自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

22-23セリエA第3節 vs ボローニャ(H) 十八番のカウンター

 

 前節はアタランタにアウェイで1-1の引き分け。今季初の強敵との対戦で攻守に課題が炙り出されたが、それでも勝ち点をもぎ取って帰ってきたのはポジティブに捉えられる。今節からインターナショナルマッチウィークまでCL2試合とインテル戦、ナポリ戦を含む7連戦が始まる。

 

 昨季のボローニャは12勝10分16敗で13位。開幕戦はラツィオとのアウェイゲームにに2-1で敗北。前節はホームでエラス・ヴェローナに1-1の引き分け。アルナウトヴィッチが2試合連続ゴール。2試合連続で退場者を出している。

 

 マルディーニとイブラとミハイロヴィッチが試合前に談笑。

 

アタランタ戦後の1週間

 ボローニャ戦で着用する3rdユニフォームを発表。

 CLの組分けが決定。

 オロロッソ・ミラノというサフラン生産者と新たなパートナーシップを締結。

 

先発&フォーメーション

 ミランはイブラとクルニッチが負傷欠場。ラゼティッチがベンチ外。

 ボローニャはダイクスが負傷欠場。オルソリーニが出場停止。

 

スタッツ&控え

Match Report | 2022-23 | 3ª Match Day | Lega Serie A

 

ハイライト


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流れ

 

 ボローニャは3-1-4-2で人を合わせて前線から監視する。メニャンには蹴らせるようにバロウが寄せる。ミランはCBが開き、降りてきたトナーリにメニャンがパスを出し、トナーリがワンタッチでフリーのカルルに繋ぎ、カルルが運びミドルゾーンの保持に移行する。アルナウトヴィッチがメニャンに寄せればべナセルが降りてトモリに渡す。時間を作れないときはジルーを目掛けて蹴ることもある。前進されるとボローニャは5-1-2-2でシャウテンはDFラインにほとんど吸収されて6バックになる。ミランは左はテオが外、レオンが内側、右はメシアスが外、カラブリアは内側低めの3-2-5。

 ミランの守備はいつもどおりのマンツーハイプレス。ボローニャはWBで釣りだしたSB裏にIHかCFが流れるか、その動きによって中央にスペースを作り、WBから斜めの楔を狙う。

 

 20分、中盤でカンビアーゾがシャウテンに横パスを出すが、デ・ケテラーレがプレスをかけてボールを奪いカウンター。デ・ケテラーレが運び、スマオロがシュートブロックを意識して中央に絞ったためフリーになったレオンにパス。レオンは冷静にニアに転がしてスコルプスキの逆を突いてミランが今季初の先制。武士道Tシャツファンも大きなガッツポーズを見せる。

 25分、ヴィニャートからドミンゲスへのパスをカルルがインターセプト。そのままカルルが運んでカウンター。カルルは中央のデ・ケテラーレにパス。デ・ケテラーレは追ってきたドミンゲスを入れ替わるようなターンでかわし、スマオロの裏を狙ったカルルにフライスルーパス。カルルは右足アウトサイドでコントロールするがスコルプスキが詰めてシュートを防ぐ。

 27分、カシウスからシャウテンへのパスをトナーリが蹴り出す。それをジルーがレオンにフリックで繋ぎ、レオンが中央を持ち運びカウンター。右サイドを駆け上がったメシアスにパスを出し、メシアスが右足でシュートを撃つがスコルプスキが弾く。こぼれ球をレオンがボレーで合わせるがミートできない。

 44分、左サイドを崩そうとするミランだが、トナーリからデ・ケテラーレへのパスがズレてカウンターを受けかけるが、カラブリアがバロウへのパスを奪う。カラブリアとバロウがもつれたこぼれ球をトナーリが拾い中央のジルーにパス。ジルーが左足のトラップでシュートコースを作り右足でシュートを撃つが僅かに枠の右に外れる。

 45分、カシウスが中央に戻したパスがズレると、それをジルーがワンタッチでレオンにパスを出しカウンター。レオンはメデルを置き去りにしてスコルプスキの股抜きシュートを狙うがスコルプスキが弾く。こぼれ球をデ・ケテラーレが詰めるがシャウテンがブロック。

 1-0で前半終了。

 54分、左サイドでボールを受けたドミンゲスがカルルからプレスを受けるが何度もボディフェイクを入れて前を向き、内側からカラブリアの背後に抜け出したカンビアーゾにスルーパス。カンビアーゾがワンタッチでクロスを入れるが、アルナウトヴィッチにはわずかに届かない。

