自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

22-23CLGS第1節 vs ザルツブルク(A)  「悪くない」はポジティブに

 ダービー勝利で勢いをつけて中2日でオーストリアに乗り込む7連戦の4試合目は今季のCL初戦。久々の出場だった昨季は厳しい組分けやミスジャッジなど、運にも見放されてグループステージ敗退に終わった。今季はチェルシーザルツブルクディナモ・ザグレブと対戦。まず、最初の2試合でザルツブルクディナモ・ザグレブからしっかり勝ち点を奪い、3・4節のチェルシー戦を迎えたい。

 

 ザルツブルクオーストリアブンデスリーガ9連覇中で今季は6勝1敗、18得点3失点で首位。1敗はシュトゥルム・グラーツ戦で、今夏アタランタに移籍したNEXTハーランドと呼ばれるホイルンドの2得点に屈した。現在は公式戦6連勝中。チーム内得点王はオカフォーとフェルナンドで4得点。監督は就任2季目、34歳のドイツ人。

 

インテル戦後の2日間

 CLの登録リスト。25人中、自国育成枠4(ミランテ、フロレンツィ、トナーリ)、クラブ育成枠4(カラブリア、ガッビア、ポベガ)を除く17人から漏れたのはイブラ(負傷中)、タタルシャヌ、バカヨコ、アドリ、チャウ、ヴランクス。中盤の頭数が心配。

Milan | Squad | UEFA Champions League 2022/23 | UEFA.com

 

 デ・ヨング兄貴がシェヴァとゴルフ。

 

先発&フォーメーション

 ミランはイブラ、フロレンツィ、クルニッチ、レビッチが負傷欠場。イブラ、タタルシャヌ、バカヨコ、アドリ、チャウ、ヴランクスは登録外。ユングダルがベンチ入り。

 ザルツブルクウェーバー、ピョントコフスキ、スチッチ、ディアンブ、セク・コイタが負傷欠場。

 

スタッツ&控え&ハイライト

Salzburg-Milan | UEFA Champions League 2022/23 | UEFA.com

 

流れ

 

 ザルツブルクのプレスは2トップがサイドに誘導し、SBにIHがプレス。カメリはボールサイドのボランチをマークする。2トップはサイドに誘導した後はCBに戻させない、やり直させない位置を取るため、ミランは縦に早くWGとSBの1vs1を活用するか、中央に残るボランチを使って展開したい。

 ミランのプレスは右はサレマがウルマー、カラブリアがケアゴーにプレス。左はレオンがソレ、トナーリがデディッチ、テオがカパルドにプレス。ザルツブルクはSBの裏にCFが流れて起点を作る。

 

 ザルツブルクのキックオフ。ソレがロングボールを蹴り、べナセルがヘディングしたボールをカパルド、カメリ、サイヴァルド、カパルド、フェルナンドと中盤でショートパスを繋ぎ、フェルナンドが左サイドのウルマーに展開。ウルマーのアーリークロスにカメリとクロスして入ってきたカパルドが頭で合わせるが枠の上に外れる。

 1分、ゴールキックを低い位置で受けたテオにカパルドがプレス。トナーリが左に開いてテオから受けて飛び込んできたカメリをかわして運ぶ。サイヴァルドもかわし、内側を駆け上がってソレの背後に抜け出したテオにスルーパス。パヴロヴィッチがカバー。

 7分、ザルツブルクのビルドアップ。ゴールキックを低い位置で受けたウルマーにサレマーケルスが中切りでプレス。ウルマーはサイドに流れたオカフォーにパスを出すが、カルルとベナセルで挟み、カメリへのパスをトモリが前方に大きく蹴り出す。ジルーがパヴロヴィッチと競り合いマイボールにしてそのまま角度のないところからシュートを撃つがケーンがキャッチ。

 13分、ミランのビルドアップ。ゴールキックを低い位置で受けたテオにカパルドはプレスに行かず、左に流れるトナーリをマークし、カメリがべナセルをマーク。CBに繋がせてメニャンに蹴らせる。

 16分、ミランのビルドアップ。ゴールキックを受けたカルルにオカフォーがトナーリを消しながらプレス。横パスを受けたカラブリアにケアゴーがプレスし、カメリがトナーリをマーク。ベナセルがサイドに開いて受け、ウルマーが寄せる前に前を向き、デ・ケテラーレ、トナーリ、テオと繋いでサイドチェンジ。テオはサイドに張ったレオンに渡し、内側を駆け上がってリターンを受けると、PA手前でカパルドに倒されてFKを獲得。

 ザルツブルクのプレスが弱まり、ミランがミドルゾーンで保持する時間が増える。

 27分、ウルマーが左サイドから斜めにフェルナンドへパスを出す。ベナセルが足を伸ばしてブロックするが、こぼれ球をフェルナンドが拾いオカフォーにパス。オカフォーがカルルの股を抜いてかわし、シュートがメニャンの股も抜いてネットを揺らす。ザルツブルクが先制。

 31分、ミドルゾーン左サイドでテオが前方のレオンにパス。レオンはトナーリに落とし、デ・ケテラーレが左サイドに流れて空いた中央で受け直す。ハーフスペースを上がってきたカラブリアに繋ぎ、大外のサレマに展開。サレマはそのままPAに入っていったカラブリアにパスを出すが僅かに合わず。

