれ球をカンドレーヴァが詰めて3点目。86分にはCBに回ったドナーティが2枚目のイエローで退場で勝負あり。生まれ変わったサレルニターナは強度が高く出足が鋭くなりカウンター時のWBの上がりも速い。クリバリが出色の出来。

UDI-SPE 2-2 エンゾラ/アグデロ/ベト/ロヴリッチ
ウディネはビヨルが出場停止。スペツィアはセンプリチ初陣で前節の4バックを継続。5分にサクセスのポストプレーをエクダルとブラビアで挟んで奪い、エンゾラが抜け出しシルヴェストリもかわして流し込んでスペツィアが先制。スペツィアは保持は後方で回してプレスを引き出し敵陣にスペースを作ってロングボールか密集突破、非保持は4-5-1で構えたところから徐々にプレス。ウディネはCBからのロングボールによる展開とクロスで攻め込む。21分にウディネはベカンのロングボールをサクセスが収め、スルーパスに抜け出したベトがドロンゴフスキをかわして流し込んで同点に。54分にはペレスからサイドチェンジを受けてウドジェが前進し、ロヴリッチからパスを受けたペレイラがトウキックで豪快なシュートを決めて逆転。しかし、71分にCKのカウンターからアグデロのラストパスをエンゾラが蹴り込んでスペツィアが同点にする。終盤はウディネがチャンスを作るが決めきれずに引き分けで終了。

VER-FIO 0-3 イコネ/テラッチャーノ
ヴェローナはラザーニャを裏に走らせたり、ドイグとドドの高さのミスマッチを利用する。フィオレンティーナはカブラウが降りて中央の経由地点になる。11分に右サイドでオープンなイコネがダヴィドヴィツをかわして運び、折り返しをバラクが古巣相手に決めてフィオレンティーナが先制。37分にはCKからカブラウが決める。ヴェローナはカウンターやクロスから決定機を作るが決めきれず、88分にビラーギがハーフウェイラインから意表を突く超ロングFKを決めてトドメ。

LAZ-SAM 1-0 ルイス・アルベルト/リンコン
ラツィオルイス・アルベルトがサイドに流れて低い位置で起点を作り、WGが中央に入ってくる頻度を高めて密集突破を狙う。サンプは3-4-1-2でプレッシングとコンパクトなブロックを併用。ラツィオはザッカーニ投入後から左サイドからチャンスを作るが、インモービレとマルシッチが逃す。79分、フェリペ・アンデルソンアーリークロスをナイティンクが中途半端なクリア。それをルイス・アルベルトが直接コントロールミドルシュートを決めてラツィオが先制。終盤はサンプドリアがクロスを上げまくるが決定的なシュートを撃てずラツィオが逃げ切り。

CRE-ROM 2-1 ヴァレリ/カルネセッキ
3-4-2-1同士。ローマは欠場のスモーリングに代わりイバニェスが中央を担当。ディバラが積極的にサイドチェンジのパスを出し、初先発のワイナルドゥムは前線に飛び出す。16分にハイプレスからヴァレリが奪い、ベナッシの縦パスを中央に上がっていたヴァレリが胸で落とし、サジューがPA外から左足ボレーを決めてクレモネーゼが先制。ローマは後半頭にモウリーニョが退席、62分にソルバッケンをRWBに入れる。クレモネーゼはメイテを投入して5-3-2に変更し、ローマは68分にはカルスドルプをRSBの4-2-3-1に変更すると、70分にマンチーニのロングパスにダイアゴナルランで中央を抜け出したスピナッツォーラが流し込み同点にする。しかし、82分にガルダメスの縦パスをチョーファニのポストプレーで繋ぎ、オケレケがルイ・パトリシオに倒されて得たPKをチョーファニが決めてクレモネーゼが勝ち越し。ローマの稚拙な攻撃も途中出場のガルダメスがハッスルして逃げ切り、待望の1勝目を挙げ最下位からも脱出。ローマは5位に転落。

JUV-TOR 4-2 コスティッチ/ダニーロ/ブレーメル
ユーヴェはロカテッリが出場停止でバレネチェアが初先発、トリノはヴラシッチが欠場。1分でCKからシンゴのヘディングをカラモーがコースを変えてトリノが先制。ユーヴェは自由なディ・マリアを中心に、IHが立ち位置を調整。15分にディ・マリアからパスを受けたコスティッチのクロスをクアドラードがボレーで合わせて同点にする。42分にトリノが敵陣で保持し、イリッチのグラウンダーアーリークロスをサナブリアがワンタッチで流し込んで勝ち越すが、45分にディ・マリアのCKにダニーロが頭で合わせて再び同点にする。68分に3枚替えでポグバが初出場し、ラビオがアンカーに入ると、70分にショートコーナーからキエーザのクロスをブレーメルが頭で合わせてユーヴェが逆転。トリノはラドニッチを15分間で懲罰交代。79分にはコスティッチのFKにラビオが合わせて4点目を奪い勝利。トリノはポゼッションで上回ったがセットプレーに泣いた。


第25節3/3~6


NAP-LAZ 0-1 ベシーノ/プロヴェデル/パトリック
ナポリはマリオ・ルイ、ラツィオはカザーレが出場停止。ラツィオゾーンプレスナポリはSBを上げてサイドから攻略を狙う。ラツィオナポリの強度の高いハイプレスに苦戦。ラツィオの両WGが攻守でキーマンになりそうな展開。互いにシュートまで持っていく回数が少ないなかで66分にクロスをクヴァラが頭で弾き返したボールをベシーノがスーパーミドルを決めてラツィオが先制。ナポリはセットプレーからオシムヘンのヘディングがバーに当たり、こぼれ球をキム・ミンジェが押し込もうとするがプロヴェデルが止めてチャンスを逃す。終盤にはエンドンベレとエルマスのボランチオシムヘンとシメオネの2トップにして得点を奪おうとするが機能せず、ラツィオが逃げ切りナポリの連勝は8でストップ。

MON-EMP 2-1 イッツォ/ペターニャ
エンポリはヴィカーリオが欠場でペリザンが先発。モンツァは非保持3-5-1-1気味でチュリーアは中盤、カプラーリがマリンを見て自陣寄りにセットする。エンポリは4バックのパス回しから前につけるタイミングを探す。エンポリの非保持は4-3-1-2ハイプレスでサイドに誘導するが、2トップのプレスバックなど寄せが甘いとモンツァは中に持ち出してサイドチェンジで回避する。18分にカプラーリから斜めのパスをペターニャがヒールフリックで裏に出すとチュリーアが抜け出して決めてモンツァが先制。後半からエンポリがギアを上げて前への圧力を強めると、50分にマリンのクロスをパブロ・マリが後ろにクリアするとサトリアーノが頭で押し込んで同点にする。モンツァは64分にマチンを投入すると66分にカプラーリのCKにイッツォが合わせて勝ち越し。エンポリの攻撃を凌ぎきったモンツァが連敗を2でストップ。

ATA-UDI 0-0 ベカン/シルヴェストリ/ムッソ
アタランタはホイルンドが左右に流れながら起点を作りサイドからシャドーとWBで崩しやクロスに持っていく。ウディネは自陣で受けてカウンター狙い。保持は2トップへのロングボールとIHがドリブルで運んで前進。アタランタは40分にコープマイネルスが負傷交代。互いにチャンスを決めきれずスコアレスドロー

SPE-VER 0-0 ペリッリ/ドロンゴフスキ
勝ち点3差の17位vs18位。ヴェローナはモンティポがインフルエンザで欠場でペリッリがAデビュー。さらに5分でンゴンジュが負傷。両チーム縦志向が強く、CFへのロングボールと追い越しでゴールに迫る。後半に両チームともに決定機を作るが決めきれず、アミアンのコントロールシュートをペリッリが防いでスコアレスドロー

SAM-SAL 0-0 アミオネ
20位vs16位。サンプはガッビアディーニが出場停止でランメルスも欠場でヘセがCFで初先発。3-4-3同士。サンプはサイドの連係から前進しようとし、サレルニターナはピョンテクに当てたり裏に蹴ってセカンドボール回収スタイル。前半途中でサビリを下げてギュンターを投入しザノーリがWB、レリスがシャドーに入る。さらに61分からはマラグリダがRWGの4-2-3-1に変更。サレルニターナは73分に3-5-2に変更。こちらの下位対決も激しい試合だったが両者譲らずスコアレスドロー

INT-LEC 2-0 ジェコ/ドゥンフリース
レッチェはバスキロットが出場停止。強気の同数プレスをかけていくレッチェインテルは同数の前線にロングボールを入れてファウルをもらうなどして前進。28分にインテルがカウンターからゴセンスが運び、バレッラの横パスをムヒタリアンがワンタッチで流し込み先制。52分にはドゥンフリースが右サイドを抜け出し、ヒュールマンがカバーに来て空いたライン間に位置取ったラウタロが折り返しを流し込み追加点を奪う。そのままインテルが危なげなく勝利。DFラインを押し下げたジェコの地味な活躍。

ROM-JUV 1-0 マンチーニ/イバニェス/ルイ・パトリシオ
ローマは3-4-3でペッレグリーニがCF。互いに撤退した5-2-3、5-3-2のブロックを崩しきれない。ローマは3CBが前への強さを発揮してディ・マリアとヴラホヴィッチを潰す。前半最大のチャンスはダニーロアーリークロスにファーでラビオが合わせたがルイ・パトリシオがファインセーブ。52分にマンチーニミドルシュートを決めてローマが先制する。ユーヴェはキエーザの投入で3-4-3に変更し、66分にローマは5-3-2に変更。さらにユーヴェはポグバを投入し4-3-3に変更するが、89分にケーンが投入から1分経たずに退場。ラストプレーでキエーザの強引な突破から最後はダニーロが撃つがルイ・パトリシオが抑えてローマが勝利し、ミランを得失点差で上回り4位に浮上。

SAS-CRE 3-2 ロリアンテ/デセルス/カルネセッキ
サッスオーロはベラルディが出場停止。クレモネーゼは5-4-1ミドルプレスで人に強く行く。25分にロリアンテが縦回転のFKを決めてサッスオーロが先制。41分にはロリアンテのインターセプトからショートカウンターでフラッテージが決めて追加点を奪う。クレモネーゼは後半からデセルスを投入し、サジューとデセルスにクロスを上げていく。サッスオーロの決定機を2度カルネセッキが防ぐと、61分にデセルスがエルリッチのパスを奪ってそのままカウンターで流し込み1点を返す。82分にはカルネセッキから裏へのロングボールをデセルスが巧みなトラップからコンシーリをかわして流し込み同点にする。しかし、91分にサッスオーロがプレス回避からロリアンテのアウトサイドクロスをバイラミがボレーシュートを決めて勝ち越し勝利。

TOR-BOL 1-0 リネッティ/イリッチ/カラモー/スフールス
トリノはリッチが出場停止。ボローニャは攻撃陣が負傷から復帰したがドミンゲスが欠場。ボローニャはルイス・ファーガソンがトップ下気味。序盤からペースを掴んだトリノが21分に左サイドを崩し、サナブリアの落としをカラモーが冷静に流し込んで先制する。ダブルボランチを中心に落ち着いた試合運びとハードワークを見せて、オルソリーニのチャンスもスフールスのスーパースライディングで防ぎ、トリノがウノゼロで勝利。ボローニャは最近の積極性があまり見られず。


第26節3/10〜13


SPE-INT 2-1 エンゾラ/ドロンゴフスキ/スペツィア守備陣
3-5-2同士。スペツィアは非保持はジュルコフスキをトップ下気味にする。インテルは2トップを中心とした縦に速い攻撃にIBのバストーニとダンブロージオも絡む分厚い攻撃で多くのチャンスを前半から作るが、ドロンゴフスキがラウタロのPKを止めるなど立ちはだかる。後半からスペツィアはアグデロとギャシをWGの4-2-3-1のように変形すると、54分にドロンゴフスキのロングボールを収めたエンゾラがPA内に持ち込み、落としをダニエル・マルディーニが流し込みスペツィアが先制。66分にインテルは4枚替えでジェコとルカクの2トップでトップ下にラウタロ。83分にドゥンフリースが得たPKをルカクが決めて同点にするが、86分にドゥンフリースがコヴァレンコを倒してスペツィアがPKを得るとエンゾラが決めて勝ち越して勝利。インテルは多くのチャンスを無駄にし痛すぎる敗戦。

EMP-UDI 0-1 ベカン/シルヴェストリ
エンポリは1-2で3-1にプレスでウディネはCBからロングボールを多用。ウディネの非保持はブロック。53分にウディネがCKからベカンのヘディングで先制。このまま決定機の少ない試合をウディネがものにした。

NAP-ATA 2-0 クヴァラ/ザンボ・アンギサ/ラフマニ
ナポリはマリオ・ルイが出場停止でロサーノが怪我、メレトがウォーミングアップで負傷しゴッリーニが古巣相手にナポリデビュー。アタランタはコープマイネルスが負傷欠場。ナポリが左のクヴァラ、右はディ・ロレンツォとポリターノの連係によるサイドアタックとオシムヘンへのロングボールで優勢に進め、59分に中盤でのザンボ・アンギサのボール奪取からオシムヘンがキープしてクヴァラに展開すると、クヴァラが2回の切り返しでトロイを外して作ったシュートコースに撃ち込みナポリが先制。76分にキム・ミンジェが負傷交代するが、直後にエルマスのCKにラフマニが合わせて追加点を奪い完勝。

BOL-LAZ 0-0 プロヴェデル/スコルプスキ/ルクミ/バロウ
ボローニャはオルソリーニとドミンゲス、ラツィオインモービレとマルシッチが欠場。ボローニャは基本4-5-1ミドルプレスで、ハイプレス時はマンツーマンでスマオロがルイス・アルベルトに出る。ラツィオはフェリペ・アンデルソンが中央から前後左右に動いてパス交換とスペースメイク。ボローニャはバロウとファーガソンの裏抜けと降りる動きを組み合わせてCBとアンカーにストレスを与える。前半はどちらも決定機を作るがGKとポストが活躍。後半は前半ほどゴール前の場面は多くなく、両チームともコンパクトな守備でCBが存在感を見せてスコアレスドロー

LEC-TOR 0-2 ラドニッチ/イリッチ
レッチェの方が敵陣でプレーする場面が多かったが19分にFKの繋ぎからミランチュクのアーリークロスをファーでシンゴが押し込んでトリノが先制し、22分にはイリッチがレッチェのロングボールに競り勝ち、ラドニッチが左サイドを突破し折り返しをサナブリアが押し込んで追加点を奪う。上手くいかないレッチェは後半からコロンボとウダンを投入し、シュート機会を増やすが決定機は作れず。トリノはシュート4本で逃げ切り。

