自業自得記録地獄

主にACミランとセリエAに関する備忘録。

19-20セリエA第28節 vs ローマ(H)

 再開後最初のサン・シーロでの試合。相手はCL出場権獲得圏内の4位アタランタを追うためにも負けられない5位のローマ。32℃の暑さとどう付き合うか。

 

  • 先発&フォーメーション

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 中5日のミランは怪我の具合が心配されたケアーが間に合い、前節と同じ先発メンバーで臨む。復帰が期待されたイブラは練習には復帰したものの大事を取ってメンバー外。復帰しかけたドゥアルテが再び負傷し、ムサッキオとともに負傷欠場。

 中3日のローマは前節から先発6人変更。パウ・ロペスとザニオーロが負傷欠場。サントン、ファン・ジェズス、チェティンがメンバー外。

 

  • スタッツ&控えメンバー 

Milan Roma live score, video stream and H2H results - SofaScore

  • ハイライト


Milan 2-0 Roma | Milan Close Gap With Win Over Roma! | Serie A TIM

 

 前半は両チームともに静かだったが、後半はミランが圧倒。運動量、集中力、コンディションで上回り連勝。これで5位ローマとは6ポイント差。

 暑さや連戦や相手の狙いを考慮してか、プレッシングは前節ほど強く行う場面は少なかった。代わりにボール保持の時間は長く、試合とスタミナをコントロールしようとしていたのかもしれない。

 31分のレビッチがミランテまでプレッシャーを掛けるが躱されて一気に自陣ゴール前まで持っていかれた場面はローマがやりたかったことをさせてしまった。

 25分の左サイドから斜めにライン間中央のボナベンに入った形は、ローマの急所に刺さった感じがあって良かった。

 ケアーが間に合って本当に良かった。ローマ唯一にして最大の決定機だった19分のジェコのヘディングは、ケアーがサイドに釣り出されクロスを入れられてしまった時なので、ケアーが居れば無問題。

 気遣いのボナベントゥーラと圧倒的守備意識のサムカスに替わって投入されたパケタとサーレマーケルス(以下サレマ)が得点に関与したのは今後の連戦に向けてもポジティブ。徐々に出場時間が増えていたサレマはサムカスと利き足は異なるものの、高い守備意識と運動量は変わらないので強度が落ちないのが良い。結果を出したくて必死なパケタはサイドで上下動を強いるより、トップ下でプレッシングとスペースに走ってボールを受けさせるのが疲労が隠せないローマ相手にハマっていた。次節SPAL戦は2人とも先発が有り得そう。

 今後の日程は中2日SPAL、中2日ラツィオ、中2日ユヴェントスと超ハードスケジュールでまさに総力戦。メンタルは非常に良好そうなのでコンディション調整頑張れ。

 

  • ローマ

 保持時はヴェレトゥがマンチーニの左脇に降り、両SBは高い位置で張り、両SHが中に絞る3-1-5-1。

 非保持時は主に4-4-2。ハイプレスはない。SBが大外、SHが内側を守るような立ち方で、SB‐CB、CB‐CBの距離は若干広め。

 マンチーニスモーリングの立ち位置が中断前と逆になった理由はなんだ?

 サンプドリア戦に続いて軽率なパスミスから失点。

 切り返しクロスのスピナッツォーラより深いところからコラロフの方が嫌だったと思う。ただ、コンティとスピナッツォーラのガスペリーニアタランタ1期生同士のマッチアップはおもしろかった。

 

 

  • 主審 Piero Giacomelli 

 VARはオルサート。

 全く問題なし。