 35分、右サイドのスローインをジルーが落として、トモリ経由でテオにサイドチェンジ。低い位置で受けたテオが一気に持ち上がり、パヴロヴィッチとウルマーの間でフリーのジルーにラストパスを出すが合わない。

 39分、テオのパスをデディッチがカットし、カパルドからパスを受けたオカフォーがトモリを抜こうとするがトモリが防ぎ、テオが左に開いたデ・ケテラーレに繋ぐ。デ・ケテラーレが右足で内側を上がるベナセルにパスを通してカウンター。ベナセルが運び左のレオンにパス。レオンはPA内で冷静にジルーがウルマーを引き付けてフリーのサレマへ横パス。サレマが左足で思い切ってシュートを撃つと、ケーンの手を弾いてネットを揺らしミランが同点にする。

 ザルツブルクはプレス再開。

 45分、カラブリアから下がりながらパスを受けたサレマがウルマーとカメリをかわして中央から左サイドのテオにパス。テオが中央のジルーに斜めのパスを入れ、落としをデ・ケテラーレが右のレオンにパス。しかし、レオンは時間をかけてやりきれず。

 1-1で前半終了。

 52分、ベルナルドが左に開いたオカフォーへサイドチェンジ。オカフォーがカラブリアをかわし、カラブリアの裏に入ったケアゴーにパス。ケアゴーがゴール前に折り返すと、テオの外から入ってきたフェルナンドが合わせるが枠の上に外れる。

 62分、デストから内側でパスを受けたサレマが内側に入ったレオンに付いていったデディッチの背後に走ったポベガにロブパス。ポベガが切り返して左足でシュートを撃つが枠の右に外れる。

 65分、ザルツブルクはケアゴーがトップ下、LIHにサイヴァルド、アンカーにグルナ=ドゥアト。

 83分、テオが左に張ったレオンにパス。レオンは内側のポベガにパス。ポベガは上がってきたテオにパスを出す。ベルナルドがカバーするがテオが粘ってポベガに繋ぎ、ポベガがPA手前のオリギにパス。オリギがターンしてパヴロヴィッチの背後を取ったブラヒムにスルーパスを出すがブラヒムより先にケーンがキャッチ。

 87分、左サイド低い位置でミランスローイン。トナーリの落としを受けたテオがサイドチェンジのパスを出すが、PA手前でシェシュコがカット。そのまま左足でコントロールシュートを撃つが僅かに枠の左に外れる。

 90分、押し込むミラン。デストのパスはサイヴァルドがブロックするが、こぼれ球をポベガが拾い、内側のテオに下げる。テオは左のレオンに渡し、チャンネルに走ってレオンからのリターンをワンタッチでゴール前に折り返す。オリギが左足でトラップし反転して右足でシュートを撃つがミートしきれずケーンがキャッチ。

 90+3分、自陣でミランスローインを奪ったウルマーがシェシュコにパスを出すが、トナーリがすぐに寄せてアダムへのパスをカルルがインターセプト。カルルが中央のオリギに斜めのパスを入れ、落としをブラヒムがワンタッチで左サイドのレオンにパス。レオンが右足でシュート性のパスを入れると、ベルナルドに当たったボールが右ポストに直撃。

 1-1で試合終了。

 

ミラン

 

 ダービーから中2日、サレマ以外連戦の先発メンバーでアウェイのザルツブルク戦は予想通り難しい試合になった。とはいえ、クルニッチ、フロレンツィ、レビッチら信頼できる控えメンバーが揃って負傷中のため、ピオーリの選択は理解できる。ザルツブルクのプレスの時間が想定よりも少なく、持たされるような時間が長かったり、ビルドアップ時のボランチの動きへの対応が早かったり、プレスバックが速かったり苦戦した。あと少しで得点という場面も少しは作ることができていたが、ラストパスの精度不足など、質も量も物足りないのが事実。それでも、サレマがキレのある動きを見せて得点も奪い、オリギがラストパスとシュートで惜しい場面に絡んだのはポジティブな点。チェルシーが敗れただけに勝っておきたがったが、日程、コンディション、場所、相手など総合的に考えると悪くない勝ち点1となった。

 

 次は中3日でアウェイのサンプドリア戦。その次が中3日でホームのディナモ・ザグレブ戦。そして、IMW前7連戦最後の試合が中2日でホームのナポリ戦。ナポリ戦に向けて結果とコンディションの二兎を追っていきたい。

 

ザルツブルク

 

 国内リーグのハイライトを3試合観たが、2トップが離れてCB間を広げたところを斜めの動きで、中央で数的優位を作って突破したり、SBがサイドを駆け上がってフィードを受けたりおもしろい攻撃をしていた。

 ケーン、デディッチ、カパルド、サイヴァルド、ケアゴー、フェルナンド、オカフォーが良かった。デディッチはレオンに振り切られなかった。カパルドとサイヴァルドはプレー強度が高い。ケアゴーはデ・ケテラーレみたい。オカフォーはWC予選のアッズーリ戦でも厄介だった。

 左利きCB兼SBのウェーバーがいないのが個人的に残念だった。

 

主審 Srdjan Jovanovic (SER) VAR Bastian Dankert (GER)

 

 特になし。