VER-MON 1-2 ペターニャ
ヴェローナはヒエンが欠場。3-4-2-1同士。ヴェローナはミドルプレスに対して右サイドの連係、モンツァはマンツーハイプレスに対してペターニャのポストプレーとWBの斜めの動きで崩しにかかる。後半から両チーム選手交代を行い、ヴェローナはラゾヴィッチ、モンツァはセンシがシャドーに入る。50分に右サイドを崩し、ドゥダのミドルシュートのこぼれ球をヴェルディが決めてヴェローナが先制するが、54分にセンシの縦パスをペターニャが背負って受けて落としを受けたカプラーリがオーバーラップしたカルロス・アウグストに繋ぎ、折り返しをセンシが流し込んでモンツァが同点にすると、59分にはディ・グレゴリオのロングボールをペターニャが競り合い、こぼれ球を前に上がっていたパブロ・マリがDFラインの背後に抜け出すカプラーリにスルーパスを出し、カプラーリが冷静に流し込んで逆転する。そこからヴェローナはプレス強度を上げられず、保持が安定したモンツァが優位のまま試合終了。

CRE-FIO 0-2 マンドラゴラ
クレモネーゼガルダメスがアンカーの5-3-2でSBにはIHがプレス。フィオレンティーナはテラッチャーノが欠場でシリグが先発。序盤はクレモネーゼがロングボールとプレッシングで主導権を握ったが、徐々にフィオレンティーナはイコネのドリブルとドドのサポートで盛り返す。26分にバラクからサポナーラへサイドチェンジし、マンドラゴラが中央のイコネに入れ、寄って落としを受けてシュートを撃ちフィオレンティーナが先制。49分にはビラーギからブレカロを縦に走らせて深さを作り、マンドラゴラがバラクとのワンツーでハーフスペースを抜け出し、折り返しをカブラウが押し込んで追加点を奪う。クレモネーゼは53分からピッケルをRWB、オケレケをトップ下の3-4-1-2に変更。終盤はクレモネーゼが攻め込む展開になるがフィオレンティーナ守備陣がブロックし完封勝利。

ROM-SAS 3-4 ロリアンテ/ロジェリオ
ローマはクリスタンテが出場停止でペッレグリーニが負傷欠場。サッスオーロは4-1-4-1でミドルプレスかブロックでカウンター。ローマは3-4-1-2でマンツーハイプレス、保持ではロングボールで背後狙いとアンカー脇への縦パスとサイドからのドリブル。12分にローマの中盤での繋ぎのミスを奪ったサッスオーロがカウンターからピナモンティのシュートをルイ・パトリシオが弾いたこぼれ球をロリアンテが詰めて先制。17分にはロングボールからこぼれ球を拾い、右サイドをベラルディとトリャンで崩し、折り返しをロリアンテが押し込み追加点を奪う。25分にローマはスピナッツォーラのクロスをファーでザレフスキがボレーで叩きつけるとコンシーリの上を超えてネットを揺らし1点を返す。ローマのサイドアタックとサッスオーロのカウンターで激しい攻防が続く中、46分に冷静さを欠いたクンブラがベラルディを蹴って一発退場でPK。ベラルディが決めて再び2点差にする。ローマは後半からディバラを投入し、カルスドルプがRIB、エル・シャーラウィがLWBの3-4-2に変更すると、49分にディバラが左ハーフスペースから右上隅に見事なワンタッチコントロールミドルシュートを決めて再び1点差にする。サッスオーロはカウンターし放題が故に疲労からミスが見られ、オビアングとエルリッチで高さを増強。オビアングが全く試合に入れていなかったが、74分にロリアンテのスルーパスに抜け出したピナモンティが流し込み大きな4点目を奪う。93分にスモーリングインターセプトからワイナルドゥムが右ハーフスペースを抜け出してループで流し込み三度1点差に迫るが試合終了。

JUV-SAM 4-2 コスティッチ/ラビオ/ファジョーリ/ザノーリ
ユーヴェはアレックス・サンドロ、キエーザ、ポグバ、サンプドリアはアウデーロとランメルスが負傷欠場。ユーヴェはミドルゾーンの守備は5-3-2だがそれ以外は3-4-2-1っぽい立ち位置。サンプは3-4-2-1ミドルプレスでビルドアップ時は4-2-3-1。10分にコスティッチのCKにブレーメルが頭で合わせてユーヴェが先制。25分にもCKの流れ球を拾ったミレッティのアーリークロスにラビオが頭で合わせて追加点を奪う。30分にアミオーネから受けたジュリチッチがターンをして中央に運び、レリスのシュートのこぼれ球をアウジェッロが右足で決めて1点返すと、直後の31分にガッビアディーニがクリアボールを収めて駆け上がったザノーリが右サイドを持ち上がり、折り返しをジュリチッチが流し込んで同点にする。停滞感があったユーヴェは後半からデ・シリオがLIBに入り、両サイドWBからクロスを放り込む。64分にラビオが左サイドでボールを奪って中央に運び、ファジョーリからリターンを胸でコントロールして浮き球をインステップでまっすぐ振り抜き左隅に決めて勝ち越し。93分にカウンターからボールを運び、コスティッチのクロスにヴラホヴィッチが頭で合わせ、トゥルクが弾いてバーに当たったこぼれ球をソウレが頭で押し込んでダメ押し。ヴラホヴィッチはnot his day。


第27節3/17〜19


SAS-SPE 1-0 ロジェリオ/ドロンゴフスキ
サッスオーロはトレッソルディが出場停止。スペツィアは4-2-3-1でドロンゴフスキも交えながら後方でボールを動かし、ダニマルとアグデロが足元、エンゾラとギャシにはロングボールも用いてアンカー脇を狙いどころに前進。サッスオーロはカウンターやSBの攻撃参加など縦に速い攻撃でチャンスメイク。44分にトルストヴェットがスペースに抜け出してクロスにマテウス・エンヒキが合わせるがドロンゴフスキがスーパーセーブ。後半はサッスオーロが保持の時間を増やしてスペツィアを押し込む。70分にアミアンのハンドで得たPKをベラルディが決めてサッスオーロが先制。スペツィアは4-3-3や4-4-2に変更してゴールを目指すがサッスオーロが逃げ切り。

ATA-EMP 2-1 デ・ローン/ルッジェーリ
アタランタはビルドアップ時にWBを低めに置いて保持の安定と相手を誘き出し、サイドチェンジからのサイド攻撃やPA内のサパタへの縦パスで押し込んでいく。しかし、43分にサトリアーノがロングボールを収めたところを基点にパリージからハーフスペース裏にアクパ=アクプロが抜け出し、バルダンツィの折り返しを最後はエブエヒが押し込んでエンポリがワンチャンスで先制。57分に降りたムリエルからPA内のサパタに縦パスを入れ、落としを受けたルッジェーリの右足インスイングクロスにデ・ローンが頭で合わせてアタランタが同点にする。エンポリは失点後からデ・ヴィンテルがアンカーに入り、7分からは5-3-2に変更し、アタランタは75分からルックマンを投入して4-2-3-1に変更する。85分にエデルソンのクロスをパシャリッチがファーで受け、最後は中央でホイルンドが右足を振り抜きアタランタが逆転勝利。

MON-CRE 1-1 カルネセッキ/チュリーア
3-4-2-1同士。モンツァがWBの絞る動きやイッツォの攻撃参加から決定機を作ったが決めきれず、20分過ぎにクレモネーゼが5-3-2でブロックを組み始めてから試合が停滞するが、終盤に再びモンツァがチャンスを作り始める。後半からクレモネーゼは選手交代も行い3-4-2-1に戻しハイプレスをかけ始めると、中盤より前で奪う場面が増え、60分にはハイプレスからカスタニェッティがマチンからボールを奪い最後はチョーファニが決めて途中出場の2人が先制点をもたらす。しかし、68分にモンツァが中盤でボールを奪いチュリアのクロスをファーでカルロス・アウグストが蹴り込んで同点に追いつく。その後はモンツァがペースを握るが引き分けで終了。

SAL-BOL 2-2 キリアコプーロス/カンドレーヴァ/ディア
6分にカンドレーヴァのCKにピローラが頭で合わせてサレルニターナが先制
するが、10分にカンビアーゾが内側でルクミから縦パスを受けてキリアコプーロスの右足インスイングクロスをファーガソンが頭で逸らせてネットを揺らしボローニャがすぐに追いつく。ボローニャは後半から非保持はシャウテンがほぼDFラインに入ってマーキングとカバーリングを行う。63分にCKからディアのシュートがシャウテンに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれてサレルニターナが勝ち越し。ボローニャは失点後にアルナウトヴィッチとオルソリーニを復帰させると、72分にキリアコプーロスのCKにリコヤニスが頭で合わせて再び同点にして引き分けで終了。ボローニャはカンビアーゾが20分で、アルナウトヴィッチが15分で負傷交代。

SAM-VER 3-1 ガッビアディーニ/ナイティンク/ウインクス/ザノーリ
20位vs18位。サンプはリンコンが出場停止でジュリチッチがボランチ。3-4-2-1同士。両チームともロングボール中心で球際が激しくファウルが多い。23分にCKのこぼれ球をガッビアディーニが押し込みサンプドリアが先制。34分にはナイティンクのクリアをタメゼがヘディングミスでガッビアディーニが拾ってスーパーミドルを決めて追加点を奪う。ヴェローナは後半からタメゼをLIBに置く。ヴェローゾが効果的なパスを配給してリズムを作り、ガイチが2度ネットを揺らすがどちらもオフサイドで取り消し。72分からサンプはムッルーをRWB、ザノーリを右シャドーに、84分からはアミオーネがLWB、アウジェッロが左シャドーで守備固めに入るが、87分にCKからダヴィドヴィツのヘディングをファラオーニがコースを変えてヴェローナが1点を返す。終了間際の97分にカウンターからザノーリが決めてサンプドリアが3点目を奪い試合終了。

TOR-NAP 0-4 オシムヘン/クヴァラ/キム・ミンジェ/ディ・ロレンツォ
トリノミランチュクが欠場だがヴラシッチが復帰しロボトカ番。序盤からアグレッシブでタイトなプレスのトリノだったが、スローインミスからチャンスを与えて、8分にCKからオシムヘンのヘディングでナポリが先制。その後はトリノがスーパーロングボール大作戦と左サイドの連携からチャンスを作るが、ナポリもプレッシングからミスを誘ってチャンスを作る。34分には高い位置でのボール奪取からPKを獲得し、クヴァラが自ら決めて追加点を奪う。50分にはスローインからディ・ロレンツォが左に展開し、オーバーラップしたオリベラのクロスにファーでオシムヘンがヘディングし3点目を奪う。トリノは53分に3枚替えも効果は見えず、67分に低い位置のエルマスからオシムヘンにロングボールを蹴り、スフールスからボールを奪ってクヴァラのラストパスをエンドンベレが流し込んで4点目まで奪う快勝。

FIO-LEC 1-0 ドド
フィオレンティーナはクアメがCF。レッチェは高い位置からプレスをかける。26分にカウンター気味の攻撃からサポナーラのクロスをニコに背後を取られたガッロがオウンゴールにしてフィオレンティーナが先制。フィオレンティーナは崩しよりもカウンターから好機のきっかけを得て、追加点を奪うことはできなかったがレッチェに危険な場面をあまり作らせずに勝利。

LAZ-ROM 1-0 ザッカーニ/ロマニョーリ/ルイス・アルベルト
ダービー。ラツィオはベシーノが出場停止。ラツィオはザッカーニを中心にドリブルで崩し、セルゲイの強さとフェリペ・アンデルソンの機動力で中央をかき乱す。ローマはWBが押し込まれ5-2-1-2でボランチ脇にもスペースが生まれる。序盤から球際が激しくテンションも高く、32分にイバニェスが2枚目のイエローカードで退場。クリスタンテをLIBに置いてディバラも中盤に組み込む5-3-1でブロックを組み、後半からディバラに替えてジョレンテ。64分に左サイドをルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソン、ザッカーニで突破しザッカーニが流し込んでラツィオが先制。先制後はラツィオにミスが多く、ローマは78分にエル・シャーラウィ、84分にはソルバッケンを投入し4バックで得点を奪いに行くがそのまま試合終了。

INT-JUV 0-1 コスティッチ/ラビオ/ファジョーリ
インテルはバストーニとシュクリニアルが欠場。ユーヴェはソウレが先発。22分にデ・シリオのロングパスからラビオがライン間に侵入し、コスティッチがミドルシュートを決めてユーヴェが先制。インテルがユーヴェの5-3-2を崩そうとするという展開がずっと続き、インテルはコレアをトップ下の4-3-1-2など手を打つが最後までチャンスを作れずユーヴェが逃げ切り。

 

第28節4/1~3 IMW明け


CRE-ATA 1-3 ホイルンド/ボガ/デ・ローン
クレモネーゼピッケルをRWBで高い位置からプレスをかける。互いにロングボールでプレス回避を試みるなかで序盤はチョーファニのポストやメイテが中盤のデュエルを制してクレモネーゼがペースを掴んだ。しかし、43分にカウンターからサパタが運んで折り返しをアイウがブロックしたこぼれ球にデ・ローンが詰めてアタランタが先制。後半の入りもアタランタがカウンターからチャンスを作るがカルネセッキが防ぐと、55分にシュートがトロイの腕に当たって得たPKをチョーファニが決めてクレモネーゼが同点にする。71分にホイルンドが右サイドに流れてカウンターの起点を作り、そのまま突破して折り返しをボガが押し込んでアタランタが勝ち越すと、92分に高い位置でアイウからボガが奪い、最後はルックマンが流し込んで3点目を奪ってトドメ。クレモネーゼは悪くない試合だったがスペースがある状態では個の力の差が明確に出てしまい失点をしてしまった。

INT-FIO 0-1 ボナベントゥーラ
インテルはシュクリニアル、チャルハノール、ディマルコが負傷欠場。フィオレンティーナはマンドラゴラとカストロヴィッリのダブルボランチインテルはサイドからハイラインの裏を取り、フィオレンティーナは左右の揺さぶりとドリブルで互いに決定機を作るが決めきれない前半。後半の初めにルカクが超決定機を迎えるが決められず、52分にフィオレンティーナがCKからボナベントゥーラのヘディングで先制する。インテルはその後もドゥンフリースとベッラノーヴァが決定機を逃し、バレッラのミドルシュートはポストに嫌われ、ラウタロ、ジェコ、ルカクを同時起用するが機能せず、フィオレンティーナが逃げ切って公式戦9試合無敗で8連勝。インテルはカンピオナート3連敗。

JUV-VER 1-0 ケーン/ロカテッリ
ユーヴェはラビオが出場停止だがミリクが復帰。ヴェローナはラゾヴィッチが負傷欠場。ヴェローゾがガッティ、ダニーロにラザーニャ、ロカテッリにドゥダ、ファジョーリにチェッケリーニと完全にマンツーマンでハメてヴェローナが主導権を握る。しかし、チャンスを決めきれず、時間が経つにつれてプレス強度が落ち、ユーヴェが落ち着いて握れるようになってくる。54分にロカテッリがドゥダのマークを外してミレッティから前でパスを受け、マニャーニの背後を取ったケーンにラストパスを送りケーンが決めてユーヴェが先制。終盤はヴェローナが保持して攻め込むがチャンスを作れずユーヴェが勝利。

