自業自得記録地獄

主にACミランとセリエAに関する備忘録。

19-20セリエA第6節 vsフィオレンティーナ(H) ~リベリーやっぱうめえ本物だあ~

 今日も今日とて月曜日早朝からのクソ試合。

 あれ?ミラニスタってタイムリープしてるの?

 

先発&フォーメーション

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スタッツ&控えメンバー↓ 

Milan Fiorentina live score, video stream and H2H results - SofaScore

ハイライト

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戦評

 ミランは中2日、フィオレンティーナは中3日で前節から先発を弄らずに臨んだ。フィオレンティーナは2月17日以来のカンピオナートでの勝利となった前節の勢いを継続していきたい。

 前半8分のべナセルのボールロストからテオのファウルでFKを獲得したあたりから流れがフィオレンティーナに傾きだした。10分にはペッツェッラがピョンテクに競り勝ったセカンドボールを拾ったリベリーからキエーザで決定機。そして11分、チャルハノールの何でもないミスパスリベリーが拾いムサッキオとロマニョーリの間を巧みに突破してシュート。こぼれ球を拾ったキエーザがべナセルに引っ掛けられてPK獲得。これをプルガルがドンナルンマの逆を突き先制。

 その後はミランがボール保持の時間が多くなるもののドラゴフスキを脅かしたのはスソのミドルシュートだけ。一方、フィオレンティーナは27分にテオのロングボールの処理ミスからカストロヴィッリがネットを揺らすが、クロスを入れたキエーザオフサイドで追加点ならず。36分には再びペッツェッラがピョンテクに競り勝ち、セカンドボールを回収し右サイドへ展開、リローラとキエーザでテオを突破しシュート性のクロス。ファーで待っていたカストロヴィッリには合わなかったがフィオレンティーナの方が次の1点の匂いを感じさせた。前半終了の笛と共にミラニスタのブーイング。

 後半も引き続きミランのボール保持で始まったが、51分、ムサッキオがリベリーへの足裏タックルで一発退場。ここからは完全にフィオレンティーナがボールも主導権も握って試合が進む。65分、ミレンコビッチがチャルハノールからボール奪取しキエーザリベリーへ低いクロス。ドンナルンマが前に出て弾いたボールをカストロヴィッリが押し込んで正真正銘のセリエA初ゴール。

 勝利を手繰り寄せる追加点を挙げると68分には、左サイドからショートパスを繋ぎ右サイドへ、中央のバデリに戻し左大外ダウベルトへ大きな展開で1人少ないミランの守備組織を破壊し、ペナルティーエリア内でカストロヴィッリが遅れて寄せてきたべナセルに引っ掛けられてPK獲得。しかしキエーザのシュートはドンナルンマ神が止め試合を終わらせない。

 それでも77分、ミランが中途半端に前から奪いに行ったところをカストロヴィッリからロマニョーリとテオの間で待っていたキエーザへ鋭いパス。トラップはうまくいかなかったものの見事な身のこなしでテオをかわしリベリーへラストパス。切り返しでカラブリアをかわしドゥアルテの股抜きシュートを突き刺し0-3。勝利を確実にする。サン・シーロミラニスタからもリベリーへ拍手が起き、クルヴァ・スッドは退却。

 ミランは79分にレオンが個人技で一矢報いるがそのまま試合終了。フィオレンティーナは18年12月以来のカンピオナート2連勝(当時もミランとのアウェイゲーム)。ミランは泥沼の3連敗となった。

ミラン

 連動性やテンポの変化に乏しく、動きに迷いを感じさせるのは相変わらずで、更に単純なミスにより悪い形でボールロストしてしまう。勝てない、チャンスを作れないことに納得する内容。クロスを放り込んでも相手DFのエラーが起きない限り得点できる気配はなかった。

 失点は1失点目も2失点目はボールの失い方が悪すぎた。ドンナルンマが止めてくれたPKの取られ方は、1人少ないとはいえ今日も弱点のside to sideの展開からやられた。カラブリアとドゥアルテの間のスペースには結果的にべナセルが遅れて戻ってきたが、個人的にはスソに戻って埋めてほしかった。まあ無理だよね。ちなみにムサッキオ退場後は4-4-1で守っていたが71分あたりからスソが前に出て4-3-2になっていた。

 レオンの得点は見事だったが、それ以上にゴールの起点も自分で作っていたのが素晴らしい。

 次節、ジャンパオロがピョンテク、スソと心中するか、レオンに託すのか要注目。

フィオレンティーナ

 4-3-3で開幕したけど被カウンター時にアンカー脇をよく使われていた印象だったのを5-3-2採用から攻守のバランスが格段に良くなった。

 8月の気になった人たちリストに載せたカストロヴィッリが本当に良い。技術高いし、リベリーが降りて空いたスペースを取りに行くし、次の代表メンバーに選ばれても全く驚かない。

 リベリー本物。本物は違いを魅せる。

 リベリー、バデリ、カセレス、ペッツェッラの年長勢のハイパフォーマンスに引っ張られて若手も生き生きやっている感じ羨ましい。

 プルガルは波の少ない選手に成長したな。ボローニャに加入したての頃の粗い感じは無くなり洗練された。

 

主審Giacomelli

 PK2つもレッドカードも妥当。

 何度かリプレイされたピョンテクがカセレスに倒されたとされる場面は、カセレスの腕はピョンテクの肩に掛かっているものの体重は掛かってなさそうに見えるのでノーファウルで納得。

 

愚痴

 やっぱりイタリアは老練なプレーをするベテラン選手が合っている国なのかな?

 次はジェノアアンドレアッツォーリとジャンパオロ、どちらがクビになるのでしょうか?今のジェノア相手に攻撃の形を見せられないと終わりだね。

 

おまけ:今日の北川さん紹介動画

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 北川さん、クトローネが居ればなんて言わないでくれよ(´;ω;`)