自業自得記録地獄

主にACミランに関する備忘録。

22-23PSM4戦目マルセイユ戦

ヴォルフスベルガー戦後の流れ 

 7月29日、ダニエル・マルディーニがスペツィアにドライローンで移籍。

 

 7月31日、PSM4試合目は昨季リーグアン2位で今季はCLに出場するマルセイユ戦。

 

先発&フォーメーション

 ポベガが負傷。オリギは調整中。ブレシアニーニは移籍の可能性。

 ベンチ入りして未出場はタタルシャヌ、ミランテ、クービス。

 

ハイライト


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雑感

 マルセイユは昨季の主力中の主力であったブバカル・カマラとサリバが退団し、7月頭には続投予定だったサンパオリとの契約解除を電撃発表。後任に昨季はエラス・ヴェローナを率いて結果を残したトゥードルが就任した。フランス代表RWBのクラウスを獲得し、アーセナルからヌーノ・タヴァレスをローンで獲得したうえに、監督の古巣エラス・ヴェローナからラゾヴィッチの獲得を狙っている模様。

 システムはエラス・ヴェローナ時代同様に相手に合わせて攻守で3-4-2-1と3-5-2の可変を行う。マンツーマンプレスとミドルゾーンブロックを併用するのも変わらないが、サンパオリの遺産(?)を活かすつもりなのか、エラスではあまり見られなかった最後尾からのビルドアップに挑戦している。ウディネーゼ時代の方がやっていた記憶がある。

 

incursore.hatenablog.com

 

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 そんなほぼエラス・ヴェローナマルセイユに対して、序盤のミランのビルドアップは低い位置ではメニャンと4バックでパスを回し、フリーの選手が運ぶか、メニャンのディストリビューションとSBからへのパスでプレスを剥がす。ミドルゾーンではカラブリア、カルル、トモリが3バック化すると、メシアスが右サイドで幅と深さを作った手前のスペースをブラヒムが活用した。左はテオが外、レビッチかジルーがハーフスペースに降りる立ち位置が基本。30分のブラヒムとメシアスの決定機はレビッチが中央に降りてカルルからパスを受け、裏にパスを出したのが起点だった。

 プレッシングは高い位置から3バックにレビッチ、ジルー、メシアスを縦切りでぶつける。中盤はそれぞれが近い選手を捕まえる。ボールサイドのWBにはSBが対応し、逆サイドのSBは中央のカバーを意識した立ち位置を取る。マルセイユのGKの技術が低いこともあり簡単にハメてマイボールにすることができた。

 剥がされたのは21分のゴールキックの場面で、べナセルはトナーリにロンジエに付くように指示を出しているがトナーリの背後にはジェルソンがおり、その背後にはトモリとルイス・スアレスが1vs1の状況。逆に右側はパイエをベナセルとカルルで挟んで人が余る状態になっていた。PA内で受けたグェンドゥージからロンジエにパスが通り、トナーリが寄せるがジェルソンに通され、ジェルソンからルイス・スアレスにパスが出るが、ボールから目を切ったルイス・スアレスのミスでトモリがボールを奪い事なきを得た。

 後半はマルセイユのCFがポストプレーの上手いミリクに替わったことで中央でパイエ、ジェルソンとの絡みが生まれ、左サイドに推進力のあるヌーノ・タヴァレスが入り、1トップ+2シャドー+両WBで迫力ある攻撃を見せるようになり、謎の若手巨人CBスレイマン・イサク・トゥーレが退場するまでは互角の内容に。

 ミランはレオンとアドリが入り、レオンが幅を取りテオが内側でプレーをする機会が増加。アドリは幅広く動いて顔を出し、ボールを失わずに捌いていく。相手の退場で数的優位を得てからは押し込んでカウンタープレスの形が何度も見られた。

 

 メシアスは戦術的に重要なタスクをこなしただけでなく、サイドからの裏抜けでチャンスを量産して1G1Aと結果も残す素晴らしいパフォーマンスだった。

 アドリの活躍とデ・ケテラーレの影に尻を叩かれたのか、ブラヒムはシンプルなプレーに徹して効果的な働きを果たした。

 テオが超元気だったり、復帰戦のケアーが短時間とはいえ普通にプレーできていたり、ラゼティッチが良いポストワークを見せたりした一方で、レオンとトナーリはまだコンディションが上がってなさそうだが2週間あると考えれば問題なさそう。

 

 マルセイユの謎の若手巨人CBスレイマン・イサク・トゥーレは約5分で退場したが、204cmの超高身長に加えて、レオンに置いていかれないスピードも、積極的に攻撃に絡める技術と意識も併せ持つ大器の予感がする。周りと比べて明らかにデカすぎるとおもしろい。

 

 

 次が最後のPSMで、開幕1週間前の8月6日にセリエBヴィチェンツァ戦。