BOL-UDI 3-0 ポッシュ/モロ/シャウテン
ウディネはベカン、ペレス、ワラセが出場停止でエヒジブエとゼーヘラールがIBでアンカーにロヴリッチ。ボローニャはサンソーネがCFの4-1-4-1。スコルプスキが欠場でバルディが先発。2分にポッシュのミドルシュートが決まってボローニャが先制。11分には中盤でボールを奪ってモロが運んでミドルシュートを決めて追加点を奪う。ウディネは持たされる展開に苦戦するが、ベトへのロングボールのこぼれ球を拾う戦いで徐々に押し上げていく。後半からネストロフスキを投入して4-3-2-1に変更して中央のパスターゲットを増やすが、48分にパス交換からキリアコプーロスが左サイドを突破し、マイナスの折り返しをモロがキープしてバロウが流し込みボローニャが3点目を奪う。ウディネは前半終盤からの勢いを失い、以降は決定機を作れずに終了。ボローニャはオルソリーニとドミンゲスも復帰して快勝。

SPE-SAL 1-1 ダニエル・マルディーニ
スペツィアは4-2-3-1。エンゾラが出場停止だが、バストーニとホルムがベンチ入り。サレルニターナは3-4-2-1でマッゾッキが負傷欠場。スペツィアは左サイドのギャシのインスイングクロス、サレルニターナはライン間のカンドレーヴァとディアを基点にWBが追い越していくが両チームとも得点の気配はあまりしない。42分にクリバリから裏へのパスをカルダーラが処理ミスしてオウンゴールサレルニターナが先制。後半はスペツィアがダニエル・マルディーニやアグデロら途中出場のアタッカーがドリブルで打開し始めると、69分にピローラのトラップミスを拾ったショムロドフがループで決めて同点にする。その後はダニエル・マルディーニのFKがバーに当たるなどスペツィアが逆転を狙ったが痛み分けで終了。

MON-LAZ 0-2 ペドロ/プロヴェデル/ザッカーニ/カタルディ
モンツァはペッシーナとイッツォ、ラツィオはマルシッチが出場停止。モンツァはドナーティがLIBで非保持はセンシがカタルディをマーク。最初の5分は互いに様子見。モンツァは3-2でボールを動かし、ピッチを幅広く使って前進していたが、ラツィオが12分に中盤でボールを奪ってザッカーニが左サイドを突破して折り返すと、ロヴェッラが触ってコースが変わったボールにペドロが反応して抜け目なく流し込み先制。モンツァはボールホルダーへ寄せきれずにミドルシュートを打たれる場面が少なくない一方で、右サイドへの展開からのクロスで2回決定機を作るが決めきれない。55分にセルゲイがFKを直接決めてラツィオが2点差にすると、その後はモンツァが保持し続けるがコンパクトな4-5-1を崩しきれずラツィオが逃げ切り6試合連続無失点。

ROM-SAM 3-0 ワイナルドゥム/ディバラ
ローマはイバニェス、マンチーニ、クリスタンテ、クンブラが、サンプはナイティンクが出場停止。ローマは4-3-3でディバラが右サイドで起点を作って周りが動く。サンプは4-1-4-1でスタートしたが途中からクイザンスがトップ下に入る。ポゼッションは互角でもシュート数は15-2でローマが圧倒した前半だったがラヴァーリアとポストが立ち塞がる。52分にムリージョが2枚目のイエローカードで退場しムッルーがCBの4-4-1にサンプが変更すると、56分にマティッチのクロスにワイナルドゥムが頭で合わせてローマが先制。87分にワイナルドゥムが強引に運んでラヴァーリアに倒されて得たPKをディバラが決めて勝利を確実にすると、93分にカウンターからソルバッケンのサイドチェンジをエル・シャーラウィがワンタッチで流し込んでトドメ。

EMP-LEC 1-0 パリージ/マリン
レッチェはウンティティが出場停止。レッチェはバンダがイスマイリにプレスし、ペッツェッラがエブエヒに縦スライド。エンポリは中央を狭くコンパクトにして全体でサイドに追い込んでいく。どちらも縦志向の攻撃。61分にパリージがPA内に仕掛けてヒュールマンに倒されて得たPKをカプートが決めてエンポリが先制。レッチェは前線が低調でなかなかシュートエリアにボールを運べず決定機を作れないまま終わった。

SAS-TOR 1-1 サナブリア/リッチ/リネッティ/ラドニッチ
トリノはイリッチとカラモーが負傷欠場。序盤からトリノサッスオーロのミドルプレスをいなして保持し、シャドーの2人でアンカー脇を突いてチャンスを作っていたが、35分にマクシム・ロペスが運んでカウンターを発動し、ベラルディのシュートのこぼれ球をピナモンティが押し込んでサッスオーロが先制。65分に復帰戦のラザロのクロスにサナブリアがダイビングヘッドで合わせてトリノが同点にする。終盤に試合がオープンになるとサッスオーロの方が生き生きしたが、互いに交代選手があまり試合に入れなかったため引き分けで終了。トリノはラドニッチが決めていれば。


第29節4/7〜8


SAL-INT 1-1 オチョア/カンドレーヴァ/ゴセンス
インテルは中2日3連戦。サレルニターナはブロンがRWB。インテルは左肩上がりのビルドアップでアチェルビとゴセンスが高い位置を取り、レーンチェンジも行いプレスをズラすと、5分にバレッラが降りてライン間を広げ、アスラニからルカクに入れ、ルカクからコレアへの落としが流れたところを内側に入ってきたゴセンスが流し込んでインテルが先制。対照的にサレルニターナはビルドアップをズラせずにハメられて前進できない。前半にインテルは多くのチャンスを作ったがオチョアが1失点に凌ぐ。後半からサレルニターナカンドレーヴァがトップ下の4-2-3-1でハメに行くと、ピンチは減らないが、攻撃機会は増え、ルカクとディアがバーに当て、オチョアが何度目かのビッグセーブ。終盤はオープンな展開になると、89分にボトハイムの投入でRWGに入ったカンドレーヴァのクロスがそのままゴールに吸い込まれてサレルニターナが追いついて試合終了。インテルは公式戦6試合勝利なし。サレルニターナは5試合連続引き分け。

LEC-NAP 1-2 ウンティティ/ヒュールマン
レッチェはブランが出場停止。ナポリオシムヘンが負傷欠場。レッチェが4-5-1ミドルプレスで主導権を握っていたが、17分にFKのこぼれ球からキム・ミンジェのクロスにディ・ロレンツォが頭で合わせてナポリが先制。その後はナポリが冷静に試合を進めていたが、51分にFKからシーセイのヘディングがバーに当たったこぼれ球をディ・フランチェスコが拾って反転シュートを決めて同点にする。63分にマリオ・ルイのクロスをガッロがファルコーネに戻す判断ミスでオウンゴールになりナポリが勝ち越し。ナポリは持たされてチャンスが少なく、シュート数もレッチェに上回られる辛勝。レッチェは6連敗。

UDI-MON 1-2 ロヴェッラ/ベト/ロヴリッチ
ウディネはロベルト・ペレイラモンツァはカプラーリが出場停止。モンツァは被保持はヴァローティとコルパニの2トップにセンシがトップ下でサイドに追い込み、保持はロヴェッラがアンカーでペッシーナとセンシがIH気味に開いてウディネの中盤を広げる。ウディネはモンツァのダブルボランチの間と脇をIHで突いていく。17分にウディネがディフェンシブサードでボールを奪い、ベトのポストプレーからワラセのスルーパスに中央を抜け出したロヴリッチが流し込んで先制。ウディネがカウンターで脅威を与えた前半だったが、後半立ち上がりの47分にロヴェッラの攻撃参加からカルロス・アウグストのクロスをコルパニがボレーで合わせてモンツァが同点にすると、55分にはカウンターからセンシのスルーパスを上がってきたロヴェッラがワンタッチで蹴り込んで逆転。後半はモンツァペースだったが、終盤にウディネは4-4-2に変更して攻撃の枚数を増やすと、91分にペターニャの軽率なファウルでPKを獲得しベトが決めて引き分け。

FIO-SPE 1-1 ドロンゴフスキ/アンパドゥ/ドド
コッパ・イタリアから中2日でデイゲームフィオレンティーナはアムラバトが出場停止。フィオレンティーナの4-2-3-1にスペツィアは4-3-3で噛み合わせる。24分にハイプレスでボールを奪ったビラーギがそのまま運んで折り返すと、ヴィスニエフスキに当たってオウンゴールフィオレンティーナが先制するが、31分にドロンゴフスキのロングボールにエンゾラがイゴールとの走り合いを制してテラッチャーノをかわして流し込みスペツィアが同点にする。後半はフィオレンティーナが前半以上にサイドチェンジとWGのドリブルでサイド深くまで運ぶ場面を増やしたがシュートが当たりきらず。スペツィアはカードを辞さないファウルも連発しながら守りきったが、終盤にショムロドフがカウンターから決定機を逃したのが悔やまれる。

ATA-BOL 0-2 スコルプスキ/サンソーネ/バロウ/モロ
アタランタはトロイが出場停止。ボローニャは降りる動きに追い越しや裏抜けを絡めてアタッキングサードまでスムーズに運ぶ。スペースの認知、判断、実行が早い。29分にホイルンドの決定機をスコルプスキとスマオロが防ぐが徐々にアタランタが保持してサイドから押し込む時間を増やす。ボローニャは後半からオルソリーニを投入すると、48分にサンソーネとバロウが右サイドに流れてパス交換し、DFの連携ミスでフリーになったサンソーネが流し込んで先制する。アタランタは72分にまたもホイルンドに決定機が訪れるがスコルプスキにセーブされると、85分にカウンターでジルクゼーからの展開を受けたオルソリーニがカットインから流し込んでボローニャが追加点を奪って勝利。終盤はジルクゼーが巧みなキープで押し込まれない時間を作った。デ・ローンの反応が遅い場面が気になった。

SAM-CRE 2-3 アウジェッロ/バッラルディーニ監督
19位vs20位。クレモネーゼコッパ・イタリアから中2日で主力を温存。サンプは被保持5-4-1保持はクイザンスが2トップの右のような4-4-2。クレモネーゼは5-2-3で高い位置からビルドアップに牽制をかけに行く。14分にアウジェッロが右足ワンタッチでガッビアディーニに縦パスを入れ、ガッビアディーニがキープしてジュリチッチ経由でオーバーラップしたアウジェッロが深い位置からクロスを上げると、レリスが頭から飛び込んでネットを揺らしサンプドリアが先制。34分に左サイドに流れたサジューがアミオーネをかわして前を向き、クアリアータのクロスをギリオーネがボレーで合わせ、バーに当たったこぼれ球をサジューが押し込んでクレモネーゼが同点にする。サンプは後半からランメルスを投入して攻勢を強めると、65分にラヴァーリアのロングボールをランメルスとガッビアディーニが収め、オーバーラップしたアウジェッロのクロスをランメルスが頭で合わせて勝ち越し。クレモネーゼは失点後に4-3-1-2に変更すると、84分に右ハーフスペースを抜け出したデセルスの折り返しをロホシュヴィリがお腹で押し込み再び同点にする。どちらも勝ち点3が欲しい終盤は攻め合い。94分に右サイドを抜け出したアフェナ=ギャンのシュートはポストに当たるが、こぼれ球を拾ったセルニコラが左足でコントロールミドルシュートを決めてクレモネーゼが逆転勝利。

VER-SAS 2-1 モンティポ/ラザーニャ/ハルイ
ヴェローナは5-3-2でIHがSB、IBがIHにマンツーマンで対応する。サッスオーロが保持、ヴェローナがプレッシングでどちらもチャンスメイクに苦労していたが、サッスオーロはSBが内側で受け始めると、33分にベラルディが右サイドで2人をかわして抉り、折り返しをハルイが頭で押し込んでサッスオーロが最初の決定機で先制。ヴェローナは後半からテラッチャーノがLWBに回って3-4-1-2に変更してハイプレスに出ると攻撃機会とともに、カウンターのピンチも増加。それでもモンティポを中心に防ぎ、終盤にカロンとラザーニャのWBにジュリッチとガイチを前線に並べるファイヤーフォーメーションに変更すると、83分にCKをニアでチェッケリーニが頭で合わせて同点にすると、94分にコンシーリにジュリッチがプレスをかけてパスミスを拾ったガイチがガラ空きのゴールにロングシュートを決めて逆転勝利。

TOR-ROM 0-1 スモーリング/ジョレンテ/ソルバッケン
3-4-2-1同士。トリノはギネイティスが先発。ローマはELに向けて少しターンオーバーでディバラがCF。5分にザレフスキがハイプレスからブオンジョルノのパスをインターセプトして中央に運んでシュートを撃つと、スフールスのハンドでPK。ディバラが決めてローマが先制。その後もローマがプレスを緩めずにトリノは窮屈なまま前半を終える。後半も流れは変わらず、トリノはヴラシッチをボランチに入れるなど変化を起こそうとするが、ローマはスモーリングを中心にロングボールを弾き返してトリノの得意な展開に持ち込ませずにウノゼロで勝利。

LAZ-JUV 2-1 ザッカーニ/ルイス・アルベルト/セルゲイ
ユーヴェはケーンが出場停止、ダニーロがベンチスタート。ラツィオが序盤から左サイドを中心にボールを動かし押し込む。ユーヴェのビルドアップはクアドラードが低めの4バック形成からアレックス・サンドロが中盤に入ってコスティッチへのパスルートを作ったり、ブレーメルが前に出たり、ディ・マリアがロカテッリの横に降りたり、コスティッチが中に入ったり。37分にザッカーニのインスイングクロスをファーでセルゲイがアレックス・サンドロを弾き飛ばして決めてラツィオが先制するが、直後の41分にディ・マリアのCKにブレーメルが合わせてこぼれ球をラビオが押し込み振り出しに戻る。52分に右サイドを縦に突破したフェリペ・アンデルソンの折り返しをルイス・アルベルトがヒールでフリーのザッカーニに繋ぎ、ザッカーニがワンタッチで流し込みラツィオが勝ち越し。終盤はユーヴェが放り込むがベシーノ、カザーレ、ロマニョーリが弾き返し逃げ切り7試合無敗。


第30節4/14~17


CRE-EMP 1-0 デセルス/バスケス
クレモネーゼはビアンケッティが出場停止。4-3-1-2でエンポリに噛み合わせる。3分にセルニコラのロングパスを受けたデセルスが胸トラップから流し込んでクレモネーゼが先制。その後はエンポリが左サイドのパリージとバンディネッリを中心にバルダンツィが絡んで攻め込み、クレモネーゼはデセルスとサジューへのロングボールで一発を狙う。後半も展開は変わらないなかで、決定機はクレモネーゼの方が多く作り、最後は守りきって今季初の連勝を掴んだ。

