レアル・マドリー戦後の流れ
7月24日、オカフォーが合流。
Guess who's in LA?🛬#ACMTour #SempreMilan pic.twitter.com/DaPV8MveGP
— AC Milan (@acmilan) 2023年7月24日
7月25日、カルルが合流。
レアル・マドリーから18歳のアレックス・ヒメネスを買い取りオプション付きローンで獲得。プリマヴェーラでプレーする。
#ACMilan comunica di aver acquisito a titolo temporaneo, con diritto d'opzione e contro opzione, le prestazioni sportive del calciatore Alex Jiménez da Real Madrid CF per la formazione Primavera.#SempreMilan #MilanYouth pic.twitter.com/ASetCA2gif
— AC Milan Youth Sector (@acmilanyouth) 2023年7月25日
ガッビアがビジャレアルに1シーズンのドライローンで移籍。
𝐌𝐚𝐭𝐭𝐞𝐨 𝐆𝐚𝐛𝐛𝐢𝐚
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Un nuevo refuerzo para la defensa amarilla...
— Villarreal CF (@VillarrealCF) 2023年7月26日
Desde Milán...
𝐌𝐀𝐓𝐓𝐄𝐎 𝐆𝐀𝐁𝐁𝐈𝐀 🇮🇹 pic.twitter.com/07RqMVxtYU
7月27日、ビジャレアルからサムエル・チュクウェゼを28年6月末までの契約で獲得。報道によると、移籍金は€20m+ボーナス€8m、年俸は約€4m。EU圏外枠はプリマヴェーラのボアキエの放出で調整したらしい。ビザの発行に時間がかかるため、アメリカには合流せずミラネッロで調整する模様。
🇳🇬️ Samuel Chukwueze 🇳🇬
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🫵 Welcoming our new wingman 🦅#ACMQuest #SempreMilan pic.twitter.com/yizc9hJGZC
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Chukwueze on the charge ⚡
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PSM2戦目。DAZNで配信あり。
先発&フォーメーション
オカフォー、カルル、ケアーはベンチ外。メシアスが負傷。
ハイライト
感想
マドリー戦同様、保持時はクルニッチがアンカーで、ボールサイドではないSBがクルニッチの横に入る3-2-5の形。ユーヴェはロカテッリがクルニッチ、カンビアーゾがカラブリア、マッケニーがテオ、ガッティがラインデルスを捕まえに行くハイプレス、5-3-2のミドルプレス、ブロックで段階的に対応。ミランはメニャンがケーンを引き付けてトモリをフリーにしたり、ラインデルスが中盤に降りてレオンが内側に入りテオが上がっていったり、ロングボールよりもショートパスとドリブルでプレス回避からの前進を試みる。
被保持は4-2-1-3で噛み合わせてできるだけ高い位置からプレッシング。ユーヴェは3バックが広がり、シュチェスニー、ロカテッリの他にミレッティがサポートしたり、カンビアーゾが低い位置でカラブリアを釣りだして背後にスペースを作ったり、ワンタッチで斜めに楔を入れたりする。キエーザがライン間で浮いたり、左サイドに開いたりしてカンビアーゾ、ミレッティと絡む形や、ケーンへのロングボール、大きなサイドチェンジ、ウェアのクロスで攻め込む。
ミランは21分にカラブリアが負傷交代するが、22分にチャウの縦パスをジルーが受けて、落としを受けたラインデルスがファウルを受けてFKを獲得し、テオのインスイングのボールをゾーンで構えるガッティの前に入ってチャウが頭で合わせて先制する。
ユーヴェは25分にミレッティが低い位置でビルドアップに参加し、シュチェスニーを使ってクルニッチからフリーになると、ウェアを走らせ、トモリをカバーに釣り出し、折り返しを遅れてフリーで入ってきたキエーザが合わせるが枠の右に外す。31分にブレーメルの持ち運びをロフタス=チークが邪魔をするが、こぼれ球をクルニッチに競り勝ったミレッティが収めてキエーザにスルーパス。キエーザがチャウをかわして折り返すがトモリがクリアしCK。キエーザのライナー性のボールがファーに流れガッティが2度撃ったこぼれ球をダニーロが押し込んで同点に。
38分にミランはショートコーナーからプリシッチのハイクロスをチャウが折り返し、ゴール前でフリーのジルーがボレーで押し込んで勝ち越して前半終了。
前半はセットプレーの得点場面以外にシュートがなかった。中盤でプレスを剥がしてアタッキングサードに運ぶ場面は何度か見られたが、堅い中央に突っ込んでシュートやラストパスを選択する前に潰されたり、ラストパスが合わなかったりした。マドリー戦ほど偽SBは効果的でなく、全体的にユーヴェの3CBを乱れさせるようなアクションや連携が少なかった。被保持はプレスが強度不足かつ幅と深さをうまく使われてあまりハマらず。流れの中で失点しなかったがギリギリの対応だった。
後半からユーヴェが5人交代。47分にキエーザのFKをルガーニが逸らし、ジルーに当たってゴールに吸い込まれて同点に。ユーヴェの左サイドの連携がなくなり、脅威はウェアのスピードとドリブルだけになった。ミランはラインデルス
57分にミランが10人替え。サレマがRSB、フロレンツィがLSB。59分にユーヴェが6人交代を行うと、互いに控えと若手中心になりビルドアップのミスが目立ち、完全に練習試合の雰囲気になった。83分からはポベガがLSBに入り、引き分けでPK戦に突入。先攻のミランは一人目のルカ・ロメロが軸足を滑らせて枠を外す。二人目のアドリが決め、イリングのシュートをスポルティエッロが止めるが、三人目のポベガが止められる。CDKとコロンボが決め、スポルティエッロが五人目のコスティッチのシュートを止めてサドンデスに突入。六人目のバルテザーギが止められ、ソウレに決められて負け。失敗したのは全員左利き。メニャンだったら自分で蹴りそう。
ラインデルスは前後左右に動きが多いなかでも、無駄な動きにならず、効果的に絡んでいた。降りてポゼッションを安定させつつ、高い位置でも積極的にボールを呼び込み、右サイドの崩しにも4人目として顔を出していたのが印象的。下図2枚のように、2-3-1-4、3-2-1-4の1として2つのライン間を行き来して、パスの循環と急所への飛び出しに関与し、右サイドにオーバーロードさせてレオンにドリブル、テオに追い越しとミドルシュートのスペースを与えるのがラインデルス起用時の理想の形か。
36分の降りて受けてプレスに来た相手を剥がしてドリブルからスルーパスというプレーはプレー集でよく見たやつなのでミランでも何度も見せてほしい。守備は及第点。ボール奪取力は平均的だが規律を守れるので組織的守備は十分に成り立つ。
昨季はずっと惜しかったチャウにようやくゴールが生まれ、アシストも記録した。今季は5点ほどお願いしたい。キエーザとミレッティにPA内で足を出して軽くかわされたのは心配だが。
CDKは2試合続けてポジティブな面が少ない。残留してもアドリの方が出番がありそうな2試合の印象。ポベガのLSBは昨季の中断期間の練習試合以来。偽SBの今季はオプションになるか。他のポジションとの兼ね合いでSBをやらされているのか、本気でコンバートさせるのかわからないが、サレマはマドリー戦から立ち位置もプレー選択も改善された。
バルテザーギはミランではロマニョーリ以来の左利きCB。シミッチ同様、若さゆえに積極的で、前と横にどんどん出ていった。チャカ・トラオレは右利き?ハイプレスでゴール前でソウレからボールを奪ってシュートを撃ったがブロックされた。
次は日本時間8月2日の午前12時にバルセロナ戦。