自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

20-21セリエA第37節 vs カリアリ(H)

 無失点3連勝でCLへ王手をかけた3位ミランが、ベネヴェントが引き分けたことで試合前に残留が決まった15位カリアリサン・シーロで迎え撃つ。直接対決77試合でミランは8敗のみ。最近19試合はミランの15勝3分1敗、現在ミランが無失点で4連勝中、サン・シーロでは全勝という圧倒的な相性の良さ。ミランは来季のホームユニフォームをお披露目。エリオットのゴードン・シンガーも来場。

 カリアリはここまで9勝9分18敗43得点58失点。2月下旬のセンプリチ就任後は6勝3分4敗。4連敗後は6試合負けなし中。

  • ホーム成績15位。アウェイ成績14位。
  • 得点数15位。シュート数11位。
  • 失点13位タイ。セーブ数最多。
  • クロス成功数7位、失敗数4位。ヘディングゴール数4位。
  • アクチュアルプレイングタイム18位。
  • ポゼッションタイム18位。

 

先発&フォーメーション

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 ミランイブラヒモヴィッチ、ガッビアが負傷欠場。カラブリアが150試合、ドンナルンマが250試合出場。

 カリアリはログ、ヴァルキエヴィツ、カラブレージが負傷欠場。ガストン・ペレイロがCovid-19で欠場。ルヴンボが招集外。

 

スタッツ&控え

Match Report | 2020-21 | 37ª Match Day | Lega Serie A

 

ハイライト


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流れ

 試合の基本的な構図はミランのボール保持vsカリアリのブロック守備。始めは3-2ビルドアップ。テオとサレマが幅、チャルハノール、ブラヒムが相手中盤周辺を出入り、レビッチがライン間で受けてコンビネーションで中央突破を図る。途中からDHの1人が受け手に回り、レビッチが裏抜けやポストプレーを担う3-1-3-3のような形に。

 カリアリは基本的に自陣でコンパクトな5-3-2で構える。ライン間に入っても狭いうえに、プレスバックも密集も早い。ドンナルンマが持つと近場にはマンツーマン気味にマーキング。

 カリアリのビルドアップは足下で繋ぎ、サイドへの展開が中心。プレスには無理せずパヴォレッティやリコヤニスの高さを生かす浮き球で逃げる場面も目立つ。

 ミランはどこでもできるだけ前線からプレスをかける。しかし、前線だけ行って中盤が連動できないこともしばしば。

 

 3分、マリン脇で受けたチャルハノールから中央のケシエへ。ケシエからデイオラとナインゴランの間のブラヒムへ縦パス。ブラヒムはデイオラに潰されかけるがレビッチがフォロー。そのままレビッチがブラヒムとのパス交換からシュートを撃つが枠の左に外れる。

 17分、ナンデスからチェッピテッリへのバックパスをチャルハノールがカット。カットインしたチャルハノールから横パスを受けたサレマーケルスがミドルシュートを撃つがクラーニョがセーブ。

 30分、左サイドで受けたテオが中央へ運びチャルハノール経由でカラブリアへ。カラブリアミドルシュートを撃つが僅かに枠の左に外れる。

 34分、チェッピテッリ、ナンデス、デイオラ、マリンで右ハーフスペースを突破。マリンからスルーパスを受けたジョアン・ペドロの折り返しはカラブリアがクリア。

 0-0で前半終了。

 カリアリブロック崩しきれないミランは後半からサレマーケルスに替えてレオンを投入し先手を打つ。2列目は右からブラヒム、チャルハノール、レオンの並びになる。ブラヒムもレオンも中央よりも外に位置取り、サイドの崩しの比重が高まる。

 カリアリジョアン・ペドロがトップ下のように振る舞い始め、攻撃の起点を作り出す。

 53分、ミランのプレスが連動せず、中央でフリーになったデイオラから左に開いたジョアン・ペドロへ。ジョアン・ペドロのインスイングクロスをケアーの裏に回ったパヴォレッティがヘディングシュートもドンナルンマがファインセーブ。

 64分、カリアリのCK。マリンのアウトスイングのボールに後方から走り込んだゴディンが完璧なヘディングシュートもドンナルンマがスーパーセーブ。

 62分、ミランはダロトとメイテを投入。ビルドアップはCBとDHの4人。WGがハーフスペースに絞り、SBが高い位置を取っていく。

 65分、中央2トップ間のメイテから左のテオへ。テオは寄ってきたレビッチへ。レビッチが左足でアーリークロスを入れると、カスティジェホが右足で当てるが枠に飛ばせない。

 71分、トモリからテオを飛ばしてレオンへパス。レオンがクロスをあげるがリコヤニスがカスティジェホに競り勝つ。ナインゴランがこぼれ球を拾うがコントロールミス。これをチャルハノールが拾い、厳しい角度からシュートを撃つがポストとクラーニョが阻む。

 75分、カスティジェホからカルボーニの裏に抜け出したレオンへスルーパス。落としを受けたダロトから大外のレビッチへクロス。レビッチのヘディングはしっかりミートできず高く上がってしまう。

 92分、ダロトから大外のマンジュキッチハイボールマンジュキッチが頭で折り返しカスティジェホが左足で撃つがゴディンがブロック。

 0-0で試合終了。勝てばCLだったミランは痛恨の引き分け。カリアリは怒涛の7試合負けなし。

 

ミラン  

 最終節の相手がピオーリ就任後唯一勝てておらずすっかり苦手意識がついてしまったアタランタということもあって今節でCL出場権獲得を決めたかったが失敗。しかも、ドンナルンマのスーパーセーブ2つに助けられるような格好にもなってしまった。

 シュートを20本撃っても枠内は4本のみ。カリアリがコンパクトに守ったということを差し引いても、中央を攻める時の一つ一つのプレーや判断の精度、斜めの裏への動きやPAに飛び込む動きの量は我々の攻撃スタイルを完結させるには不十分だった。そして、サイドから攻めるならボックスストライカーやパワーヘッダーがいてほしい試合だったのに、交代が遅いうえに、クロスの質も低くマンジュキッチを活かしきれず。ダロトは良かった。

 守備はジョアン・ペドロの動きに少し苦労した。流れのなかでの被決定機は1つだったが、それが超決定機だったのでそれを良しとして良いのか。レビッチとチャルハノールはホルダーに近かったのでプレスに行ったが、中盤より後ろはその前にそもそも下げさせられていたのでデイオラまで行けずに展開されてしまい、ゴール前にスペースがあって動きやすかったパヴォレッティにジョアン・ペドロから上質なクロスが入ってしまった。

 

 全員が今節で決めることに意気込んでいたと思うので少なからずショックがありそうだが、未来は自分たちの手の中にあるのでアタランタに勝つという方にすぐに切り替えてほしい。これは超個人的な話だが、シルバーコレクター川崎フロンターレを常勝軍団に変えた勝利の鬼木メンタリティを修得した私は勝つ気しかしない。一喜一憂せず一戦必勝。アタランタ戦はただの38分の1ではない。

 

カリアリ

 1つ言わせてほしい。残留決まったなら浮かれてくれよ…最後まで頑張りすぎ…

 デイオラ、ゴディン、チェッピテッリ、カルボーニは集中力抜群だった。

 本来はEL争いを搔き乱せるほどの戦力を持っているチームなので今の負けなしに驚きはない。

 

主審 Davide Massa

 VARはヴァレリ。

 69分のテオがナンデスを斜め後ろから飛ばした場面はノーファウルだったが、自分だったらテオにイエロー出して次節出場停止にしていた。ありがとうございます。