SPE-LAZ 0-3 フェリペ・アンデルソン/ルイス・アルベルト/セルゲイ/エスポージト
スペツィアは被保持4-2-3-1、保持4-1-2-3でバックラインとエスポージトを中心にスローなビルドアップでプレスをおびき出してロングボールからチャンスを作っていたが、35分にヒサイのロングボールをセルゲイがフリックし抜け出したフェリペ・アンデルソンがアンパドゥに倒されて得たPKをインモービレが決めてラツィオが先制。51分にはインモービレがロングボールを収めてカウンターから、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンと中央で絡んで最後はフェリペ・アンデルソンが決めて追加点を奪う。スペツィアは84分にアンパドゥがアンラッキーな2枚目のイエローカードで退場し万事休す。88分にスペツィアのFKのクリアボールをマルコス・アントニオが爆走して拾い、1人で運んで決めきって加入後初得点でダメ押し。ラツィオは7試合連続無失点で2位をキープ。スペツィアは降格圏が見えてきた。

NAP-VER 0-0 タメゼ/ラザーニャ
ナポリはCLに向けてターンオーバー。ヴェローナヴェローゾとマニャーニが出場停止。アビルゴーがボランチに入って3-4-1-2でマンツーマン。前半はナポリが79%の保持率だが連携と質が不足して決定機を作れず、ラザーニャのカウンターを受ける。後半も展開は変わらず、クヴァラ、ロボトカ、ジエリンスキを投入し、オシムヘンを復帰させてダイレクトに攻め込むもシュートを撃つ手前で止められる場面が多く、オシムヘンの豪快なボレーはバーに嫌われスコアレスドローヴェローナはンゴンジュがカウンターの超決定機を活かせなかったが貴重な勝点1を獲得。

INT-MON 0-1 ペッシーナ/パブロ・マリ/カルディローラ
序盤はモンツァがボールを保持するが、カルロス・アウグストにドゥンフリースが厳しくマークに付くなど効果的な前進ができない。インテルは縦に速いボールの供給からルカクを軸にしたクロスやワンツーでPA内に侵入していくが、最近の試合同様にあと一歩を欠く。77分にモンツァがカウンターからCKを獲得すると、チュリーアのアウトスイングのボールにカルディローラが頭で合わせて先制。インテルは4バックでルカク、ジェコ、ラウタロを並べてクロスから猛攻を見せるもゴールにボールは入らず。

LEC-SAM 1-1 ラヴァーリア
サンプは被保持は5-2-3、保持は右肩上がりの4-バックで2-2ビルド。ウインクスとリンコンが列調整。レッチェはウダンがIHの4-3-3ゾーンハイプレスとトランジションで前半から圧倒する。30分にファルコーネのロングボールをシーセイがストレフェッザに落とし、リターンをボレーで蹴り込んでレッチェが先制。結局前半でシュート21本を撃ったが1点止まり。後半からサンプは怒りの4枚替えでクイザンス、サビリ、ヘセが2列目の4-2-3-1に変更してアンカー脇の受け手を増やして少し流れを引き寄せると、74分にカウンター気味の攻撃からフリーになったヘセがループで流し込んで同点にする。レッチェはギアを上げ直してチャンスを作るが、ディ・フランチェスコのゴールはオフサイドで取り消されて引き分け。レッチェはチャンスを無駄にし続けたことが大きく響いた。

TOR-SAL 1-1 ラドニッチ/ヴォイヴォダ/イリッチ
トリノはスフールス、サレルニターナはラサナ・クリバリが出場停止。サレルニターナはカスタノスがRWBで互いにロングボールからセカンドボールを奪い合う3-4-2-1ミラーゲーム。8分に敵陣でのボール奪取から左サイドを抜け出したカンドレーヴァの折り返しをピョンテクが落としてヴィリェナが蹴り込んでサレルニターナが先制。サレルニターナがインテンシティ高いプレーで前への圧力を見せる。トリノはラドニッチがヴォイヴォダとのポジションチェンジからドリブルで打開を図る。56分にイリッチから内側ライン間のヴォイヴォダに縦パスが通り、サナブリアへのパスのこぼれ球をミランチュクが拾い、巧みなラストパスを受けたサナブリアが蹴り込んでトリノが同点にする。後半はトリノが多くのシュートを撃つが逆転には至らず引き分け。

SAS-JUV 1-0 コンシーリ/バイラミ/フラッテージ/ガッティ
サッスオーロはベラルディが欠場。ユーヴェはバルビエリがRWBで初先発。サッスオーロは4-3-3ミドルプレス。保持時はSB、IH、WGがレーンチェンジを繰り返す。ユーヴェは保持率は上回ったがクロス以外の攻め手がない前半。63分に連続してCKからチャンスを作ると、ファジョーリのクリアミスを拾ったデフレルが反転シュートを決めてサッスオーロが先制。ユーヴェはキエーザを投入して反撃に出るが、72分のCKからラビオのヘディングをコンシーリがスーパーセーブで防ぐなどサッスオーロが逃げ切る。

ROM-UDI 3-0 ボーヴェ/ルイ・パトリシオ
ローマはディバラ、ウディネはベトと得点源が欠場。互いに5-3-2だが、ウディネはワラセがクリスタンテ、ロヴリッチがマンチーニに出ていってハイプレスを行う。36分にCKからロベルト・ペレイラのハンドでPKを獲得し、クリスタンテのシュートがポストに当たったこぼれ球をボーヴェが詰めてローマが先制。54分にはディフェンシブサード中央でのボール奪取からカウンターを発動し、ベロッティのラストパスをペッレグリーニが流し込んで追加点を奪う。68分にウディネがPKを獲得するがロベルト・ペレイラのシュートをルイ・パトリシオがセーブ。90分にカウンター気味の攻撃からスピナッツォーラのクロスにエイブラハムが頭で合わせてダメ押し。

FIO-ATA 1-1 ドド/エデルソン/スポルティエッロ
フィオレンティーナは少しターンオーバー。アタランタはコープマイネルスが復帰し、GKはスポルティエッロが先発。フィオレンティーナはドドのドリブルでの前進が効果を発揮し、シュートを積極的に打ってペースを掴んでいたが、36分にアタランタがロングボールから攻め込み、エデルソンが中央の高い位置で奪い返してメーレがPA内に運びループで先制点を奪う。55分にトロイがヘディングミスで腕にボールが当たり、フィオレンティーナがPKを得るとカブラウが決めて振り出しに戻る。終盤は再びフィオレンティーナペースになり、92分にCKからボナベントゥーラのヘディングはスポルティエッロがスーパーセーブ。アタランタはカウンターのチャンスもあったがムリエルが精彩を欠いて引き分けで終了。


第31節4/21~24


VER-BOL 2-1 ヴェルディ/デパオリ/モンティポ/ジルクゼー
ヴェローナダヴィドヴィツがLSB、デパオリとラザーニャがSHの4-2-3-1で構えてCBに持たせる。ボローニャはSBが高い位置を取って相手SHを押し込んでいったり、シャウテンが前に行ってヴェルディのマークを外したり、ジルクゼーが降りてポストプレー。11分にヴェローナは理想的なカウンターからラザーニャが決定機を迎えるが決められない。40分にラザーニャが負傷交代したがラゾヴィッチが復帰。45+5分にCKでガイチがスコルプスキに殴られてヴェローナがPKを獲得し、ヴェルディが決めて先制。ボローニャは後半からオルソリーニとモロを投入しファーガソンがLWGに。58分にはシャウテンをCB、サンソーネをトップ下の4-2-3-1に変更するが、61分にファラオーニのクロスにヴェルディが頭で合わせてヴェローナが追加点を奪う。93分にジルクゼーのポストプレーから左のファーガソンに展開し、ワンタッチでサンソーネ、ドミンゲスと繋いでドミンゲスがループで流し込んでボローニャが1点を返すがヴェローナが逃げ切り。

SAL-SAS 3-0 カスタノス/カンドレーヴァ/ディア/
サレルニターナはカスタノスがロジェリオにプレスに行って4-4-2、押し込まれるとWBのようになり5-4-1-1。カンドレーヴァがマクシム・ロペスにマンツーマン気味、ディアがCF。8分にCKからギョンベールのヘディングをピローラがコースを変えてサレルニターナが先制。19分にはディアが深さを作り、ギョンベールのワンタッチクロスをボトハイムが折り返すとディアが押し込んで追加点を奪う。後半からサッスオーロはフラッテージに替えてピナモンティを投入し、バイラミがトップ下の4-2-3-1に変更するが、64分にロングボールから高い位置でボールを奪い返し、ラサナ・クリバリがディアの7落としをワンタッチミドルシュートで流し込んで3点目を奪う。サッスオーロはチャンスを作れそうな雰囲気がなく完敗。サレルニターナは好調のサッスオーロも下して8試合無敗。カンドレーヴァとカスタノスの連係、ブラダリッチのポジトラが良い。

LAZ-TOR 0-1 イリッチ/スフールス
ラツィオはカタルディが出場停止。互いに中盤でプレスを回避できずアタッキングサードでプレーする回数が少ない。42分にイリッチのミドルシュートをプロヴェデルが弾ききれずにゴールに吸い込まれてトリノが先制。その後も大きく流れが変わることもなく、終盤にトリノが撤退し、ラツィオがシンプルにサイドから攻め込んで猛攻を見せたがトリノが凌いで逃げ切り5試合ぶりの勝利。ラツィオは8試合連続無失点での4連勝が止まった。

SAM-SPE 1-1 ヴィスニエフスキ/ザノーリ/ラヴァーリア/エンゾラ
20位vs17位。スペツィアはアンパドゥが出場停止。サンプは非保持はレリスがトップ下の3-4-1-2、保持3-4-2-1。スペツィアは4-3-3。序盤から忙しない展開で互いにゴールに迫る。22分にアウジェッロのCKからアミオーネのヘディングでサンプが先制。29分にダニマルがハムストリングを痛めて交代、ヴェルデがそのままLWGに入る。後半早々に発煙筒が投げ込まれて7分中断。58分にヴィスニエフスキが持ち上がり、エンゾラと右サイドでパス交換しクロス。流れたボールをバストーニが拾ってクロスを上げるとヴェルデが頭で合わせてスペツィアが同点にする。72分にサンプはRWBレリス、RIBザノーリ、シャドーをジュリチッチに変更。最終的にスペツィアが多くのチャンスを作ったが決めきれず、両者ともに痛い引き分け。

EMP-INT 0-3 ルカク
エンポリは4-3-3ミドルプレスでインテル保持からカウンターを狙う。インテルはマンツーハイプレスでロングボールを回収して押し込む。後半立ち上がりの47分にチャルハノールの楔からルカクが強引に右足を振り抜いてネットを揺らしインテルが先制。75分にはカウンターからルカクが左足を振り抜いて追加点を奪う。87分にもカウンターからラウタロが決めてトドメ。
インテルは5試合未勝利。

MON-FIO 3-2 モタ/カプラーリ/クアメ
フィオレンティーナは被保持は3バックに3トップ、WBにSB、ペッシーナにアムラバト、ロヴェッラにバラク、コルパニにマンドラゴラでハメに行き、保持時はクアルタが中盤に出てパス回しに参加し3-3-1-3のような並び。7分にCKからクアメのヘディングでフィオレンティーナが先制。12分にはアムラバトの展開をバラクが右サイドで受け、内側を抜け出したドドに繋ぎ、ドドが仕掛けたこぼれ球を拾ったクアメのパスをサポナーラが流し込んで追加点を奪う。25分にカプラーリが縦パスを引き出し、カルロス・アウグストに預けると動き直してハーフスペースの裏に走ってパスを受け、クアルタをかわしてシュートを撃ち、テラッチャーノが弾いたボールがビラーギに当たってネットを揺らしモンツァが1点を返す。42分にはディ・グレゴリオのロングボールをクアルタとテラッチャーノの間にモタが入って流し込み振り出しに戻す。58分にはモタが左サイドからドリブルでPA内に侵入し、アムラバトに足を踏まれてPKを獲得するとペッシーナが決めてモンツァが逆転する。終盤はモンツァが撤退し、フィオレンティーナが攻め込むが決定機を作れずに終了。ハイライン裏を突いてモンツァが見事な逆転劇を見せた。

UDI-CRE 3-0 サマルジッチ/ロベルト・ペレイラ/ロヴリッチ/カルネセッキ
1分にサマルジッチがアウトサイドミドルシュートを流し込んでウディネが先制。クレモネーゼはワラセにメイテ、サマルジッチにカスタニェッティ、ロヴリッチにベナッシ、ベカンにブオナイウトをマンツーマンで付かせるが機能せず、ウディネが26分にサマルジッチのFKにネウエン・ペレスが頭で合わせて追加点を奪う。35分にはビヨルのワンタッチ縦パスに抜け出したサクセスが流し込んで3点目。クレモネーゼは後半から3-5-2でアフェナ=ギャンがRWBに変更し、守備は中央を埋めたところから前にスライドする形に整理して保持の時間も増えるが、後半もウディネがチャンスを作りウディネが完勝。クレモネーゼプリマヴェーラバッソ・リッチがデビュー。

JUV-NAP 0-1 ロボトカ/ザンボ・アンギサ/ロカテッリ/ダニーロ
ナポリはマリオ・ルイとポリターノが負傷欠場。ユーヴェはミランをコピーした4-2-3-1。ボールを持たされるナポリ。ユーヴェはカウンターを仕掛けるがユーヴェにレオンはいない。後半はナポリがゴールに迫り始める。60分にディ・マリアキエーザを両WGに投入。81分にナポリの横パスを引っ掛けてロングカウンターからディ・マリアが決めるがファウルがあって取り消し。92分にジエリンスキが引き付けて、エルマスがファーサイドに緩いクロスを上げると、ラスパドーリがボレーで合わせてナポリが先制して逃げ切り次節にもスクデットの可能性。

ATA-ROM 3-1 サパタ/エデルソン
アタランタはルックマンが負傷欠場、スポルティエッロが2試合連続先発。ローマはスモーリングが出場停止。ローマはクリスタンテがアンカー気味に中央に立つ3-1-4-2気味。アタランタはパシャリッチがクリスタンテ、エデルソンがイバニェス、コープマイネルスがマンチーニをマークする5-1-3-1。ローマがマンチーニの攻撃参加も用いて右サイドから人数をかけて崩すが、38分にスカルヴィーニが高い位置でボールを奪い、サパタが背負いながら左サイドハーフスペースを運んで折り返すと、パシャリッチが左足ボレーで合わせてアタランタが先制。64分にローマは4枚替えで4-2-3-1に変更するが、73分にコープマイネルスのCKにパロミーノがイバニェスのマークを外して頭で合わせ、ルイ・パトリシオが弾いたボールをトロイが押し込んでアタランタが追加点を奪う。82分にイバニェスからゼキ・チェリク、ベロッティ、ペッレグリーニとワンタッチで繋いで中央を割り、ペッレグリーニが左足で流し込んで1点を返したが、直後の83分にルイ・パトリシオがキャッチミスをしたこぼれ球をコープマイネルスが蹴り込んで2点差に戻り、さらにはディバラがパロミーノのタックルで負傷し、ジョレンテがハムストリングを痛めて終了。

 

