自業自得記録地獄

主にACミランとセリエAに関する備忘録。

19-20セリエA第30節 vs ラツィオ(A)

 中2日、中2日で2位のラツィオと対戦。

 

  • 先発&フォーメーション

f:id:incursore:20200705121923j:image

 ミランは好調のサーレマーケルスが初先発。イブラも再開後初先発。サムカス、ムサッキオ、ドゥアルテが負傷欠場。

 中3日のラツィオはエースのインモービレスーパーサブカイセドが出場停止。さらにルリッチ、ルイス・フェリペ、マルシッチが負傷欠場。ルーカス・レイヴァの復帰は朗報だが、流石に心許ないベンチメンバー。

 

  • スタッツ&控えメンバー 

Lazio Milan live score, video stream and H2H results - SofaScore

  • ハイライト


Lazio 0-3 Milan | Milan crushes Lazio’s title hopes | Serie A TIM

 

 ラツィオの台所事情を抜きにしても素晴らしい勝利。

 非保持ではイブラがアチェルビとデート。サレマとチャルハノールはスペースを埋めて、パトリックとラドゥには持たせる感じ。中盤はミリサビ対策でケシエとべナセルをいつもと逆に並べた。マンツーマンではないがクロスに飛び込んでくるミリサビにはケシエがそのままマーキング。WBには高い位置を取っているならSB、降りてきたならSHと状況に応じて対応。

 保持ではイブラが前線に入った分、意図的にロングボールを入れてセカンド狙いという形もありつつ、先制点のように前線から降りてきてショートパスを繋ぐ形も多分に見られた。

 初先発だったサーレマーケルスはチームトップの走行距離を記録したが疲れた様子もなかった。ハードワークだけではなくチャンスメイクやPK誘発とそのまま先発定着も窺える出来。状態が心配されたテオは元気に爆走。3点目のインターセプトからゴール前に走り込んでDFラインを下げさせたプレーは見事。2回あった決定機を決めていたらお祭りだった。

 再開後のチームを牽引していたチャルハノールの負傷で代わりに投入されたパケタは、トップ下ではなく左サイドに入ったが、チャルハノールほどのダイナミズムは無くともキープ力で貢献。さらにラッザリの突破に付いていきスライディングでブロックするなど、明らかに状態が良いのを感じた。ボナベンに替わってトップ下に入ったクルニッチも遜色なくこなしたがコンティに替わったカラブリアは2番手感が拭えなかった。

 次節は3試合連続中2日でユヴェントスと今季4度目の対戦。今のチーム状態、勝てる気しかしない。

 

 ラツィオらしい中央での2トップ2シャドウのコンビネーションも、ルイス・アルベルトのセットプレーも、頼みのミリサビ爆撃も機能せず。後半にアデカニェ投入でルイス・アルベルトを本来の左シャドウに戻すとリズムは少し改善されたが及ばず。インモービレカイセドがいるとレイオフだけではなくロングボールでの裏抜けも狙ってくれるが、それが無いのでCBは対応しやすかった。

 選手層が薄いわけではないが絶対的な主力と控えの差がありすぎるので、この結果も仕方ないように思える。ELのGL敗退でカンピオナートに集中出来る状態だったが、covid-19により過密日程になってしまったのは不幸。まあ我々がユヴェントスにも勝って相殺してあげるから後は頑張れよな。

 あと試合に全く関係ないけど、カイセドの隣に座っていたおじさんは何者?

 

  • 主審 Gianpaolo Calvarese

 VARはロッキ。

 パケタのイエローは厳しかったが、累積リーチのロマニョーリルカクに対するタックルはカードなしで助かった。

 個人的な問題ですが、Jリーグが全然ファールを取らなくなったので少し違和感があった。