19-20セリエA第38節 vs カリアリ(H)
遂に最終節。中2日で13位カリアリ戦。前半戦は台風の目になったが、勢いが途切れるとマランは解任され再開後からゼンガが指揮を執っている。8戦勝ちなしだったが前節はユヴェントスに10シーズンぶりの勝利。
-
先発&フォーメーション
ミランはレビッチが出場停止。クルニッチが筋肉トラブルで欠場。引き続きロマニョーリ、コンティ、ムサッキオが負傷欠場。
カリアリはログが出場停止。ナインゴラン、ジョアン・ペドロ、ルカ・ペッレグリーニ、ラガツ、オリヴァが負傷欠場。
-
スタッツ&控えメンバー
Fixtures and Results | Season 2019-20 | 38ª Match Day | Lega Serie A
-
ハイライト
Milan 3-0 Cagliari | Zlatan Scores on Final Day Win for Milan | Serie A TIM
序盤から攻め込み9分にクラヴァンのOGで先制。その後もサムカス、イブラ、レオンが惜しい場面を作るが決められない。35分にケアーが釣り出されたスペースを使われピンチになりかけたが事なきを得る。43分にハンドでPKを獲得するがイブラのシュートはクラーニョがビッグセーブ。前節に続いて追加点を奪えずに前半終了。
後半も前半の勢いを失わずに入ると、54分にテオのインターセプトから最後はイブラが強烈なシュートを対角にブチ込みようやく追加点。さらに56分にはイブラのインターセプトからサムカスが決めて3-0。その後はダニエル・マルディーニ、ブレッシャニーニの若手と長期離脱明けのドゥアルテを起用しつつ危なげなく試合を終わらせた。快勝。これでカンピオナート12試合負けなしで19-20シーズン終了。お疲れ様でした。来季が本当に楽しみです。ユニフォームも久しぶりに買いたいけど、誰にするか迷う。
この試合について特に書くことはない。レオンのポテンシャルはハンパないってことと、ブレッシャニーニが左利きってことくらい。ブレッシャニーニはプレシーズンで見た筈なのにそんな情報はインプットされていなかった。
47分のチャルハノールの決定機逸はすごく良かった。レビッチとサレマがいないのでオフ・ザ・ボールの動きが乏しかったなかでイブラが左サイドから裏抜けを狙ったのが素晴らしいし、ガッビアのパスも良かった。
再開前はユース上がりなので多額のキャピタルゲインを得られる故、放出濃厚だったカラブリアだが、最近はクロスの質や攻守のバランス感覚が良くなってきた。RSBの補強の噂が絶えないので放出が既定路線だろうが、買い戻しオプションか優先交渉権は付けといて良いかも。
最後に。おそらく契約満了で退団するボナベンがミランでのラストゲームになった。アタランタからインテル移籍濃厚だったが急転直下でミランに加入し、安定した技術、運動量、戦術的柔軟性でどの監督からも重宝され、暗黒期を支えてくれた忘れてはいけない功労者。今季は昨季の大怪我から復帰したが以前ほどのキレは無くなってしまった。それでも十分セリエAでプレーできるレベルにあり、ピオーリも信頼を寄せていた。
暗黒期を支えたイタリア人ということで個人的には契約延長してできるだけ長くミランでプレーしてほしかったが、そうならないことも理解している。古巣アタランタからオファーがあるらしいので復帰してCLで戦う姿を観たいし、サン・シーロ凱旋で拍手で迎えられるのが楽しみ。Grazie.
Momento curiosità: #Bonaventura ha camminato da solo fino a quasi metà campo e si “accucciato” qualche secondo a testa bassa.
— Pietro Balzano Prota (@PBPcalcio) 2020年8月1日
Ultimo saluto a #SanSiro vuoto e ai colori rossoneri
🔴⚫️ pic.twitter.com/ILVcMnAZQM
ナンデスが頑張っていたが、流石にナインゴラン、ジョアン・ペドロの軸がいないのはきつすぎた。特にナインゴランの有無は大きい。
試合後の様子を見る限りゼンガと選手の関係は良さそう。でも退任は濃厚っぽい。
パヴォレッティ開幕戦以来約1年ぶりの復帰おめでとう。
-
主審 Marco Serra
VARはマンガニエッロ。
セリエA初担当。荒れるような状況じゃなかったので吹きやすい試合だった思う。悪くなかった。