第32節4/28~30


LEC-UDI 1-0 ファルコーネ/ヒュールマン
ウディネはサクセスとベトが欠場。レッチェがプレッシングから試合の流れを掴み、ゴール前の場面を多く作るが決定的な場面にはならない。ウディネは前半の終盤から乱れてきたレッチェの組織の隙を突いてロヴリッチがオーバーヘッドを撃つがファルコーネがファインセーブ。後半は再びレッチェが攻め、ディ・フランチェスコが47分に最大の決定機を逃し、48分にショートカウンターからネットを揺らすがオフサイド。それでも61分にジャンドレイがPA内でクロスを上げた後のタックルでウドジェに倒されてPKを獲得するとストレフェッザが決めて先制。70分にウディネは左サイドの突破から折り返しをエヒジブエが合わせるがファルコーネが足でスーパーセーブ。75分にウディネはロベルト・ペレイラとアルスランのボランチ、エボセレが左シャドーの3-4-2-1に変更し、85分にはプリマヴェーラのCFヴィヴァウドを投入して4-4-2に変更するが、レッチェが逃げ切り9試合ぶりの勝利を掴んだ。

SPE-MON 0-2 チュリーア/パブロ・マリ/ディ・グレゴリオ
スペツィアはエンゾラが欠場。スペツィアが4-5-1で積極的にプレスに行く。18分にバストーニのクロスをショムロドフが折り返してコヴァレンコがフリーで決定機を迎えるがディ・グレゴリオが防ぐ。モンツァは20分にロングボールで前進し、チュリーアが強烈なミドルシュートを決めてファーストシュートで先制する。スペツィアは流れは悪くないがチャンスが遠くモンツァの守備を崩しきれず、カウンターのピンチが増えると、92分にそのカウンターからカルロス・アウグストが爆走して決めて勝負あり。スペツィアは6試合未勝利。

TOR-ATA 1-2 サパタ/ザッパコスタ/サナブリア
3-4-2-1マンツーマン同士で互いにマークを外すのに苦労して得点の気配がなかったが、33分にカウンターからザッパコスタが運び、角度のないところから決めてアタランタが先制。前半はトリノが65%の保持率でシュートはゴールの1本のみ。後半からトリノはヴラシッチを投入して前線へ無理を承知でボールを入れていく。74分にミランチュクのミドルシュートがデ・ローンに当たってコースが変わり、スポルティエッロが弾いたこぼれ球をサナブリアが押し込んでトリノが同点にするが、86分にサパタが左に開いたジムシティから斜めの楔を受けると、左ハーフスペースを運び、切り返しでスフールスをかわして右足でネットを揺らしアタランタが勝ち越し勝利。

INT-LAZ 3-1 ラウタロ/バレッラ/ディマルコ
インテルは保持時3-1-6でWBでSBを釣り出し、IHがサイドに流れたり降りたりしてプレスを打開しようとし、ネガトラも速い。被保持は5-3-2ブロックでコンパクトにして間へのパスのインターセプトを狙う。24分にダンブロージオのインターセプトからコレアが右サイドを抜け出し、折り返しをムヒタリアンが流し込んでインテルが先制かと思われたがオフサイドで取り消しになると、29分にラツィオがハイプレスでアチェルビからフェリペ・アンデルソンがボールを奪い、左隅に流し込んでラツィオが先制。ドゥンフリース、ラウタロ、チャルハノールを投入し、サイドから決定機を作っても決めきれないインテルだったが、中継が途切れている77分にラウタロが決めて同点にする。押せ押せムードのインテルは82分にラウタロが右サイドの流れて起点になり、ルカクのクロスをファーでゴセンスが押し込んで逆転。89分にはベシーノのバックパスミスを奪ったラウタロが決めてトドメを刺す。インテルはシュート25本で結果的には快勝でミラン、ローマと3チームの勝ち点が並ぶ。

SAS-EMP 2-1 ベラルディ/カンビアーギ
エンポリはヴィカーリオが復帰。サッスオーロはWGが幅を取って相手組織を広げようとし、エンポリは中央の人数の多さでサイドを空けてタイミング良くサイドのスペースを突く対照的なスタイル。8分に自陣でロリアンテのパスミスを拾ったカンビアーギが一人で運んで左足で流し込みエンポリが先制。40分にもカウンターからカプートが決定機を迎えるがポストに弾かれる。サッスオーロは後半から3枚替え。58分には負傷明けのベラルディを投入するが74分にピナモンティが主審への侮辱行為で一発退場。それでも81分にマテウス・エンヒキのクロスをファーでベラルディがボレーで流し込み同点にすると、ラストプレーでベラルディがPKを獲得し自ら決めて逆転勝利。エンポリは数的優位を生かせず、試合のコントロールもできなかった。

CRE-VER 1-1 カルネセッキ/ヴェルディ/ブラーフ/ブオナイウト
クレモネーゼはアイウがRSB、オケレケがLSH、ヴェローナダヴィドヴィツがLSB、カロンがRSHの4-2-3-1同士。ヴェローナはロングボール一択で、被保持は自陣寄りにブロックを作り、中盤はマンツー気味に付いていくため、クレモネーゼはSBが内側に入ったり、ガルダメスがサイドに流れたり、オケレケがファジーなポジションを取って撹乱する。8分にカスタニェッティのロングボールをデパオリがバックパスミスし、オケレケが拾って流し込んでクレモネーゼが先制。最終局面ではチョーファニとジュリッチのパワーが武器。61分にクアリアータが暴力行為で一発退場し、クレモネーゼは4-3-2で構える。70分からは5-2-2。72分にカウンター返しからブラーフの決定的なヘディングシュートをカルネセッキがファインセーブで防ぐが、74分にマニャーニのクロスをファーでヴェルディがボレーで叩きつけてネットを揺らし同点にする。78分からクレモネーゼはアフェナ=ギャンをRIH、ブオナイウトを2トップの4-3-2に戻す。ブラーフとブオナイウトが躍動して互いにチャンスを作るが痛み分けで終了。

NAP-SAL 1-1 オチョア/ディア/ギョンベール
サレルニターナの5-4-1ブロックを中盤でズラし、DFの間に飛び出して深さを作ろうとするナポリサレルニターナは中盤へのパスをインターセプトしてカウンターを狙う。シンプルなオシムヘンへのクロス、クヴァラのドリブル、セットプレーでチャンスを作るが、オチョアの好セーブもありスコアレスで前半を終える。61分にCKからオリベラがヘディングで決めてナポリが先制。サレルニターナは68分からサンビアがLWB、カスタノスがRWB、ディア、ピョンテク、ボトハイムが3トップの3-4-3に変更すると、83分にディアが右サイドからカットインして左足を振り抜くと左隅に突き刺さり同点にする。ナポリは勝利で優勝だったが、最後まで多くのチャンスをフイにしてホームでの戴冠を逃した。

FIO-SAM 5-0 ドド/カストロヴィッリ/ラニエリ
フィオレンティーナはテラッチャーノがベンチでチェロフォリーニが先発。サンプはレリスがLIHの5-3-2で中盤を噛み合わせるが、フィオレンティーナはドドの偽SBなどで+1を作り試合を優位に進める。46分にショートコーナーからビラーギのクロスをカストロヴィッリがボレーで合わせて先制。61分にはラニエリのアンダーラップからヨヴィッチがゴール前で繋ぎ、ドドが決めて追加点を奪う。65分にはヨヴィッチが粘ってカウンターの起点となり、ヨヴィッチからパスを受けたダンカンが決めて3点目。75分にはアムラバトが中盤でのボール奪取から持ち運び、スルーパスを受けたクアメが決めて4点目。87分には中央を崩してテルジッチが決めて5得点の大勝。

BOL-JUV 1-1 スコルプスキ/シュチェスニー
ボローニャファーガソンがトップ下、ドミンゲスが左、バロウがCFの4-2-3-1でユーヴェの3-1-4-2に噛み合わせる。ユーヴェは被保持はファジョーリが右の4-4-2でハメに行く。9分にオルソリーニがダニーロに倒されて獲得したPKを自ら決めてボローニャが先制。ユーヴェはサイドとハーフスペースを使ってチャンスを作るがファジョーリの決定機をスコルプスキが2連ファインセーブ。30分にはミリクがPKを獲得して自ら蹴るがスコルプスキがキャッチ。ユーヴェは57分にソウレとイリングを投入すると、59分に入ったばかりのイリングの突破からこぼれ球をミリクがボレーを撃ち込んで同点にする。互いにミスからピンチ、チャンスを迎えるがGKの活躍で引き分け。


第33節5/3〜4


SAM-TOR 0-2 ブオンジョルノ/イリッチ/ヴラシッチ/ラヴァーリア
サンプは3-4-3ミドルゾーンに構える。トリノはWB裏、IB脇を基点にする狙い。30分にショートコーナーからイリッチのクロスをニアでブオンジョルノが頭で合わせてトリノが先制。サンプは保持の時間が増えるが、手応えのある攻撃はなく、トリノがのらりくらりやり過ごして93分にヴォイヴォダがクイックリスタートでペッレグリにスルーパスを出し、ペッレグリがラヴァーリアをかわして流し込みダメ押し。ペッレグリのドリアーノ挑発パフォーマンスで荒れて終了。

ATA-SPE 3-1 デ・ローン
スペツィアはアンパドゥがアンカーの4-3-3。17分にビルドアップからショムロドフが縦パスを受け、上がったバストーニに繋ぎ、バストーニがギャシにスルーパスを通し、ギャシが流し込んでスペツィアが先制するが、31分にアタランタがCKのこぼれ球をデ・ローンが直接ミドルシュートを決めて同点にする。47分にもCKのこぼれ球をザッパコスタがミドルシュートを決めて逆転。53分にもCKからムリエルが決めて3点目。63分にショムロドフが敵陣でボールを奪い、折り返しをブラビアがボレーで合わせてスペツィアが1点を返す。失点後からギアを上げたアタランタがスペツィアの反撃を抑えて3連勝。スペツィアは7試合未勝利で降格圏へ。

JUV-LEC 2-1 ヴラホヴィッチ/ボヌッチ/シュチェスニー/バンダ/シーセイ/ウンティティ/ヒュールマン
レッチェはストレフェッザが出場停止。ユーヴェは5-3-2。レッチェが3バック脇を狙ってサイドから速い仕掛けを見せていたが、14分にパレデスがFKを直接決めて先制。ユーヴェが撤退すると、36分にレッチェが左サイドを崩してクロスを上げるとダニーロのハンドでPKを獲得しシーセイが決めて同点にするが、39分にコスティッチのクロスをヴラホヴィッチが見事なボレーで合わせて勝ち越し。レッチェは幾度もゴールに近づくがシュチェスニーの好セーブにも阻まれて勝ち点を獲得できず。ユーヴェは5試合ぶりの勝利で3月以来の複数得点。

SAL-FIO 3-3 ディア/ラサナ・クリバリ/ボトハイム/イコネ
サレルニターナカンドレーヴァが負傷欠場。被保持は3-5-2、保持はボトハイムとマッジョーレがシャドーで左はボトハイムがドドとのフィジカル差を活用。9分にボトハイムが左サイドでキープし、ブラダリッチのスルーパスにディアが抜け出して流し込みサレルニターナが先制。35分に右サイドをイコネとのワンツーで抜け出したドドのクロスにニコが頭で合わせてフィオレンティーナが同点にする。58分にディアが縦パスを受けてボトハイムに落とし、イゴールの背後を取ったディアがスルーパスを受けて流し込んでサレルニターナが勝ち越すが、70分に中盤でディアからボールを奪い、ボナベントゥーラのパスを受けたイコネがオチョアをかわして流し込み再び同点に。78分に左サイドのキープからクリバリが右から裏を狙ったマッゾッキへロングパスを出し、マッゾッキが飛び出したテラッチャーノに倒されてPKを獲得するとディアが決めて3度目のリードを奪うが、83分にイコネの仕掛けで得たFKをビラーギが直接決めて三度同点に戻して引き分け。サレルニターナはシュート4本で3点を奪い10試合無敗。

VER-INT 0-6 チャルハノール/ブロゾヴィッチ/ムヒタリアン
ヴェローナは保持はチェッケリーニがLSBの4バックで被保持はチェッケリーニがチャルハノール、アビルゴーがダンブロージオ、タメゼがムヒタリアンヴェルディがブロゾビッチにマンツーマンプレス。前半途中からラゾヴィッチがブロゾビッチ、ヴェルディアチェルビ、デパオリがドゥンフリースに変更。インテルはCKから決定機を作ると、30分にショートコーナーからディマルコのクロスをガイチがクリアしようとしたヘディングが右隅に決まってインテルが先制。36分にはチャルハノールが30mのスーパーミドルを決め、再開のキックオフでムヒタリアンがタメゼからボールを奪いラウタロのラストパスを受けたジェコが決めて3点目。54分にハイプレスからチェッケリーニのパスミスを奪ったブロゾヴィッチのラストパスを受けたラウタロがループで決めて4点目。60分にはロングカウンターからアチェルビが運んでジェコが流し込んで5点目。91分にラウタロが押し込んで6点目を決めて終了。インテルは3連勝、ヴェローナは5試合ぶりの敗戦。

MON-ROM 1-1 ルイ・パトリシオ/カルディローラ
ローマはボーヴェとペッレグリーニのダブルボランチで3-4-2-1同士。モンツァのビルドアップにローマがプレスをかけるのが基本構図。序盤はモンツァがチャンスを作ったが、23分にエイブラハムがディ・グレゴリオにプレスをかけてボールを奪い、エル・シャーラウィが決めてローマが先制。38分にロヴェッラのFKをファーでカルディローラが左足ボレーで決めてモンツァが同点にする。後半はチュリーアとビリンデッリの右サイドがチャンスメイクしカルロス・アウグストにチャンスが訪れるが決めきれない。ATに互いに決定機を迎えるがGKがセーブし、終了間際にゼキ・チェリクが2枚目のイエローカードで退場し引き分けで終了。モンツァは3連勝でストップ。

LAZ-SAS 2-0 マルコス・アントニオ/フェリペ・アンデルソン/ザッカーニ/ベラルディ/フラッテージ
ラツィオロマニョーリサッスオーロはピナモンティとマクシム・ロペスが出場停止。6分にマルコス・アントニオのフライスルーパスに斜めに抜け出したフェリペ・アンデルソンが流し込んでラツィオが序盤の流れのままに先制。サッスオーロはベラルディを中心に反撃に出て、前半終了間際にフラッテージが決定機を迎えるがバーに嫌われる。後半から不調のロリアンテを下げてバイラミを投入すると、ロジェリオの持ち運びで左サイドも活性化し、一進一退の攻防が続く。徐々にラツィオのカウンターをサッスオーロがファウルで止めるオープンな展開になり、91分にラツィオが中盤でボールを奪ってカウンターからザッカーニのラストパスをバシッチが押し込んで追加点を奪う。そのまま勝利しラツィオは連敗を2でストップして2位キープ。