 57分、ボローニャゴールキックにハイプレスをかけるミラン。ルクミから受けたカンビアーゾにカラブリアが寄せると、カンビアーゾは内側に逃げ、右サイドへパスを出すが、それがレオンの元へ。レオンがメデルの背後を取ったジルーにロブパスを送ると、ジルーが左足ボレーで右隅に決めてミランが追加点を挙げる。

 67分、カウンターからサンソーネがファウルを受けてボローニャがFKを獲得。ソリアーノが触ってサンソーネが持ち出してミドルシュートを撃つが左ポストに阻まれる。

 72分、ボローニャが敵陣左サイドでスローイン。カンビアーゾから受けたソリアーノはがワンタッチでトナーリの背後を取ったサンソーネにスルーパスPA内でサンソーネがスマオロに折り返すがトナーリが触りメニャンが抑える。

 84分、右サイドでスローインを受けたポベガが粘り、ジルー、サレマ、トナーリ、レオンと繋ぐ。レオンが内側を駆け上がったバロ=トゥーレにスルーパス。ライン際でバロ=トゥーレが折り返したふんわりクロスを大外でアドリが押し込もうとするがスコルプスキが足でセーブ。

 90分、左のレオンが右ハーフスペースのカラブリアにパス。大外のサレマがカラブリアから受けるとカットインし、左から右ハーフスペースに走り込んだレオンにパス。レオンがカラブリアにワンタッチで落とし、カラブリアがシュートを撃つがスマオロがブロック。

 2-0で試合終了。CDKのボール奪取からレオンの今季初ゴールで先制すると、その後もボローニャのミスを見逃さずにカウンターで決定機を量産。スコルプスキの好セーブに阻まれていたが、後半にハイプレスからジルーの見事なボレーシュートで追加点を挙げると、アドリ、バロ=トゥーレ、ガッビアが今季初出場を果たす余裕を見せて完勝。

 

ミラン

 

 25分、カルルがジルーに出せば確実に決まっていた…

 29分、ボローニャの中盤3の脇でフリーのメシアスが大外から裏を狙ったカラブリアへスルーパス

 33分、ボローニャがサイドチェンジ連発で左サイドからカンビアーゾがクロスを上げたが、バロウがチャンネルランをせずに止まってくれていたのは助かった。そのクリアボールをデ・ケテラーレとジルーで収めてジルーがトナーリに素晴らしいパスを出してカウンターのチャンスだったが、トナーリがミス。

 52分、中央に集められて大外のカンビアーゾが完全にフリーの状況。ミドルシュートで終えてくれて助かった。

 64分、テオが上がり、レオンが中央という状況で左後方に降りたアドリから裏に抜け出したレオンにロングパス。

 68分、ロングボールが弾き返されるがセカンドボールをトナーリがワンタッチでジルーに繋ぐ。サレマがクロスを上げるがスコルプスキへのパスに。

 69分、アルナウトヴィッチからサンソーネへのパスが繋がらず助かった。カルルナイスカット。

 86分、FKのクリアをそのままスコルプスキまで追ったジルー。全員でラインを上げてオフサイドゲット。

 

 保持からのチャンスメイクは前節同様課題が残ったが、十八番のカウンターで勝利。プレスがハマればブロックを崩さなくても勝てることを証明する結果になった。ボローニャアタランタほどビルドアップが整理されておらず、ウディネーゼほど人数をかけない攻撃だったので対応しやすかった。それでもカルルの出足の良さは際立っており、勝利に大きく貢献した。

 そして、なんと言っても初先発のCDKが先制点のアシスト以外にも幾度も華麗なプレーを見せ、ミラニスタを虜にした。以前の2試合の途中出場で既にクオリティを見せていたが、視野の広さとそれを無駄にせずに具現化する技術を遺憾なく発揮。守備ではアンカーのマークをしっかりこなし、ポジティブトランジションにもついていけるし、速攻の起点になることも少なくなかった。

 メシアスは裏への動きが少なく足元で受けるプレーが多かった。結果的に足元のプレーがブレーキになってしまった。

 4-3-1-2の練習をしているという報道があったが、本当なら面白そうだしロマンがある。

 

 次は中2日で火曜日にサッスオーロ戦。早速過密日程が始まる。今節出場のなかったブラヒム、レビッチ、オリギに期待。

 

ボローニャ

 

 全体的に強度が低く、ミスが多かった。

 ミランからすると、シャウテンやスマオロが積極的に攻撃に関与してくるとマークのズレに混乱が生じたと思う。カウンターは怖いと思うが、レオンを下げさせるためにウディネーゼのベカンのようにRIBは攻撃参加したほうがいい。ハイリスクハイリターン。

 

主審 Gianluca Manganiello VAR Luigi Nasca

 

 67分のボローニャのFKはソリアーノは触っただけでボールが明確に動いていないので入っても無効になったと思う。