2試合連続3得点の連勝と最高のスタートを切った2022年のミランが今季のコッパ・イタリアの初戦を迎える。
ジェノアは全試合消化しているにもかかわらず18位と4ポイント差の19位に沈んでいる。シェフチェンコ就任後の公式戦10試合でも勝利はコッパ・イタリアのサレルニターナ戦のみ。無得点が6試合で複数得点は1度もない。解任の可能性が高いとされているなかでサン・シーロに帰還する。
ヴェネツィア戦後の3日間
コンティがサンプドリアに移籍。
Official Statement: Andrea Conti ➡ https://t.co/AaiwhTZo7H
— AC Milan (@acmilan) 2022年1月10日
Comunicato Ufficiale: Andrea Conti ➡ https://t.co/y1XEnudOVV#SempreMilan pic.twitter.com/xi9wVaVXUM
トモリとタタルシャヌが陰性でトレーニングに復帰。
Official Statement: @fikayotomori_ ➡ https://t.co/37r37EIExW
— AC Milan (@acmilan) 2022年1月11日
Comunicato Ufficiale: Fikayo Tomori ➡ https://t.co/6YT8WbrwWw#SempreMilan pic.twitter.com/yuLBIidI8o
Official Statement: Ciprian Tătărușanu ➡ https://t.co/ynd19J6bT4
— AC Milan (@acmilan) 2022年1月12日
Comunicato Ufficiale: Ciprian Tătărușanu ➡ https://t.co/mGqjSfDxJg#SempreMilan pic.twitter.com/U8persGr2X
先発&フォーメーション
ミランはイブラが昨季のルカクとのバトルで出場停止。ケアー、ペッレグリ、プリッツァーリが負傷欠場。カラブリア、ロマニョーリ、サムカスがCovid-19陽性で欠場。ケシエ、べナセル、バロ=トゥーレがアフリカネーションズカップで離脱中。復帰間もないタタルシャヌはベンチ入りせず、ナヴァ、スタンガ、ロバックがベンチ入り。
ジェノアはクリーシト、ロヴェッラ、カンビアーゾ、カロン、エルナニ、ベーラミ、マクシモヴィッチ、ビアンキ、セルペが欠場。
スタッツ&控え
Match Report | 2021-22 | Round of 16 | Lega Serie A
ハイライト
流れ
ジェノアはカイセドがボールを受けに降りてWGが中に絞り、ポルタノーヴァが積極的に前線に飛び出す。ミランはダニマルにバデリをマークさせるが、全体的なプレス強度不足でジェノアのボール保持を許す序盤。
ミランの保持の型は4-1-2-3。ジェノアはミドルゾーンからカイセドがガッビア、トモリにはエクバンがプレスし、テオにはポルタノーヴァがズレて対応。トナーリにはバデリが覗きに行く。ブロック守備は4-5-1。
2分、中盤でボールを奪い、クルニッチ、トナーリと繋ぎダニマルが運ぶ。ハーフウェイラインからPAまで持ち込みシュートを撃つがエスティゴーがブロックしCK。2本目のCKでメシアスのインスイングのボールをニアでクルニッチが頭で合わせるがバーに嫌われる。
15分、自陣からフリーのファンフースデンが持ち上がってPA手前から左足でミドルシュートを撃つがメニャンが弾き出しCK。ポルタノーヴァのファーへのボールをエスティゴーがテオの上から叩き込みジェノアが先制。
23分、左膝を痛めたトモリに代わってフロレンツィが入り、両SBを上げる2-4-3-1に変更。
40分、イェボアーが左サイド深い位置でキープ。カイセドに下げてメレゴーニからPAに入ったエクバンにパス。エクバンが深くまで持ち込んで折り返したボールをポルタノーヴァがゴール前でシュートを撃つが枠を捉えられない。
0-1で前半終了。
45分、右サイドで受けたエクバンが左ハーフスペースまで運び、折り返しにポルタノーヴァが合わせるがミートできず。
48分、メシアスのFK。ジルーが折り返したボールをガッビアとクルニッチが狙うがシェンペールが弾き出す。
56分、カルルがイェボアーを引きつけてトナーリにパス。トナーリがワンタッチで右サイドのフロレンツィにパス。メシアスがバスケスの裏に走ってファンフースデンを釣り出し、フロレンツィが中央で数的優位のダニマルに斜めの楔。ダニマルがスルーしてジルーからリターンを受けようとするが、ジルーのパスはエスティゴーが引っ掛ける。
71分、エクバンに代わってカッサータが入り、ポルタノーヴァがRWGに移動。
73分、テオの無謀なドリブルは止められるが、トナーリがジェノアのパスミスを拾い左に流れたブラヒムにパス。ブラヒムはヘフティの背後に内側から走ったテオにパス。テオがワンタッチでクロスをあげると、ジルーのドンピシャヘディングシュートが左隅に決まってミランが追いつく。