UDI-NAP 1-1 ベカン/キム・ミンジェ
12分にウディネが押し込んでサマルジッチが左のウドジェに展開し、ライン間で横パスを受けたロヴリッチがコントロールシュートを流し込んで先制する。ウディネは集中と強度の高い守備で前半のナポリのシュートを3本に抑える。ナポリは51分にCKからクヴァラのミドルシュートをシルヴェストリが弾いたこぼれ球をオシムヘンが押し込んで同点にする。同点後はナポリがギアを上げる。終盤は引き分けでも良いナポリと勝利を狙うウディネという構図だったが引き分けで終了。ナポリが優勝決定だが、公式戦6試合複数得点がない。

EMP-BOL 3-1 アクパ=アクプロ/ヴィカーリオ/グラッシ/ヴァルキエヴィツ
ボローニャはキリアコプーロスが出場停止。開始38秒でルクミのクリアミスがゴールに吸い込まれてエンポリが先制。ボールを保持するボローニャはCKからモロのシュートと、オルソリーニのスーパーミドルでネットを揺らすが、ハンドで取り消しが続く。エンポリはバルダンツィがトップ下、カンビアーギがLSH、アクパ=アクプロがRSHの4-5-1気味にブロックを組むと、45分にマリンのサイドからのFKをアクパ=アクプロがニアで逸らしてコースを変えて追加点を奪う。後半もボローニャが両サイドから攻め続けるが、67分にエブエヒのインターセプトからアクパ=アクプロがライン間にパスを通してカウンターからカンビアーギが決めて3点目を奪う。ボローニャは87分にFKからルクミがPKを獲得してオルソリーニが決めて1点を返すが時すでに遅し。エンポリは3連敗でストップ。ボローニャは4試合未勝利。


第34節5/6~8


ROM-INT 0-2 バストーニ/マティッチ
7位vs4位。ローマは5-3-1-1ミドルプレス。32分にブロゾヴィッチからスピナッツォーラの背後を取ったドゥンフリースにパス。ドゥンフリースの折り返しをファーでディマルコが押し込んでインテルが先制。マティッチを中心に攻め込む場面を増やすローマはディバラを投入して得点を狙うが、直後の73分にバストーニからルカクへのロングボールをイバニェスが処理ミスし、ラウタロからラストパスを受けたルカクが流し込みインテルが追加点を奪う。そのまま危なげなく逃げ切りインテルが公式戦5連勝。

CRE-SPE 2-0 カルネセッキ/ガルダメス/バスケス
19位vs17位。クレモネーゼは被保持4-2-3-1でガルダメスがCB、アンカーへプレス。保持は4バックが広がり、カスタニェッティが左に降りて、ヴァレリ、オケレケとポジションチェンジ。スペツィアのライン間が広がるのでチョーファニに入れて速攻でブレイクを狙う。スペツィアは4-5-1ミドルプレスで保持は右サイドのエクダル、アグデロがスペースを作ってアミアンがフリーランでハーフスペースに侵入する形でチャンスを作るがカルネセッキが立ちはだかる。40分にロホシュヴィリがロングボールを跳ね返し、アンパドゥ、ヴィスニエフスキのミスでこぼれたボールをチョーファニが拾って流し込みクレモネーゼが先制し、4-5-1に変更。スペツィアはエンゾラを復帰させて4-4-2に変更し、左サイドにヴェルデとレツァを投入して改善を試みるが、76分にガルダメスのFKにファーでバスケスがドンピシャヘッドを決めてクレモネーゼが追加点を奪い5-3-2に変更して守りきり勝ち点差を3に詰めた。スペツィアは8試合未勝利。

ATA-JUV 0-2 イリング
ユーヴェは被保持5-3-2保持4バックでアレックス・サンドロが内側。アタランタディ・マリアをスカルヴィーニ、ロカテッリをパシャリッチ、ダニーロをコープマイネルス、ラビオをトロイ、アレックス・サンドロをエデルソンファジョーリをデ・ローンがマーク。前半はアタランタがセットプレーを中心にシュート13本を撃つが無得点。後半早々にボガを投入し、コープマイネルスと位置を入れ替えるが、55分にイリングがザッパコスタからボールを奪いショートカウンターからラビオの折り返しがゴール前に溢れたところをイリングが押し込みユーヴェが先制。ユーヴェが撤退し、アタランタはムリエルを投入するが、ボガがラビオのタックルを受けて負傷交代でソッピーが2列目に入る。アタランタはシュート24本を撃ちながらゴール前を固めるユーヴェを崩しきれず、終了間際にカウンターからヴラホヴィッチが決めて試合終了。台所事情が厳しいアタランタは3連勝でストップ。

TOR-MON 1-1 サナブリア/ヴラシッチ/リッチ/カプラーリ
トリノはシンゴが出場停止、スフールスが負傷欠場。3-4-2-1同士。モンツァはヴァローティがCF、モタが左シャドーで全体をコンパクトにしてカウンターからチャンスを窺う。トリノはサナブリアのスペースメイクにシャドーとボランチが前線に飛び出す形やシャドーがサイドに開く形からゴールに迫る。右サイドから展開してヴォイヴォダのカットインシュートなどでチャンスを作ったがスコアレスで前半終了。後半開始30秒でロングボールの跳ね返しから中央でイリッチ、ヴラシッチ、サナブリアと繋いでサナブリアが右に持ち出しながら対角に鋭いシュートを決めてトリノが先制。モンツァは保持の時間が増え、カプラーリの投入でカルロス・アウグストにチャンスが訪れるようになり、75分にはセンシをボランチに入れる4-2-3-1に変更。トリノはすぐにアドポをアンカーに投入して3-1-4-2に変更するが、85分にロングボールからペッシーナとペターニャが粘って繋いだボールをカプラーリがコースを狙ったミドルシュートを決めて同点に。88分にリッチがPA内でロヴェッラに倒されるがノーファウルでトリノは後味悪い引き分けで終了。モンツァは6試合無敗。

NAP-FIO 1-0 ゴッリーニ/テルジッチ
フィオレンティーナはクアルタが出場停止、カブラウが負傷欠場。ナポリはラスパドーリがIHでエルマスがLWGで、ラスパドーリが前に出て2トップ気味にプレスに行くが、フィオレンティーナは2CBとテラッチャーノとアムラバトでいなしてペースを握り、左サイドでテルジッチが頻繁に攻撃参加して押し込む。後半からナポリはロボトカとジエリンスキを投入すると、46分にゴールキックのビルドアップにプレスをかけてテラッチャーノからアムラバトへのパスをロボトカがカットしてアムラバトに倒されてPKを獲得するがオシムヘンのシュートをテラッチャーノが止める。73分にエルマスのサイドチェンジを受けたクヴァラが仕掛けてニコに倒されて再びPKを獲得し、オシムヘンが今度は決めきってナポリが先制。後半は盛り返したナポリが勝ちきったが7試合複数得点なし。

LEC-VER 0-1 ンゴンジュ/ジュリッチ/ファルコーネ
16位vs18位。ヴェローナは3-4-1-2でラゾヴィッチのドリブルとクロスをジュリッチが合わせる形で序盤に決定機を2回作るがバーとファルコーネが立ちはだかる。序盤以外は一進一退の攻防が続き、互いにセットプレーとカウンターからチャンスを作る。70分にレッチェのロングボールをアビルゴーが弾き返し、ジュリッチと繋いだンゴンジュがミドルシュートを決めてヴェローナが先制。レッチェはバンダが可能性を感じさせるが、ヴェローナが逃げ切り降格圏を抜け出して17位に上がりレッチェとは1ポイント差に。

UDI-SAM 2-0 ロベルト・ペレイラ/エボセレ/ワラセ/ネストロフスキ
サンプはアミオーネが出場停止。ウディネは連戦の疲労を考慮したターンオーバー。サンプは3-4-1-2だが、プレス時はアウジェッロがベカンに出ていく。8分にCKのカウンターでエボセレが運び、中央に走り込んだペレイラがスルーパスを受けてワンタッチで流し込みウディネが先制。33分にはFKの流れからロヴリッチのアーリークロスをマジーナが頭で合わせて追加点を奪う。サンプは特に脅威を与えることなくあっさり敗れて降格決定。

EMP-SAL 2-1 マリン/エブエヒ/エンポリスタメン
15位vs14位。サレルニターナはブラダリッチが出場停止。エンポリヘンダーソンがトップ下の4-2-3-1。押し気味に進めていたエンポリは36分にマリンのワンタッチ縦パスからスイッチを入れ、バルダンツィへのパスはピローラにカットされそうになるがこぼれ球をマリンが拾いエブエヒへのスルーパスを狙う。サンビアが足を伸ばしてブロックしたこぼれ球ををカプートがエブエヒに落とし、エブエヒのクロスをファーでフリーのカンビアーギが頭で決めて先制する。後半からサレルニターナは3枚替えするが流れは変わらず、63分に押し込んだエンポリがCKからこぼれ球をエブエヒが折り返しカプートが押し込んで追加点を奪う。エンポリがバルダンツィとカンビアーギを下げてリズムを失うと、85分にサレルニターナが中盤でのボール奪取からカスタノスのシュートのこぼれ球をピョンテクが押し込んで1点を返す。終盤はサレルニターナが反撃を見せるがエンポリが逃げ切り残留が近づく。サレルニターナは11試合ぶりの敗戦。

SAS-BOL 1-1 ベラルディ/ドミンゲス
サッスオーロはピナモンティが出場停止。ボローニャはエビシャーがCFの4-2-3-1。14分にカウンター気味の速攻からベラルディがカンビアーゾを縦に突破して右足でニアをぶち抜きサッスオーロが先制。ボローニャはルイス・ファーガソンが左ハーフスペースに降りて受け、バロウ、カンビアーゾとポジションチェンジし、シャウテンも寄って受けに来る。サッスオーロはベラルディを中心にチャンスを作る。41分に押し込んだボローニャがドミンゲスのコントロールミドルシュートで同点にする。サッスオーロは65分にロリアンテ、ボローニャは67分にアルナウトヴィッチを投入するがスコアは動かず引き分け。ボローニャは5試合未勝利。


第35節5/12~15


LAZ-LEC 2-2 ウダン/ファルコーネ/ラッザリ
レッチェが4-5-1からウダンとウンティティが前に詰めるハイプレスで序盤の主導権を握るが、ラツィオは徐々にポジションチェンジを増やし、ラッザリとフェリペ・アンデルソンのワンツーによる前進で盛り返す。22分にPA内のセカンドボール争いでレッチェがPKを獲得するがストレフェッザが外してしまう。33分にブランとストレフェッザの間に侵入したルイス・アルベルトのスルーパスにバスキロットとジャンドレイの間を抜け出したインモービレが流し込んでラツィオが先制するが、前半終了間際にビルドアップからヒサイの背後に上がったジャンドレイがヒュールマンからスルーパスを受けて、折り返しをウダンが右隅に流し込んでレッチェが同点にする。後半の立ち上がりもレッチェペースで始まると、50分にコロンボのプレスバックからショートカウンターでストレフェッザが中央に運び、ウダンが右足ワンタッチで流し込み逆転する。レッチェはハイプレスをやめ、ミドルプレス、ローブロックでファルコーネを中心に凌いでいたが、93分にGKとDFラインの間に低いクロスが入ると、ロマニョーリの中途半端なクリアをセルゲイが頭で押し込みラツィオが同点にし、CL出場権、残留どちらにとっても痛み分けで終了。

SAL-ATA 1-0 カンドレーヴァ/ラサナ・クリバリ/エデルソン 
3-4-2-1同士。サレルニターナは右にボトハイム、左にディア。互いにボールサイドマンツーでフリーの選手を作るのに苦労するが、個の力の差を活かし、ショートカウンターアタランタがチャンスを作る。30分頃から約10分間ゲリラ豪雨が襲う。41分にデ・ローンのクロスにサパタが頭で合わせるが決定機を枠の左に外す。後半はより球際の攻防が激しくなり、個の戦いが勝負に直結する様相を呈し、互いに決定機を作るが決めきれない。79分にカンドレーヴァが復帰すると、92分に左サイドのディアから中央で受けたカンドレーヴァがピョンテクに入れ、落としをワンタッチで撃ち込みサレルニターナが先制して勝利。

INT-SAS 4-2 ルカク/フラッテージ/マテウス・エンヒキ/ベラルディ
インテルは疑似カウンターとカウンター、サッスオーロはWG、IH、SBの連係で崩す。互いにカウンターを見せるオープンな展開になってきた40分にダンブロージオの縦パスをルカクがトレッソルディを背負って受けると横に向き左足をPA外から振り抜くと強烈なシュートが決まってインテルが先制。後半もカウンターの応酬のなか、54分にベッラノーヴァのクロスをトレッソルディのクリアミスがゴールに吸い込まれてインテルが追加点を奪う。57分にはラウタロミドルシュートがトレッソルディに当たってコースが変わり3点目。サッスオーロは62分にベラルディのクロスをダンブロージオの裏に入ったマテウス・エンヒキが合わせて1点を返し、76分にはロジェリオのクロスにアスラニのマークを外したフラッテージが頭で合わせて1点差に迫るが、88分にインテルが左サイドからプレス回避しブロゾヴィッチのスルーパスに抜け出したルカクが決めて突き放して逃げ切り。インテルは公式戦7連勝。

VER-TOR 0-1 ヴラシッチ/リッチ/シンゴ/ブオンジョルノ
3-4-2-1マンツー同士でロングボールからの速攻狙い。28分にブオンジョルノが前線のスペースに上がって起点を作り、ヴラシッチの左足ミドルシュートが決まってトリノが先制。後半も同じような展開で互いにゴール前の場面が多くなり、トリノはより多くの決定機を迎えるなかで決めきれなかったが無失点で逃げ切り。ヴェローナは再び降格圏に。

MON-NAP 2-0 モタ/ディ・グレゴリオ
モンツァは保持時は3-2がポジションチェンジを繰り返してボールを動かし、2シャドーがアンカー脇を狙う。被保持はモタがロボトカ番の3-4-1-2。17分にモンツァが自陣左サイド深い位置でボールを奪いカウンター。モタの落としをカルロス・アウグストが内側で受けて運び、カプラーリ、カルロス・アウグスト、ペッシーナとPA内を崩しモタが押し込んで先制。ナポリオシムヘンへのクロス、カウンター、セットプレーからゴールに迫るが、53分にイッツォからファン・ジェズスの裏へのパスに抜け出したモタがシュートを撃ち、こぼれ球を拾ったペターニャが冷静にコースを狙って流し込みモンツァが追加点を奪う。ナポリは攻撃的な選手を増員して多くのチャンスを作り、PKを2回貰えてもおかしくない微妙な判定もあったが得点を奪えず、8試合複数得点なし。モンツァがディ・グレゴリオの活躍で逃げ切り7試合無敗。

FIO-UDI 2-0 カストロヴィッリ/ミレンコヴィッチ/ブレカロ/クアメ
同勝点の8位vs9位。ヴィオラは4-2-3-1でハイプレス。ウディネはサマルジッチが2トップの一角でビルドアップ時はベカンとゼーヘラールがSBの4-2-3-1、プレス時は4-4-2、撤退時5-3-2。6分にダンカンのミドルシュートがポストに当たったこぼれ球からヴェヌーティのクロスをベカンが中途半端なクリアをしカストロヴィッリが拾って押し込んでヴィオラが先制。ブレカロとエボセレ絡みのチャンスとファウルが多い。89分に中盤でのボール奪取からライン間で受けたボナベントゥーラが合間を縫うドリブルから流し込んでヴィオラが追加点を奪い勝利。ウディネはビルドアップを大事にした結果カウンターを浴びるほうが多くなってしまった。

BOL-ROM 0-0 クリスタンテ/ドミンゲス/ソルバッケン/カンビアーゾ
ボローニャはポッシュが出場停止でルクミも欠場だがアルナウトヴィッチが久々の先発。ローマはELに向けてターンオーバーで5-3-2。ボローニャの保持が中心で、カンビアーゾが上がって3-4-2-1に可変し、左サイドはドミンゲス、カンビアーゾ、バロウがローテーションする。ローマはソサの脇を突くソルバッケンがカウンターのキーマン。後半はボローニャの距離感が悪くミスが増える。モロとジルクゼーの投入で終盤は巻き返したがリコヤニスのクロス精度がブレーキになりスコアレスドローボローニャは6試合未勝利。ローマは5試合未勝利。

JUV-CRE 2-0 ファジョーリ/パレデス/ラビオ/カルネセッキ
クレモネーゼピッケルが出場停止。ユーヴェは被保持4-2-3-1、保持3-2-5。クレモネーゼは4-2-3-1カウンター狙いで、ミリクが投入された24分からは5-3-2に変更。54分にカウンターからキエーザが仕掛けてファジョーリがミドルシュートを決めてユーヴェが先制。66分からクレモネーゼは4-3-1-2に変更するが、78分にパレデスのCKからミリクが逸らしたボールをブレーメルが押し込んでユーヴェが追加点を奪い完勝。クレモネーゼはチャンスを作れずに4試合ぶりの敗戦で次節に降格の可能性。

SAM-EMP 1-1 クアリアレッラ/ザノーリ/リンコン/カンビアーギ/カプート
サンプは3-1-4-2。エンポリは4-2-3-1。基本的にエンポリペースだが、サンプは2トップが起点になって互いにチャンスを作る。33分にカウンターから波状攻撃でクアリアレッラのクロスにザノーリがボレーで合わせてサンプが先制。後半も互いにチャンスを作るが決めきれずに進むと、92分にエンポリがロングボールからの攻撃をピッコリが押し込んで同点で終了。サンプは集中力と強度がよく続いたほうだったが耐えきれず8試合未勝利。

 

第36節5/19~22


SAS-MON 1-2 ペッシーナ/チュリーア/ロヴェッラ
サッスオーロロリアンテが負傷欠場。モンツァは3-4-1-2ミドルプレス。サッスオーロはWBの背後にピナモンティが流れて起点を作り、SBが上がってサイドから崩す。サッスオーロはIHが前に出て4-4-2ハイ・ミドルプレス。モンツァは左に開いたカルディローラが中央に入って受けに行くことでハイプレスをかわし、SBにシャドーとWBで数的優位を作り突破していく。前半はサッスオーロの速攻が機能して前半終了間際にCKからラッキーなハンドでPKを獲得しベラルディが決めて先制する。モンツァは54分にロヴェッラを投入すると安定し、59分に自陣でのボール奪取から敵陣に運び、ビリンデッリの折り返しをチュリーアが右足で蹴り込んで同点にすると、68分にトレッソルディが2枚目のイエローカードで退場し、サッスオーロは4-4-1で構える。なんとか凌いでいたが、92分にペッシーナがヴィニャートとのワンツーで中央突破して流し込みモンツァが逆転勝利を収め8試合無敗。

CRE-BOL 1-5 バロウ/ポッシュ/カンビアーゾ/シャウテン
クレモネーゼは4-2-3-1ミドルプレスだが、ボローニャのカンビアーゾが内に入り、シャウテンが左サイドに流れるビルドアップを止められない。13分にバロウの鋭いアーリークロスにアルナウトヴィッチが頭で合わせてボローニャが先制。26分にはハイプレスからCKのこぼれ球をルイス・ファーガソンが蹴り込んで追加点を奪う。45分にもCKからポッシュが合わせて3点目。クレモネーゼは後半から投入したチョーファニがロングボールのターゲット解いて機能し息を吹き返すが、61分にロングカウンターからモロのスルーパスを受けたオルソリーニが流し込み4点目。ボローニャは72分にオルソリーニが2枚目のイエローカードで退場するが、79分にカウンターからバロウのラストパスをサンソーネが流し込み5点目。90分にFKからチョーファニが決めてクレモネーゼが1点を返して終了。クレモネーゼはほぼ降格。ボローニャは7試合ぶりの勝利。

ATA-VER 3-1 ホイルンド/スカルヴィーニ/ジムシティ/コープマイネル
アタランタはスカルヴィーニが3バックの中央。ヴェローナは序盤は3-4-3ハイプレスでアタランタに蹴らせる。ホイルンドとヒエンが激しいマッチアップ。10分にテラッチャーノがカットインし、斜めに右ハーフスペースに飛び出したラゾヴィッチがスルーパスを受けて流し込みヴェローナが先制するが、21分にザッパコスタがカットインミドルシュートを決めて振り出しに戻し、アタランタのターンが続く。52分にパシャリッチがモンティポにプレスをかけてボールを奪い決めて逆転。61分にはジムシティのボール奪取からルックマンのパスを受けたホイルンドがミドルシュートを決めて3点目。ヴェローナは65分からヴェルディを投入して反撃の兆しを見せるがスコアは動かない。アタランタは86分からスカルヴィーニがCFに入って試合を締め、連敗を2で止めた。

LEC-SPE 0-0 アンパドゥ/ニコラウ/エンゾラ/エスポージト
勝ち点差2の16位vs17位。レッチェはバンダが出場停止、ヒュールマンがベンチスタート。スペツィアはギャシがRWBの5-3-2で2トップの連動したアクションでパスを引き出し、IHやWBが追い越してペースを掴む。レッチェはマンツー気味にハメに行くが、IHのポストワーク、CFへのロングパス、CBの列上げにプレスをかわされ、保持では前線で起点を作れない。完全にスペツィアペースだがアタッキングサードでの質が不足し、後半になるとスペツィアのミスが増え、レッチェのカウンターの機会が増えるが互いに質不足を露呈しスコアレスドロークレモネーゼの降格が決定。

TOR-FIO 1-1 ヨヴィッチ/ブオンジョルノ/テルジッチ
17連戦の15試合目のヴィオラはECLのアウェイ延長から中2日のデーゲームでボナベントゥーラが出場停止、ダンカンとマンドラゴラのダブルボランチでボールサイドのWBにはボランチが出ていき、SBがシャドーを見る。互いに人を捕まえてプレスに行くなかで、トリノはシンゴの持ち運びやDHやシャドーがSB裏への飛び出し、ヴィオラはカウンターでシンゴの背後でソッティルとジジの1vs1が突破口。ヴィオラは後半からソッティルに替えてクアメをRWG、ヨヴィッチをCFに投入すると、47分にセカンドボールの回収からクアメのクロスをヨヴィッチが頭で合わせて先制。トリノは3枚替え後の65分にブオンジョルノが左サイドを突破し、折り返しをサナブリアが左足で合わせて同点にする。終盤はリスク回避のプレーやミスが多く、見どころ少なく引き分け。

NAP-INT 3-1 ザンボ・アンギサ/ジエリンスキ/ディ・ロレンツォ
17連戦の15試合目のインテルムヒタリアンが負傷欠場でコッパ・イタリアファイナルに向けてターンオーバー。ナポリはエルマスがRWG。ナポリはSBが2トップ脇で起点になりながらサイドから押し込んで保持するが、インテルの中央が堅く間に入っていく回数が少ない。41分にガリアルディーニが2枚目のイエローカードで退場し、コレアが中盤に入って5-3-1。後半はインテルが前半よりもカウンターの機会が増えたが、押し込んだナポリが66分にザンボ・アンギサが強烈な反転シュートを決めて先制する。79分にインテルラウタロを投入すると、81分にラウタロが左サイドで起点を作り、ディマルコのグラウンダークロスをルカクが押し込んで同点にするが、84分にディ・ロレンツォが左足コントロールミドルシュートを決めてナポリが勝ち越し。93分にカウンターからガエターノが決めてダメ押し。ナポリは公式戦9試合ぶりの複数得点で今季対戦した全チームに勝利。インテルは公式戦8連勝でストップ。

UDI-LAZ 0-1 ルイス・アルベルト/インモービレ/カザーレ
ウディネはベカンが出場停止、ベトが復帰。ウディネが勢いよくプレスに出ていき序盤のペースを掴み、コンパクトな守備からのカウンターと、3CBとアンカーによるビルドアップから2トップ、IH、WBの連携でゴールに迫る。ラツィオは前半の終盤から中盤での保持が増えて後半の立ち上がりもPA内を崩すが決めきれない。それでも60分にザッカーニからハーフスペースを抜け出したルイス・アルベルトの折り返しをインモービレがマジーナに倒されてPKを得るとインモービレが決めてラツィオが先制する。その後も流れは変わらず、ラツィオが落ち着いた試合運びで勝利。

ROM-SAL 2-2 ラサナ・クリバリ/ディア/カンドレーヴァ
3-4-2-1同士。ローマはボーヴェがRIB。11分にハーフウェイラインからラサナ・クリバリがイバニェスの裏に走り込んだカンドレーヴァにロングパスを送ると、カンドレーヴァが右足アウトで流し込みサレルニターナが先制。ローマはザレフスキとボーヴェがSBの4-1-2-3に変更し、サレルニターナは3-4-1-2に変更して中央を封鎖するが、前半の終盤はローマが攻め込む。後半から3枚替えでペッレグリーニとマティッチを投入すると、46分にペッレグリーニのFKをオチョアが弾いたこぼれ球をエル・シャーラウィが押し込んで同点にするが、53分に降りてスローインを受けたディアの展開からカンドレーヴァがピョンテクにフライスルーパスを通し、ゴール前でディアが押し込んでサレルニターナが勝ち越し。ローマは良い流れではなかったが82分にCKの密集のこぼれ球をマティッチが蹴り込んで再び同点にする。最後はロングボールの蹴り合いでサレルニターナが耐えて引き分け。ローマは6試合未勝利。

EMP-JUV 4-1 アクパ=アクプロ/カプート/グラッシ
15連戦のラストユーヴェは試合開始直前にFIGCの裁定が公表され、ダニーロクアドラードが出場停止でファジョーリが負傷欠場。エンポリはマリンとU20WCでバルダンツィが欠場でファッツィーニがトップ下の4-2-3-1。序盤はユーヴェペースだったが、17分にカンビアーギが獲得したFKからこぼれ球をミリクより先に触ったカンビアーギが倒されてPKを獲得すると、カプートが決めてエンポリが先制。20分にはパリージのインターセプトからCKを獲得し、カプートの折り返しをアクパ=アクプロが詰め、シュチェスニーが弾いたこぼれ球をルペルトが押し込んで追加点を奪う。後半からユーヴェは2枚替えを行うが、47分にエンポリがミドルプレスからアクパ=アクプロがボールを奪い、カプートが流し込んでショートカウンターが決まり3点目を奪う。84分にラビオのクロスがファーに流れ、キエーザのシュートがパリージに当たってコースが変わりユーヴェが1点を返すが、92分にエンポリがコーナーでのキープからケーンのクリアをハースがカットし、こぼれ球を拾ったピッコリが決めて再び突き放し勝負あり。エンポリは4試合無敗。ユーヴェは決定機は少なくなかったが決めきれず3連勝でストップし、勝ち点10剥奪で7位に転落。


第37節5/26~28


SAM-SAS 2-2 ベラルディ/ガッビアディーニ
サッスオーロはトレッソルディが出場停止。サンプはレリスがトップ下の3-4-1-2でプレス時はアウジェッロが前に出てガッビアディーニが右サイドの4-2-3-1になる。7分にサッスオーロゴールキックからのビルドアップにガッビアディーニがフェラーリに外切りで寄せて奪いそのまま流し込みサンプが先制するが、8分にピナモンティのポストからベラルディが中央に運び、セイデの折り返しをベラルディが流し込み振り出しに戻すと、10分に右サイド高い位置でボールを奪い、ゾルテアのクロスにマテウス・エンヒキが頭で合わせてサッスオーロが逆転。サンプは後半からレリスがRWB、パオレッティがトップ下に変更。サッスオーロがチャンスを決めきれずにいると、77分にCKからクアリアレッラの折り返しがオウンゴールを誘いサンプが同点にする。84分にカウンターからマクシム・ロペスの決定機をタークがビッグセーブ。最後はラストホームゲームのクアリアレッラを大拍手で送り出し、サッスオーロロマーニャが19-20シーズン以来の復帰。サンプドリアは10試合未勝利。サッスオーロは5試合未勝利。

SPE-TOR 0-4 ヴラシッチ/リッチ/イリッチ/サナブリア
スペツィアは3-4-2-1で噛み合わせてハイプレス。トリノは前線のポストプレーボランチの飛び出しで突破を図る。スペツィアの保持はエンゾラとギャシへの縦パスとロングボールを基点に押し上げる形。序盤はスペツィアがペースを掴んだが、トリノが慣れ始めると23分にCKからニアをすり抜けたボールをシンゴが押し込んで先制。スペツィアは後半から2枚替えで65分からはヴェルデを投入し4-1-2-3に変更。71分にヴァニャのロングボールからサナブリアが基点を作り、ヴラシッチが右に流れて空いた中央に上がってきたリッチが流し込んでトリノが追加点を奪う。75分にはヴォイヴォダからハーフスペースでヴラシッチが受け、中央への折り返しをイリッチが流し込み3点目。95分にカウンターからサナブリアのラストパスをカラモーが流し込み試合終了。トリノは5試合無敗。

SAL-UDI 3-2 カンドレーヴァ/カスタノス/ロヴリッチ
サレルニターナはディアが負傷欠場でギョンベールとダニリウクが出場停止。ウディネはウドジェが出場停止。サレルニターナは3-4-1-2。ウディネはダブルボランチに付かれているサマルジッチとロヴリッチの間にトヴァンが降りたり、ロベルト・ペレイラが中に入ってビヨルからパスを引き出す。24分にサマルジッチのミドルシュートのこぼれ球をロヴリッチが拾い、ゼーヘラールがスルーパスを受けて蹴り込んでウディネが先制。29分にはロヴリッチが斜めに動いてビヨルから縦パスを受け、内側に入ったロベルト・ペレイラが降りたトヴァンとのワンツーでDFラインを突破し、折り返しをネストロフスキが押し込んで追加点を奪う。サレルニターナは前線を1トップ2シャドーの形に変更してプレスをかけると、42分にブロンがロヴリッチから奪ったところから、ロヴリッチが倒れて埋められないスペースからカスタノスがコントロールミドルシュートを決めて1点を返す。後半からブラダリッチをLWB、カスタノスをシャドーに入れると、56分にFKをカンドレーヴァが決めて同点にする。86分にゼーヘラールが2枚目のイエローカードで退場すると、ラストプレーでサンビアのアーリークロスをセットプレーの流れで前に残っていたトルースト=エコングが合わせてサレルニターナが逆転勝利。ウディネは3連敗。