76分、ブラヒムが左サイドからジルーとワンツーで突破を狙うがファンフースデンがブロック。しかし、ファンフースデンの縦パスをトナーリがインターセプトし2次攻撃。ブラヒムから受けたレオンがヘフティを抜いて折り返しにジルーが頭で合わせるが上手く当てきれず。
80分、トナーリからテオに展開。テオがレオンとのワンツーで左サイドを突破し折り返すが、ファンフースデンがブロックしたこぼれ球をバカヨコとフロレンツィが被ってしまう。
86分、パンデフ投入でジェノアはメレゴーニがLSHの4-4-2に変更。
1-1で後半終了。延長戦に突入。ミランとジェノアは11-12シーズン以降、延長戦に突入した回数が最も多い2チームらしい。
11/9 - AC Milan (11) and Genoa (9) have gone to extra time for the most times, in #CoppaItalia, since 2011/2012 onwards. Habitué.#MilanGenoa
— OptaPaolo 🏆 (@OptaPaolo) 2022年1月13日
92分、右サイドでボールを奪ったブラヒムが運び、中央を上がってきたテオにパス。テオは中央に入ってきたサレマにパスを出すが、その後が繋がらず。しかし、バカヨコがパンデフのボールを突くと、ブラヒムに渡り、ジルーからレオンにパス。レオンがエスティゴーの股抜きシュートを撃つがシェンペールがファインセーブ。
94分、トナーリのアウトカーブのかかったミドルシュートは僅かに枠の右に逸れていく。
95分、ヘフティからポルタノーヴァへのパスをテオがインターセプト。ブラヒムがレオンに繋ぎ、レオンからエスティゴーの裏に抜け出したテオにパス。テオがサレマに横パスを出すがトラップが大きくなりファンフースデンが蹴る。
98分、ジルーのクロスのこぼれ球を拾ったブラヒムからPA左のブラヒムにパス。テオがワンタッチでシュートを撃つが枠の上に外れる。
101分、ブラヒムがポルタノーヴァのファウルを受けてクイックリスタート。レオンが左サイドで受けて左足でクロスを入れると、ミスキックがそのままシェンペールの上を越してゴールネットを揺らしミランが逆転。
2-1で延長前半終了。
107分、ジェノアのCK。クリアボールをバデリが頭で前に入れ、デストロが仕掛けたこぼれ球をエスティゴーが左足でミドルシュートを撃つが僅かに枠の上に外れる。
108分、降りたパンデフからメレゴーニへのパスをフロレンツィがインターセプトし、サレマにパス。サレマがフロレンツィに一旦戻してリターンを受けると、バスケスを抜き去ってマイナスに折り返す。ブラヒムが右足でシュートを撃つが枠の上に外れる。
109分、バデリのサイドチェンジを受けたギリオーネがミドルシュートを撃つがメニャンが弾き出す。
111分、ギリオーネがパンデフとワンツーを狙うが、パンデフのリターンをテオがインターセプト。レオンに縦パスを入れ、落としを受けたトナーリが駆け上がるテオにスルーパス。ゴール前でテオのパスを受けたサレマが流し込んでミランが3点目。
3-1で試合終了。
ミラン
序盤はジェノアのボール保持にプレスをかけきれず、持たれる時間が多く、セットプレーから先制点を許す。後半から強度が上がり、62分の3人交代でギアを上げて同点に。延長戦に入ってしまうものの、決定機を創出し続けて準々決勝進。準々決勝の相手は来週行われるラツィオvsウディネーゼの勝者。
2CB+アンカーへのプレスがハマらない試合が目立つ。
56分のチャンスは理想的な相手組織の崩し方だっただけに得点に繋げたかった。
トモリは左膝内側半月板損傷で手術を受けて1ヶ月離脱。カルル、ガッビア、フロレンツィは素晴らしい。
Official Statement: @fikayotomori_ ➡ https://t.co/mQszotfsQB
— AC Milan (@acmilan) 2022年1月14日
Comunicato Ufficiale: Fikayo Tomori ➡ https://t.co/c4BnfbNCXT #SempreMilan pic.twitter.com/FsvcH3as5c
トナーリはひとまずお疲れ様。ユヴェントス戦に備えてください。
レオンとテオでまた左サイドを蹂躪。1人では止められない人が2人で来たら無理ゲー。
メシアスは疲労からかボールが足についていなかった。レビッチは中に入りすぎなのでもう少し外にもいてほしかった。試合勘不足なのかヴェネツィア戦でも判断が良くなかった。
次は月曜日にホームでスペツィア戦。心臓のトナーリを欠くため落ち着いたゲームにするのは難しそうだが、高い強度と個の力で粉砕したい。
ジェノア
前半は良かったが、これがシェヴァの延命に繋がるのか?
ポルタノーヴァが良かった。
エスティゴーはブライトンからのレンタルということで将来が楽しみ。
ヘフティの耳がエルフみたい。
主審 Gianluca Aureliano VAR Alessandro Prontera
アドバンテージの取り方があまり上手じゃないと思ったが、逆転の場面は止めてくれたのが良い方向に転がったと思う。