FIO-ROM 2-1 クアメ/ヨヴィッチ/ベロッティ
フィオレンティーナは17連戦の最後。ローマはEL決勝前でターンオーバー。ヴィオラは4-2-3-1、ローマは4-3-3。ヴィオラのプレスはバラクとヨヴィッチで追い込み、ダンカンが援護射撃。ローマはワイナルドゥムが前に出てプレスか4-5-1ブロック。10分にベロッティが左サイドに流れてスモーリングのロングパスを受けて基点を作り、ファーへのクロスをソルバッケンが折り返し、エル・シャーラウィが押し込んでローマが先制。ヴィオラはイコネのドリブル、ビラーギのクロス、ヨヴィッチのポストプレーから攻めるがローマが凌ぐ。後半から両チームとも2枚替え。ヴィオラは決定機を作れずにいたが、84分にクアメのクロスをマンドラゴラが折り返し、ヨヴィッチが押し込み同点にすると、87分にテルジッチが運んでクロスを上げ、クアメの折り返しをイコネが押し込み逆転勝利。ローマは7試合未勝利。

INT-ATA 3-2 ルカク/バストーニ/ブロゾヴィッチ/ラウタロ
インテルは17連戦の最後。アタランタは3-1-5-1でハイプレスに行くが、30秒でバストーニから中央のルカクに縦パスが入り、ルカクラウタロとのワンツーで抜け出し、GKをかわしてインテルが先制する。2分にはルカクが右サイドで基点を作り、ラウタロがディマルコに展開し、ディマルコのシュートのこぼれ球をバレッラが押し込み追加点を奪う。インテルはオナナを使い、ポジションチェンジを繰り返しながらスロービルドアップ。ハイプレスとブロックを場面によって使い分ける。35分にCKからパシャリッチがこぼれ球を蹴り込んでアタランタが1点を返す。アタランタもホイルンドが基点に全体を押し上げ、ルックマンやムリエルを投入するがチャンスを作れない。インテルはプレスが間延びする時間もあったが、76分にルカクポストプレーから中央を上がったブロゾヴィッチが抜け出し、ラストパスを受けたラウタロが流し込み3点目を奪う。アタランタは90分にムリエルが自ら蹴って壁に当てたFKのこぼれ球をワンタッチでアウトサイドミドルシュートを突き刺し再び1点差にするがインテルが逃げ切り4位以内が確定。

VER-EMP 1-1 ンゴンジュ/ジュリッチ/スレマナ
ヴェローナはラゾヴィッチ、ダヴィドヴィツが負傷欠場。エンポリはパリージとバンディネッリが出場停止。ヴェローナは3-1-4-2で噛み合わせてハイプレス。互いにロングボールが多く、セカンドボール争いとカウンターが鍵。56分にエンポリはデストロとサトリアーノの2トップに変更し、ヴェローナはガイチとジュリッチの2トップ、ンゴンジュをIHに変更すると、60分に中盤でボールを奪い、ンゴンジュのミドルシュートのこぼれ球をガイチが押し込んでヴェローナが先制。交代後はヴェローナペースで進み、82分からほぼ6バックの4-4-2に変更。しかし95分にストヤノヴィッチがPA内に運びクロスを入れるとマニャーニに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれ引き分けで終了。エンポリは5試合無敗。ヴェローナは18位で最終節へ。

BOL-NAP 2-2 オシムヘン/ルイス・ファーガソン/サンソーネ
ボローニャはオルソリーニ、ナポリはエルマスが出場停止。ボローニャは4-1-4-1ミドルプレス。13分にボローニャのビルドアップにプレスをかけ、スコルプスキのパスをオシムヘンがカットして流し込みナポリが先制。後半からボローニャはバロウとエビシャーの位置を入れ替えてチャンスを作ったが、53分にボローニャがカウンターを仕掛けようとするが、バロウからドミンゲスのパスがズレ、拾ったベレシンスキからパスを受けたオシムヘンがノータッチターンから流し込み追加点を奪う。60分にボローニャは3枚替えでルイス・ファーガソンが右サイドに入ると、62分にサンソーネのカットインシュートのこぼれ球をルイス・ファーガソンが詰めて1点を返す。83分にはサンソーネのCKにデ・シルヴェストリが頭で合わせて同点で終了。保持率もシュート数もボローニャが上回った。

MON-LEC 0-1 ファルコーネ/ブラン/ガッロ
モンツァはカルディローラが出場停止。レッチェは4-5-1ミドルプレスでモンツァの3バックに持たせて中央へのパスを引っ掛けてカウンターを狙う。前半はモンツァが70%の保持率を記録するがシュートは1本でレッチェが6本。後半からセンシが配球し、モタがCFで深さを作るようになりライン間を使えるようになるが、レッチェはブランが広いエリアをカバーする。79分にモンツァがカウンターからPKを獲得するがギトケアのシュートをファルコーネがスーパーセーブ。終了間際にCKからギトケアのハンドでPKを獲得するとコロンボが決めてレッチェが勝利し残留決定。モンツァは崩せず9試合ぶりの敗戦。

LAZ-CRE 3-2 セルゲイ/インモービレ
クレモネーゼは5-3-2。互いにミドルプレスでサイドから前進。3分にルイス・アルベルトの縦パスをインモービレがフリックで内側を上がったヒサイに繋ぎ、ヒサイが流し込みラツィオが先制。36分にペドロのクロスをセルゲイがニアで触って流し込み追加点を奪う。53分に左サイドへの展開からヴァレリのパスを受けたガルダメスのミドルシュートがカザーレに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれてクレモネーゼが1点を返すと、57分にフェラーリのクロスをラッザリがオウンゴールで同点になる。88分にCKからセルゲイがこぼれ球を押し込んで再び勝ち越すと、引退するラドゥが出場。勝ったラツィオは2位確定。


第38節6/2〜4


SAS-FIO 1-3 サポナーラ/カストロヴィッリ
ヴィオラはECL決勝前。サッスオーロはIHを前に出してミドルプレス。ヴィオラサッスオーロのアンカー脇、IH裏をカストロヴィッリや内側に入るクアメが狙い、右イコネ、左テルジッチでサイドチェンジを交えて攻撃。後半開始早々にテルジッチのクロスをルッソが弾いたこぼれ球をカブラウが押し込んでヴィオラが先制。58分にサッスオーロは4-4-2に変更。70分にCKからカブラウのハンドでサッスオーロがPKを獲得しベラルディが決めて同点にするが、78分にサポナーラが反転コントロールミドルシュートを決めてヴィオラが勝ち越し。81分にサッスオーロはトレッソルディが2枚目のイエローカードで退場すると、82分にサポナーラのクロスにファーでニコラス・ゴンサレスが頭で合わせて3点目を奪う。最後はロジェリオも退場しサッスオーロは5試合未勝利で終了。

TOR-INT 0-1 ブロゾヴィッチ/ルカク
インテルは右肩上がりの4バックビルドで、トリノは3-4-2-1からリカルド・ロドリゲスが中盤に加勢してプレス。ルカクがスフールスとブオンジョルノを物ともしないポストプレーが効果を発揮してインテルがチャンスメイク。36分にカウンターからブロゾヴィッチが強烈な左足ミドルシュートを決めてインテルが先制。56分にトリノは4-2-3-1に変更。後半は互いに保持からも被保持からもチャンスを作り、トリノは一人ひとりがアクションを増やし、人数をかけた攻撃を仕掛けてシュート数で上回ったが決めきれずインテルが勝利。

CRE-SAL 2-0 メイテ/サール
サレルニターナはヴィリェナが出場停止。互いに3-4-2-1同士で高い位置からプレス。サレルニターナはロングボール。クレモネーゼは3バックとメイテ、ガルダメスで剥がしていき、キリケシュとガルダメスが負傷交代するが、25分にPKをブオナイウトが決めて先制する。サレルニターナは76分からラサナ・クリバリがアンカーの4-3-3に変更するが、87分に高い位置でボールを奪ったサジューがコントロールシュートを決めてクレモネーゼが追加点を奪う。サレルニターナはATにサンビアがPKを獲得するがVARで取り消され、カウンターからカンドレーヴァがネットを揺らすがオフサイドで取り消され、クレモネーゼが完封勝利。

EMP-LAZ 0-2 ルイス・アルベルト/ロマニョーリ/ヴィカーリオ/ファッツィーニ
エンポリはカプート、ラツィオはマルシッチが負傷欠場。エンポリは4-2-3-1ミドルプレスでラツィオはパトリックがフリーになり、セルゲイ、フェリペ・アンデルソン、ヒサイがポジションチェンジをしながらパスを引き出す。エンポリはファッツィーニとアクパ=アクプロがアンカー脇を狙う。前半はラツィオが何度か決定機を作ったがヴィカーリオが阻止。後半開始早々の47分にCKからロマニョーリが頭で合わせてラツィオが先制。89分にカウンターを止めたカンビアーギが2枚目のイエローカードで退場すると、91分にルイス・アルベルトが技ありワンタッチミドルシュートを決めてとどめを刺す。

NAP-SAM 2-0 ジエリンスキ/ガッビアディーニ
1位vs20位、正真正銘の消化試合。ナポリキム・ミンジェが出場停止。サンプはレリスがトップ下でロボトカをマンツーマンで捕まえる4-2-3-1ミドルプレス。前半はジエリンスキとザンボ・アンギサが色々な場所に動いてボールを動かしナポリが81%の保持率。オシムヘンをターゲットにしてクロスやロブパスでPA内に侵入していく。サンプはクアリアレッラポストプレーや右サイドでガッビアディーニが基点になり、ザノーリの積極的な攻撃参加でチャンスメイク。63分にザンボ・アンギサが縦パスを入れ、ジエリンスキのスルーパスに抜け出したオシムヘンが倒されてPKを得ると、オシムヘンが自ら決めてナポリが先制。ガエターノの負傷で一人少なくなるが、84分にシメオネが強烈かつ正確なミドルシュートを決めて追加点を奪い、勝利でスクデットのシーズンを締めくくった。

LEC-BOL 2-3 ルイス・ファーガソン
ボローニャはドミンゲスが出場停止。序盤からレッチェが主導権を握ると、16分に内側を抜け出したストレフェッザの折り返しにバンダがボレーで合わせて先制する。ボローニャは崩しきれない場面が続いていたが、ウンティティが治療で一人少ない57分にバロウのアーリークロスをCBに入っていたヒュールマンの背後でアルナウトヴィッチが合わせて同点にする。80分にヒーピタが運び、ジルクゼーがPA手前から反転シュートを決めて逆転するが、87分にマレーのクロスをウダンが豪快ボレーで合わせて追いつく。終盤は互いにミスのオンパレードだったが、ラストプレーでボローニャが中央を突破し、モロのラストパスを受けたルイス・ファーガソンがコントロールシュートを流し込み勝利。

ROM-SPE 2-1 ディバラ/エル・シャーラウィ/ザレフスキ/スヴィラル
ELと残留をかけた大一番。ローマは被保持はクリスタンテとボーヴェのダブルボランチで4-2-3-1。5分にFKの流れからニコラウのヘディングでスペツィアが先制。ローマは5-3-2のブロックの前でパスを回し、ディバラが目線を変えるパスで展開するが、ライン間で前を向く選手を作り出せない。それでも42分にザレフスキのインスイングクロスがそのままゴールに吸い込まれて同点にする。後半からローマはザレフスキとエル・シャーラウィがWBの3-4-2-1に変更。71分のディバラがPKを貰えなかったところから試合は荒れ始める。81分からローマは再び4バックでクリスタンテとワイナルドゥムもゴール前に入っていく。87分にワイナルドゥムのスルーパスに抜け出したエル・シャーラウィがアミアンに倒されてPKを獲得しアミアンが2枚目のイエローカードで退場。ディバラがPKを決めてローマが逆転。104分まで続いた試合を満身創痍のローマが魂で勝ちきった。

UDI-JUV 0-1 ネウエン・ペレス/ロカテッリ/キエーザ/ガッティ
ウディネはアバンクワ、ゲザンをIBに起用。ユーヴェは3バックとダブルボランチでボールを動かし、サイドから攻めてセットプレーの機会を多く得るがチャンスは多くない。互いにカウンターが最大の武器になっている。後半のユーヴェは前線に多くの人数を割いて崩しにかかり、67分にロカテッリがアルスランをかわしてキエーザが流し込み先制する。先制後はウディネの攻撃機会が増えることで再びカウンターの応酬になるが、互いに守備陣が粘りユーヴェがウノゼロで勝利。ウディネは4連敗でシーズンエンド。

ATA-MON 5-2 コープマイネルス/エデルソン
モンツァのビルドアップにアタランタがマンツーでハメに行く。11分にメーレのインスイングクロスをコープマイネルスが頭で合わせてアタランタが先制。45分にイッツォの持ち運びをメーレが奪いショートカウンター。コープマイネルスがメーレとのパス交換から決めて追加点を奪う。50分に高い位置でパスミスを奪い、コルパニが見事なミドルシュートを決めてモンツァが1点を返す。70分にマルロンが退場し、モンツァが4-4-1に変更すると、73分にエデルソンが中盤をドリブルで突破し、コープマイネルスの折り返しをホイルンドが押し込んで3点目を奪う。78分にはコープマイネルスは左サイドからスーパーロングシュートを決めて4点目。モンツァは80分に最前線でペターニャがジムシティを背負いながら縦パスを受けてパワーでターンして流し込み、81分からは3-5-1に変更するが、91分にルックマンのワンタッチフリックスルーパスを受けたムリエルが流し込みアタランタが5点目を奪い、保持率38%で勝利。


残留プレーアウト6/11


SPE-VER @マペイ  モンティポ/ンゴンジュ/スレマナ
スペツィアはギャシとアミアンが出場停止。ヴェローナは3-4-3マンツープレスでダヴィドヴィツがジュルコフスキをマークする。互いに前進の手段はロングボール。4分にラゾヴィッチがヴィスニエフスキの背後で基点を作り、折返しをファーからファラオーニが蹴り込んでヴェローナが先制。14分にエンゾラがファウルを受けてFKを得て、こぼれ球の流れからアンパドゥのミドルシュートがマニャーニに当たってコースが変わり、バーに当たってゴールに決まり同点に。25分にスレマナの粘りからPA手前中央のンゴンジュに横パスを送り、ンゴンジュがジュリッチとのワンツーから右足で流し込みヴェローナが勝ち越し。37分にヒエンのクリアをンゴンジュが収めて運び、そのまま持ち込んで流し込み3点目を奪う。53分にスペツィアはヴェルデを投入して4-3-3に変更。67分にエンゾラへのロングボールが流れてゴール前でショムロドフが拾い、モンティポを交わすと、ゴールライン上でファラオーニが腕でボールを掻き出して一発退場とPK。しかし、エンゾラのPKをモンティポが止める。その後、ヴェローナは5-3-1気味に撤退し、モンティポが止めまくりスコアを変えさせず逃げ切って残留を果たした。